2024年3月26日 火曜日 | 輝進VOL337 はコメントを受け付けていません

雪が降らず記録的な暖冬の2月だった。20日は明治15年の観測開始以降はじめて秋田市の気温が20度を超えた。と思えば翌々日には氷点下まで気温がさがりひさしぶりに積雪になった。寒暖差が激しく、地球温暖化の影響とはいえあきらかに日本の気候も激変してきている。スキー場等雪不足で困っていたが、道路が乾いていたこともあり自転車に乗ってご来店のお客様もいて路面店にとっては商売しやすい冬になった。

立春大福は今年も人気があり、リピーターのお客様が多かった。はじめて召し上がった方も喜んで追加オーダーがあったりした。いとく新国道店は桜庭店長を先頭に営業強化し前年をかなり上回る売り上げになった。バレンタインもショコラドールが人気でほほ全店で完売になった。札幌の田中先生のご指導による商品である。感謝したい。桜咲くさくらゼリーもタカシマヤさんはじめ全国から注文が増えてきた。秋田市内でも秋田空港やアトリオンの物産振興会の店舗でもさくらゼリーをメインにして販売していただいている。ネットでは早割キャンペーンを行っているが、個人や会社からもまとまったお買い上げにつながっている。かつての中国系の方々の爆買い現象のような買い方ではないが、確実にアピールしていけば秋田榮太楼の元祖さくらゼリーはまだまだ増売していけるだろう。知恵をしぼって頑張ろう!

南通り店は秋田朝日放送のトレタテのニュースと、FMあきたの「気分屋食堂」の番組内で取材をうけた。昨夏の水害から復活して店をリニューアルしみたらし団子等が食べれるイートインコーナーもできたことで来客数もじょじょに増えてきている。

最近の営業日報から少し紹介したい。

「気温が高いせいかソフトクリームを頼む方が多かったです。来店された方々の年代が30代くらいのご夫婦とか幼稚園帰りのお母さんとお子さんなどいつもより若返っているのも発見でした。」

「お団子が美味しいという噂を聞きつけた男性客が来店され今回は持ち帰りでしたができたてホカホカをご覧になり今度また来ますというお言葉をいただきました。」
ほかの店も「常連のお客様がお亡くなりになりその方の息子様がご来店されて49日のお菓子を買いに来てくださりました。ずっと長い間ご利用いただいた感謝の気持ちを息子様に伝えることが出来てよかったです。」

「学校関係の準備でバタバタした一日でした。問合せや新規注文もどんどん来ています。学校様から注文を頂けるように丁寧な対応を心がけて接客をしたいと思います。DMをだしたので1件でもその中から注文をくださればいいなと思います。」(幸町店)
「立春大福お買い上げいただいている歯科医院に桜餅もって営業に行ったら早速午後に先生がご来店され箱詰めを買って下さった。かわら版をお届けすると購入してくださるお客様をピックアップして店に販売員が多い時間帯に営業に歩いてみようと思う」(いとく新国道)
「月曜日にもかかわらず店内は賑わっていた。JRが平日限定でお得な乗り放題切符・キュンパスを販売しているのでそちらのお客様が多かった。当店は赤まん青まんが大人気であった。客単価は低かったが笑顔で頑張りたい。」(トピコ店)
2月は売り上げ作りが厳しい時期であるが、各店それぞれ工夫をして増収にむけて頑張ってくれていることは大変に心強い。みんなでスクラムをくんで榮太楼を前進させていこう!

長男紀敬に長男が誕生した。めでたい。その子が還暦を迎える前に榮太楼は創業200年になる。新時代のあらたな営業展開を推進して商売繁盛させていきたい。7代目の私もふんどしを締めなおして心機一転努力したい。

1月30日秋田県警察学校の卒業式があり参列した。きびきびしてはつらつとした立ち居振る舞いはさすが警察官という雰囲気で感動的なセレモニーだった。佐々木薫校長の式辞は心がこもっていて卒業生たちの琴線に響いたと思う。来賓の猿田副知事の期待を込めた激励の祝辞も素晴らしかった。私も10月に講演させていただいた時よりさらに成長した彼らの姿をみて秋田の将来は明るいなと感じてうれしかった。佐々木薫校長ありがとう!そして永年の警察官生活お疲れさまでした!
今月はまた中村青志先生が秋田にお越しになり、いろいろな部門のスタッフと面談してアドバイスをいただいた。和菓子、洋菓子、販売部門(南通り・トピコ・新国道)、総務、管理、福楼それぞれの主なメンバーとコミュニケーションをとり、私にもさまざまな提言をいただいた。風通しのいい社風を創り榮太楼再生を加速させていきたい。

秋田ノーザンハピネッツは三河戦に連勝して貯金3になり(21勝18敗)チャンピオンシップ進出に望みをつないでいる。3月以降の後半戦の奮起に期待したい。豚まんの福楼はハピネッツのホーム戦すべてに出店しているが常連のお客様が多く毎試合完売御礼の状況が続いている。ハピネッツにあやかって豚まんがもっとブレイクするように盛り上げていきたい。県立体育館を建て直しして八橋にアリーナができることが正式に決定した。2028年には完成してハピネッツのホームアリーナになる。
ブラウブリッツ秋田は外旭川の中央市場の建て替えに伴いそこにスタジアムを建設する方向で協議中である。外旭川の街づくり構想については佐竹知事と穂積市長の見解が折り合わず先行き不透明になってきた。人口減少が続く中、秋田から金をすいあげる商業施設はいらない。秋田駅を中心にコンパクトシティを創っていくべきでこれ以上秋田市が分散してしまっては将来に禍根を残すだろう。Jリーグのチームが秋田に残り多くのファンが秋田に来てもらうためにもスタジアムは英知を結集して早期に
完成させたい。ブラウブリッツ秋田の岩瀬社長を応援していきたい!

ボーイスカウト日本連盟の水野正人理事長が秋田にお越しになり秋田キャッスルホテルで講演会が開催された。水野理事長はミズノの元社長でご自身のボーイスカウトキャリアからさまざまなエピソードを交えて含蓄のある話をされた。宇宙飛行士になった人もボーイスカウト出身が多いそうである。少子化で大変な世の中であるが将来の日本を背負うたくましい子供たちの育成は大事なことである。懇親会もおおいに盛り上がった。5月には秋田でボーイスカウトの全国大会が予定されている。旭北歯科の千葉利昭先生もボーイスカウトの役員である。

秋田食品衛生協会の役員会がイヤタカでおこなわれ総会にむけてのさまざまな協議をした。食品衛生協会の会員も減少傾向であるが、あきたの食に関わる業界が健全な発展をするために知恵を絞っていきたい。

長濱珈琲さんが秋田空港にカフェをオープンすることになり、そのお土産コーナーで栄太楼の菓子を販売してもらうことになった。26日にオープンするが、以前VIPラウンジがあった場所で明るく開放的でオシャレなお店になりそうである。スタートはさなづら、桜咲くさくらゼリー、北のかざぐるま、秋田ミルフェ、あきたこまちおかき。赤せん青せんを販売する。ターミナルビルの売店とあわせて相乗効果がでるように榮太楼も注力していきたい。秋田の空の玄関口を活性化させていこう。
22日東京株式市場はバブル経済期の1989年の水準を上回り。39098円の史上最高値をつけた。日本は失われた30年からようやく抜け出せそうだが、地方の中小企業や個人は株高による景況感アップはまるで感じられないのが実態である。地に足をつけてコツコツと頑張っていきたい。

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子