2022年10月27日 木曜日 | 輝進VOL321 はコメントを受け付けていません

紅葉もはじまり、秋の観光シーズンで人の動きも活発になってきた。全国旅行支援も11日からスタートして、全国的に旅行客が一気に増えてきた。海外旅行も解禁になり、インバウンドの訪日外国人客も動き出した。まだコロナは続いているが、コロナ前のように旅行やイベントやconventionも行われるようになり、うれしい限りである。完全復活にはまだ時間がかかりそうであるが、知恵をしぼって人流の回復を商売繁盛につなげていきたい。

お土産が売れるようになり、さなづらの売り上げも大幅に回復基調にある。商工会議所のスタンプラリーも行われていることもあり、赤まん青まん、生どら焼きも動きがいい。季節の朝生、シャインマスカット大福、芋羊羹も好評で、洋菓子のイチジクのキャラメルケーキ、秋田ミルフェも人気がある。収穫の秋なのでおおいに販促活動に力をいれて客数を増やし、このあとの年末商戦につなげていきたい。来月以降からは「パンのせヤマブドウ」「北のかざぐるま」といった新商品を投入予定である。乞うご期待!

全国菓子工業組合連合会 東北・北海道ブロック会議が3年ぶりに、山形国際ホテルで開催された。秋田から塚本理事長(旭南高砂堂社長)と三松堂の後藤社長、大曲つじやの辻社長と参加してきた。各道県から提出された議題について活発に審議された。組合員数の減少、菓子需要の停滞、原材料高、人件費率アップなど業界の抱える問題は多いが、英知を振り絞って菓子業界を活性化させていきたい。

]北海道からは3年後の2025年に旭川市において第28回全国菓子大博覧会を開催する旨の説明があった。大きくなりすぎて経費負担が過大になってしまい、ここのところ引き受ける県がでてこなかったので、低コストでもできる菓子博を旭川がめざしてチャレンジすることは菓子業界にとっても明るい話題になりそうだ。展示等は縮小して菓子マーケットなどに力をいれる方針のようである。それぞれ出店した県たちにより業界が元気になりお客様に夢と希望を与えることができる菓子博を期待したい。

ホテルでの懇親会も山形舞子のおもてなしもあり大変和やかな宴になった。その後秋田のメンバーで上山温泉・日本の宿古窯に移動して宿泊した。最上階のいいお部屋をご用意いただき久しぶりに夜が更けるまで熱い情報交換ができた。佐藤洋詩恵女将のご配慮に感謝!翌朝は玄関前で女将さんと写真撮影をした。久しぶりの古窯だったが、やはり細かいところまで行き届いていて、接客サービスも素晴らしかった。古窯さんとは先代の敬二郎のころから親交をいただき、ときどき贈り物もいただいたりお世話になっている。このコロナ禍でも立派に商売繁盛されている古窯さんからいいオーラもわけていただいた。ありがとうございました。

先日、山形の菓子店、佐藤屋、戸田屋正道、長栄堂、杵屋を視察させていただいた。佐藤屋のたまゆら、戸田屋のおかめ焼き、長栄堂のふうき豆、杵屋のリップルパイ、星合いの空等、それぞれ趣向をこらして美味しい銘菓が多かった。杵屋さんでは菅野社長のご厚意で工場見学をさせてもらいながら、さまざまアドバイスをいただいた。ボウリング場を改造して40年前につくった工場とのことだったが、手入れが行き届いてすみずみまで整理整頓されていて素晴らしかった。原材料の管理や作業手順なども「見える化」されていて大変勉強になった。わが社もまだまだ改善できることはたくさんある。杵屋さんと規模は違うがさっそく出来るところから取り組んで、利益をだせる製造現場を創っていきたい。

サッカーJ2のブラウブリッツ秋田はホームソユースタジアムでの最終戦、ベカルタ仙台との激闘を引き分けて、12位で今シーズンを終えた。夏場にけが人やクラスター発生で大変だったが乗り越えて前期より躍進した。岩瀬社長はじめブラウの皆さんありがとう。最終戦は5400人を超える集客ですごかった。豚まんの福楼も急きょ出店したが、いままでの最高売り上げになった。仙台のお客さんありがとう。福楼も今年の催事販売の積み重ねでかなり認知度がアップしてきた。

秋田ノーザンハピネッツはホームCNAアリーナでの開幕戦、琉球ゴールデンキングスに残念ながら連敗。連日4200名を超えるブースターが熱い声援をおくった。これで3勝5敗になったが試合内容は悪くないのでここから巻き返していってほしい。ハピネッツどら焼きも人気であっという間に完売になっていた。もう少し多くあったほうがよかった。いずれにしてもスポーツを以前のように観戦して楽しめるようになってきたのはうれしいことである。

前田ヘッドコーチの奥様がシーズン開幕直前の先月29日にご逝去された。享年39歳、あまりにも早い旅たちだった。4人の男の子の面倒をみながらの闘病生活はさぞかし大変だったことと思う。前田さんの深い愛情と前向きな強い気持ちはすごいなと感じている。ご家族のことが落ち着かれてきたら、前田さんが再びハピネッツの指揮官として活躍することだろう。今までにも増して応援していきたい!

私の長女の同級生である森義丸さんが、一流のチェリスト4人によるコンサートをアトリオン音楽ホールで開催した。駆けつけて聞かせていただいたが、素晴らしい演奏とトークでとても感銘を受けた。


増田の故佐々木俊一さんの一周忌法要が、満福寺において執り行われた。命日は1月2日であるが、これから雪が降るので早めの法要になり奥様と母上様の供養といっしょにおこなわれた。佐々木さんの住宅は立派な内蔵がある屋敷で、これから息子さんたちが改装して守っていくことになった。蔵の街・増田は街並みも進化してきている。

ユーランドホテル八橋の松村社長が、旅館組合の理事長を長年にわたり務めた功績で、厚生労働大臣表彰を受けることになり、旅館組合秋田支部の有志でささやかなお祝いの会を「つねや」で行った。組合事務局の鎌田さんのご配慮で私も参加させてもらった。東日本大震災をはじめさまざまな出来事が起こる中で旅館ホテル業界のリーダーとして活躍した松村さんの功績は大きい。彼の人柄も最高である。松村さんおめでとう!!ますます張り切って頑張ってほしい!


キャッスルホテル親交会の総会が久しぶりに開催され、150名以上が参集し、木村社長はじめ幹部スタッフの皆さんと懇親を深めた。西村さんが新しく常務取締役総支配人に就任した。ホテルは宿泊稼働率は絶好調で、宴会売り上げも少しずつ戻りつつあるとのことだった。メディカル事業も好調。秋田のナンバーワンホテルとしてのキャッスルホテルの集客力は素晴らしい。弊社もあやかって販売力・集客力を強化していきたい。

千葉美栄さんの喜寿を祈念してのラスト茶会が、センタースの茶室で開催されお招きいただいた、一つ一つの道具に千葉さんの想いがこもっていて和やかな茶会だった。千葉さんは観光案内のリーダーとしても長年活躍された。お菓子は「白菊」(榮太楼製)だった。ありがとうございました。


子供たちの話になるが、孫(長男の長女)が二歳の誕生日を迎えた。東京にいるので一年以上秋田には来れていないが、ライン電話をしてお祝いをした。いろいろ話をするようになりかわいくなってきた。また次女の子供は10カ月で歩き始め11カ月になって素早く歩き回れるようになった。こどもの成長は早い!

県外に就職した次男が、会社の販売研修で2週間秋田に来ている。社会人として半年が過ぎ、ここからまたステップアップすることだろう。頑張ろう!!!

小国 輝也

カテゴリー:お菓子
2022年10月3日 月曜日 | 輝進VOL320 はコメントを受け付けていません

残暑の厳しい9月だった。台風のフェーン現象もあり19日には秋田市で34度を超えた。暑さ寒さも彼岸までーとはよくいったもので台風一過は急に涼しくなり気配が秋モードに変わった。つづけて台風がきているが、おおきな被害がでないことを願いたい。

秋田では週末ごとにさまざまなイベントが行われており人流も活発になり賑やかである。秋田ミュージックフェスティバル、千秋花火も多くの人出で中心街区に繰り出した人々も笑顔だった。広小路バザールは3回目だったが、榮太楼・福楼連合軍で出店した。菓子組合の有志も出店し、暑い中でしんどかったが、歩行者天国でたくさんの皆さんがグルメやスイーツを楽しんだ。いろいろな行事・イベントが重なっていたので相乗効果もあったようである。店のスタッフもお客様もみな喜びながら販売したり買い物をしている姿をみているとうれしく思う。コロナ禍は続いているが、負けずにみんなで協力してあきたを活性化させていきたい。

あきた芸術劇場ミルハスもグランドオープンした。秋田市文化創造館、ナカイチ等中心街区に拠点となる施設も整ってきた。秋田駅から千秋公園周辺があきたの観光文化の発信基地になってきている。

秋田県観光連盟の「観光もりあげ隊」の会議をユーランドホテル八橋でおこなった。今年度事業の進捗状況と来年度にむけての取り組みについて協議した。アフターコロナの秋田の観光客誘客を増やすための準備を着々と進めていきたい。

今月は秋のお菓子への切り替えの月である。不老長寿最中、渋皮まろんと珈琲のケーキ、さつまいものクッキー、巨峰大福、栗きんとん、シャインマスカット大福、秋田ミルフェ等など季節のお菓子たちが店頭を彩っている。

敬老会のお菓子のご用命もいろいろな地区の社会福祉協議会や老健施設からもいただくことができた。十五夜のお月見饅頭、お彼岸のおはぎ、あんころ餅も人気だった。歳時記を大事にして旬の菓子をどんどんアピールしていきたい。

商工中金ユース会・OB会の総会がANAクラウンプラザホテルで開催され、久しぶりにさまざまな情報交換をすることができた。来賓の日銀支店長や猿田副知事ともいろいろ話ができ有意義だった。やはり対面できるリアルな会合は大事である。

今月は友人知人との会食や異業種交流会も数回あり、秋田長屋酒場、大内田、徳(のり)で会合があった。それぞれのお店が特色ある料理やサービスで常連のお客様も多く、まだコロナの影響はあるものの連日にぎわっている。観光料飲業界は厳しい環境の中での営業を強いられているが、どんな時代でもいろいろ知恵をだしてファン客をつかむことが大切である。菓子やお土産業界も創意工夫して、アフターコロナに繁盛できる戦略戦術を練って商売のやり方を見直していく必要がある。
元美術工芸大学教授の官能先生には、福楼の販売をたびたび手伝ってもらっているが、今後の展開などについてもいろいろ打ち合わせしてアドバイスをいただいた。
秋田の福楼の豚まんをブレイクさせていきたい!
洋菓子協会の東北ブロック協議会が3年ぶりに、八戸プラザホテルで開催された。秋田からは籾山会長(ゴンタロー社長)と私が参加した。全日本洋菓子協会連合会からも様々な報告や情報提供があり、各県から提出された議題について協議した。講習会の開催、原材料の高騰問題、人手不足や人材育成、人件費アップ対策等業界が抱える課題についてかなりつっこんだ意見交換がなされた。ホテルでの懇親会では東北6県から集まったメンバーが胸襟をひらいて情報交換して有意義であった。会議の前に、アルパジョン、ラ・ポエムを視察したが、お店の外観も魅力的でプチガトーは20種類くらいで焼き菓子のバリエーションも多かった。翌日は山形県の菅野会長(杵屋社長)のご厚意で車に同乗させていただき、二戸の磐手屋さんの工場のところにあるチョコ製品の製造直売店・2DOORを見学させていただいた。小松会長夫妻、小松社長からお話をお聞きして大変刺激をうけた。その後盛岡により、磐手屋さんの経営する「タルトタタン」を見てきた。商品の圧倒的ボリュームと魅力的なディスプレイでケーキも焼き菓子も輝いて見えた。「売れる店には訳がある」―榮太楼も商品やお店を磨いていきたい。
英国のエリザベス女王が8日に96歳でご逝去された。ニュースで繰り返し報道されたがすべてのイギリス国民が悲しみ哀悼の意を表していた。天皇皇后両陛下や各国の首脳が参列したエリザベス女王の国葬は荘厳で格式が高いもので、さすが大英帝国―イギリスは素晴らしいなと感じた。エリザベス女王はまさしく英国の母だった。私は大学3年のころお世話になった教授に同行して1カ月ほどロンドンですごしたことがある。あの頃はダイアナ妃ブームだったことを思いだした。
日本ではまもなく安倍総理の国葬も執り行われる。ご冥福をお祈り申し上げます。
先日、マレーシアから来ているドクターを家族といっしょにご案内して男鹿観光に行ってきた。なまはげ館、入道崎、寒風山を回ったが、大変喜ばれた。きりん亭のしょっつる焼きそばもうまかった。なまはげ伝承館でのパフォーマンスはインパクトがあり、入道崎、寒風山も絶景である。あらためて男鹿の素晴らしさを実感した。男鹿はあきたの宝である。

大相撲秋場所、王鵬は5連勝の好スタートをきったが、失速し最後は5連敗で7勝8敗と負け越してしまった。左のはず押しで強い相撲もあったが、右からの攻めがまだ弱い。相手十分になると勝てない。下半身をきたえてもっとパワーアップする必要がある。稽古に励んで力をつけてほしい。三段目の納谷は3勝4敗と負け越し。夢道鵬は5勝2敗と勝ち越して来場所は幕下に戻る。大嶽部屋は7人が勝ち越した。

幕内は横綱大関が総崩れ!照ノ富士が途中休場、御嶽海と正代は11敗。御嶽海は4場所で大関陥落になった。正代はまたカド番になるが厳しそうだ。平幕同士の優勝争いになり、最後は玉鷲が高安を破り13勝2敗で二度目の優勝を果たした。37歳8か月の幕内最年長優勝である。衰えをしらないパワーは素晴らしい。若隆景、若元春の兄弟と翔猿、北勝富士が活躍した。大相撲は毎場所優勝力士が変わり、まさに戦国時代である。次の横綱大関は誰になるかここしばらくはデットヒートが続きそうだ。

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子