2022年7月27日 水曜日 | 輝進VOL317 はコメントを受け付けていません

新型コロナウイルスの感染者数も減少傾向にあり、秋田県の感染警戒レベルも1までひきさげられ、ようやく人の動きも活発になってきた。さまざまなイベントや会合も通常どおり行われるようになり、駅や街中も人が多くなってきたようである。旅館ホテルの宿泊者数も増え、宴会も行われるようになって喜ばしい限りである。人が動くと菓子も動く。菓子の売り上げも上昇気流に乗りつつある。アフターコロナに商売繁盛できるようにみんなでスクラムをくんでチャレンジしていきたい。
JR協定旅館ホテル連盟が今年度で解散することになり、秋田津軽支部の総会・懇親会が鯵ヶ沢のホテルグランメール山海荘でおこなわれ、私が3代目の秋田津軽支部長だったことからお招きいただき参加してきた。現在の支部長は男鹿の雄山閣の山本貴紀社長である。山海荘の杉澤会長はじめ懐かしい旅館ホテルのメンバーともお会いできて楽しい宴になった。JRの木村秋田支社長はじめJR幹部の皆さんや旅行営業にたずさわったOBの皆さんも出席していて旧交を温めながら有意義な情報交換をおこなった。初代支部長は私の亡父敬二郎だったので旅館ホテル連盟の解散は感慨深いものがある。時代の変化は大きいが、引き続きJRは旅行観光や地域活性化の事業をおこなっていくわけで旅館ホテルとは密接な関係がある。ネットワークを大事にしながら秋田にも人を大いに呼び込めるようにタイアップしていきたい。私が懇親会の中締めをさせていただき、鶴の湯の佐藤会長もハイテンションで二次会でもけっこうおそくまで観光談義で盛り上がった。山海荘さんの料理やおもてなしも素晴らしかった。ありがとうございました。


翌日は久しぶりに弘前に行き菓子店めぐりをした。しかないせんべい、大阪屋、開雲堂、開源堂、双味庵、寿々炉、ラグノオ本店、アンジェリック、ジークフリート(ヨーカ堂内)等を視察したが弘前の菓子は美味しいものが多く、特にアンジェリックは店頭も賑わっていた。鹿内社長とは以前鈴木徹郎さんの菓子研究会でご一緒して面識があり、訪問した際いろいろ教えていただいた。最後に弘前駅により前日も山海荘でご一緒した奈良駅長に挨拶をしてきた。奈良さんからは毎年JR手帳をいただき、私は20年近くJR手帳を使っている。

秋田芸術劇場「ミルハス」もいよいよオープンし、開館式典・セレモニーに参列した。全体的にゆとりがあり、随所に秋田らしさをちりばめた素晴らしい施設である。施設内からの千秋公園のお堀を見渡す景観はなかなか素晴らしい。800名収容の中ホールは舞台芸術活動の拠点となるが、オープニングの由利高校民謡部の皆さんの「秋田大黒舞」等の民謡は感動的だった。2000人収容の大ホールでの大いなる秋田の演奏と合唱はものすごい迫力で秋田の誇りを感じた。私はこのホールの構想段階での審議委員をつとめていたがようやく完成したので、これからはミルハスがあきたの観光文化の基地としてひとを呼んで栄える秋田創りの一翼を担ってほしいと思う。

日本郵船秋田支店の開所式がキャッスルホテルで開催された。洋上風力がこれからさらに秋田において活発になるので、日本郵船さんが海底調査や作業スタッフの輸送等を行うようである。日本郵船は3兆円に近い売り上げのある大企業だが支店は秋田が5か所目である。来賓の佐竹知事も非常に喜んでいて最後は万歳三唱までおこなった。日本郵船さんのような企業の秋田進出をチャンスととらえて我々も知恵をだしてビジネスにつなげていきたい。

秋田空港で前川社長の依頼を受けて榮太楼と福楼が出店してエスカレーターをあがった出発ロビーで一週間限定販売をおこなった。飛行機の搭乗者数も平日は500人から700人くらい、土日は1000人から1300人くらいに増えてきている。トピコの佐藤店長が連日頑張って販売してくれた。さなづら、赤まん青まんはけっこう動きがよかった。豚まんとシュウマイは空港のスタッフの皆さんが入れ代わり立ち代わり買いに来てくださった。けっこうな宣伝効果があったようである。これから夏にむかってさらに飛行機利用客は増えるので、さらに秋田空港ターミナルビルさんと連携を強めていきたい。秋田空港開港40周年プラス1年のセレモニーの搭乗者プレゼントに赤まん青まんセットをご用命いただいた。ありがとうございます!(赤はJAL青はANA)


店頭では、朝生のブルーベリー大福、水無月、あんみつ3種類 (あんみつ、いちご、レモン)生どら焼きも瀬戸田レモン、ラムレーズンと新しくラインアップされ、初夏らしい彩りになっている。積極的にお客様にお薦めしていきたい。幸町店では「氷チューチュー」(フラッペ)の販売も開始した。さなづらとイチゴとあんこの3バージョンになっている。この夏のおおくの来客を期待したい。

JTB時代の私の同期で親友の布施努君が、JTB秋田支店の監査のため数日、秋田にやってきた。秋田長屋酒場で大鵬ちゃんこ鍋を食べながら旧交を温めた。兵庫県出身の布施君だがコロナ禍の中、東京の本社で頑張っている。お互いにエールを送り、朝の千秋公園散歩もいっしょになった。


私の恩師で元秋田県教育長の米田進先生が先月叙勲の栄に浴されて、私が幹事になり「徳」で先生のお祝いの会を催した。猿田副知事と秋田大学医学部の長谷川教授、第一学院の佐藤元先生と少人数での祝宴だったのでかなり深い昔の思い出話に花が咲いた。米田先生は英語教育のスペシャリストであるがお人柄も素晴らしい。毎月一回魁新聞の月曜論壇にも寄稿されているがウイットにとんだ内容で私もいつも楽しませていただいている。おめでとうございました。

免許センター長の佐々木薫君の呼びかけで異業種交流会を「酒丸」で開催した。猿田副知事はじめハピネッツの水野社長、ブラウブリッツ秋田の岩瀬社長、ノーザンブレッツにかかわりの深い秋田市の新出部長、AKTの大友君(元ラグビー部)、北都銀行バトミントン部の原田監督も参加した。野球、バスケット、サッカー、ラグビー、バトミントンとスポーツ交流会の様相を呈した会合になった。旭北歯科の千葉君とわかばの大門社長と菓子屋の私はスポーツ関係者ではないが、私は相撲代表とのことだった。秋田の未来は必ず良くなる!と実感した夜だった。

秋田信用金庫の総代が改選されてはじめての総代会がキャッスルホテルで開催された。秋田信用金庫は増収増益の決算内容だった。菅原理事長からもさらに地域密着で秋田の中小企業の応援をしていく旨の力強い挨拶があった。3年ぶりに懇親会も開催され経営者仲間で有益な情報交換ができた。

秋田県洋菓子協会の総会も3年ぶりにキャッスルホテルで開催され、賛助会員も含め洋菓子協会のメンバーが参集し懇親会も和やかに盛り上がった。経営者だけでなくパティシエも参加しているのでいろいろ話ができて参考になった。

参議院選挙が公示され(投票日7月10日)、選挙戦に突入した。秋田県では6人が立候補している。現職の石井浩郎さんは私の秋田高校の一つ後輩にあたる。元プロ野球選手で近鉄や巨人で4番バッターだったので有名であるが、国会議員としては12年間文部科学関係の役職をつとめ、教育やスポーツ振興にもさまざまな面で尽力し、世のため人のため秋田のため活躍している。石井浩郎議員3期目のさらなる健闘を期待したい!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子