秋田県生まれの初の総理大臣が誕生した。
秋田県湯沢市雄勝町出身の菅義偉さんが退陣した安倍総理のあとをうけ、自民党総裁選で、岸田さん石破さんを破り、その後の臨時国会で16日第99代内閣総理大臣に指名された。安倍内閣の官房長官として、7年8カ月政権を支えてきたが、人望が厚くまわりにおされてついに総理大臣に就任した。
秋ノ宮の農家の長男として生まれた菅さんは湯沢高校卒業後上京して、苦労を重ねながら法政大学を卒業、議員秘書として政治の世界に入った。地縁血縁のない神奈川の選挙区から国会議員になったたたき上げの政治家である。菅さんはふるさと秋田を愛し、総務大臣時代にはふるさと納税を導入した。秋田初の総理誕生を秋田県民あげて喜んでいる。
榮太楼では、菅総理に祝意とエールの気持ちを込めて、「菅どら」を16日に発売した。どら焼きに菅さんの似顔絵のイラストの焼き印を押して、粒あんの上に秋田味噌を使ったクルミ柚餅子をいれた。秋田出身の菅総理にちなんだオリジナルどら焼きである。ちなみに菅さんの似顔絵は麻紀子先生が描いてくれた。いつも素晴らしい筆字で、POPやプライスカードを書いてもらっているが今回の大ヒットのポイントは、可愛らしくインパクトがある似顔絵である。麻紀子先生に感謝!
発売前に榮太楼かわら版の号外を配ったところ秋田経済新聞に取り上げられ話題になり、全国紙のスポーツ報知に掲載されたのを皮切りに、TBSのあさチャンに2日連続、Nスタ、グッとラック、日本テレビのZIP、テレビ東京のニュース、テレビ朝日のスーパーJチャンネル、大阪の毎日放送、TBSのアッコにおまかせ!でも全国放送された。地元でもNHK、ABS、AKT、AABの各局のニュースで取り上げられ、魁新報、朝日新聞、読売新聞にも掲載された。取材が殺到してんてこ舞いだったが、おかげで発売開始とともにお客様が各店の店頭に行列になり、連日完売で、ネットのオーダーもものすごく、工場はフル稼働で休日返上でみんな頑張ってくれている。菅新総理のパワーは素晴らしい!一気にV字回復できるように波に乗っていきたい。
シルバーウイークはお彼岸と敬老の日も重なり、いまだかってない超多忙な状況が続きうれしい悲鳴である。力を結集して乗り切りたい。シャイなマスカットも3シーズン目を迎えたが、大人気で毎日売り切れが続いている。おはぎも今回は、こし、つぶ、ずんだ、きな粉の4種類になり、味もおいしいとお客様から評判がよかった。菅どらの大フィーバーを一過性に終わらせることなく、地域密着営業を強化していきたい。秋の季節限定品、ぽてと(和菓子職人が作るすいーとなぽてと)、まろん(ふっくら生地に栗一粒と栗あん)、ほのか(しっとりした皮で黄身あんを包んだ乳菓)、渋皮まろんと珈琲のケーキもラインアップし、榮太楼の店頭は賑わっている。勢い尽くすべからず。さらに押していこう。
秋田県観光土産品製造・卸協議会では、大島会長と私、役員6名で、佐竹秋田県知事に陳情に伺った。夏祭りやイベントがなくなり、観光客やお盆の帰省客も激減し土産品業界は大打撃を受けている。国のGOTOキャンペーンもあるが、東北6県と新潟県での観光や交流を強め、観光土産品クーポンなどを発行するような呼び水となる施策の実施をお願いした。コロナ対策をしっかりしながら人の動きが活発になり、経済面で地方にお金が回るようにしていきたい。菅総理も自助・共助・扶助の大切さを強調しておられた。行政頼みだけではなく我々もできることはしっかり努力を積み重ねていきたい。
秋田県観光連盟でも斎藤会長を囲んで役員有志で、現状認識と今後の方向性について意見交換しながら一献傾けた。バス、旅館・ホテル、旅行業、土産業界それぞれ危機的な状況であるが、知恵を振り絞って国や行政の支援を活用しながら生き残っていきたい。胸襟を開いて本音での話し合いは有意義である。
商工中金ユース会では高橋支店長を囲んで有志での懇談会をつねやで開催した。みんなコロナ禍で大変であるが、異業種の経営者の話を聞くことはたくさんのヒントをもらうことができる。高橋支店長は来月から本部にご栄転になった。
美術工芸大学の官能先生とも久しぶりに食事をしながら、秋田のことやデザインとビジネスのことなどを語り合った。京都デザイン協会の取り組みなどを教えていただいた。
ドリームリンクの村上社長と、「徳」で食事をしながら、政治経済の話やアフターコロナにむけての情報交換をおこなった。村上社長の発想力と行動力はすごい!経営者として見習って頑張っていきたい。
秋田で映画「めぐみへの誓い」完成披露試写会が行われた。総合プロデューサーは私の親友でユーランドホテル八橋の松村譲裕社長。チラシの冒頭に次ぎのような挨拶がある。
「私たちは、より多くの日本人と世界中の人たちの良心に、家族の絆を引き裂く拉致の残酷な実態と北朝鮮の恐ろしい人権侵害の現状を訴え、拉致被害者奪還の世論を喚起していく作品を映画化しました。映画の力で人々の心を揺り動かし拉致被害者奪還行動を起こさせる。拉致被害者の奪還。すべてはその為です。」
横田めぐみさんや田口八重子さんが拉致される場面がリアルに描かれ、引き裂かれた家族の苦しみ、悲しみ、葛藤が凄まじい迫力で伝わってきた。めぐみさんのお母さんが北朝鮮むけのラジオで呼ぶかけるシーンで向こうにいるめぐみさんも涙を流していた。とんでもない仕打ちを受けながら心の奥底に日本への郷愁や希望を隠しながら、今もなお彼の地で生きている拉致された日本人がたくさんいるはずである。人類のすべての人にこの映画を見てもらい、アクションをおこしていくべきタイミングである。松村さんからはよく拉致の実態を聞いてはいたがこの映画を見て私は言葉にならない衝撃を受けた。舞台挨拶での野伏翔監督の言葉も琴線に響いた。ロケの7割は秋田でおこなわれ、松村さんたちの熱意と行動力で映画は完成した。来春からは全国ロードショーを目指しているがまだまだ宣伝等の予算が足りない。みなさんの協力を是非お願いしたい。映画は必見である。
ブラウブリッツ秋田は12勝4引き分けでトップを走り、16試合負けなしでJ3記録を更新した。このままいけば3シーズンぶりの優勝を飾り、J2昇格は間違いなさそうである。秋田に夢と希望を与えてくれている。ありがとうブラウブリッツ!がんばれーブラウブリッツ秋田!
大相撲秋場所は横綱が二人とも休場し、2敗がトップで混戦状態である。貴景勝、正代、朝乃山、照ノ富士のいずれかが優勝するだろう。新入幕の翔猿も健闘している。
24日現在、大嶽部屋の幕下納谷(三男)は4勝2敗であと1勝で十両昇進の可能性がある。新幕下の夢道鵬(四男)は4勝2敗の好成績。序二段の鵬山(次男)も5勝1敗でみんな来場所が楽しみである。大嶽部屋は勝ち越しの力士が多くなりそうで今場所はおおいに健闘した。
新旧交代が進む大相撲、角界はこれからが楽しみである。そろそろ横綱は引退だろう。
社長 小国輝也