2021年11月3日 水曜日

プレミアム菓子商品券はメディアに取り上げられた効果もあり先月28日の発売日に開店前からお店に行列ができ、またあっという間に完売になった。1000円で1500円分の菓子商品券を買えるお得感がお客様にインパクトがあった。菓子組合秋田支部で秋田市のコロナ対策の補助金を活用して、昨年度の3倍強の5500セットを用意した。さっそくお店でご利用いただいているようである。利用期間は9月1日から11月30日までであるが、秋は敬老会、お彼岸、収穫祭、ハローウイン等があるので、商品券を活用して、お店に足を運んでいただけるとありがたい。お菓子を食べてほっとして少しでも豊かな気持ちになってほしいと思う。菓子業界もコロナの影響でダメージを受けているが、いろいろ知恵を絞って需要を喚起していきたい。

敬老会も2年続けて祝賀会は中止になったが、各社会福祉協議会でいろいろアイデアをだして記念品を決定したようである。保戸野地区、中通地区、泉地区ではそれぞれの地区にある菓子店で使える商品券をお配り頂いている。商品券をもって店頭にお越しいただき喜んでいただいているようでありがたい。コロナ禍で受注件数は少なくなっているが、地道に営業活動をしながら、さまざまな機会にお菓子を活用してもらえるようにアピールを続けていきたい。

今年はお彼岸に敬老の日とお月見(十五夜中秋の名月)が重なって、工場は大忙しだった。月見饅頭はこしあんと枝豆あんの可愛らしい2種類で「マリマリ」に掲載されたことでけっこう反響があり、2日間ともあっという間に売り切れになった。事前にもう少し緻密に作戦を立てるべきだったかも。

おはぎはこしあん、つぶあん、きな粉、枝豆あんの4種類、あんころ餅はパッケージを小ぶりにして数量限定販売した。歳時記行事をきちんと提案しておすすめしていくことはとても大事である。お客様に楽しんでいただけるおいしい菓子づくりをつづけていこう。

8月から会社の「リブランド」にむけての勉強会を開催している。宮崎デザイン事務所の宮崎まさひろクリエイティブディレクターに指導いただきながら、各部門のリーダーにも参加してもらい、まずは会社の強みや弱みの分析をしながら、忌憚のないディスカッションをしている。いろいろ話をしているうちに私自身もさまざまな気づきがあった。まだ数回つづくが、榮太楼ブランドを再構築して、目指すべき方向のベクトル合わせをして、榮太楼を強くしていきたい。さなづらのリブランドや新商品開発にもつなげ、アフターコロナの榮太楼のヴィジョンを明確にしていきたい。

秋田の情報誌「あっぷる」10月号の「秋田の老舗名店を訪ねる」のコーナーに、弊社・菓子舗榮太楼が掲載された。「永く愛される理由」というタイトルで見開きカラーでかなり大きく掲載された。私や尾形工場長、さなづら、赤まん青まん、さくらゼリー、どら焼き、ちょこっとさなづらの写真も綺麗にのっていて、かなりの宣伝になった。取材いただいた編集長はじめ「あっぷる」のスタッフの皆さん感謝したい。「あっぷる」さんにはときどき記事でお菓子の紹介をいただいている。10月号には芋羊羹も掲載されているほか、来月号にも旬のお菓子が紹介される予定になっている。ありがとうございます!

鶴の湯温泉での販売に私と営業の長倉君で11月までの土日祭日は行くことになった。9月は4日ほど私が販売に行ったが、さすがに鶴の湯さんにはたくさんお客さんがきていて皆さんきまって入口の門のところで写真をとっていた。あこがれの鶴の湯温泉にこれて皆さん笑顔だった。以前より若いお客さんが増えたように思う。小屋で販売しているといろいろなことを聞かれたりするが、マイナスイオンいっぱいの自然の中での楽しい接客のひとときである。11月までピンチヒッターを張り切ってつとめたい。

本荘の小園旅館の小園社長がご逝去されお悔みにお伺いしてきた。親父の代からいろいろお世話になった。畳を愛する会のメンバーでもあり毎年のように研修旅行にもご一緒した。弊社の本荘店があったときには度々お菓子のご用命をいただいた。奥様とはオシドリ夫婦だった。遺影のお写真もいつものようにおだやかな笑顔の小園さんだった。ご冥福をお祈り申し上げます。
東海林太郎の菩提寺である西船寺の多田ご住職もお亡くなりになった。東海林太郎顕彰会のメンバーでもあり、生誕100年祭のころからなにかとお世話になった。流れ焼香スタイルのご葬儀だったが参列させていただいた。天国で東海林太郎と歌っているかもしれない。

菅義偉総理大臣が、自民党総裁選挙に出馬せずに1年で退任されることになった。コロナ対策に翻弄され大変な激務であったと思う。マスコミや野党は様々な批判をするが、体を張って頑張った菅総理に感謝したい。ありがとうの気持ちをこめて菅どら焼きを販売させていただいている。昨年就任されたときのフィーバーはものすごかった。菅どらは昨年の大ヒット商品である。(自民党の新総裁には岸田さんが選出された。)

大相撲秋場所は、新横綱照ノ富士が13勝2敗で5回目の優勝を果たした。平幕の妙義龍が最後まで優勝争いをした。大関ふたりは勝ち越すのがやっと。三役陣もパットしなかった。しばらく次の横綱候補はでてきそうにない。大嶽部屋の王鵬は3連敗スタートから盛り返したが7勝8敗と負け越してしまった。押していったときは強いが攻められたときや土俵際の相撲の取り方がまずかった。稽古をしっかりして強くなってほしい。幕下の夢道鵬は4勝、三段目の鵬山改め納谷は6勝と勝ち越した。大嶽部屋は6人の力士が勝ち越した。場所後、横綱白鵬が引退することになった。7月場所の鬼気迫る全勝優勝が最後になった。45回の優勝記録はすごいが横綱の品格が感じられないことが多く残念だった。大鵬の孫たちとの対戦を楽しみにしていたが、身体が限界にきていたのだろう。大鵬もご苦労さんと天国から声をかけているように思う。
社長 小国輝也

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