2025年9月11日 木曜日 | 輝進VOL355   2025.8.25 はコメントを受け付けていません

猛暑がつづいているが、秋田は6日に雨が降ってからは最高気温は7月に比べると少し落ち着いてきた。とはいっても熱帯夜がつづき、後半は全国的にあちこちで線状降水帯が発生してゲリラ豪雨に見舞われたり尋常ではない被害がでている。秋田では20日の集中豪雨で仙北市桧木内川が氾濫し家屋の浸水被害が出てしまった。まさに日本は熱帯のような気候に変わってしまった。
海温も上昇し、魚の漁獲量も変化している。ニュースをみてたら、北限のサンゴが新潟から山形まで北上したとのことだった。当然農作物や果樹にも影響が出ている。コメも含め今年の収穫の秋は様々な影響が出そうである。食品の価格高騰がさらに強まりそうで心配している。

トピコ店は5月以来、販売力強化をしてきたが、この夏はかなり好調に推移している。商品を絞り込み、重点販売商品のフェイスを広げディスプレイを工夫して声掛けを徹底するなど、主にさなづらとみるく饅頭どっこいしょーを強化してきたが、他店も含めて成果が出てきている。

さなづらは5月に値上げしたが、お土産として順調に動いている。山葡萄の希少価値と美味しさをさらに商品で表現できる工夫をして、日本を代表する銘菓に押し上げていきたい。

みるく饅頭どっこいしょーは発売から一年がたち秋田のお客様にかなり浸透してきた。竿燈まつり期間には駅を中心にブレイクした。弊社直営店はもちろんのこと、秋田空港やアトリオンの物産振興会、いとく各店、イオン等での売り上げが伸びた。季節限定の抹茶みるくとのセットが人気だった。召し上がったお客様から大変美味しかったからとのことで、再度のご用命をいただいたりした。
全国的に乳菓はたくさんあるが、食べ比べると弊社のみるく饅頭の味の評価が高いようである。秋田を代表する乳菓としてパッケージや見せ方・売り方をさらに工夫して大ヒット商品に育て上げていきたい。9月からは抹茶みるくに代わって、かぼちゃバージョンを新発売する予定である。通年販売商品として、この秋もさらに秋田を元気にするためにも榮太楼のみるく饅頭をどんどんアピールしていこう。
どっこいしょーどっこいしょー!!

今年の竿燈まつりは団体客の減少傾向で昨年より客数が少なかった。曜日配列や、関西での大阪万博人気、物価高による消費者の節約志向、ライフスタイルの変化等いろいろ原因が想定されるが、私はコロナ明け後の観光業界のさまざまな値上げラッシュが響いているように思う。飛行機、バスなどの交通機関、ホテル旅館の宿泊代金のオンとオフの劇的価格差による割高感が大きい。首都圏から東北のまつりで旅行にくるとひとり20万近くかかってしまう。様々な背景はあるがそのあたりを直していかないと秋田への観光客数アップは厳しいことになりそうだ。

私は34回目の総合司会をつとめたが、竿燈まつりは今年もものすごく盛り上がり、最終日こそ雨になって時間短縮で終了になったが、おおむねお越しいただいたお客様には喜んでいただいたようである。竿燈会の指し手も張り切って燃えに燃えていた。今年は昨年より3本ふえて、266本の竿燈が出竿した。昼におこなわれる竿燈妙技会も後半は市立体育館でおこなったが、来場者も多くかなり熱い妙技会になった。今年は団体規定演技が柳町の2連覇。自由演技は秋田県立大学が優勝した。
年々、指し手のレベルが上がってきている。子供たちの明るく元気な竿燈もほほえましい。竿燈が上がり続ける限り秋田は不滅である。
どっこいしょーどっこいしょー

竿燈まつりにあわせて、札幌・菓子の樹の田中先生もお越しになり。数十年ぶりの竿燈を楽しんでいただいた。工場スタッフともコミュニケーションがとれて、田中先生にはいつも親身になったアドバイスをいただいている。

東京から仲間が来たのにあわせて、附属中学校時代の有志の会があり、ひさしぶりにあったメンバーといろいろな話ができた。

サノファーマシーの佐野元彦社長の旭日双光章受賞祝賀会が秋田キャッスルホテルで開催された。佐野さんは秋田商工会議所の副会頭をつとめ、ほかにも経済界のさまざまな役職を持ちながら、秋田の活性化にご尽力されている。秋田ノーザンハピネッツの会長でもある。みなさん話していたが、佐野さんがいなければ秋田にプロバスケットチームはできなかったかもしれない。佐野さんのお人柄と人脈で盛大な祝賀会になった。私も公私ともにお世話になっている。先輩にあやかって元気に前向きに頑張っていきたい。

チーム幽玄によるチェロのアンサンブルコンサートがアトリオン音楽ホールで開催された。秋田のチェロ演奏家39名による演奏もあり、幽玄の5名のみなさんの演奏も素晴らしかったが、感動的なコンサートになった。メンバーの森義丸さんは私の長女の中学校合唱部の同期である。義丸さんはトークも素敵で会場はとてもなごやかに盛り上がっていた。
大相撲由利本荘場所が開催され、満席のファンが7年ぶりに秋田でおこなわれた大相撲巡業を楽しんだ。一番人気はやはり祖母が秋田市出身の王鵬で会場での声援がものすごかった。土俵入りでは私の孫の凛之(りの)を抱っこして土俵に上がりとても盛り上がった。この秋田の大声援を力にかえて秋場所では大活躍してほしい。

作詞家・東海林良プロデュース湯沢音楽ミュージアムコンサートIMAGINが開催された。東海林さんは昔からの知人で東海林太郎生誕100年祭からいろいろお世話になっている。地元湯沢の人をはじめ参集したお客様は皆さん笑顔で楽しんでいた。秋川雅史さん、堀内孝雄さん、渡辺真知子さんのビックスリーのステージはとても感動的ですごかった。楽屋で東海林さんからそれぞれの皆さんを紹介いただき話をさせていただいた。すばらしいお人柄に感銘をうけた。おみやげにさなづらとみるく饅頭をお渡しした。勇気と元気をもらったIMAJINだった。東海林さんが挨拶の中で「あきた あきらめるな!」と話していて心に響いた。ありがとうございました。

日本舞踊の会がミルハスで開催された。ユーランドホテル八橋の松村社長の奥様が坂東流の師範で、お嬢さんも未来を担う子どもの踊りの部にでて、とてもかわいらしく上手な踊りを披露した。松村さんの奥様・坂東桜朱さんの君が代松竹梅は圧巻の踊りで群を抜いていて素晴らしかった。お菓子のご用命もいただいた。感謝!
久しぶりに拝見したが、日本の伝統文化でもある日本舞踏の世界は素晴らしい!
榮太楼も夢と希望の菓子創りに邁進して皆さんに感動していただけるよう頑張ろう!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年9月11日 木曜日 | 輝進VOL354   2025.7.25 はコメントを受け付けていません

梅雨明けして連日暑い日が続いている。最低気温が25度、最高気温が32度超えの日が秋田でも多くなっている。全国的に35度以上の猛暑日が多くなっており、北海道でも38度以上になったりこの夏の暑さは尋常ではない。地球温暖化の影響が顕著だが日本は亜熱帯気候になってしまった。お菓子の売れ筋も昔と比べてかなり変化している。ゼリー、かき氷等の冷菓子でお客さんをグッと引き付けるものがないと夏の売り上げアップは厳しい。弊社もさなづら、さなづらゼリー、さなづら葛ようかんの動きはいい感じがする。みるく饅頭(どっこいしょどっこいしょ)も重点販売しているので、竿燈まつりの季節到来、積極的にお客様にアピールしていきたい。

いとく新国道店では先月から生ドーナツを限定販売しており、リピーターもついて評判がいい。なかでも生クリームとカスタードの人気が高かった。今月末でお休みして8月はあんみつの種類を増やして強化していくことになった。
幸町店の生クリームあんぱんはリピーターがついて安定して売れるようになってきた。お客様がほしくなるものをタイムリーに提供していくことが大事である。
南通り店ではイートインコーナーは暑くなってきてみたらし団子がすこし苦戦している、あんみつソフト、さなづらソフトの人気が出てきた。集客につながる工夫をして売れ上げアップを図っていきたい。
トピコ店は5月から最重点店舗としてディスプレイや売り方の工夫をしてきたが今月は予算をオーバーする売り上げになっており好調である。さなづら、みるく饅頭をさらに強化して夏の売り上げを最大化していきたい。

秋田県物産振興会の役員改選があり澤田さんが新社長に就任した。ご挨拶に行き情報交換をしたが、観光土産の売れ方もかなり変化してきているので知恵を絞っていきたい。今はアトリオンでも東京有楽町のふるさと館でもさなづらは伸びてきているのでさらに押していきたい。
秋田空港ターミナルビルの成田新社長にもご挨拶にお伺いしてきた。客数があまり増えない中、客単価をアップすることが大切である。空港のナガハマコーヒーのカフェでは金土日限定でみるく饅頭の試食を出してもらっている。さなづらとともにみるく饅頭の認知度をあげてこの夏の秋田土産のTOPに育てていきたい。

白河の大黒屋の古川社長が来秋して、大町振興組合の高堂理事長とあくらで食事しながら情報交換をした。星辻神社のだるま祭りでのだるま最中の人気は年々高まっているようである。春に紹介してもらった大黒屋さんの新商品「定信」はヒットしているとのこと。さまざまな商売のヒントをいただいた。古川さんありがとう!

先月後半から鶴の湯の販売スタッフ武田さんが都合によりお休みしているので、週末に長倉君と私で鶴の湯の小屋へ販売に行っている。私は久しぶりだったが、やはり鶴の湯には全国津々浦々からお客様が来ていて、お客様と会話していても楽しかった。インバウンドの外国人はそんなに多くない感じである。日帰り入浴にきてあこがれの鶴の湯の外観をみて感動して写真を撮っている方々が多い。つるまん、鶴の湯さなづら、鶴の湯諸越、乳頭温泉どら焼きも人気で、かなり売れているが、つるまん2個入り一つとかさなづら2枚入り一つといった買い方で、以前のように箱でまとめて買う観光客は少なくなった。観光地の土産の買い方も変化している。

秋田市竿燈まつり実行委員会で、當福寺において追善供養を執り行った。竿燈まつりの会場が昭和48年に広小路から現在の竿燈大通り(旧山王大通り)に移転してから数年、まつりが大雨にたたられたことがあり当時の高田市長と私の父である小国敬二郎観光協会長たちが協議して、道路はもともと墓地があった場所であることから當福寺さんで追善供養をおこなうようになった。それ以来竿燈まつりは中止になっていない。竿燈まつりに尽力してきた先人の御霊に感謝しながら供養をさせていただいた。今年の竿燈まつりも大成功になるように盛り上げていきたい。昨年より増えて266本の竿燈が出竿することになっている。

土田牧場さんに、久しぶりにお伺いしてご挨拶してきた。土曜日だったが、たくさんのお客様がいらしてソーセージやソフトクリーム、チーズトーストを食べたり楽しんでいた。ジャージー牛のみならず、犬、兎、羊、ヤギもいて家族連れのみなさんはエサやり体験もできたりするので、土田牧場は由利本荘地区の人気の観光スポットである。永年、弊社がOEMで製造した、「風車サブレ」を販売していただいていたが、弊社の洋菓子部門商品の絞り込みもあって製造継続は厳しいので休止させていただくことになった。ただ秋にはスポットで「風車サブレ」の限定販売は対応できるかもしれない。お客様から「風車サブレ」を食べたいという要望がおおいとのこと。ありがたいことである。
土田社長ご夫妻はじめ家族スタッフの皆さんが一生懸命牧場を運営している姿をみて頭が下がる思いをした。感謝!

弊社の「あきたこまちおかき」を製造していただいている「さくら製菓」さんの工場見学に福岡常務、尾形部長、佐藤店長といっしょに行ってきた。新潟県新発田市にあるので片道4時間近くかかった。昨年の9月に工場を移転新築されたとのことで、寺尾会長からいろいろお話をお聞きしながら、工場の生産現場をご案内頂いた。衛生面に相当気配りしながら、生産効率をあげる工夫をされていて、大変参考になった。無印良品等大手のOEM製造もされているので管理はかなり厳しいが売り上げはかなり伸びているようである。ただ原料の加工用米がとてつもなく値上がりしているのでこの秋からはかなり製品の値上げをするとのことで、秋田こまちおかきも3割くらい値上がりしそうである。お客様に価値を伝える努力をしなければならない。また、ご紹介いただいて、菊水酒造の新しくできた日本酒工場兼ミュージアムも見学してきた。五感で日本酒を楽しめる空間を創っている。日本酒の文化を伝える素晴らしい施設だった。
菓子も日本酒も日本の大切な文化である。

今年の七夕の誕生日は令和7年7月7日のゾロ目だったので運転免許証の更新に行ってきた。新築になった免許センターで快適だった。

大相撲名古屋場所は大混戦になっている。横綱豊昇龍は途中休場。新横綱・大の里は12日目までに3敗。2敗で平幕の安青錦と琴勝峰が並んで、3敗で大の里、一山本、熱海富士、新入幕の草野が追う展開。安青錦がいきそうな気がする。
王鵬は大の里に勝って金星をあげたものの上位陣にことごとく負けてしまい、12日目で4勝8敗と負け越し。立ち合いは悪くないが次の攻めが弱いのと相手十分になると勝てない。幕下にさがった夢道鵬は負け越し。もう一度出直しになった。幕下納谷は現在3勝3敗。3兄弟をふくめ大嶽部屋力士の活躍を祈りたい。
大相撲戦国時代。どんどん新鋭の生きのいい関取がでてきている。来月21日には秋田で由利本荘場所が開催される。秋田県民は楽しみに応援している。秋田県の孫・王鵬の奮起を期待したい!!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年7月15日 火曜日 | 輝進VOL353  2025.6.24 はコメントを受け付けていません

旭川菓子博覧会がものすごい集客で、大成功で幕を閉じた。

秋田県菓子工業組合・秋田支部のメンバーで菓子博での秋田の菓子のPRをかねて北海道の繁盛菓子店の視察に行ってきた。酒井商会の酒井社長が添乗員件ドライバー件ガイド役の大活躍で大変有意義なツアーになった。伊勢での菓子博以来七年ぶりの菓子博だった。

旭川は人口規模は約30万人で秋田市と同じくらいの街であり、お金をかけないで大きな自治体でなくてもできる新しいスタイルの菓子博にチャレンジしたわけである。開催地旭川はじめ北海道の菓子組合の実行委員会の皆さんはここ数年準備に奔走されたようで、よく頑張ったなと敬意を表したい。

工芸菓子の展示は素晴らしい作品が多く、特に北海道洋菓子協会会長である、菓子の樹の田中英雄社長の鶴と蝦夷地の作品はスケールが大きく見応えもあって素晴らしかった。入場されたお客様の投票による感動大賞を受賞したとのこと。田中先生おめでとうございます。ほかにも函館のひとひらの吉田さんの名誉総裁賞を受賞した作品もすごかったし、チョコレートで作ったライオンも見応えがあった。菓子の包装紙を使って全国のみなさんが作った千羽鶴もすごくよかった。全国の菓子を販売するスイーツマーケットは入場するだけで1時間半待ちで長蛇の行列ができていた。一日平均平日は1200万円、土日は2000万円くらいの売り上げになったそうである。弊社もさなづら、桜咲くさくらゼリー、御幸の華を出品したが2回追加発注がきてかなりの売り上げになった。全国から来たお客様が菓子博を楽しみながら、たくさんのお菓子をお買い求めになっていた。菓子の持つパワーはすごい。秋田県PRコーナーでは私がMCで秋田のウルトラクイズを行いながら、秋田県の銘菓のプレゼントをおこない皆さんに喜んでいただいた。

ロイズチョコレートタウン、壼屋、き花の杜、サン蔵人、お菓子のほんだ、菓子の樹、白い恋人ファクトリー、北菓楼、きのとや本店などを見学させてもらい、千歳空港でも空港内の繁盛土産品を視察した。国内海外ともに北海道にくる観光客数は尋常ではないほど多く行列ができている店がたくさんあった。空港内ではきのとやグループが経営するSNOWが売り切れ続出の超人気で、きのとやのベイクドタルト、札幌農学校、ノースマンも行列が途切れなかった。繁盛しているお店は演出、見せ方、売り方がとても上手だった。いっしょに行った秋田の菓子組合のメンバーもものすごい菓子を買い込んで秋田へ帰る飛行機に乗り込んだ。北海道の繁盛店を参考して、秋田の菓子店も魅力をアップして売り上げ増を図っていきたい。

昭和40年には秋田で菓子博が開催され、弊社の小国キセが名誉会長を務めている。御幸の華、さなづらは過去の菓子博で最高賞である名誉無鑑査賞、名誉総裁賞を数度受賞している。昔の秋田はすごかった。令和の秋田ももう一度元気を出していこう。
2日でいとく自衛隊通り店を閉店した。千秋楽まで笑顔で頑張ってくれたスタッフの皆さん、ご贔屓いただいたお客様に感謝したい。いとくさんにご配慮いただき4日からは自衛隊通り店サービスカウンターでの委託販売に切り替えた。ひきつづきご愛顧をお願いしたい。

八幡秋田神社の例祭が5日に執り行われた。毎朝散歩の際に参拝しているが、厳粛な神事に参列していると神様に守られていることをすごくありがたいことだと実感した。直会では皆さんといろいろな話をすることが出来た。引菓子として「みるく饅頭どっこいしょ」をご用命いただいた。

9日、秋田信用金庫本店経済懇話会の30周年記念として、キャッスルホテルで王鵬関の講演会が行われた。AKTの竹嶋アナウンサーとの質疑応答形式での講演になったが、王鵬関が質問にたいして真摯に誠実な受け答えをしていたので、200名近い聴衆が皆さん笑顔で楽しんでいて、相撲ファンはもちろんさらに王鵬関のファンが増えたと思う。当日は付け人として兄の納谷と母・美絵子さんが来秋して同席した。懇親会もたくさんの方が王鵬関のまわりに集まり大盛会だった。さらに一歩一歩上を目指して頑張ってほしい。会合のあとサウナにはいりたいとのことだったのでユーランドホテル八橋で入浴してすこしゆっくりしてもらうことが出来た。松村社長にお世話になった。感謝!!

一年ぶりに長男の家族が秋田に帰省して数日楽しんでいった。男鹿方面や秋田ふるさと村も連れて行ったが、秋田もなかなかいいところがある。長女が4歳、長男が1歳4か月になるが、孫の成長スピードは速いものである。秋田ジジも負けないように張り切ってアテンドしたが、帰ったあとの疲労感はちょっとヤバかった(笑)
秋田調理師庖清会会長の田中公次さんが10日心筋梗塞のためご逝去された。先代の田中定雄先生から榮太楼も私も大変お世話になった。田中さんの経営されていた田中屋さんの料理や弁当は味のバランスがよくとても美味しかった。ご子息の経営する「徳」は秋田ではなかなか予約のとれない繁盛店である。葬儀では私が弔辞を述べさせていただいた。心からご冥福をお祈り申し上げます。

日本政策金融公庫の秋田支店長を囲む経営者有志の会である・KOKUKINKAIが秋田の瀧で開催された。会長は大洋ビル管理の内村会長で、私は昨年から仲間に入れていただいている。この度転勤していらした、公庫の樋口一騎秋田支店長とさまざまなお話をしながら会員の懇親を深めることが出来た。

大正琴花かげ会の創立40周年記念演奏会・祝賀会がミルハス・秋田キャッスルホテルで盛大に開催された。ミルハスでは弊社のお菓子も販売させていただいた。祝賀会は私も出席したが、佐々木琴嶺会長の心のこもった挨拶に続き、祝宴でもさまざまな余興もあって、素敵な宴だった。佐々木会長の父上である故佐々木嶺松先生には東海林太郎のイベント等でも大変お世話になりとくに国民文化祭では嶺松先生のおかげで東海林太郎音楽祭も開催することが出来た。参加された皆さんがみんな笑顔で花かげ会は素晴らしい会だなと感じた。花かげの里・山梨県甲州市からもゲストがお越しになっていた。花かげ会のますますのご隆昌を祈りたい。ありがとうございました。

奥羽決戦、ブラウブリッツ秋田対モンテディオ山形の試合が8000人近い観客が入ったソユースタジアムでおこなわれた。残念ながらひどい雨で応援するサポーターも大変だった。試合は秋田が2対3で逆転負け。なかなか秋田は今年は勝ちに恵まれていないが、選手の動きは良くなってきている。J2残留はもちろんだが上位をめざして頑張ってほしい。スタジアム建設にむけて秋田の世論をもりあげていかなくてはいけない。
私の親友である大友直くんが38年間つとめた秋田テレビを退職した。これからは秋田ステージの専務として秋田の活性化のためさらにパワーアップして頑張ってほしい。
直くんありがとう!GOGOレッツゴーすなお!!
中東情勢が大変なことになっている。トランプ大統領がイランの核施設にミサイルをぶち込んで、イスラエルとイランは停戦するといっているが、この先はたしてどうなることかわからない。世界中がきな臭くなっている。第三次世界大戦が起きないことを祈りたい。
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年7月15日 火曜日 | 輝進VOL352  2025.5.23 はコメントを受け付けていません

今月も雨やぐずついた天候の日が多く、新緑が美しい季節を迎えているのにすっきり五月晴れの日が少ない。農家の方々も困っているようである。コメ不足がつづいているので、秋に豊作にならないと大変である。米価が昨年の二倍を超える状態がつづいており、政府は備蓄米を放出したが効果がみえず、農林水産大臣が「米は買ったことがなく、いつもいただいているので、売るほどある」と不謹慎な発言をして更迭された。日本の農政をしっかり建て直す必要がある。

一俵あたりの米価は弊社が創業した1883年が2円50銭、わたしが生まれた1963年が約5000円、1983年が約18000円、そして昨年が約25000円、現在が約48000円である。現在の値上がり幅が大きく問題になっているが、40年近く少しづつしか値段が上がらなかったのがなんとなく低迷する日本を象徴している気がする。抜本的な物価高対策を早急に望みたい。

弊社は一年半ぶりに主な商品の価格改定を20日より実施した。さなづらが一枚150円、どら焼きが250円、赤まん青まんが160円‥などである。今のところお客様からは「高くなったわね」という声は届いていない。お菓子のおいしさや価値をきちんと伝えて引き続き榮太楼をご用命いただけるように努力していこう。

みるく饅頭どっこいしょは季節限定バージョンとして抹茶みるく(180円)を新発売した。定番のみるく饅頭とセットでおおいにアピールして知名度をあげ秋田の代表銘菓に育てていきたい。
あんぱん焼きは期間限定で復活した。NHKの朝ドラの「あんぱん」も人気がでているのであやかってヒットさせたい。

また、商品の絞り込みもおこなっている最中である。昔からのおなじみの銘菓である「矢留の香り」「おしゃべりっこ」「秋田ミルフェ」も当面休んで、小物ケーキの販売も休止する。クリスマスケーキは例年どおり販売予定。和菓子も茶席用の干菓子はやめて、予約でお受けできるときは上生は製造することにしている。「さなづら」「みるく饅頭」「赤まん青まん」「どら焼き」「ゼリー類」の5グループのお菓子を強化して重点販売していきたい。菓子業界も大変厳しい環境で戦国時代の様相を呈している。まさに榮太楼・桶狭間の戦いである。相手が強くても知恵をだして勝てるように頑張ろう!

いとく自衛隊通り店は6月2日で営業を終了して撤退し、委託販売に切り替えることにした。平成27年3月のオープン以来ご愛顧いただいたお客様には感謝したい。いとくさんにはいろいろお世話になっている。このあとも報いることが出来るように努力していきたい。

会社の健康診断は毎年、白根病院さんにお世話になっている。今年の健康診断でまた逆流性食道炎と診断され、食道炎の薬を一カ月飲み始めた。ほかには異常なしでホッとしている。首や肩のひどいこりや疲労感のことを話したら年齢的なものとストレスと言われた。散歩だけでなくストレッチやストレス解消を心がけたい(笑)

秋田ノーザンハピネッツは今期最終戦で群馬に劇的な逆転勝利を収めたものの、28勝32敗でチャンピオンシップ進出には及ばなかった。下位のチームに負けたり数点差で勝てなかった試合がけっこうあり、もう少し頑張ればあと10勝くらいは勝てそうである。前田ヘッドコーチはいじめ選手のみなさんも悔しい思いをしたと思うが来期に向かってさらにバージョンアップして強いハピネッツを目指していってほしい。宇都宮戦ではいちご大福、群馬戦では柏餅や王鵬どら焼きを中心に販売しソウルドアウトしてお客様にアピールすることができた。ハピネッツとともに秋田を盛り上げよう!GOGO榮太楼!!シーズン終了後には弊社に中山選手と金久保選手が挨拶に来てくれた。これからも頑張ってほしい。

ブラウブリッツ秋田はここのところ負けが込んで、J2の19位でJ3降格圏内に甘んじている。試合の内容は悪くないので、得点力をアップして何とか勝ち点を積み上げていってほしい。このあとの八橋でのスタジアム建設にむかって気運を盛り上げていかなければならない。

「秋田は何もない」―とんでもないタイトルのわらび座ミュージカル常設公演30年記念作品の初日を観てきた。
主人公のバッケはじめ登場人物のあきた愛あふれる素晴らしいミュージカル。竿燈まつりもでてきておおいに見せ場がありーモアに満ちていたが、感動的な場面もあって思わず私は涙がチュチュ切れそうになってしまった。さすが内館牧子&わらび座のコメディ最高!内館さんの脚本はずば抜けている。

JKありさ役の川井田南さんの演技もすごくよかった。彼女は以前、東海林太郎物語では奥さんのシズを演じていて、私もそのご縁でよく知っている。本人から礼状がきて「秋田を元気に!と精力的に社会活動されている輝也さんに観ていただけて光栄です。舞台もお菓子も同じ生モノなので更にパワーアップさせます。何度も遊びにいらしてくださいね」と書いてあった。心意気に感動した。わらび座の役者さんたちはみんな素晴らしい。あのオーラで秋田や世界を明るく元気にしてほしい。ぜひ全国のお客様に多数あきたにきてわらび座の観劇を楽しんでいただきたい。今年の11月までのロングランである。みなさんもよろしく!

秋田県菓子工業組合と菓子工業組合秋田支部の総会をホテルメトロポリタン秋田で開催した。昨年はスイーツフェスタを実施して、秋田のお菓子の魅力をアピールしたが、イベントの損益的には厳しかった。菓子業界を取り巻く環境は大変であるが、地元秋田の菓子店がさまざまな情報交換をしながら、それぞれの経営にフィードバックして商売繁盛できるようにしていきたい。

今月30日から6月14日まで北海道・旭川で菓子博覧会が開催される。秋田でも昭和40年に開催しているが菓子業界のオリンピックのような祭典である。秋田のメンバーで旭川に行って視察をしながら会場では秋田県の宣伝をしてくることになっている。

牛島地区町内会連合会総会にお招きいただき、「大鵬 王鵬 夢道鵬」と題して1時間ほど講演をさせていただいた。町内会長さんたちなので大鵬をよく知っている世代の方が多く、質問もでてけっこう盛り上がった。みなさん王鵬たちを秋田の孫のように思って応援していただきありがたい。
大相撲夏場所、王鵬は12日目おわって4勝8敗と負け越し。琴桜や豊昇龍を撃破して3連勝スタートから7連敗してしまった。高安戦で左手の指を怪我したようである。残り3日間、頑張って次の場所につなげてほしい。弟の新十両・夢道鵬も5勝7敗。前半いい相撲だったのでここからラストスパートを期待したい。兄の納谷は勝ち越した。頑張れ大嶽部屋の力士たち!!

場所前、東京ロイヤルパークホテルで開催された、王鵬関関脇昇進祝賀会は約420名が参加して盛大だった。私も王鵬関、桂文枝さん、コシノジュンコさんたちといっしょに鏡開きをさせていただいた。王鵬からも「さらに精進して上をめざして頑張るのでご支援ご声援をお願いします。」と力強い挨拶があった。ファイト!!
夏場所は大関大の里が12戦全勝、横綱豊昇龍が3敗に後退。大の里がこのまま優勝して横綱昇進をきめそうな勢いである。若隆景も怪我から完全に復活してまた強くなった。大栄翔、霧島との大関争いである。王鵬もここから来場所以降ギアをあげていってほしい。将来は大の里対王鵬の横綱どうしの結びの一番が見たい!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年7月15日 火曜日 | 輝進VOL351 2025.4.25 はコメントを受け付けていません

雨が多くすっきりしない4月だった。
秋田市の桜も昨年より開花が遅れ20日をすぎてようやく満開となった。千秋公園の桜まつりはかなり早くスタートしていたが出店も開店休業の日が多かったようである。ようやく22日に本丸も満開で見ごろを迎えた。そのせいか桜ゼリーをはじめ桜スイーツも例年より動きが鈍かった。
それでも週刊誌のプレゼント企画に桜ゼリーが掲載されたところものすごい数の応募はがきが届いてまだまだ全国にはさくらゼリーファンが多いなと新鮮な驚きがあった。
「つまんでさなづら」は裏千家の会報誌「淡交」に紹介記事が掲載され、おかげで「さなづら」のオーダーがネット通販でも増えている。いずれにしろ様々な媒体でPRすることによってお客様を獲得することにつながるのである。SNS全盛の時代ではあるが紙媒体やテレビ・ラジオといったオールドメディアもうまく活用して商売につなげていきたい。

秋田県知事選挙は鈴木健太さんが猿田和三さんを破って初当選を果たした。中盤まで大接戦といわれていたが8万票の大差がついてしまった。私は猿田君の同期であるので最後まで全力で応援したが届かなかった。秋田市長選挙は沼谷純さんが現職の穂積志さんを破って初当選。多選批判と外旭川地区の街づくり問題が争点になった。
秋田に限らず、日本全体が閉塞感に包まれている中で、変化を求め若いリーダーを期待している世の中の風潮が強くなっている。昔とは選挙についても有権者の投票行動が変わり時流が大きく変化しているように思う。
猿田さんが秋田に人生を捧げてこの愛する秋田をよりよくしていきたいという熱い志で挑戦したことは決して無駄にならない。このままいけば消滅してしまう危機的な状況にある秋田を何とかしたいという思いを秋田県民がもっていてこれからの秋田をどうしたらいいか深く考えるターニングポイントになった選挙だった。
あきたの新しいリーダーには全力でスピード感をもって前進してほしいものである。
私も発想を転換しながらこの秋田の発展に榮太楼が寄与することが出来るように商売に全身全霊をこめて打ち込んでいきたい。

山形県上山温泉の日本の宿古窯の佐藤信幸会長が旭日小綬章を受賞され、叙勲祝賀会が開催された。佐藤さんの父上とわたしの父・敬二郎が入魂の仲で、古窯さんとは昔から交流があって、旅館榮太楼も私も佐藤さんに大変お世話になり、佐藤さんが全国の旅館組合の青年部長時代には一緒に行動させてもらった。佐藤さんは全国旅館生活衛生同業組合の会長として東日本大震災の際には復興のトップに立ち、コロナ禍においても観光業界のため国を動かして活躍された。古窯さんを慕う300名以上の方々が参集し、パーティは大盛況だった。私も旅館時代の懐かしい先輩や仲間にお会いできて感無量だった。女将さんの洋詩恵さんは大相撲もお好きで私とは時々連絡をとっていて今も色々お世話になっている。旅館ホテル業界も大変革の真っただ中にあるが素晴らしい経営をされている古窯さんを見習って私も頑張っていきたい。古窯さんのスタッフのみなさんのおもてなし精神はほんとに日本一である。

9年前にライオンズクラブの交換留学で秋田にきて我が家にホームステイしていた台湾の呉心文(シンウェン)さんが家族で秋田に来てくれた。娘とも仲がよく家族でお迎えして交流することが出来た。秋田の滞在が2日間しかなかったが、鶴の湯、田沢湖、角館方面にお連れした。秘湯鶴の湯の入浴と山芋の鍋定食は喜んでもらえた。台湾からは東北にもたくさんの方々が旅行にきているが、仙台や山形、岩手が中心で秋田に宿泊するお客さんはまだまだ少ない。呉心文さんたちも話していたが、秋田は観光も食事も魅力的なものが多いのでもっともっと宣伝していけば多くの台湾人があきたファンになるのは間違いないとのこと。秋田県の観光誘致の戦術を練りなおしてインバウンド客を増やす工夫をしていきたい。いいアドバイスをもらったので私も近い将来台湾を訪れて交流を深めていきたいと思う。

竿燈まつり実行委員会の総会がキャッスルホテルで開催され、今年度の竿燈まつりの実施内容について審議した。沼谷市長になってはじめての竿燈になる。市民パレードも最終日実施されることが決まり、いよいよ観覧席の販売もスタートした。たくさんのお客様に秋田に来ていただきおおいに竿燈まつりを楽しんでいただきたい。

商工中金深川支店のユース会のみなさんが秋田ユース会との交流のために秋田にお越しになり、弊社榮太楼の工場見学をされた。商工中金町田支店長、深川ユース会の彦田会長はじめ12名のみなさんがきて、私が工場見学の案内をしたが、さなづらやさくらゼリーの桜の花の選別作業をご覧いただいたところ、手作業でていねいに作っていることや、工場内がきれいに整理整頓されていることに対してお褒めの言葉をいただいた。
異業種とはいえ首都圏の第一線で商売をされている経営者の皆さんに評価いただいたことはうれしいことである。試食をしてもらったさなづらと赤まん青まんもものすごく美味しかったとのことで喜んでいただいた。その後、ねぶりながし館で竿燈を見てもらい、夜は和食すがわらで、秋田と深川のユース会の交流会を行い有意義な一日になった。

郡山の薄皮饅頭柏屋さんのまんじゅう祭りにご招待いただき初めて参列させていただいた。本名会長とは昔から懇意にさせていただいておりお話は聞いていたがさすがに日本三大饅頭の一つである薄皮饅頭柏屋のまんじゅう祭りは素晴らしかった。神事に続き、饅頭神社の前に供えられた174キロの巨大な饅頭(今年は柏屋さんは創業173周年)に抽選で選ばれたお客様が「祈」という文字を書いて、近いうちに結婚予定の若いお二人がまんじゅうに入刀した。まんじゅうは後ほど参列者にお福分けとして配られた。薄皮饅頭の手作り体験コーナーもあり私もチャレンジさせていただいたがけっこう楽しかった。私がつくったものは薄皮やぶれ饅頭になってしまった。できたての薄皮饅頭をはじめさまざま和菓子洋菓子が販売されており、非常にたくさんのお客様が来店され行列ができていた。特に当日限定の生嘉衛餅は大人気だった。薄皮饅頭にチョコレートをかけて食べるコーナーもありさまざまなお客様を楽しませる演出があった。なにより柏屋さんのスタッフのみなさんのおもてなしスピリットに感動した。お菓子は人々を楽しませ喜ばせるためにあるのだということをあらためて実感した。柏屋さんにあやかって榮太楼も頑張っていきたい。

その後、新白河に行き大黒屋の古川社長にお会いした。昨年南湖公園のところにオープンした、南湖茶寮にご案内いただき様々な情報交換をすることが出来た。代表銘菓のだるま最中は秋田の星辻神社でも大人気であるが、今年正月に新発売した、餅入りやわらかサブレ「定信」(さだのぶ)はおおいにヒットしているとのこと。NHKの大河ドラマにあわせて開発したそうだが、松平定信は白河の皆さんにとっても素晴らしい殿様であり、その名を冠した「定信」はこのあとも大黒屋さんのメイン商品となるに違いない。古川社長、色々教えていただきありがとうございました。大変刺激を受けた福島紀行になった。商売繁盛のヒントをいただいた。秋田もこれから観光シーズン、榮太楼も力強く前進していこう!!
                            社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年4月11日 金曜日 | 輝進VOL350 2025.3.25 はコメントを受け付けていません

暑さ寒さも彼岸までーと言われるが3月は寒の戻りで積雪があって寒い日も多かったがここにきてようやく春めいてきた。ひなまつりの桜もち、お彼岸のぼた餅等季節の生菓子もいとく新国道店を中心にスタッフのみなさんが頑張って売り上げも上々だった。いちご大福も売れ行き好調である。

幸町店では年明けから学校関係に営業をかけた効果がでて、新規も含めてかなりの小学校、中学校、幼稚園・保育園から卒業式用のお菓子をご用命いただいた。物価高騰で消費者の財布の紐は固くなっているが、こういった地道な努力でお客様にアプローチしていくことが商売の王道である。

桜咲くさくらゼリー、北のかざぐるまの動きもいい。年度末の人の移動が多くなる時期であるので、さなづらやどっこいしょ等主力商品をおおいにおすすめして重点販売していきたい。

竹駒神社全国銘菓奉献会が今年も初午大祭にあわせて行われた。2日の日曜日だったので岩沼で神輿渡御もおこなわれ賑わっていた。今年は「さなづら」「桜咲くさくらゼリー」「みるく饅頭・どっこいしょ」を奉献した。前日に奉献会の総裁である明治神宮の九條宮司をお迎えして歓迎懇親会を秋保温泉の佐勘でおこなった。竹駒神社の村田宮司や奉献会副会長の薄皮饅頭柏屋の本名会長たちと忌憚のない情報交換をすることが出来た。佐勘の女将さんともしばらくぶりにお会いできた。弊社は小国キセ社長時代の初期のころから毎年参拝している。陸奥に春を告げる竹駒神社に参拝すると今年もさらに心機一転頑張っていこうという気持ちがあらたになる。ご利益があるように努力していこう!

北都会が約650名が参加して秋田キャッスルホテルで開催された。伊藤新頭取から北都銀行の近況を荘内銀行との合併後の展開等もふくめて説明があった。元ソフトバンク監督の工藤公康さんの講演が予定されていたが、当日新幹線こまちの接続トラブルで来秋することがかなわなくなり、ピンチヒッターで秋田のマジシャン・ヨッシーの手品ショーになったがけっこう楽しく盛り上がった。さまざまな皆さんと交流することが出来た。フィディア銀行が誕生しても秋田の取引企業を支援していくスタンスは変わらないようなのでわれわれも会社の業績を上げていけるように頑張っていきたい。

商工中金秋田支店のみなさんが榮太楼の工場見学にいらっしゃった。私と尾形部長でさなづらや蒸しどら焼きを作ったりしているところをご案内し、諸越のことなどについても説明したあと、みなさんと懇談した。支店長をはじめご家族でいらした奥様達やお子さんたちも結構興味深く、喜んで見学していただけたようである。これだけ良い原材料を使い手作りにこだわって作っていることをもっと店頭でもお客様にアピールしたらいいのにとアドバイスをいただいた。美味しい楽しいお菓子創りをさらに進化させて、お客様に夢と希望を感じていただきたい。頑張ろう榮太楼!

日本橋タカシマヤの銘菓百選のコーナーに7日間催事出店した。桜咲くさくらゼリーをメインに、「さなづら」「王鵬どら焼き」を販売した。私も設営から3日間日本橋に行き、友人知人にSNS等で告知して販売した。大阪場所開催中であり。王鵬どら焼きが人気で2日目に売り切れてしまい急きょ秋田から追加を送ってもらった。

お彼岸中であり、東京の和菓子屋さんたちはみなおはぎ、ぼた餅を重点販売していた。高島屋は常連のお客様をはじめ海外からのお客様も多く、店内は賑わっていた。店内の和洋菓子店や商品数も多いので、その中であきた榮太楼の存在感をだして販売するのはなかなか大変だった。さくらゼリー、さなづらともにもっともっと県外での認知度をあげて販売力を強化していくことの必要性を感じた。知恵をだして売り込んでいこう。また、19日朝は首都圏で雪が降り、「秋田から雪を運んできましたね」とみなさんに言われた。

大リーグドジャース対カブスの開幕戦がちょうど東京ドームで開催されており、東京のホテルは満杯だったようである。大谷は期待にこたえホームランを打ったし、山本投手も勝利。佐々木朗希投手もなかなかのデビューを飾った。カブスの今永投手、鈴木選手もあわせて日本人選手が活躍しているので人気も高くこの日本での開幕戦はかなりの収益があがり興行的にももうかったようである。

大相撲春場所、新関脇王鵬は6勝9敗と負け越してしまった。前半下位力士に負けてしまい乗っていけなかった。来場所は前頭筆頭で出直しになる。大関大の里を破った相撲等、強さを感じさせる取り組みもあった。新横綱豊昇龍は途中休場した。優勝争いは混戦になったが、優勝決定戦の末、大の里が高安を破って3度目の優勝を果たした。高安が優勝のチャンスをのがすのはこれで9回目。残念。
大嶽部屋の力士は大嶽親方のご当所・大阪で7人が勝ち越した。幕下の夢道鵬は3枚目で4勝3敗。十両昇進の可能性がある。番付編成会議の朗報を待ちたい。三段目納谷も勝ち越した。大嶽部屋の力士たちのさらなる躍進を祈念したい。

秋田県知事選挙の選挙戦もはじまり、猿田和三候補と鈴木健太候補が激戦を繰り広げている。どちらも世のため人のため秋田のために頑張ってくれる人物である。人口減少に歯止めをかけ秋田を元気に活性化してほしい。有権者が真剣に考える機会としても今回の知事選挙は重要である。私は故郷秋田をこよなく愛し秋田を前進させようとしている猿田候補と秋田高校の同期で親友である。さるた和三の大ホームラン・投打にわたる活躍での勝利を期待したい!かっとばせさるた!!
秋田市長選挙も行われ投票日は知事選挙と同日の4月6日。現職の穂積もとむ市長と沼谷氏の一騎打ちになりそうである。
22世紀も豊かで輝く街・秋田が存続できるかまさに正念場の時を迎えている!
榮太楼も一生懸命美味しいお菓子を創って、世のため人のため秋田のために商売繁盛させて22世紀まで生き残っていきたい!
GOGO 榮太楼!! みんながんばろうぜ!!!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年4月11日 金曜日 | 輝進VOL349 2025.2.25 はコメントを受け付けていません

今シーズン最強の寒波が今月は2度も日本列島に襲来して、全国各地で局地的な大雪に見舞われた。青森の酸ヶ湯では5メートルを超える積雪を記録し、山形や新潟でも最高レベルの積雪になり、北陸や山陰でも大雪被害がでたり、九州各地でも雪が積もった。温暖化で北極の中心部からの冷気が予測不能な状態で分散し北半球の各地の大雪をもたらしているようだ。秋田県内も能代や北秋田ではとんでもない大雪になった。私も先日角館方面に出かけたら横殴りの雪で視界も悪くまさに雪中行軍の状態でひさしぶりに怖い思いをした。来月は例年よりも気温が高くなる予報が出ている。
天候の変化は予測がつかない昨今であるが一喜一憂せずに頑張っていこう。

こうした状況の中、いとく新国道店では事前のセールスとお客様への声掛けを強化して立春大福をはじめイベント商品を重点販売している。スタッフのみなさんに敬意を表したい。幸町店ではDMや電話等での学校関係への営業努力を続け昨年を上回る売り上げを確保している。いちご大福や桜咲くさくらゼリーをさらに重点販売して3月の売り上げを最大化していきたい。

25日が大相撲の番付発表だったが王鵬は小結を飛び越えて、新関脇に昇進した。初場所につづいて大阪での春場所でも旋風を巻き起こしてほしい。王鵬どら焼きについての問い合わせが連日お店にあるので、前倒しして25日から榮太楼5店舗で王鵬どら焼きの販売をすることにした。休館のためトピコは3月3日から販売。お取引先からの引き合いも増えている。王鵬どら焼きの人気もさらに高めていきたい。3月はおおいに王鵬どら焼きを食べて王鵬を応援してもらえたらうれしい限りである。
王鵬フィーバー乞うご期待!!!

最近の日報からすこし紹介する。
「ここ数日天候があまりよくありませんが学校からの詰め合わせの注文があったので売り上げも戻すことが出来ました。まだ特注が数件入っているので期待できそうです。」(幸町) 「退職するので会社関係に配るというお客様から、ありがとうどら焼き200個の注文を頂きました。そういったお客様がたくさん増えてくれたらいいなあと思います」(幸町) 「今日は朝から大雪のため電車も運休になったりと人通りが少なかったのですが、猫もにゃかサブレやさなづら、どっこいしょがよく売れました。最近は王鵬どら焼きについてよく聞かれます」(トピコ) 「ある会社様の特注の入金あり。注文してくださった男性は時々ケーキもご家庭用に買ってくださる方でケーキもおいしいですよねとわざわざ伝えてくださった。店頭ディスプレイを少し春に向けて変更。いろいろなシールがたくさんあるのでそれらを使って見栄えよく!!」(いとく新国道)
「朝生が売れました。赤まん青まん、いちご大福は箱入りも売れました。今日22日は猫の日!猫もにゃかサブレをお求めの方も多かったです。」(いとく自衛隊)
「天候が悪かったのにも関わらず単価の高いお客様が多かったです。さなづらをたくさん東京へのお土産にと選ばれたお客様が久しぶりにもらって食べたらやっぱり美味しくて東京の知人に配りたくなったとのことでした。」(南通り) 「雪が降ったりやんだりでしたが週末の雪うさぎ大福が順調に売れ毎週売り切れになっています。今週はさくら餅のチラシ配りを手分けして行いました。良い成果につながればと思います。」(南通り)

今月は東京から佐々木勝先生に久しぶりにお越しいただき、和菓子のご指導をいただいた。役員会も開催しさまざまな懸案事項について協議をした。佐々木先生は昨秋から明治神宮菓道敬神会の会長にも就任されたが、私も明治神宮でのご縁のおかげで佐々木先生に秋田まできていただき弊社取締役として25年近くにわたってご指導いただいている。あんこが美味しくなり和菓子のレベルがあがったのも先生のおかげである。菓子の価値を高めてそれをお客様に伝えることをさらに強化して、しっかり稼いで榮太楼の再生をスピードアップしていきたい。佐々木先生の御恩に報いるためにもここからまさに正念場。心機一転真剣勝負に臨みたい!

米価の高騰が収まらない。昨年の倍ちかい値段で市場で販売されている。ついに政府は備蓄米21トンの放出に踏み切った。様々な要因で価格が高くなっているようだが、コメを確保して高く売って儲けようという投機的な動きをしている業者もいるようである。まじめにやっている農家の方々やJAも困っているようだ。できるだけ早期におちついてもらいたい。キャベツ等の日常使用する頻度の高い野菜も高騰が続き、例年の2倍以上になってしまっている、スーパーの店頭をみても驚いてしまう。これでは消費者の財布の紐が固くなるばかり。おやつや嗜好品はちょっと我慢しようかなという雰囲気が強くなっている。生活を豊かにするためにも美味しいお菓子をたべてホットしてもらいたいものである。ちょっとプチ贅沢で榮太楼のお菓子を選んでもらえるような菓子作りと商品展開を進めていきたい。

大住小学校の6年生に今年もまた講演をさせてもらった。「お菓子の力で秋田を元気に!」というテーマで榮太楼や菓子業界のこと、秋田の現状と課題にもふれて最後はウルトラクイズをやって、大好きな秋田を子供たちが将来盛り上げていけるように思いをこめた話をさせてもらった。ピンチをチャンスにかえる発想でこの秋田をよくできるように頑張っていきたい。大住小での講演はコロナ禍の2020年以来5年連続である。6年部の佐藤真紀先生からのオファーだったが彼女は私の幼稚園時代からの同級生である。感謝!

大リーグ、ドジャースに佐々木朗希選手が入団し大谷選手、山本選手と日本人3人がそろってキャンプインした。開幕戦は日本で行われカブスと対戦する。先発は山本投手と岩永投手の日本人対決。大リーグも今年もおおいに盛り上がりそうである。大谷の二刀流復活の活躍も楽しみである。
「大谷 王鵬 サキホコレ」 このフレーズは激励会のときに猿田和三副知事が話してくれたものであるが、まさにそういう年になりそうな予感がする。
さるた和三秋田県知事誕生も待ち遠しい。4月6日が投票日。
さるたの大ホームランを期待して応援したい!!!      社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年4月11日 金曜日 | 輝進VOL348 2025.1.25 はコメントを受け付けていません

2025年 令和7年 巳年の新年を迎えた。世界中がさまざまな変化の真っただ中にあり日本は閉塞感の強い世相が続いているが、蛇は脱皮を繰り返し変身する縁起の良い干支である。心掛けによっては金運も良くなるらしい。榮太楼もさらなる変革にチャレンジしみんなで稼ぐ力を強くしていきたい!
人口減少、物価高もふくめた消費構造の変化、大地震発生リスクの高まり、地球温暖化にともなう天変地異、トランプ大統領再登場にともなう国際情勢の変化、ロシア、中国、北朝鮮、韓国等の日本の近隣諸国のスタンスの危機的変化など日本の抱える問題は深刻になっている。秋田県も人口が89万になり毎年17000人以上が減少し人口問題において日本のトップランナーになっている。洋上風力では秋田は先進地になっているが、あきたの強みを発揮し移住定住人口を増やし外貨を獲得できる工夫をしていかなければ秋田は消滅の危機を迎えるかもしれない。
知恵を出し秋田榮太楼の菓子をどんどん増売してしっかり利益をだして秋田の活性化に貢献できる会社にしていくことが私たちの使命である。力をあわせて頑張ろう!!

新年のお菓子は例年のように花びら餅、鶯餅でスタートした。お年賀のあいさつ回りをされる方が年々少なくなっていて、年末年始の帰省客がいなくなると1月の秋田はものすごく静かになってしまう。15日からいちご大福がはじまり、桜咲くさくらゼリーも店頭に並んだのでお店は一足早く春が来た感じで明るくなった。菓子店で大事なのは季節感である。外はまだ雪景色でも榮太楼のお菓子ですこしでも春を感じてもらいお菓子を食べて豊かなときを過ごしてもらえたらと思う。いちご大福はいちご等の高値もあり一つ350円での販売になったが、さくらゼリーは昨年と価格据え置きの380円。タカシマヤ等の百貨店からのオーダーも入ってきた。桜のスイーツはものすごい種類が増えてきてさくらゼリーはここ数年落ち着いているが、なんといっても弊社が元祖桜ゼリーなので今年はさまざまなアプローチを強化して売り上げを増やしていきたい。

仙台と盛岡のJRグループと藤崎、仙台三越、川徳百貨店に営業にまわり、さくらゼリーとさなづら、みるく饅頭を売り込んできた。地元秋田の直営店がもちろん大事であるが、東北管内での販売も強化していきたい。

商工会議所の新年会がキャッスルホテルで開催され600名以上が参集して賑やかだった。辻会頭、佐竹知事、穂積市長からも年頭の挨拶があり、多士済々の皆さんと年始の挨拶をすることが出来た。知事もおっしゃっていたが時代が大きく変化している中、発想を転換し商売のやり方を変えていかなければ地方中小企業の生き残りはむつかしい。秋田で商売している我々も勇気と知恵をだして元気に活性化にチャレンジしていきたい。

正月には寅年、卯年、辰年の同世代のメンバーで新年ジャストミートの会を大町ビルで開催した。私の秋田高校、附属中時代の仲間も多数出席したので久しぶりにいろいろな情報交換をすることができて嬉しかった。知事選挙に出馬表明をしている猿田和三くんからさまざまな思いを込めたスピーチがあった。ふるさと秋田を心から愛し、この秋田をよりよき方向に前進させ、秋田消滅の危機を救うのは猿田くんしかいないと確信した。秋田のトップリーダーとして活躍してくれるように私たちも神輿を担いでいきたい。

秋田信用金庫秋田地区合同新年会が300人以上参加してキャッスルホテルで開催された。私は司会を頼まれていたのだが、王鵬の件で取材もありバタバタしてしまい、なんと司会者が遅れてしまい、謝りながら相撲の速報をつたえてお許しいただいた。深澤会長や秋田信用金庫の菅原理事長から新年にあたっての挨拶があった。あきしんの皆さんと参加した企業の経営者が懇談しながらいろいろな話題でもりあがり盛会だった。アトラクションは小野リカルドリンタロウさんのギター演奏でなかなか良かった。

この冬は青森や秋田県北部は大雪になっているがこの秋田市周辺は雪が少なく除雪もしなくて済むくらいで過ごしやすい状態が続いている。来客があり鶴の湯温泉にいって雪の露天風呂にはいったが台湾や韓国からも旅行客がきていて賑わっていた。ヤマノイモ鍋も美味しかった。

秋田のオーパスは適度な積雪で家族連れで賑わっている。孫を連れて何度かオーパスにいったがこどもたちの歓声が響くゲレンデは楽しくていいものである。私も童心にかえってそりを滑ったり、孫にスキーを教えていっしょにリフトにのってスキーをエンジョイした。大平山観光開発の初代社長は亡父・敬二郎だったので私が孫とスキーをしているのを空の上から見て喜んでいるかもしれない。

大相撲初場所、大嶽部屋の夢道鵬(大鵬の孫で王鵬の弟)が幕下で7戦全勝優勝をした。素晴らしい相撲だった。夢道鵬は昨年は体調がいまいちでなかなか勝てない時期があったが体重も15キロくらい増えて150キロになり相撲のパワーが強くなった。今場所は王鵬の付け人をしながらの快進撃でインタビューに真摯に答える姿もとても良かった。私も感動した。よくやった夢道鵬!
王鵬は12勝3敗。2敗の金峰山を千秋楽に破り大関豊昇龍と3人による優勝決定戦になったが豊昇龍に敗れ初優勝は果たせなかった。初の三賞となる技能賞を受賞した。祖父大鵬の32回目の最後の優勝が昭和46年初場所なので54年ぶりの優勝を期待したが残念。近いうちに優勝するだろう。王鵬は顔つきも変わり、安定感があり確実に強くなった。すべての解説者が褒めていた。引かなくなったし体勢が悪くなっても攻め続けている。苦手だった力士を圧倒して白星を積み上げてきた。おおいに期待したい。これで新三役も確実である。春場所、夏場所もこの勢いで行けば最短で6月には新大関昇進もあるかもしれない。豊昇龍の横綱昇進は決まったが、琴桜の綱とりは白紙に戻ったので、王鵬はここで早く追いついて、大関になって旋風を巻き起こしてほしい。
王鵬どら焼きも大ブレークしている。秋田経済新聞に載ってネットニュースで全国に流れ、読売新聞、朝日新聞からも取材があった。NHK秋田も取材にきて夕方のニュースこまちで王鵬の特集をしてくれた。南通り店で王鵬どら焼きの取材も受けたのでかなり宣伝効果があり、工場でもどら焼きを増産したが、ネットでのオーダーも増え、金曜日から毎日王鵬どら焼きフィーバーになっている。
また、初三賞受賞で王鵬おめでとうセールを直営店6店舗で3日間開催することにした。(王鵬の勝ち星にあわせて12%引き)
王鵬ファンの皆さんにいっしょに喜んで盛り上げていただきたい。
王鵬はまさに覚醒した。GOGO王鵬!!!
榮太楼も頑張ろう! どすこいどすこい!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年1月6日 月曜日 | 輝進VOL347 2024.12.29 はコメントを受け付けていません

今月は15日すぎに雪が降って秋田市内も積雪が増えたものの、雪かきに往生するほどは大雪にならずちょうどいい程度のホワイトクリスマスになった。サンタもトナカイの機嫌がよかったので無事にケーキを配る任務を終えることが出来た。クリスマスケーキははじめ予約状況が芳しくなくどうなることかと思ったが、火事場のバカ力でみんなで追い込みセールスをかけて数字を上乗せすることができた。

アイテム数を過去最少に絞り込み、生クリームの4号をラインアップしたところやはり4号を選ぶお客様が多くなった。原材料が軒並み高くなり、特にいちご、卵、チョコレートが尋常でない価格になったため販売価格も1割強前年より高めになった。消費者の節約志向が強くなってきており菓子業界にとっても大変厳しい環境になっている。クリスマス商戦も全国的にあまり盛り上がらなかったようである。24日にはNHK秋田が取材にきてくれて工場でケーキの制作状況とサンタがケーキを運ぶ場面、南通り店の販売風景をとってニュースで報道してくれた。昨年に続き1時台の列島ニュースで放送されたので私の友人知人もけっこう見てくれたようである。石田鮎美さんありがとう!お客様に榮太楼の美味しい菓子をまっさきに選んでもらえるようにケーキだけでなく和菓子洋菓子をどんどんアピールして売り上げを伸ばしていきたい。年末商戦もいよいよこれからだが、さなづら、干支どら焼き、どっこいしょーどっこいしょを中心にお土産ギフトを強化していきたい。

全国的にインフルエンザが猛威をふるっており、クリスマス時期に本社のスタッフが相次いで罹患してしまった。連携プレーでみんなが頑張ってくれてなんとか乗り切ることが出来た。コロナウイルスもまだくすぶっているようである。年末商戦十分気を付けながら、体調管理をして頑張っていこう。

この時期になっても秋田市内でくまの出没が相次いでいる。いとく土崎港店に熊が入り込みスタッフの男性が鉢合わせになって怪我をし、熊は55時間にわたって店内に籠って全国ニュースにもなり、大騒ぎになった。ようやく捕獲され駆除されたものの、いとくさんも大変だった。熊はスーパーの中でいろいろなものを食べあさっているのではといった憶測があったが、バックヤードにほとんどいたようで店内の被害はそれほどなかったようである。1週間後に再オープンしたときは大館からもたくさんお客様が土崎店まで買い物におこしになっておりいとくさんはお客様に愛されているなと実感した。私もお伺いして伊藤会長はじめ幹部の皆様に挨拶してきた。アーバン熊がふえている。官民一体となって対策を強化していきたい。県外から熊の駆除について電話クレームが殺到し、佐竹知事は「あまり悪質なクレームにはあなたのところに熊を送るといって電話を切る」と県議会で答弁してこれもまた全国ニュースになった。年末も国道13号沿いの仁井田の自動車整備工場に熊が入り込んだ。生態系もおかしくなってきている兆しかもしれない。

秋田県菓子工業組合主催で秋田市文化創造館を会場にして開催した「あきたスイーツフェス」タはかなりのお客様が来場され大にぎわいだった。お菓子の持つ魅力はまだまだ健在でスイーツの集客パワーは大きい。全県のさまざまなお菓子がお得に買える物販コーナー、和洋菓子の実演、ケーキとどら焼きと飲みものセットがお得に楽しめるティーセットのコーナーも人気があり、お子様向けのお菓子の体験教室も評判がよかった。表千家、裏千家の皆さんにご協力いただいたお茶席コーナーもなかなか雰囲気がよかった。和菓子協会、洋菓子協会の会員もふくめて秋田の菓子店のスタッフが協力してイベントを成功させたことは素晴らしいことだった。弊社からも2日間手伝いスタッフが参加したが、いろいろなお店の人たちが協力してまたさまざまな情報交換もできたことは収穫だった。消費者に対しても秋田のお菓子の美味しさや菓子店の魅力をアピールできた。県外資本の菓子店やコンビニスイーツにかなり市場が侵食されているが、お取引業者の皆さんもふくめて知恵をだして秋田の菓子業界を元気にしていきたい。

大宮駅で今年2回目のあきた産直市が開催され参加した。前半は福岡常務が行き、後半は私がリリーフして販売した。前回は連日35度超えだったが今月は冬ではあるが大宮は13度前後あり、駅は12月ということもあり終日賑わっており、売り上げ予算は達成することができた。さなづら5枚入り、生どら焼き、みるく饅頭をメインに販売したが、赤まん青まん、秋田ミルフェも人気があった。あいかわらず「若返りまんじゅう」の泉栄堂さんが販売力が強く、稲庭うどん、いぶりがっこも一緒に販売しておりお客様に対する訴求力があった。売り方・おすすめの仕方を研究して榮太楼も販売力を強化していきたい。首都圏での売り上げを増やし、秋田に外貨を獲得していきたい。

猿田和三元副知事をゲストにお招きして、秋田県観光土産品製造・卸協議会の忘年会を無限堂で開催した。19社が参加して今年の商売の状況や観光客の動向等について前向きな情報交換をした。猿田さんはまさに秋田のトップセールスマンとして秋田の売り込みに尽力してきた。来年の秋田県知事選挙に立候補予定である。さまざまな閉塞感があるあきたの現状を打破し、秋田を元気にする満塁サヨナラホームランを期待したい。頑張ろうAKITA!!!

今年を象徴する字が「金」になった。「金」が選ばれるのは5度目だそうである。オリンピックの金メダルラッシュ、裏金問題に揺れた政治の混迷、能登半島地震の被害から立ち直るための災害見舞金、まさにゴールドに値する大活躍をしたドジャースの大谷翔平等々のニュースが今年を代表する出来事になっている。
物価高が続き、消費者の財布の紐は固くなりなかなかお金を使うことをためらう場面が増えている。最低賃金も急激にあがってきているが消費者の可処分所得は増えていない。地方の中小企業も生き残りをかけて大変な戦いを続けている。ウクライナとロシアの戦争やガザ地区の紛争も収束しそうにない。アメリカはトランプ大統領再登場、韓国は大統領が弾劾され、国際情勢はかなり緊張の度合いが高まっている。日本を取り巻く環境は厳しさを増している。こういうときこそ美味しいお菓子を食べて、世界の指導者たちには平和を希求する政策を推進してほしいものである。お菓子は笑顔の源である。榮太楼サービス綱領に謳っているように、おいしい楽しいお菓子作りをモットーにひとびとに夢と希望を与え続けていきたい。これが榮太楼の使命である。
菓子業界も厳しい経営環境が続くが、従業員の皆さんとスクラムを組んで、来年こそは榮太楼丸を完全黒字化して本格的に再生していきたい!
いろいろ苦しいこともあり熟慮した龍年だったが、巳年は一皮むけて商売繁盛の一年にしていきたい。みなさんよいお年をお迎えください!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年1月6日 月曜日 | 輝進VOL346 2024.11.25 はコメントを受け付けていません

豚まんの福楼を11月10日の営業をもって閉店し休業した。2020年、コロナ禍で苦しんでいた時にあたらしい事業としてテイクアウトできる秋田のソウルフードになりうるものを創ろうということで豚まんにチャレンジすることになった。秋田県総合食品研究センター、JA大潟村、秋田市産業企画課から指導や援助をうけて半年の準備期間で12月10日に土崎の自衛隊通りにオープンさせることが出来た。

オープン当初から人気がでて、氷点下の中長蛇の行列ができて連日売り切れになったのでなかなか買えない人気の豚まんとして話題になった。半年間はスタッフも連日早朝から準備をしててんてこ舞いの日々が続き、その後「バナナマンのせっかくグルメ」にも取り上げられ通信販売も好調だった。

広小路バザール等のイベントでも人気で福楼の豚まんは着実に秋田の皆さんに浸透してきた。さらに秋田ノーザンハピネッツやブラウブリッツ秋田のホーム戦にも出店し、ブースターやサポーターの皆さんもかなりリピーターになっていただき毎試合完売することが多かった。

今月のハピネッツの試合でも3試合販売したが、最後ということもあり行列になり、福楼ファンのお客様からは「この豚まんが食べられなくなるのは残念だ。必ず早めに再開してほしい」といった叱咤激励の言葉をいただいた。会社社長や著名人からも繰り返しお買い上げいただき、全国的にみても有名な中華まんや、豚まんとくらべても福楼は遜色ないとほめていただくことが多かった。東京の森ビルの方からも声がかかり麻布台ヒルズに出店しないかと誘われたこともある。ある金融機関のトップの方からもご贔屓いただき、キッチンカーをだして営業したら絶対もっとはやるのでチャレンジしたらと声をかけていただいていた。新規事業の立ち上げの難しさを痛感したが、完全手作りであり、原材料にもこだわったため原価が高くなり高コスト体質のオペレーションになってしまい、なかなか黒字化することができなかった。

この春からは福楼トピコ店を榮太楼トピコ店に加えての販売に切り替え、製造体制もスリムにしてローコストオペレーションを徹底したが、この度一度休業して仕切り直しして事業の見直しを行うことにした。応援していただいた皆さんには申し訳ない思いでいっぱいである。スタッフの皆さんには最後まで全身全霊を込めて頑張っていただき感謝の念に堪えない。ここで一度退却するが、コロナ禍で先行きが見えない中、この豚まん事業にチャレンジしたことはけっして無駄にならない。まずは福楼にかかわっていただいたすべての皆さんやお客様に感謝して、菓子製造販売を強化して榮太楼の経営改善をスピードアップしていきたい。

福楼の千秋楽には東京からわざわざ中村青志先生がお越しになり、スタッフを激励・慰労していただいた。中村先生のご厚情に心から感謝するとともに、榮太楼再生をスピードアップして先生に恩返しをしていきたい。

南通り店がリニューアル一周年を迎えた。えいたろうだんごをリーズナブルな値段で販売したり南通り店限定で「初雪栗きんとん」を販売し、ご来店いただいたお客様には空くじなしのくじ引きを楽しんでいただいた。焼きたてのえいたろうだんごや、ソフトクリームのファンは着実に増えており、若いカップルや家族、女性のグループや仕事の合間のビジネスマンの方のご来店等客層が広がり、南通り店のリピーターも多くなってきた。榮太楼の中心的直営母店としてはもちろんのこと、地域の活性化に貢献できる店舗として、さらにこのあともいろいろなチャレンジをしていこう。

みるく饅頭どっこいしょーどっこいしょは徐々に人気が高まってきた。商工会議所のお買い物スタンプラリーの商品にしたこともあり、また特にいとく東店でコーナーを設けて重点販売をしていただき、名指しでみるく饅頭をお求めのお客様も増えてきた。この饅頭は老若男女問わず、一度食べるとやみつきになる方も多いようで、気に入ってくださったお客様は繰り返し繰り返しオーダーをいただいている。全国的に乳菓は多いが、あきたを代表する乳菓として、知名度をあげてゆくゆくはこのみるく饅頭どっこいしょーどっこいしょを全国的に売れる銘菓に育て上げていきたい。榮太楼一丸となってみるく饅頭を推していこう。さあ売るよ!!「どっこいしょーどっこいしょ」

いちじくのキャラメルケーキも発売から5年ほどになり、季節限定ではあるがこのお菓子が大好きなお客様が増えている。髙島屋のバイヤーの畑さん、ジュンティーニさんも気に入っていただき、今回また畑さんプロデュースの「和菓子縁日」にもご指名頂いた。みるく饅頭、矢留の香りにつづいて3回連続であきた榮太楼のお菓子が和菓子縁日に登場したことになる。畑さんに感謝!さらに努力してもっともっとたくさんのお客様にいちじくのキャラメルケーキを召し上がっていただきこのお菓子をブレイクさせていきたい。

11月はみかん大福が大きく彩りもよくインパクトがあった。22日から小ぶりでかわいいりんご大福にチェンジした。フルーツ大福は毎回楽しみにしてくださっているお客様が多い。りんご大福を店頭でアピールしておおいに集客を図っていこう。
21日から25日までは恒例のクリスマス先取りキャンペーンを全店で開催している。クリスマスケーキや割引き券、みかんゼリー、みるく饅頭があたる抽選会で店頭でお客様に楽しんでお買い物いただいている。ここでもりあげて、12月のお歳暮商戦、クリスマス、年末年始商戦で売り上げをあげていきたい。がんばろう榮太楼!

衆議院選挙で自民党が大敗し、石破内閣の政権運営は厳しさを増している。103万円の壁問題で国民民主党の存在感が強くなっている。アメリカではトランプ大統領が圧勝し世界情勢におおきな影響がでそうである。兵庫県知事選挙では斎藤前知事がSNSを駆使した戦術で当選し既存のマスコミの影響力が低下し、世の中が大きく変化していることが印象付けられた。いずれにしろ今は大きな時代の転換点であることは間違いない。変化への対応をしっかりして生き残っていきたい。

大リーグ大谷翔平が2年連続3回目のMVPに選ばれた。誰もが感嘆する明るいニュースである。大谷にあやかってがんばろうニッポン!
大相撲九州場所、王鵬は琴櫻を破ったり内容のいい相撲もあったが紙一重で負けることが多く負け越してしまった。6勝9敗。もう一度仕切り直しで来年こそ三役、そして大関を目指してほしい。大嶽部屋の納谷は4勝3敗と勝ち越したが、夢道鵬は負け越し。全体的に大嶽部屋は成績が振るわなかった。来場所頑張れ!
大関琴櫻と豊昇龍の優勝争いとなり千秋楽結びの相星決戦を制した琴櫻が14勝1敗で初優勝を飾った。新大関大の里は9勝6敗とふるわなかった。
若隆景、若元春の兄弟も健闘しているので、王鵬も早くおいついてさらに大相撲を盛り上げていってほしい。大鵬と同世代で活躍してNHK解説で人気があった北の富士さんが亡くなった。存在感がありカッコいい元横綱だった。

社長 小国輝也

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