2025年 令和7年 巳年の新年を迎えた。世界中がさまざまな変化の真っただ中にあり日本は閉塞感の強い世相が続いているが、蛇は脱皮を繰り返し変身する縁起の良い干支である。心掛けによっては金運も良くなるらしい。榮太楼もさらなる変革にチャレンジしみんなで稼ぐ力を強くしていきたい!
人口減少、物価高もふくめた消費構造の変化、大地震発生リスクの高まり、地球温暖化にともなう天変地異、トランプ大統領再登場にともなう国際情勢の変化、ロシア、中国、北朝鮮、韓国等の日本の近隣諸国のスタンスの危機的変化など日本の抱える問題は深刻になっている。秋田県も人口が89万になり毎年17000人以上が減少し人口問題において日本のトップランナーになっている。洋上風力では秋田は先進地になっているが、あきたの強みを発揮し移住定住人口を増やし外貨を獲得できる工夫をしていかなければ秋田は消滅の危機を迎えるかもしれない。
知恵を出し秋田榮太楼の菓子をどんどん増売してしっかり利益をだして秋田の活性化に貢献できる会社にしていくことが私たちの使命である。力をあわせて頑張ろう!!
新年のお菓子は例年のように花びら餅、鶯餅でスタートした。お年賀のあいさつ回りをされる方が年々少なくなっていて、年末年始の帰省客がいなくなると1月の秋田はものすごく静かになってしまう。15日からいちご大福がはじまり、桜咲くさくらゼリーも店頭に並んだのでお店は一足早く春が来た感じで明るくなった。菓子店で大事なのは季節感である。外はまだ雪景色でも榮太楼のお菓子ですこしでも春を感じてもらいお菓子を食べて豊かなときを過ごしてもらえたらと思う。いちご大福はいちご等の高値もあり一つ350円での販売になったが、さくらゼリーは昨年と価格据え置きの380円。タカシマヤ等の百貨店からのオーダーも入ってきた。桜のスイーツはものすごい種類が増えてきてさくらゼリーはここ数年落ち着いているが、なんといっても弊社が元祖桜ゼリーなので今年はさまざまなアプローチを強化して売り上げを増やしていきたい。
仙台と盛岡のJRグループと藤崎、仙台三越、川徳百貨店に営業にまわり、さくらゼリーとさなづら、みるく饅頭を売り込んできた。地元秋田の直営店がもちろん大事であるが、東北管内での販売も強化していきたい。
商工会議所の新年会がキャッスルホテルで開催され600名以上が参集して賑やかだった。辻会頭、佐竹知事、穂積市長からも年頭の挨拶があり、多士済々の皆さんと年始の挨拶をすることが出来た。知事もおっしゃっていたが時代が大きく変化している中、発想を転換し商売のやり方を変えていかなければ地方中小企業の生き残りはむつかしい。秋田で商売している我々も勇気と知恵をだして元気に活性化にチャレンジしていきたい。
正月には寅年、卯年、辰年の同世代のメンバーで新年ジャストミートの会を大町ビルで開催した。私の秋田高校、附属中時代の仲間も多数出席したので久しぶりにいろいろな情報交換をすることができて嬉しかった。知事選挙に出馬表明をしている猿田和三くんからさまざまな思いを込めたスピーチがあった。ふるさと秋田を心から愛し、この秋田をよりよき方向に前進させ、秋田消滅の危機を救うのは猿田くんしかいないと確信した。秋田のトップリーダーとして活躍してくれるように私たちも神輿を担いでいきたい。
秋田信用金庫秋田地区合同新年会が300人以上参加してキャッスルホテルで開催された。私は司会を頼まれていたのだが、王鵬の件で取材もありバタバタしてしまい、なんと司会者が遅れてしまい、謝りながら相撲の速報をつたえてお許しいただいた。深澤会長や秋田信用金庫の菅原理事長から新年にあたっての挨拶があった。あきしんの皆さんと参加した企業の経営者が懇談しながらいろいろな話題でもりあがり盛会だった。アトラクションは小野リカルドリンタロウさんのギター演奏でなかなか良かった。
この冬は青森や秋田県北部は大雪になっているがこの秋田市周辺は雪が少なく除雪もしなくて済むくらいで過ごしやすい状態が続いている。来客があり鶴の湯温泉にいって雪の露天風呂にはいったが台湾や韓国からも旅行客がきていて賑わっていた。ヤマノイモ鍋も美味しかった。
秋田のオーパスは適度な積雪で家族連れで賑わっている。孫を連れて何度かオーパスにいったがこどもたちの歓声が響くゲレンデは楽しくていいものである。私も童心にかえってそりを滑ったり、孫にスキーを教えていっしょにリフトにのってスキーをエンジョイした。大平山観光開発の初代社長は亡父・敬二郎だったので私が孫とスキーをしているのを空の上から見て喜んでいるかもしれない。
大相撲初場所、大嶽部屋の夢道鵬(大鵬の孫で王鵬の弟)が幕下で7戦全勝優勝をした。素晴らしい相撲だった。夢道鵬は昨年は体調がいまいちでなかなか勝てない時期があったが体重も15キロくらい増えて150キロになり相撲のパワーが強くなった。今場所は王鵬の付け人をしながらの快進撃でインタビューに真摯に答える姿もとても良かった。私も感動した。よくやった夢道鵬!
王鵬は12勝3敗。2敗の金峰山を千秋楽に破り大関豊昇龍と3人による優勝決定戦になったが豊昇龍に敗れ初優勝は果たせなかった。初の三賞となる技能賞を受賞した。祖父大鵬の32回目の最後の優勝が昭和46年初場所なので54年ぶりの優勝を期待したが残念。近いうちに優勝するだろう。王鵬は顔つきも変わり、安定感があり確実に強くなった。すべての解説者が褒めていた。引かなくなったし体勢が悪くなっても攻め続けている。苦手だった力士を圧倒して白星を積み上げてきた。おおいに期待したい。これで新三役も確実である。春場所、夏場所もこの勢いで行けば最短で6月には新大関昇進もあるかもしれない。豊昇龍の横綱昇進は決まったが、琴桜の綱とりは白紙に戻ったので、王鵬はここで早く追いついて、大関になって旋風を巻き起こしてほしい。
王鵬どら焼きも大ブレークしている。秋田経済新聞に載ってネットニュースで全国に流れ、読売新聞、朝日新聞からも取材があった。NHK秋田も取材にきて夕方のニュースこまちで王鵬の特集をしてくれた。南通り店で王鵬どら焼きの取材も受けたのでかなり宣伝効果があり、工場でもどら焼きを増産したが、ネットでのオーダーも増え、金曜日から毎日王鵬どら焼きフィーバーになっている。
また、初三賞受賞で王鵬おめでとうセールを直営店6店舗で3日間開催することにした。(王鵬の勝ち星にあわせて12%引き)
王鵬ファンの皆さんにいっしょに喜んで盛り上げていただきたい。
王鵬はまさに覚醒した。GOGO王鵬!!!
榮太楼も頑張ろう! どすこいどすこい!
社長 小国輝也