クリスマス寒波で大雪になった。22日、23日は交通渋滞もひどくなりトナカイも走りにくくなってサンタクロースも大変苦労しながらケーキを配達した。例年になく予約の動きが鈍く一時はどうなることかと思ったが、みんなの頑張りと輝サンタの義理人情に訴えるセールスの追い込み効果で、ほぼ昨年並みのクリスマスケーキを受注することができた。今年は限定品のクラッシックショコラにオーダーが集中し、12月早々に完売になり、マロンノエル、チーズケーキも続いて完売になった。年々大きなサイズのケーキが出なくなってきている。4号サイズの生クリームを販売したほうがいいかもしれない。原材料が高騰する中、極力値段は据え置いて勝負したが、いちごの値段が高くなって入手も難しくなりそうだということで苦労した。洋香さんを筆頭に工場スタッフのみんながスクラムをくんで製造し、例年になく手際よくほとんど残業せずに切り抜けた。包装、配送、販売のスタッフもよく頑張った。この勢いで年末年始商戦をさらに気合をいれてもりあげて兎年の2023年の有終の美を飾りたい。
行く年くる年干支どら焼きも特注オーダーがはいったり、けっこう動きがいい。兎は黄身餡の入った白い蒸しどら焼き、辰は芋入りつぶあんのどら焼きでどちらも干支の焼き印が押されている。紅白の個包装も目立つのでこの時期の店頭ではインパクトがある。「北のかざぐるま」も人気がある。今年のヒット商品のひとつである。最優秀新人賞といったところかな。もちろんMVPはさなづらである。年末の年越しそば饅頭もかわら版を作って早めに声掛けをしてきたので予約も増えてきている。
福楼の豚まんは昨年のトピコ店オープンの勢いはないが、リピータ―も増えあちこちから福楼の豚まんっておいしいねと言われるようになってきた。今月もハピネッツの試合会場ではかなり人気あり毎回完売した。プレステージインターナショナルさんでの月1回の販売も定着して、喜んでいただいている。あきたのソウルフード、唯一無二の豚まんになるためにはもうひとひねり必要だが、知恵を絞って福楼の豚まんを進化させていきたい。
今月の上旬には佐々木勝先生に来秋いただき和菓子のご指導をいただき、また、役員会にも出席いただいた。南通り店も見てもらい「えいたろうだんご」(みたらし)のアドバイスをいただいた。クリスマス直前には中村先生にお越しいただき、榮太楼と福楼の繁忙期の状況を見てもらいながらスタッフのヒアリングをしたり𠮟咤激励していただいた。両先生の御厚意に応えるためにも、榮太楼をさらに商売繫盛させて再生していきたい。中村先生がいらっしゃるタイミングでNHKからクリスマスの取材をうけて、その日のローカルニュースで3回、列島縦断ニュースで全国放送もされて、かなり宣伝になった。これからも時期をとらえて、おおいに愛想よくずうずしくアピールして、榮太楼ブランドの認知度をアップしていきたい。
大住小学校の6年生のキャリア教育の授業で、今年も講演させていただいた。「菓子の力で秋田を元気に!」というタイトルで榮太楼の歴史や菓子業界のこと、秋田の良さなどについてウルトラクイズを交えながら話をした。大住小学校のテーマは「太陽と風の子」であるが、みんな明るく元気で真剣なまなざしで話を聞いてくれて、私も元気オーラをわけてもらった。大住小の講演は4年連続である。
商工中金ユース会の鶴の湯研修がおこなわれ、ゲストに猿田副知事と日銀の片桐支店長をお招きして、片桐支店長から最近の経済状況や秋田の課題について示唆に富んだ講話をいただいた。多数のメンバーが参加して懇親会では酒を酌み交わしながら忌憚のない情報交換ができた。鶴の湯さんには弊社もお世話になっているが、やはり全国からたくさんのお客様で繁盛している。全国ナンバーワンの秘湯にあやかって頑張っていきたい。
東京経済大学スポーツクラブたらちゃん時代の後輩が3人私を訪ねて秋田に旅行に来た。私が初代会長であるが、2代目会長の武田君、野島君、島津さんの3人が来てくれて、雪が降って寒いときではあったが、秋田市内と男鹿を観光してもらい、夜はおなじくたらちゃんメンバーだったサンワの宮田社長も合流して、秋田長屋酒場で旧交をあたためおおいに盛り上がった。来年にはたらちゃんの40周年記念OB会を盛大に行う約束をした。昔の仲間はほんとにいいものだ。ありがとう!
ここのところ秋田の経済界をけん引していただいた方々のご逝去が続いた。マルシンの進藤金一会長、山二の西村紀一郎会長、金萬の大内ハナ会長があいついで亡くなられた。ご葬儀はお三方とも秋田キャッスルホテルで執り行われた。私も若い時からさまざまな場面でお世話になった。特に西村さんには秋田ロータリークラブ時代からかわいがっていただき、奥様は南通り店の顧客である。南通り店リニューアルオープンの11月21日は西村さんのお誕生日で、西村さんご夫妻から素晴らしいお祝いのお花を上げていただいた。感謝の気持ちに堪えない。金萬の大内睦子社長は私の姉芳子の仲の良い同級生でありハナさんは母上である。湯沢の7代佐藤養助さんもお亡くなりになった。心からご冥福をお祈り申し上げます。
今年はコロナが落ち着いて、2019年並みにさまざまな会合や忘年会が多くなってきた。キャッスルホテルで開催されたあきしん本店経済懇話会では、あきしんの菅原理事長や深澤会長はじめ会員の皆さんといろいろ情報交換ができ、私が中締めをおこなった。
秋田県観光土産品製造・卸協議会は無限堂で忘年会を行い、いろいろ商売繁盛につながる話ができた。旭北歯科医院の忘年会はイヤタカで行われ、例年のように千葉利昭理事長のさまざな気配りで楽しい宴になった。(ビンゴは商品がもりだくさんで毎度時間オーバー気味)
秋田商工会議所の辻会頭をゲストに迎えての商業、専門サービス、運輸交通、情報通信の4部会合同の会はイヤタカで行われ、今年の秋田のさまざまな課題についていろいろな視点から話ができて有意義だった。商業部会が当番で、冒頭私が開会の挨拶をした。水害、熊の害、政治家の舌害など、なにかと害の多かった秋田であるが、来年こそ上り龍のごとく秋田が元気に活性化する年にしていきたいものである。
警察の佐々木薫君が幹事をつとめてくれて、野球、バスケット、サッカー、ラグビー、バトミントン、相撲などのスポーツ関係者が集う忘年会が山王わかばで開催された。ハピネッツ水野社長やブラウブリッツの岩瀬社長をはじめ参加者のスピーチはなかなかユニークで楽しかった。ゲストのAKT武田アナ・菅原アナによることしの10代ニュースも面白かった。英気を養った。
大リーグの大谷翔平選手は10年総額1015億円を超える契約でドジャースへの入団が決まった。そして山本由伸投手も12年465億円でドジャースに入ることになった。大谷・山本コンビでさらに大リーグで大暴れしてくれることだろう。夢を語り、それに向かってチャレンジして努力して実現していく大谷翔平の素晴らしさはものすごいと思う。閉塞感の漂う日本にとって夢のある明るいニュースである。おおいに頑張ってほしい。
自民党安倍派の裏金問題で政界は揺れているが、日本の政治家には喝をいれたい!この国が生き残れるかの岐路にあることを肝に銘じてほしい。
秋田県の2050年の推定人口は56万人になるというニュースも入って生きた。全国一の減少率だそうだ。課題先進県の秋田。ピンチをチャンスに変えていきたい!!!
社長 小国輝也