2012年8月27日 月曜日

暑い。とにかく暑い。お盆が終わってから連日のように32度を超え厳しい残暑が続いている。秋田の夏はもうちょっとさわやかなはずなのだが、湿度が高いせいか余計にこたえる。心頭滅却すれば火もまた涼し!気合をいれなおして乗り切りたい。店頭では、「さなづら」「さなづらゼリー」「さなづら葛ようかん」「水羊羹」がこの夏絶好調だった。さっぱりして涼味を感じられるものが人気である。さなづらは発売55周年をむかえ、6月までで累計1億421万5173枚をお客様にお買上げいただいた。ありがたいことである。さなづらは夏に強い。味や製法はもちろん販売方法もさらに吟味して、お客様に愛され続ける秋田の代表銘菓に磨きをかけもっとアピールしていきたい。

今年の竿燈まつりは曜日配列がよく、最終日を除いては天候に恵まれ震災前の一昨年にくらべても観光客数が増え、人出が多かった。特に4日の土曜日は私が司会をしている司令塔から見ても歩道まで寿司詰め状態だった。竿燈会の差し手も初日から気合が入り、日に日に気合の入った演技を繰り広げていた。史上最多の261本の竿燈が出竿し、五穀豊穣を祈りながら夜空にゆらめく光の稲穂の競演を全国津々浦々からお越しのお客様に存分にお楽しみいただいた。「感動した」「素晴らしい」「元気をもらった」・・・お客様の喜びの声をお聞きするとこちらまでうれしくなってくる。竿燈があがった瞬間の感動をこれからも多くの人に伝えていきたい。竿燈妙技大会は川尻本町が2連覇を果たし、室町は準優勝。大若自由演技は下肴町が優勝した。新しくできたナカイチのにぎわい広場で妙技会をおこなったが風が急に吹いたり差し手泣かせの会場だった。見ているほうは楽しかったが・・・

ロンドンオリンピックも連日白熱した競技が繰り広げられた。金メダルは7個だったが、メダル総数は史上最多の38個を獲得し、日本のマスコミ報道も連日ヒートアップしていた。ロンドンとは時差が8時間あるため、生でテレビ観戦するには深夜か早朝の時間帯が多く、この夏は寝不足ぎみの日本人が多かったようである。レスリング女子の吉田、伊調の金メダル3連、小原の涙の金メダルもすごかったが、女子サッカーなでしこの銀メダル、秋田の江畑幸子が活躍した女子バレーの銅メダル、愛ちゃん卓球女子の銀メダルも素晴らしかった。男子サッカーはおしかった。水泳の北島康介が4位と敗れた直後に後輩にエールを送ったインタビュー清清しかったが、メドレーリレーで銀メダルを獲得した水泳男子の団結力に感動した。女子背泳ぎの寺川の復活銅メダルもよかった。メダル獲得したフェンシング、バトミントンもおもしろかった。金を獲得した体操の内村やボクシングの村田、レスリングの米満は女子の活躍が目立った大会の中で快挙だった。柔道はルールがわかりづらくストレスがたまった。昔のように一本勝ちですっきり勝負が決まるように改めたほうがいいと思う。新体操フェアリージャパンで出場した秋田の深瀬菜月の演技も素晴らしかった。負けず嫌いの頑張りやさんがスポーツの世界では強い。聖霊高校出身の江畑幸子は県民栄誉賞を受賞した。メダリストが終結した銀座のパレードは50万人がつめかけ大フィーバーだった。ともあれ自信を失いかけている日本人に勇気と元気を与えてくれたロンドンオリンピックだった。(オリンピック選手の敬称略)

秋田高校卒業30年になり、秋高57会卒業30周年記念同期会をイヤタカで開催した。来賓の豊口同窓会長、高橋校長をはじめ恩師の竹内先生、太田先生、熊谷先生もご参加いただき、100名近いメンバーが参集しにぎやかな宴となった。あまり昔と変わらない人もいたが、卒業後30キロ体重が増えたり、髪がなくなったりルックスがいちじるしく変化した人もいた。49歳50歳ということで加齢臭や更年期に差し掛かる微妙な時期ではあるが、講演していただいたノーザンハピネッツの中村和夫ヘッドコーチから檄をとばしていただき、我々もふんどしを締めなおしてがんばらなくてはいかんと決意を新にした。中村さんは秋高34年卒で20年以上先輩である。コットンクラブでの二次会まで多数が参加し、話のつきない一夜となった。参加者から感謝の言葉が多く、実行委員長は私だったが代表幹事の猿田君や佐藤元くんたち幹事も30周年記念同期会を成功裏に終えることができ、ホントに美味い美酒に酔いしれた。秋高の校歌のすばらしさがわかった。敬天愛人理想を高く 己を修めて世のため尽くす 絆を大切にしながら元気にそれぞれ活躍していきたい!

久しぶりに鳥取から帰ってきた福原さんを囲んで附中有志の懇親会もおこなった。昔の友と飲むといくつになっても不思議なもので昔にもどってたわいのない話で盛り上がってしまう。パワーの源は「わがよき友よ」である。

またこの夏は久しぶりに東通の小武海邸で十文字の長谷川さんと東京から来た渡辺先生とうちの家族でバーベキューをやって楽しんだ。私は飲んで食べるばかりでとっても楽しませてもらった。おかげで英気を養わせてもらった。長谷川さんありがとう。渡辺先生には竿燈まつりを楽しんでもらった。お盆には長女長男も帰省していたので、皆で墓参りをした。御先祖さまに近況報告や願い事をした。合間をみてこどもたちと久しぶりにテニス、ボーリング、水泳をした。ストレス発散になったが、そのあとの筋肉痛と腰痛がちょっとやばかった。日頃千秋公園を散歩しているがもっと鍛錬が必要なようだ。

あきた長生大学で約80名の皆さんに「お菓子」の話をさせていただいた。平均年齢75歳の大先輩たちの前で最初はすこし緊張したが、みなさんからいろいろ質問がでて非常に盛り上がった90分だった。お菓子の話が途中から竿燈と大相撲の話になってしまったがみなさん喜んでくださったようである。私のほうが長生大学のみなさんから元気をいただいた。

大相撲秋田場所では横綱白鵬に挨拶にいった。ますます横綱の風格が増してきた。一番人気はご当所力士の豪風だった。その豪風が秋田信用金庫の本店経済懇話会で講演した。彼はふるさと秋田に対する思いとまわりの人に感謝する気持ちがものすごく強い。そして相撲が好きである。172センチと私より低い身長の豪風が幕内上位で相撲を取り続けるのはすごいことである。毎場所後の慰問活動も欠かさない。秋田の豪風がんばれ!

セレモ典礼会館(旧平安閣)がオープンし披露レセプションが行われた。ホテルのような素晴らしい施設である。岡本社長の思いに感銘した。陣頭指揮で頑張っていた。

こすもす秋田納涼会がおこなわれた。原田社長の常に前向きの姿勢が友の会を巻き込んで業績向上に繋がっているようである。葬祭業界も変化が激しい。弊社もニーズを先取りして乗り遅れないよう取り組んでいきたい。

財団法人日本交通公社の志賀会長と懇談する機会があった。魅力ある観光地づくりのために秋田がするべきことはまだまだたくさんある。秋田県の前田部長さんたちとともに我々地元の観光業者も鋭意努力していきたい。

親友である佐藤元君の父上が19日旅立たれた。同期会の翌日元君が父上の耳元で秋高の校歌を歌った話を聞いて涙が出た。ご冥福をお祈りします。 合掌。

甲子園は大阪桐蔭が光星学院を下して春夏連覇を果たした。光星学院は3大会連続準優勝。またも東北勢初優勝はならなかった。秋田商業は初戦突破しよく健闘したが倉敷商業に破れベスト8進出ならず残念。

尖閣諸島、竹島、日本は領土問題で岐路に立たされている。理不尽な言動をくりかえしている中国や韓国に対して毅然とした対応が必要である。このままでは主権国家の呈をなさなくなってしまう。政治はオリンピックのようにはいかない。しっかりせよニッポン!!

                                        社長  小国輝也  

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