2015年1月30日 金曜日 | No Comments »

輝 進 VOL.228

2015年平成27年未年の新年を迎えた。寒いには寒いがここ数年に比べて天候もおだやかで秋田市は雪も少なめで雪かきに追われることがなくすごしやすい冬になっている。まだ油断はできないが、今年一年天候異常で自然災害に見舞われないよう平穏無事な年になってほしいものである。大みそか紅白歌合戦が終わったあと家族で初詣に行った。千秋公園の鐘つき堂で除夜の鐘をついて八幡神社、与次郎稲荷神社を参拝した。私は毎朝の散歩で千秋公園を散策し神社にお参りしているが、家族そろっての初詣はまた格別、気持ちが新たになった。家内安全・商売繁盛・身体健全な一年にしたい。
菓子舗栄太楼も21日132歳を迎えた。今年のスローガンは「日々改善・日々攻進」に決めた。弊社も昨年来改善活動に取り組んでいるが、製造だけでなく総務も販売も営業も毎日の仕事の中で「無理無駄ムラ」を見つけて排除して改善していくことが大切である。10月からトヨタさんのアドバイスで行ってきている工場の「改善」では確かに手ごたえがあり成果がでてきている。これを全社で共有しそれぞれの意識改革をして実践していきたい。「攻進」は私の造語であるが、やはり攻撃は最大の防御といわれるように、何事も攻めの姿勢が大事である。秋田の菓子業界も県外から攻められっぱなしでパイが縮小する中でどんどんお金が吸い上げられているが、足元を固めつつも外貨を獲得できる体制を作って前向きにチャレンジしていくことが求められている。弊社も「工場の生産性を向上」させつつ「直営店の販売力強化」をし「インターネット通販」を伸ばし「首都圏マーケット」を攻略し売上・収益を最大化していきたい。将来的には年商10億円・経常利益5千万円を達成したい。5年後くらいを目途に新工場創造にも着手したいと思う。秋田の食品業界も強くならなければいけない。あきたの菓子業界のリーダーとして頑張っていきたい。国も県も「6次産業化にともなう食品産業強化」「地方再生」に本腰をいれてとりくむ姿勢をしめしている。波に乗り遅れないよう積極果敢に攻めていこう!
新年会も続いている。秋田商工会議所の恒例の新年賀詞交歓会はキャッスルホテルで行われ約800名が参集した。三浦廣巳会頭から「地方創生、地域の元気は私たち中小企業自らが知恵をだし行動していくことから始まる。秋田商工会議所の最優先課題は会員企業の強化と成長への戦略である。取り巻く環境は日々変化し厳しいが、自らの力を信じ、秋田の強みをしっかり認識して、地方創生の一歩を進めていこう!」と力強い挨拶があった。来賓の佐竹秋田県知事、穂積秋田市長からも含蓄のあるスピーチがあり、景気回復で調子のいい企業も出てきたせいか会場は例年より盛り上がった雰囲気だった。
菓子組合青年部、菓子組合秋田支部の新年会もあり同業者どうし情報交換をした。セブンイレブンをはじめとするコンビニのスイーツ強化、年末年始の人の動き方の変化にみられる日本人の価値観やライフスタイルの変化など環境は激変している。顧客に支持されるお菓子・お店を創っていかなければ地元の菓子屋の未来はない。地域密着の商売をしながら切磋琢磨していきたい。
弊社の有志による新年会を山王の「喰らい亭」でおこなった。昨年はなかなか親睦の会を開くことができなかったので久々のスタッフ交流会になった。都合で参加できなかったメンバーもいたが、こういった親睦行事もときどき開催してモチベーションをあげ栄太楼の絆を深めていきたい。二次会の歌合戦も大盛り上がりだった。このパワーを仕事にもつなげていけばうちはすごい会社になるだろう・・・
イヤタカの新年会では北島社長から今年の方針等についても話があった。テーマは「ブラッシュアップしよう」。イヤタカグループの事業や部門をさらに磨きあげていくとのことである。ブライダル業界では秋田1であるが、イヤタカさんの強みは常に時流をとらえ進化していることだと思う。弊社もあやかってチャレンジしていきたい。
秋田信用金庫秋田地区合同新年会はキャッスルホテルで330名が参集し盛大に行われた。私が司会を務めた。平野理事長から秋田の現状についての課題と地元の中小企業を力強くバックアップしていく旨の挨拶があった。あきた舞妓のアトラクションもあり華やかな祝宴だった。
17日にはわらび座の「稲穂堂物語」の初演公演がおこなわれた。開演に先立ち、秋田信用金庫の平野敬悦理事長と私のトークイベントがあった。「稲穂堂物語」は平成23年秋田信用金庫の創業100周年事業として創られたミュージカルである。東日本大震災の直後になったため復興支援イベントとして文化会館で上演された。あきしんのルーツが菓子組合の無尽から始まっているため菓子屋をモデルにした物語になった。わらび座の脚本家の栗木さんと役者さんたちが弊社工場を訪れ取材していったが、「菓子は甘いが菓子屋の経営は甘くない」など私が話したコメントもセリフになった。わらび座の小劇場は超満員だった。東京でパティシェの修行をしていた主人公の梢ちゃんが父が倒れたことにより秋田の実家の和菓子店の後継社長になり、さまざまなことが起きるが同級生で秋田信用金庫の行員の助けを受けながら新商品を開発、最後にコンテストでグランプリを獲得するストーリーである。笑いあり涙ありのものすごく感動的な人間ドラマになっている。「この街で生まれこの街で生きていく。夢は紡ぎあうものなんだ」?名言である。3月1日までわらび座で上演されている。必見である。勇気・感動・元気が湧いてくる。ぜひ見てほしい!
裏千家淡交会の初釜はおだやかな天候に恵まれ約500名が来場し華やかな雰囲気でおこなわれた。私は誘導係りをつとめた。濃茶席のお菓子は弊社製はなびら餅だった。はなびら餅は昨年までと変えたがおおむね大好評だった。一椀を手にするとほっとする。茶席はやはりいいものである。
今年の秋田市の成人式は天候にも恵まれおだやかだった。二女万純が成人式を迎えた。振り袖姿なかなかよかった。会社でも、谷口くん、石川さん、大高さんが成人式だった。大きな夢を抱いて羽ばたいていってほしい。おめでとう!
秋田中央交通社長・秋田商工会議所名誉会頭の渡邉靖彦さんの旭日小綬章受章祝賀会が秋田キャッスルホテルで盛大に行われた。渡邉さんは県観光連盟会長を長くおつとめになり秋田観光コンベンション協会の理事長でもあり秋田県の経済界の重鎮である。私も親父の代から親交があり、公私ともにお世話になっている。出席者皆が渡邉さんを心からお祝いし大変いい雰囲気の素晴らしい祝宴だった。
大相撲初場所横綱白鵬が13連勝で大鵬を上回る33回目の優勝を決めた。あぶない相撲も何番かあったがさすが彼の集中力はすごかった。この2年間で10回の優勝―ダントツである。他の横綱大関陣の猛省と奮起を促したい。大砂嵐は7勝6敗。なんとか最後勝ち越してほしい。相撲人気は回復し連日満員御礼、さらに土俵の充実を望みたい!
サッカーアジアカップ連覇をめざした日本は準準決勝でUAEに痛恨のPK戦で負けてしまった。圧倒的に優勢だったが決め切れなかった。テニスの全豪オープンは錦織圭が順調に勝ち上がっている。世界タイトル期待したい。
イスラム国が邦人二人を拘束し身代金を要求してきている。安倍総理の中東訪問のタイミングが狙われた。テロ組織の活動が活発化し世界的に物騒になってきている。邦人の無事と世界の平和を希求したい。
社長 小国輝也

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