2014年1月30日 木曜日 | No Comments »

2014年の新年が始まった。秋田は厳しい寒さが続いている。秋田市の積雪は昨年ほどではないが横手を中心に県南では例年の3倍の積雪で40年ぶりの大雪となっている。マインド的な面があると思うが正月以降お客さんの動きがにぶいようである。アベノミクス効果は秋田では引き続きあまり感じられない。日本人の価値観やライフスタイルが変わってきたことを実感する。儀礼的な年始の挨拶まわりが少なくなってきた。菓子折りの動きがにぶくなった。こういった変化を敏感に捉え自家消費やちょっとした手土産用のお菓子を強化していくことが菓子店にとって重要である。商品構成や売り方を変えてお客様にアピールしていきたい。新年のスローガンを「捨古創新(しゃこそうしん)」にした。昨年は創業130周年で温故知新だった。今年は古いしがらみや悪しき習慣を捨てて、新しい価値や商品を創造し新しい販売のやり方で新生栄太楼を創造していきたい。「すべてが営業」・「すべてに経知(けち)」・「すべてに親切」を貫き、「工場の生産性向上」、「営業・販売力強化」、「コストダウン」を重点目標として徹底し、「首都圏マーケット攻略」を狙っていきたい。経営理念に謳っているとおり、おいしい楽しい菓子創りに全身全霊を傾けて邁進し、地域一番菓子店をめざしていこう!

正月はこどもたちも東京から帰ってきていて家族で比較的おだやかにすごす事が出来た。大学時代の親友である増田君の家族と則兼夫妻が来秋しいっしょに新年会をおこなった。さまざまな話で盛り上がり二次会はなつかしのメロディーオンパレード・大歌合戦だった。持つべきは「わがよき友よ」―新年から元気をもらった。

秋田商工会議所の新年賀詞交換会は例年になく盛大で800名が参集した。来賓の佐竹知事がとても含蓄のある挨拶をされた。その後今月は、商業部会・観光サービス部会など4部会合同新年会や企画政策委員会、議員懇談会と商工会議所の会合が続き、三浦会頭を先頭に「元気創出」をテーマに秋田経済を活性化させていくことを確認しさまざまな情報交換をおこなった。元気な秋田を創っていこう!

お取引先の新年会も一月は集中して行なわれる。グランドパレス川端グループは「心温まるおもてなし」を今年のテーマに掲げ引き続き前例のないことへの挑戦を行なっていく旨、齋藤社長が挨拶された。キャッスルホテルも津田社長が品質向上を徹底し人員も増強し、攻めの姿勢を貫くことを力説されていた。総合的商品力強化が生き残りのためには不可欠である。弊社も肝に銘じて努力したい。

永井社中の初釜が本妙寺で行なわれた。正月らしい室礼で社中の気心の知れた皆さんでアットホームな茶会だった。永井先生が裏千家の正教授になったので先生のお話を伺いながら主客一体となった初釜であった。淡交会の初釜では薄茶席と来賓席のお菓子をご用命いただいた。席主の想いや趣向が伝わるようなお菓子をお届けしていきたい。

ホテル大和の武藤芳樹調理長が、インドネシア・ジャカルタの日本料理店の調理長として赴任することになり大和さんで壮行会を行なった。彼は若い頃旅館栄太楼で10年勤め、奥さんも栄太楼出身である。もともとフットワークがよくおいしい料理を作っていたがすっかり貫禄がついた。46歳にして単身赴任で海外に挑戦することになった。武藤君のジャカルタでの活躍を心から祈念したい。頑張れ武藤!料理は技術にして美術にして芸術である。

12日みどり光学社の故佐々木宏也さんの一周忌を迎え追悼の会がビューホテルで開かれた。縁のある皆さんが100名以上参集し、彼の思い出話を語り彼の志を受け継いで秋田を発展させていこうとみんなで誓いを新たにした。小3の一人娘のかりんちゃんが、とてもけなげでかわいくて涙がでた。『この一年いろんな場面で宏也のことを思いだしつらいことが多かった』と父上が心情を吐露された。ご両親・奥様にもエールを贈りたい

故納谷幸喜(大鵬)・大道院殿忍受錬成日鵬大居士の一周忌法要が命日の19日東京ロイヤルパークホテルにおいて執り行われた。220名が参列し献花した。進行役を私が務めた。法要後菩提寺の日蓮宗・妙久寺の金山住職からお言葉があり、つづいて大鵬と二所ノ関部屋時代から親交のある29代木村庄之助の櫻井さんが思い出話を述べた。大鵬誕生秘話興味深かった。一飛び九万里の伝説の大鳥が大鵬である。その名のとおり相撲界の大鵬は偉大だった。その後パソナの南部社長の献杯でなごやかな会食となった。娘の美絵子が編集したスライド上映もあった。施主である姉芳子は「大鵬の大きさ、やさしさ、重たさを日に日に感じております。」と参列した皆さんに感謝の挨拶をした。娘3人と孫9人もそれぞれ感慨深い法要になったようだ。私も親父が早く鬼籍に入って以来父親代わりのように叱咤激励してくれた義兄大鵬に報いるためにも気合を入れなおして頑張っていきたい。大鵬が好んで揮毫した「忍」の一字を胸に「夢」を追いかけていこう。妙久寺の大鵬の墓参りをして冥福を祈るとともに誓いを新たにした。命日に大嶽部屋の大砂嵐はライバルの遠藤を破った。もっとも懸賞金のかかった一番だった。法要後国技館に応援に行った甲斐があった。13日目まで大砂嵐は8勝5敗。残りも勝って来場所幕内上位での活躍を期待したい。綱とりの稀勢の里は大負けしてまた振り出しにもどった。これでは優勝もできない。優勝は鶴竜にさせたいが、やはり横綱白鵬かな。他の力士と自力が違いすぎる。『巨人・大鵬・卵焼き』の時代の再現は難しいかな。角界の隆盛を期待したい。

楽天の田中は大リーグヤンキースへの入団が決まった。日本選手最高の7年契約161億円の巨額の年俸である。アメリカでのマー君の活躍を祈りたい。

東京都知事選挙は細川、舛添、田母神、三氏の有力候舗中心に選挙戦が繰り広げられている。絶対的候補がいない。単なる人気投票ではよくない。真に日本や東京の将来を考え実行できる方に当選していただきたい。脱原発も争点になっている。日本は早く再生可能エネルギー中心に舵を切り原発廃止すべきだと私も思う。

全国的にノロウイルスが猛威を振るい感染性胃腸炎が大流行している。浜松や京都、広島でも大規模な食中毒が発生した。衛生面で細心の注意を払い正しい手洗いを徹底して励行するしかない。インフルエンザも流行期にはいった。見えない敵(ウイルス)に負けないようみんな気をつけながら頑張りましょう!

社長 小国輝也

大相撲は千秋楽14勝1敗どうしの優勝決定戦の末横綱白鵬が鶴竜を破り28回目の優勝を果たした。稀勢の里は休場し来場所はカド番。

カテゴリー:社長通信 「輝進」
2014年1月3日 金曜日 | No Comments »

昨年は格別 の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本年も社員一同、おいしい楽しいお菓子作りをモットーに、地域に根付いたお菓子屋さんを目指す所存でございます。

何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

カテゴリー:お菓子
2014年1月1日 水曜日 | No Comments »

いとく新国道店がオープンし一ヶ月近くなり、お客様にも認知されてきたようでクリスマスにかけて客数も増えてきた。食品スーパーとして伊徳さんのナンバーワンの集客力を誇る店舗である。レジ前の目立つ場所にあるので、朝生、ケーキをはじめ定番商品をアピールしお客様とのコミュニケーションを図っている。船木店長はじめスタッフも頑張っている。アンテナショップ的な母店となるようにうまく育てていきたい。

クリスマス商戦は年々競争が激化している。セブンイレブンの秋田進出にともないローソン、ファミリーマートなどコンビ二どうしの陣取り合戦もすさまじいものがあり、コンビ二はこぞってスイーツを強化している。既存の菓子店に加え、ホテルやコーヒーショップ、コンビ二が皆クリスマス商戦に参戦し、パイの奪い合いの様相を呈している。作って販売するほうも大変だが、買って食べるほうも大変である。弊社もクリスマス年末キャンペーン早めのセールスを展開したが、出足が悪く途中ちょっと心配になった。最終的にはみんなの声かけとお客さまの応援のおかげで、昨年を上回る売上をあげることができた。感謝したい。輝サンタも東奔西走した。天候が荒れなかったことが救いである。環境やライフスタイルが変わってきていることを痛感している。商品、販売方法を検討して来年以降の仕掛けをしていきたい。アベノミクスの恩恵はあまり地方では感じられず、消費税アップ前の駆け込み需要は建設業界、自動車業界などに限られている。日銀秋田支店の短期経済観測調査によると、秋田でも全ての産業ベースで業況判断指数が16年ぶりにプラスになったようであるが、実感が乏しい。本当の意味で個人消費が活発になり、小売商業業界も収益向上できるようになってほしいものである。体力消耗戦はよくない。ブランド力、商品力を高めてお客様に選ばれる菓子店をめざしていきたい。

恒例となった「行く年来る年どらやき」は好評である。今年の巳どらやきは吟醸酒の酒粕のはいったこし餡入りの蒸しどら焼き、来年の馬どらやきは馬の焼印を押して、中の粒餡に白馬のイメージで大きめの白手亡豆が入っている。パッケージも年末年始らしいデザインになっているのでギフトやちょっとした挨拶に好適なようである。「年越しそば饅頭」は6個入り630円で30日と大晦日の限定販売。5シーズン目となるがそばの香りのするうまい饅頭である。金運もよくなるといわれており、縁起物である。年越し饅頭を食べてよい年を迎えていただきたい。

今年をイメージする字は「輪」に決まり、清水寺で揮毫された。東京オリンピックが決まったこともあると思うが、日本を取り巻く国際情勢(特に北朝鮮・中国)もきな臭くなってきており、賛否分かれる中、特定秘密保護法も制定されることになった。日本人がスクラムを組んで日本をよくしていくことが大事である。そういった意味で日本がもう一度団結するための「輪」が必要かもしれない。みんなで広げよう・豊かな心の輪!みんなで広げよう・おいしいお菓子の輪!!

瀬下ワールドファミリー会がキャッスルホテルで盛大に開催された。恒例の巨人・原辰徳監督のトークショー非常に盛り上がった。日本シリーズ全力を尽くして戦って楽天に敗れたが、その楽天に心の中で拍手を贈ったとおっしゃっていた。原さんの人間性は本当に素晴らしいと思う。瀬下建設工業の瀬下社長との縁で毎年のように秋田に来て病院施設や学校訪問を行なっている。原さんの話を聞いた高校生は感動していた。夢を抱き努力すること、継続することの大切さを身をもって実践されている。有言実行、大事である。

大間ジローさんプロデュースによる元オフコースの鈴木康博さんのライブが楽市で開かれた。ファンや大間さんの友人知人が集まりアットホームで琴線に響くライブだった。

商工中金ユース会の鶴の湯研修が行なわれ参加した。辻支店長の講演につづき情報交換会をおこなった。日銀支店長もプライベートで参加され有意義な会合だった。雪の露天風呂の裸の付き合い、日本一の秘湯・鶴の湯温泉最高である!

ホテルエクセルキクスイさんのディナーショーに桑原社長と行って来た。今回のゲストは柏原芳恵さんと岩崎良美さん、『ハローグッパイ』『春なのに』『タッチ』などの往年のヒット曲を聴いて、大変懐かしくけっこう楽しかった。菊地社長もほっとしていたようだ。ありがとう。

さきがけ友の会総会がビューホテルで開催された。いろいろな方々とさまざまな話が飛び出して楽しい宴だった。三浦廣巳会長からいろいろなご教示をいただき有難かった。恒例のクリスマスケーキは栄太楼製が人気だった。

秋田県観光連盟の有志で浜乃家さんで懇談会をおこなった。前田観光文化スポーツ部長やゲストの渡邉さんたちと秋田活性化にむけて有意義な話ができた。浜乃家さんはリニューアルされてから連日満員御礼のようである。古い伝統を活かしての新しいチャレンジー竹島社長の心意気が伝わってきた。元気な秋田をみんなで創造していきたい。

東京経済大学のサークルの後輩にあたる深津誠さんが日通商事の所長として秋田に10月から転勤してきた。偶然にも住まいは工場のすぐ近くである。彼の歓迎会をかねて東経大葵友会の有志忘年会をおこなった。同窓の仲間で絆を深めていきたい。

秋田高校同窓会の企画委員会・当番年次の会が大町ビルの魚河岸で行なわれた。140周年事業も一段落したが来年にむけての打ち合わせをして役割分担をした。「自主自立」「品性の陶冶」―秋高精神持続したい。

築山小学校6年生に「総合的な学習の時間」で講話をした。子供たちも自分の夢の実現にむけてモチベーションがあがったようでさっそく手紙がきていたので少し紹介する。「おかしを買ってもらった人に笑顔になってもらいたい、楽しんで食べてもらいたいという思いでおかしを売っていてすごいなと思いました。」「7代目でも、築山小と同じ130年つづいていることに驚きました。」「何事もポジティブに行ないたいです。無限の可能性があるということ、夢を言葉にだしてみることなどをこれからの自分にいかしていきたいです。」「もろこしの由来がとてもおもしろかったです。おかしは笑顔の基だという言葉が一番印象に残りました。」「ピンチはチャンスという言葉が心に残っています。まだ私は夢ははっきりしていません。いろんなことにチャレンジして可能性を広げていこうと思います。」「夢は大きくもち、それに向かって挑戦していくことで叶う夢もあるということを教えてもらいました。」「言葉には魂があると聞いて目標をもったらまず言葉にだして努力したいです。この授業よかったです。」秋田の子供たちは素晴らしい。逆に元気をわけてもらった。子供たちに負けないよう私も初心に帰って夢を追い続けていきたい。

年の瀬になって政治と金の問題で猪瀬東京都知事が辞任し、餃子の王将の社長が射殺される事件がおきたりよくないニュースが続いている。

今年は皆さんにとってどんな一年だったろうか?来年がまたもっと素晴らしい年になるよう頑張っていきましょう!よろしく!

社長 小国 輝也

カテゴリー:社長通信 「輝進」