2023年6月12日 月曜日 | 輝進VOL328 はコメントを受け付けていません

シン・さなづらがブレイクしている。3月にパッケージを一新して店頭並びにお取引先での販売強化につとめたところ、昨年の倍以上の売れ行きとなりコロナ前を上回る勢いで動いている。ディスプレイやPOPも工夫し、さなづらをトーストに挟んだり、チーズクラッカーやヨーグルトにトッピングしたり、ローストビーフと一緒にアレンジしたり、料理のアイテムとしても美味しいということをアピールできたのが効果的だった。

インスタグラムでの情報発信も30日以上連続で続け、連休にはAKTのテレビCMもスポットでおこなった。あらゆる手段で「さなづら」をアピールしたことがよい結果に結びついている。ゴールデンウイークも久しぶりに人の動きが活発になり、駅や空港の売り上げも良かったが、アトリオンの物産振興会ではさなづらが3倍くらいに伸びたようで、魁新報の記事にも売り上げベスト10に久々にランキングしたことが掲載された。往年のさなづらファンはもちろん、若いお客様が手に取って買ってくれているようである。あきたの代表銘菓さなづらをさらに認知度をあげて、令和の時代の大ヒット銘菓に育てていきたい。

先月末にはトピコアルスオーナー会議が久しぶりに開催され、今後の営業方針についての説明もあり、さらに秋田駅の集客を増やし、店舗の磨き込みをすすめていくことを確認できた。2022年度の最優秀店舗に菓子舗榮太楼が選ばれ、佐藤店長が表彰され代表して挨拶をした。トピコのスタッフの頑張りに敬意を表したい。おめでとう!!さらにスクラムを組んで頑張っていこう!!

トピコではラグノオさんが今月で撤退し、来月から酒田米菓さんが出店することになった。またシャトレーゼが、6月に保戸野店を新規オープンさせその後あいついで外旭川と広面にも出店することになっている。アフターコロナ、菓子業界も熾烈な競争が続きそうである。消費者志向の商品構成と巧みなメディア戦略でイメージ作りもうまい。昨年は仁井田店もオープン後数カ月は行列ができていた。おやつ等の自家消費以外にもちょっとした手土産需要も対応しているようである。弊社も、いとく新国道店、幸町店は直撃を受けそうであるが、工場でできたての鮮度感や季節感のあるお菓子をお客様にアピールして、今こそ榮太楼のファン客を増やしていきたい。ピンチはチャンスである。英知を結集して頑張っていこう。
GWは次男が帰省したので久しぶりに男鹿や田沢湖方面の観光に行った。「秀よし」さんの酒蔵見学をさせていただき鈴木社長じきじきに案内していただいた。歴史のある蔵元はさすがだなと感銘を受けた。

連休最後には私のジェイティビー時代の友人の谷岸さんご夫妻が来秋され、帰る間際にトピコであって食事をしながらいろいろ情報交換することができた。彼は今、全国旅行支援事務局に出向中で活躍している。

秋田ノーザンハピネッツはホーム最終戦北海道に連勝して、29勝31敗でシーズンを終えた。前田ヘッドコーチが家庭の事情で指揮をとれなかったり、田口選手、古川選手が怪我で戦線離脱したり、大変なシーズンだった。ホームでは10勝しかできなかったので、来期にむかって体制を立て直してまた頑張ってほしい。チームが勝つと福楼の豚まんの売れ行きもいい!
その後、イヤタカでハピネッツのパートナー報告会があり、水野社長からも様々な状況説明をふくめた挨拶があった。パートナー企業の皆さん200名近くが参加し、4年ぶりに選手スタッフと食事をしながら交流することができた。秋田に勇気と元気を与えてくれるノーザンハピネッツのさらなる躍進を期待したい。GOGOハピネッツ!!!
シーズン終了後には挨拶に長谷川選手と王選手が来てくれた。ありがとう!

今月はまた私の大学恩師の中村青志先生が秋田におこしになり、弊社の経営についてさまざまなアドバイスをいただいた。金沢のユニークなお菓子をたくさんお土産に頂いた。わくわく感と楽しさを感じる商品が多かった。あらためて菓子は嗜好品であり、美味しいからという理由だけで売れるものではないと思った。ありがとうございました。
翌日は、鶴岡まで先生と同行し、東京経済大学の大先輩である高橋さんにお会いして食事をしながら荘内地方のこともいろいろ教えていただいた。木村屋さんの本店や清川屋を見学した。鶴岡も商店街はシャッターストリートになり、小売店経営の厳しさを目の当たりにした。帰りは酒田により、酒田米菓の工場視察をしてきた。オランダせんべいは私が昔からものすごく大好きなのでなかなか興味深かった。

秋田食品衛生協会の通常総会・表彰式がホテルメトロポリタン秋田で開催され、伊藤保健所長はじめ来賓の皆さんとも懇談を深めた。伊藤所長からコロナとの闘いの状況をお聞きして、あらためて食品業界の今後の営業展開についても情報交換した。

秋田南法人会の総会は秋田キャッスルホテルで開催され、久しぶりに税務署長も懇親会にも参加された。100名以上の会員が参加して賑やかだった。藤井会長の計らいで、昨年につづいて福楼のシュウマイをキャッスルホテルの料理として提供していただいた。福楼のリーフレットもテーブルにつけたので大変な宣伝になった。感謝!

秋田県菓子工業組合総会、秋田支部総会を相次いで開催し、合同懇親会をキャッスルホテルでおこなった。20数名の参加者であったが、業界が抱える問題や中央王手資本の菓子店の秋田進出対策などについても忌憚のない意見交換をした。秋田防衛軍のあきたの菓子店はお互い切磋琢磨しながらおいしい菓子をつくって稼がなければいけない。あきたのお菓子の価値をお客さんに伝えていこう。

私のジェイティービー時代からの親友でインターバウンドカンパニーの代表の大塚順彦君が来秋し、さきがけ政経懇話会の講師をつとめた。県北、県南、秋田市と3日間連続して「秋田と台湾 新時代のインバウンド」と題して講演した。彼は台湾に精通していて説明がわかりやすいので参加した聴講者にかなり評判がよかったようである。台湾の親日的な個人客に秋田に来てもらい魅力的なミニツアーを楽しんでもらえば、これからの時代のインバウンド客を秋田ではかなり増やしていけそうである。県の観光のキーマンとも扇屋で大塚君と一杯やりながら情報交換できた。

G7サミットが広島で開催され、G7の国の大統領や総理といったトップはもちろん、招待国の韓国やインドをはじめとするグローバルサウスの国々も広島に参集し、岸田総理が議長をつとめかなり有意義な外交活動が展開された。ウクライナのゼレンスキー大統領も急きょ広島入りし演説をおこなった。ロシアとの戦争が続く中かなりきわどい選択だったが、今後世界平和につながる展開になることを祈りたい。世界のトップが世界で初めて原爆が投下された広島を訪れ、原爆資料館をみて被爆者の話を聞いたことは深い意義があることである。原爆を振りかざして戦争することは人類の破滅につながる。

大相撲夏場所、大嶽部屋の王鵬は12日目に勝ち越した。このまま2桁勝利をあげてほしい。幕下の夢道鵬、三段目の納谷も勝ち越した。大嶽部屋力士が後半の相撲で白星を積み上げることを祈りたい。幕内は横綱照ノ富士と朝乃山が1敗で並び、関脇霧馬山が2敗で追いかけている。朝乃山が復活優勝を果たす気がする。霧馬山の大関昇進は決まりそうだ。他の関脇、若元春、大栄翔、豊昇龍は来場所が大関とりの場所になるだろう。ネットフリックスでも相撲のドラマ(聖域)が超話題になり、大相撲人気はうなぎ上りになっている。王鵬にも早く主役になってほしい!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子