2018年9月4日 火曜日

2018.8.26
輝 進 VOL.271

8月にしては台風が多く、熱い夏だった。秋田もフェーン現象で、23日には37.6度を記録し35度を超える猛暑日も数日あった。
甲子園での夏の高校野球、第100回大会は連日劇的な展開が多く大変に盛り上がった。秋田代表の金足農業は第1回大会の秋田中学以来103年ぶりの準優勝を成し遂げた。真紅の優勝旗の白河越えはならなかったが、地元秋田はもちろん全国の多くの人が、ミラクル金足農業の快進撃に酔いしれた。鹿児島実業、大垣日大、横浜高校、近江を破って勝ち進み、準決勝では日大三高を撃破した。決勝ではエリート選手を集め春夏連続優勝を狙った大阪桐蔭に力つきて敗れはしたが、金農ナインに対する賛辞はものすごかった。エース吉田輝星投手の大会ナンバーワン右腕としての力投も素晴らしかったが、雑草軍団としての泥臭く基本に忠実な全員野球は感動の嵐を巻き起こし観客の心を鷲づかみにした。横浜戦の逆転3ランもあり、近江戦では2ランスクイズでサヨナラ勝ちをした。私も鳥肌がたった。日大三高のロースコアの投手戦も見応えがあった。毎試合ごとに日替わりヒーローが生まれ、勝つたびにチームが進化していった。優勝した大阪桐蔭よりもマスコミの露出度が大きかった。人口減少がすすむ地方の公立農業高校が、全国の強豪相手に正々堂々と勝ち進んでいった姿は多くの国民の脳裏に焼き付いたに違いない。あきたのとてつもないPRにもなった。中泉監督、佐々木主将、吉田選手はじめ金農野球部の皆さん、夢と感動をありがとう!私の同期生の松田聡先生が金農の教頭であるが、金農大フィーバーで学校での対応も食事ができないくらい大忙しだったようである。金農出身の尾形工場長と平山君が、社員の皆さんの寄付金と、ありがとう・おめでとうどら焼き、さなづらを選手たちに差し入れに伺わせていただいた。榮太楼も金農にあやかって夢と感動のお菓子創りに邁進していきたい!!

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竿燈まつりは後半天候も心配されたが、もちこたえて4日間予定どおり開催された。全国津々浦々からお越しになった130万人を超えるお客さんが、夜空に揺れる光の稲穂の競演に酔いしれた。昨年お客さんが大けがをした事故があったため、安全対策に万全を期してまつりが実施された。私の司会も29回目になったが平成最後の竿燈はいつにもまして素晴らしかった。タカシマヤのバイヤーの畑さんもはじめての竿燈をみてかなり感動して喜んでいた。全国からきた皆さんが竿燈をみて興奮し秋田の底力を感じていると思う。出竿の本数は279本で昨年より少し減ったが、竿燈まつりは右肩あがりである。この勢いであきたを盛り上げていきたい。竿燈妙技会団体規定優勝は下肴町、自由演技は上米町1丁目、お囃子は県立大学、小若団体は保戸野鉄砲町、小若お囃子は馬口労町がそれぞれ連覇。個人戦は柳町の山岡さんが優勝を飾った。年々、妙技会のレベルもあがってきているようである。6日には秋田朝日放送の東北のまつり特別番組が大町店の隣駐車場の特設ステージから生放送され、ゲストの壇蜜さん、元祖爆笑王さんたちの控室として大鵬ギャラリーが使われた。私も5年ぶりに壇蜜さんとお会いし記念写真を撮ってもらった。さなづら好きの彼女は美しくクレバーである。私の親友の則兼さん夫妻も竿燈にあわせて帰省し、ひさびさにゆっくり食事をすることができた。そのあとの昭和カラオケ合戦も大盛り上がりだった。私は秀樹・サザンオンパレードで絶唱した!

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わらび座の新しいミュージカル「北前ザンブリコ」のオープニングのトークショーとミュージカルがあり観覧した。江戸時代の秋田にさまざまな人やモノの交流をもたらした「北前船」の話でなかなか興味深くおもしろかった。わらび座はつぎつぎにさまざまな挑戦をしている。
お盆前には附属中学校32期生有志の同期会が「かなや」で開催された。県外から帰省している仲間たちと近況の情報交換をしながら楽しい宴になった。やはり仲間の絆は素晴らしい!50代半ばになってはいるが皆まだまだ現役で頑張っている。ふんどしを締めなおしていきたい!
お盆商戦は山の日(11日)ができてから前倒しで秋田に帰省する人が増えたせいか、12日がピークで、帰りのピークは14日15日だった。休みの取り方がフレックスになったせいか昔のようにお盆に極端に集中せず、夏の旅行も分散傾向にあるようである。儀礼的なお土産は買わなくなってきているので、ほんとうにお客様がほしい、ぜひ食べてみたいものをきちんと情報をお伝えして販売していくことが大事である。「赤まん青まん」は指名買いするお客様が増えてきた。さらにアクセルを踏んでいこう!
東京の取引先にあいさつ回りもしたが、都会でも物の売れ方は変わってきている。お客様がほしいものは売れているし、そうでないものは過去に売れていてもまったく動かなくなっている。商品開発と販売戦術はリンクして仕掛けていく必要がある。菓子は生もの(大福、団子など)、シズル感、季節感、限定お買い得感、ブランドイメージの高い高質品が売れている。
お盆にはご先祖さまはもちろん、御縁のあるお世話になった方のお墓参りをしている。手を合わせてお参りすると心が落ち着く気がする。現生で私もまだまだ皆さんに感謝しながら頑張っていきたい。
故石田博英代議士の奥様・石田よしさんがご逝去され、大館の玉林寺でご葬儀が執り行われた。喪主は私の仲人の利光京子さんがつとめられた。小国家・榮太楼ともに大変お世話になった。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
南京で行われたバトミントン世界選手権で、北都銀行の永原・松本組が金メダルに輝いた。女子ダブルスでの優勝は41年ぶりである。米本・田中組も銅メダルで、北都銀行バトミントン部の快挙に秋田も大いに盛り上がった。この勢いで東京オリンピック頑張ってほしい!
スイーツフェスタ2018のチラシ・ポスターができあがり、準備も順調に進んでいる。来月29日30日に秋田まるごと市場で今年も開催される。昨年は4000人が集まり、行列が途絶えないほどの人気だった。和菓子・洋菓子の実演や、全県の菓子のお得な販売、JAコーナー、空くじなしの抽選会など、中身もさらに充実して家族連れのお客様も楽しめる菓子まつりである。是非たくさんの方にご来場いただきたい。
東海林太郎生誕120周年実行委員会が開かれ、10月と12月の音楽祭の打ち合わせをおこなった。10月3日4日(太郎命日)はナカイチの多目的ホールで、岩本公水さん、浅利香津代さんらが出演、ミュージカル東海林太郎伝説に出演した高野さんたち役者さんと東海林太郎のお孫さんのトークショーや「みんなで歌おう東海林太郎」のコーナーもあって、2日間内容は少し異なるが、120歳をむかえた東海林太郎を顕彰しつつ、後世に伝えていくイベントになっている。テーマは「受け継ごう東海林太郎の人と歌」  満員御礼で大成功させたい!是非、いっしょに盛り上げてほしい!12月9日はアトリオンで音楽祭が行われる。
大曲の花火に今年もいってきたが全国からきた皆さんが本当に感動して花火を楽しんでいた。喜んでいる人々の顔を見ると私もうれしくなる。あきたって素晴らしい!
菓子や文化の力で秋田を活性化させ、豊かな町・秋田を創っていきたい。

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社長 小国輝

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