2025年1月6日 月曜日

豚まんの福楼を11月10日の営業をもって閉店し休業した。2020年、コロナ禍で苦しんでいた時にあたらしい事業としてテイクアウトできる秋田のソウルフードになりうるものを創ろうということで豚まんにチャレンジすることになった。秋田県総合食品研究センター、JA大潟村、秋田市産業企画課から指導や援助をうけて半年の準備期間で12月10日に土崎の自衛隊通りにオープンさせることが出来た。

オープン当初から人気がでて、氷点下の中長蛇の行列ができて連日売り切れになったのでなかなか買えない人気の豚まんとして話題になった。半年間はスタッフも連日早朝から準備をしててんてこ舞いの日々が続き、その後「バナナマンのせっかくグルメ」にも取り上げられ通信販売も好調だった。

広小路バザール等のイベントでも人気で福楼の豚まんは着実に秋田の皆さんに浸透してきた。さらに秋田ノーザンハピネッツやブラウブリッツ秋田のホーム戦にも出店し、ブースターやサポーターの皆さんもかなりリピーターになっていただき毎試合完売することが多かった。

今月のハピネッツの試合でも3試合販売したが、最後ということもあり行列になり、福楼ファンのお客様からは「この豚まんが食べられなくなるのは残念だ。必ず早めに再開してほしい」といった叱咤激励の言葉をいただいた。会社社長や著名人からも繰り返しお買い上げいただき、全国的にみても有名な中華まんや、豚まんとくらべても福楼は遜色ないとほめていただくことが多かった。東京の森ビルの方からも声がかかり麻布台ヒルズに出店しないかと誘われたこともある。ある金融機関のトップの方からもご贔屓いただき、キッチンカーをだして営業したら絶対もっとはやるのでチャレンジしたらと声をかけていただいていた。新規事業の立ち上げの難しさを痛感したが、完全手作りであり、原材料にもこだわったため原価が高くなり高コスト体質のオペレーションになってしまい、なかなか黒字化することができなかった。

この春からは福楼トピコ店を榮太楼トピコ店に加えての販売に切り替え、製造体制もスリムにしてローコストオペレーションを徹底したが、この度一度休業して仕切り直しして事業の見直しを行うことにした。応援していただいた皆さんには申し訳ない思いでいっぱいである。スタッフの皆さんには最後まで全身全霊を込めて頑張っていただき感謝の念に堪えない。ここで一度退却するが、コロナ禍で先行きが見えない中、この豚まん事業にチャレンジしたことはけっして無駄にならない。まずは福楼にかかわっていただいたすべての皆さんやお客様に感謝して、菓子製造販売を強化して榮太楼の経営改善をスピードアップしていきたい。

福楼の千秋楽には東京からわざわざ中村青志先生がお越しになり、スタッフを激励・慰労していただいた。中村先生のご厚情に心から感謝するとともに、榮太楼再生をスピードアップして先生に恩返しをしていきたい。

南通り店がリニューアル一周年を迎えた。えいたろうだんごをリーズナブルな値段で販売したり南通り店限定で「初雪栗きんとん」を販売し、ご来店いただいたお客様には空くじなしのくじ引きを楽しんでいただいた。焼きたてのえいたろうだんごや、ソフトクリームのファンは着実に増えており、若いカップルや家族、女性のグループや仕事の合間のビジネスマンの方のご来店等客層が広がり、南通り店のリピーターも多くなってきた。榮太楼の中心的直営母店としてはもちろんのこと、地域の活性化に貢献できる店舗として、さらにこのあともいろいろなチャレンジをしていこう。

みるく饅頭どっこいしょーどっこいしょは徐々に人気が高まってきた。商工会議所のお買い物スタンプラリーの商品にしたこともあり、また特にいとく東店でコーナーを設けて重点販売をしていただき、名指しでみるく饅頭をお求めのお客様も増えてきた。この饅頭は老若男女問わず、一度食べるとやみつきになる方も多いようで、気に入ってくださったお客様は繰り返し繰り返しオーダーをいただいている。全国的に乳菓は多いが、あきたを代表する乳菓として、知名度をあげてゆくゆくはこのみるく饅頭どっこいしょーどっこいしょを全国的に売れる銘菓に育て上げていきたい。榮太楼一丸となってみるく饅頭を推していこう。さあ売るよ!!「どっこいしょーどっこいしょ」

いちじくのキャラメルケーキも発売から5年ほどになり、季節限定ではあるがこのお菓子が大好きなお客様が増えている。髙島屋のバイヤーの畑さん、ジュンティーニさんも気に入っていただき、今回また畑さんプロデュースの「和菓子縁日」にもご指名頂いた。みるく饅頭、矢留の香りにつづいて3回連続であきた榮太楼のお菓子が和菓子縁日に登場したことになる。畑さんに感謝!さらに努力してもっともっとたくさんのお客様にいちじくのキャラメルケーキを召し上がっていただきこのお菓子をブレイクさせていきたい。

11月はみかん大福が大きく彩りもよくインパクトがあった。22日から小ぶりでかわいいりんご大福にチェンジした。フルーツ大福は毎回楽しみにしてくださっているお客様が多い。りんご大福を店頭でアピールしておおいに集客を図っていこう。
21日から25日までは恒例のクリスマス先取りキャンペーンを全店で開催している。クリスマスケーキや割引き券、みかんゼリー、みるく饅頭があたる抽選会で店頭でお客様に楽しんでお買い物いただいている。ここでもりあげて、12月のお歳暮商戦、クリスマス、年末年始商戦で売り上げをあげていきたい。がんばろう榮太楼!

衆議院選挙で自民党が大敗し、石破内閣の政権運営は厳しさを増している。103万円の壁問題で国民民主党の存在感が強くなっている。アメリカではトランプ大統領が圧勝し世界情勢におおきな影響がでそうである。兵庫県知事選挙では斎藤前知事がSNSを駆使した戦術で当選し既存のマスコミの影響力が低下し、世の中が大きく変化していることが印象付けられた。いずれにしろ今は大きな時代の転換点であることは間違いない。変化への対応をしっかりして生き残っていきたい。

大リーグ大谷翔平が2年連続3回目のMVPに選ばれた。誰もが感嘆する明るいニュースである。大谷にあやかってがんばろうニッポン!
大相撲九州場所、王鵬は琴櫻を破ったり内容のいい相撲もあったが紙一重で負けることが多く負け越してしまった。6勝9敗。もう一度仕切り直しで来年こそ三役、そして大関を目指してほしい。大嶽部屋の納谷は4勝3敗と勝ち越したが、夢道鵬は負け越し。全体的に大嶽部屋は成績が振るわなかった。来場所頑張れ!
大関琴櫻と豊昇龍の優勝争いとなり千秋楽結びの相星決戦を制した琴櫻が14勝1敗で初優勝を飾った。新大関大の里は9勝6敗とふるわなかった。
若隆景、若元春の兄弟も健闘しているので、王鵬も早くおいついてさらに大相撲を盛り上げていってほしい。大鵬と同世代で活躍してNHK解説で人気があった北の富士さんが亡くなった。存在感がありカッコいい元横綱だった。

社長 小国輝也

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