2012年3月3日 土曜日

全国菓子組合青年部連合会全国交流会ならびに東北北海道ブロック大会が仙台ガーデンパレスで開催され、来賓の村井宮城県知事、奥山仙台市長をはじめ青年部メンバー150名近くが参集し、有意義で充実した大会となった。岡本理事長をはじめ全菓連の幹部の皆さん、大会運営にあたった宮城県菓子組合の皆さん、中島部長や精力的に活躍した岩手県の小澤部長をはじめ全国の仲間に心から感謝したい。「東日本大震災からの復興にむけて」というタイトルで実際に被災した菓子店経営者のメンバーにパネラーになってもらいパネルディスカッションを行った。私がコーディネーターを務めたが、生生しい魂が揺さぶられる内容で、会場が一体になった感があった。まだまだ真の復興には時間がかかるが、自助努力と相互扶助が大切であることを実感した。政治家や官僚の皆さんにはもっとスピーディーで的確な対応をお願いしたいものである。懇親会もすずめ踊りなどのアトラクションも楽しく近年にない盛り上がった宴となった。仙台は復興にむけての活気に満ち溢れていた。福島県、岩手県、宮城県の被災地のこどもたちに対する「愛の菓子」の配布も現地の菓子組合の皆さんの協力で、順調に終えることができた。全国から集まった「愛の菓子」13万個に愛のメッセージをつけて、リレー方式でお届けしたわけだが、セレモニーをおこなった小学校や幼稚園の子供たちはみんな笑顔で迎えてくれて、逆に私たちが元気をわけてもらった。お菓子は人々を笑顔にする。お菓子のもつパワーを実感するとともに、夢と感動のお菓子作りをもっと進化させていこうと青年部の仲間と誓いあった。秋田県のメンバーは岩手コースを担当し、陸前高田、大船渡、釜石、大槌町を回った。広い岩手県の沿岸部はまだまだ大変な状況だった。盛岡での反省会のお酒は本当に美味だった。スイーツパワーフォーエバー!!

「山葡萄のご褒美ショコラ」がついに完成した。山葡萄のエッセンスとビター・ホワイト(オーレ)・ミルク(ブラン)の三種のチョコレートの味が絶妙な新食感の高質スイーツの誕生である。25日から2日間東京品川の美彩館で実験販売を行った。福岡営業部長と尾形製産部副部長が奮闘した。中小企業団体中央会の谷口さんにお世話になった。まだ改良の余地はあるが、ブランドをきっちり構築して、攻めて行きたい。来月は幕張メッセでのイベントでPR活動を展開する。これをきっかけに本家本元のさなづらも強化して首都圏マーケットを攻略していこう!

私の仲人で元財団法人日本交通公社会長の利光一夫さんが7日ご逝去された。ダンディーで国際畑で活躍されたJTBの顔だった。奥様京子さんの父上が故石田博英先生で、私も大変お世話になった。奥様の喪主挨拶に涙が出た。利光会長は今頃宇宙旅行に出かけているかもしれない。喜榮会会長を長くお勤めいただいた佐藤敏雄さんも15日ご逝去された。旅館を廃業した際には心から叱咤激励していただいた。榮太楼を愛していただいた代表格である。穂積市長の父上穂積惇さんも1月ご逝去されお別れの会が開かれた。医学会のみならず政治の世界でも活躍された方であった。書画骨董の温故堂の岡田社長も旅立たれた。心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

東京電装工業55周年祝賀会がキャッスルホテルで盛大に開催された。弊社の大町店、仁井田店の看板も東京電装さんの作品である。県内の様々な看板やネオンも多数手がけておられる。澤口社長には私も昔から公私ともにお世話になっている。澤口さんとつながりのある多士済々が集い大変楽しい祝賀会であった。紅白饅頭ありがとうございました。

秋田県観光連盟の理事会が開かれ今後の組織変更などについて話し合った。秋田県にも4月から観光文化スポーツ部が誕生する。交流人口を増やして外貨獲得を図り、人を呼んで栄える秋田を創っていきたい。

ホテルメトロポリタン親交会、ホテルエクセルキクスイ水芭蕉の会、佐竹のりひさスプリングフォーラムなど、今月も会合が多く色々な方々と情報交換することができた。円高による逆風で輸出関連企業は厳しいようで電子半導体業界はリストラの嵐が吹き荒れている。エルピーダメモリーも倒産した。何が起こっても動じないように知恵をだして努力して行こう。

まるごと市場のイベント(全国グルメ甲子園)にあわせて、桜餅の実演販売をおこなった。お菓子があまりバッティングしすぎて苦戦気味だった。畠榮さんのあんごま餅は集客力すごかった。名物の逸品は強い。いとく新国道店での桜餅といちご大福の販売はお客様にも認知され、毎回大人気である。旬のものをタイムリーにお伝えしていきたい。

2月はインフルエンザが大流行だった。小学校や中学校では学級閉鎖や休校が相次いだ。私のまわりでもインフルエンザでダウンした人がけっこういたが、私は日頃のアルコール消毒が効いているせいか大丈夫だった。

築山小学校の三年生と泉小学校の六年生に出前授業をおこなった。秋田のお菓子や榮太楼のこと等について話をした。さなづらや御幸の華をおみやげにもっていったが、子供たちはお菓子を受け取ると目が輝いていい笑顔になる。まさに「花より団子」・菓子屋冥利につきる。子供たちからはいろいろな質問もでて、私も楽しく授業をさせてもらった。先生も楽しい仕事である。社会科や総合的学習の中で、職場体験や企業研究をすることが多くなっているようだ。協力できるときはできるだけ対応することにしている。子供たちにひとりでも多くお菓子のよさを伝えることができたら幸いである。

美術工芸短大の官能先生の「明石焼きを食べる会」を大町のENで行った。15名以上の参加があった。官能先生手作りの絶品明石焼きはめっちゃ美味かった。おかげでおそくまで非常に盛り上がった異業種交流会となった。お好み焼き、たこ焼きもよかったが今回は最高だった。官能先生プロデュースで美短生が考案した「秋田新幹線こまち開業15周年記念弁当」が3月8日から売り出されることになった。製造は関根屋さんでとても華やかでインパクトがある弁当が完成した。デザートとして弊社のさくらこまち饅頭が入っている。「こまち」の利用者が増え「記念弁当」もおおいに売れてくれることを期待したい。

竹駒神社全国銘菓奉献会では今年は例年より多い銘菓の奉献があった。弊社も「さなづら」「さくらゼリー」「ごまっこぷるり」を奉納した。昨年は大震災の直後だったため参拝できなかった。白松会長をはじめ奉献会の皆さん、竹駒神社の千葉宮司、名誉総裁である明治神宮の中島宮司ともいろいろな話をさせていただいた。懇親会の乾杯の音頭は私がご指名いただいた。みちのくに春を呼ぶ竹駒神社の例祭、とても清清しい気持ちになった。

今年はいいことがありそうだ。御利益があるように心新たに精進したい。

いよいよ春到来。レッツゴーエイタロウ!がんばろう!!

                                                                                         

                                      社長 小国輝也

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