2024年2月10日 土曜日

2024年 辰年の新年を迎えた。21日で弊社・菓子舗榮太楼も141歳になった。まさに世の中は大変化の時代である。先を見据え様々なチャレンジをしながら何があっても動じないように精神も整えつつ頑張っていくことが大事だと思う。榮太楼も新たな創業の時だと肝に銘じて、150周年に向かって榮太楼再生を図りつつ前進していきたい。すべてのスタッフがワンチームになって「わたしの榮太楼」を盛り上げていこう。世のため人のため秋田のために榮太楼も奮起したい!
元旦には最大震度7の大地震が石川県を襲い能登半島は壊滅的な被害を受けた。死者行方不明者が約250名になり多数の方々が被害にあい広範囲に断水が続き、いまだ避難生活を強いられている。翌2日には、救援物資を運ぶ海上保安庁の飛行機が日本航空機と羽田空港で衝突炎上する大事故が起きた。海保機の搭乗員5名が亡くなった。JALの乗客乗員379名は炎上する機体から全員脱出して無事だった。日本航空のスタッフの緊急事態でのスピーディな対応と乗客の協力がこの惨事の中で奇跡を起こした。私はたまたまリアルタイムでNHKニュースをみていたが、炎上する飛行機をみて大変な被害になると呆然としたが全員脱出はすごいことだと思う。人間万事塞翁が馬 禍福は糾える縄の如し ということわざがある。今年は大地震と事故の凶事からのスタートとなったが災い転じて福となす気持ちで、日本が明るく元気になれるように我々も前を向いて頑張っていこう!
「桜咲くさくらゼリー」「いちご大福」の販売もスタートした。店頭が一足早く春が訪れた感じで明るくなった。さくらゼリーはもっともっとアピールして全国津々浦々の皆さんに手に取ってもらえるように仕掛けをしていきたい。いちご大福はまさに春の一番人気の朝生菓子になった。いろいろな菓子店でいちご大福を販売しているのでお客様も食べ比べして楽しんでいるようである。「榮太楼のいちご大福が一番美味しい!」と言ってもらえるように魂をこめた菓子創りを心がけたい。
JAWA秋田の経営するサービス付き高齢者向け住宅「さらさ秋田土崎」で月に二回菓子の出張販売をさせていただくことになった。南川代表からお声かけ頂きさっそく今月からスタートしたところ入居者の方々の反応もよく喜んでいただいた。数年前から「さらさあきた駅前」では販売させていただいていて大変お世話になっている。土崎は昨秋オープンしたばかりで中央高校の近くの閑静な住宅街にあり、見学させていただいたが素晴らしい施設である。味しんが調理した美味しい食事が提供され、お風呂は温泉でマージャン等が楽しめる娯楽室もある。今後は榮太楼が販売する日は周辺の町内会にも声をかけてくださるようである。「おいしい楽しいお菓子」を持ってきたい。

秋田商工会議所の新年祝賀会が秋田キャッスルホテルで盛大に開催された。4年ぶりに立食パーティー方式のフルスペックでの開催で550名以上が参加した。お菓子コーナーには弊社の上生が並んだ。辻良之会頭、佐竹秋田県知事、穂積秋田市長から新年にあたっての挨拶があった。人口減少が加速する中秋田を取り巻く状況は厳しいものがあるが、洋上風力発電事業等自然エネルギー分野では秋田が強みを発揮できるし秋田は食材や資源の宝庫でもあるので、誇りと自信をもってあきたを活性化させていきたい。

昨秋、叙勲の栄に浴された乳井豊彦さん(乳井写真館代表)のお祝いをかねて、日本ボーイスカウト秋田県連盟の新年を祝う会がANAクラウンプラザホテルで開催され私もお招きいただいた。私は幼少のころから乳井さんにお世話になった。昔は乳井写真館は千秋矢留町にあり、旅館榮太楼の写真撮影はすべて乳井さんにお願いしていた。乳井さんは長くボーイスカウト連盟の秋田県理事長として秋田のボーイスカウト界をまとめてこられた。乳井さんは温厚で誠実なお人柄で85歳の現在も矍鑠とされている。来賓の佐竹秋田県知事からも祝辞があった。写真撮影は乳井さんのご子息で乳井さんも嬉しそうだった。田村理事長はじめ皆さんと私も情報交換させてもらった。今年は秋田でボーイスカウトの指導者の大会が予定されており1000名くらいが参加されるとのこと。お菓子も準備していきたい。
秋田信用金庫の秋田地区合同新年会が秋田キャッスルホテルで開催され300名以上が出席して大盛会だった。私が5年ぶりくらいで司会を仰せつかった。発起人代表の深澤社長、秋田信用金庫の菅原理事長から挨拶があり、乾杯のあとアトラクションとして秋田民謡の大御所・小野花子さんの歌があり楽しく和やかな宴になった。あきしんさんは地域密着営業をされているので参加者も最後までほとんど帰らずに会場は賑わっていた。地域を元気にできるよう私たちも頑張っていきたい。
24日にはイヤタカのヴァレリアーノで秋田県菓子工業組合と秋田支部合同の新年会が開催された。今年は来賓を招待せずに組合メンバーだけで新年会を開催し和気あいあいの雰囲気で、イヤタカの料理も美味しく有意義な会合になった。湯沢のくらたさんが組合に加入し、倉田拓一社長も初参加してくれた。景品として福楼の豚まん・シュウマイセットを使ってもらった。

12月29日には男鹿のゴンタローの籾山省吾社長が逝去された。籾山さんは洋菓子協会会長もつとめ、日本洋菓子協会連合会の監事も務めていた。葬儀前に山形の菅野会長が秋田にお悔みにいらしたのでご自宅までお連れして、籾山さんの奥様・ご子息からいろいろお話をお聞きした、最後まで菓子創りに情熱を燃やして頑張っていたようで胸が熱くなった。最後に入院したのがクリスマスだった。男鹿のJAレゼールで執り行われたご葬儀には東京から連合会の島田会長、石黒専務、持木事務局長も参列した。心のこもったご葬儀だった。

1月7日には高砂堂の塚本清社長がご逝去された。温厚なお人柄でお世話になった。4年前には専務のご子息が亡くなられてかなりショックを受けておられた。寺町セレーネでお別れの会が執り行われた。これからはご子息の奥様たちが高砂堂さんの経営を担っていかれるそうである。モン高砂堂の社長も12月に逝去されており、ご不幸が続いた。心からお悔やみ申し上げます。

附属幼稚園の「お餅つき」が秋田大学でおこなれ、尾形工場長、松橋、田口、平山の4名が餅つきをアテンドした。以前は12月に幼稚園に行っておこなっていたが、園児数が減ったこともあり、大学生に運営を手伝ってもらう形で、ご父兄や小学校児童、大学の留学生も参加して、2部にわかれてではあるが約210名が餅つきを楽しんだ。幼稚園の山名園長先生の熱意で実現した企画である。ひさしぶりの餅つきで弊社スタッフも緊張気味だったが参加した皆さんが笑顔で餅つきを楽しんで、大変素晴らしいイベントになった。つきたての餅も美味しかったようである。良かった。
大相撲初場所、大嶽部屋の王鵬は11日まで6勝5敗。二けた勝利をあげてほしい。相撲に強さがでてきたが、引いて負ける悪い癖が治らない。夢道鵬は現在4勝1敗、納谷は4勝1敗で兄弟そろって勝ち越し。大嶽部屋力士たちには最後まで健闘してほしい。優勝争いは琴ノ若が1敗で単独トップ。大関昇進を決めるだろう。2敗で横綱照ノ富士、大関霧島、豊昇龍続いており優勝争いは面白くなってきた。新入幕の大の里(石川県出身)が大活躍している。

社長 小国輝也

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