この2月も秋田は昨年ほどではないが寒い日が続いている。雪かきと体の冷え等で体調不良の人も多いようである。首都圏・関東地方は二週つづいて大雪に見舞われ交通網が麻痺して大変な状況だった。地球温暖化の影響か世界各地で異常気象が頻発するようになっている。いつどこでどんな天候被害に見舞われるかわからない。いざという時のために準備は抜かりなくしておく必要がありそうだ。環境問題の根は深いが人類がライフスタイルを変えることが重要である。春を待つ気持ちが秋田の皆さんに強いせいか今年の立春大福は人気があり評判がよかった。「こんな美味しい大福は他にない。普段も是非販売してほしい」といったありがたい声がお客様から多かった。さらに磨きをかけて大福もふくめ歳時記商品を強化していきたい。いちご大福、よもぎ大福も動きがいい。いとく新国道店では週に一度のペースで「できたてどら焼き」を販売しているが、口コミで美味しさが広まり電話予約をいただいたりリピーターも増えてきたようである。大量生産・冷凍販売のコンビ二等の菓子と差別化するためにも地の利を活かして、原材料や製法、鮮度をさらに強化してお客様がおいしいと感動するようなお菓子をお届けしていきたい。
秋田市六次産業化事業の一環で秋田美術工芸大学の短大生と菓子組合青年部でとりくんできたオリジナル和菓子がようやく開発されプレス発表がおこなわれた。商品名は「秋田巡り・まんじゅう」1箱4個入り(税別600円)。味はこしあん、粒あん、ずんだあん、販売店オリジナルあん(弊社は当初さくらあん)の4種類。生地は県産あきたこまちの米粉とじょうよ粉を使いずんだあんには県産えだまめを使用した。パッケージデザインにはあきたこまち娘や竿燈、かまくらなどが描かれている。秋田の観光地をめぐりながら四季折々それぞれの菓子店をまわって饅頭を召し上がっていただきたい。弊社をふくめ、ぜんげつ堂、勝月、三松堂、旭南高砂堂、光月堂で販売する。3月12日の発売を予定している。最後の美短生のアイデア・想いを具現化した新銘菓の誕生である。大事にお客様におすすめしていきたい。サンプルは弊社、尾形作だった。記者会見でもうまいと評判だった。乞うご期待!
秋田北倫理法人会のモーニングセミナーと雄和町の銅屋地区新年会で講話をさせていただいた。内容はそれぞれ違うがタイトルは「人をよんで栄える秋田を創りましょう!」。人口問題研究所のデーター【自治体余命表】にもとづいて、あるNPOが推移を試算したところによると秋田県の人口は2095年にはゼロになるとの予想がでた。あくまで統計上の話であるがこのまま少子高齢化が進行すると秋田は消滅してしまうのである。観光・ビジネスさまざまな面で秋田に来訪する人を増やして交流人口を増やすことが極めて重要である。食、自然、温泉、祭りといった従来の観光資源に磨きをかけるとともにIR(カジノをふくむ統合型リゾート)誘致といった起爆剤が必要だと思う。また食品産業を強化し県外からの外貨獲得をすることが秋田の活性化に直結する。『金とともに去りぬ』?秋田からお金の流出が続き人口減少が加速しているのである。県外から秋田へのインベーダー襲撃も激しくなっている。秋田防衛軍の栄太楼としては総力を結集して外貨獲得できるよう努力していきたい。人が動くと地域が活性化する。人が動くと菓子も動く。菓子が動くと秋田が元気になる。頑張ろう・栄太楼!ちなみに北倫理法人会の現在の会長はこすもす秋田の原田社長である。当日は「日々好日」の訓話があった。早起きは三文の徳なり。
秋田県法人会連合会会長の鈴木茂夫さんの旭日小綬章受賞祝賀会がキャッスルホテルで盛大に開催された。鈴木さんとは故大鵬親方も交流があり後援会でもお世話になった。姉芳子も東京から駆けつけた。多士済々の祝辞がありにぎやかな祝宴だった。
秋田美術工芸大学を支援する秋田の経済団体が参集して「あきびネット」を結成し設立記念総会がイヤタカで開催された。会長にはイヤタカの北嶋社長が就任した。美大の応援団として学生たちの活躍をバックアップしていきたい。
ロシアのソチで開催された冬季オリンピックが無事閉幕した。史上最多の88カ国が参加した雪と氷の祭典ではさまざまなドラマが生まれた。時差の関係で日本時間深夜の競技が多く寝不足気味の人が多かったのではないだろうか。日本選手団は長野オリンピックにつぐ8個のメダルを獲得した。スノーボード男子ハーフパイプでは15歳の平野歩夢選手が銀、18歳の平岡卓選手が銅をゲットし弾みがついた。ノルディック複合ノーマルヒルでは渡部暁斗選手が日本勢20年ぶりとなる銀。ジャンプ男子ラージヒルでは7大会連続出場の葛西紀明選手が41歳とは思えないパワーで執念の銀。まさにレジェンド。世界中が祝福した。(彼のブログはめっちゃおもしろい)ジャンプ団体でも葛西紀明、清水礼留飛、竹内択、伊東大貴の4選手がチームワークよく力を合わせ長野以来のメダル・銅を獲得した。フィギュアスケート男子は羽生結弦選手がショートプログラムで世界最高点の演技をしフリーで逃げ切って19歳で金メダルに輝いた。高橋大輔選手は6位だったが芸術的な滑りで観客を魅了した。スノーボード女子大回転では竹内智香選手が銀。あと一歩で金だった。ひとりでスイスチームに入れてもらって練習に励み見事成果をだした。スキー女子ハーフパイプでは小野塚彩那選手が銅。アルペンから転向して3年での快挙。竹内、小野塚両選手は実家が旅館とのこと。旅館の娘さんがメダリストになって私もなんとなく嬉しかった。女子モーグルの上村愛子選手は最高のすべりをしてタイムはトップだったが4位。5大会連続出場し、前回は悔し涙だった彼女がすがすがしい笑顔だったのには救われた。素晴らしかった。金メダルを期待された女子ジャンプの17歳高梨沙羅選手は残念ながら4位。プレッシャーが強すぎたと思うし風に恵まれなかったが言い訳せず頑張った。W杯で圧倒的成績を残している沙羅ちゃん、このあとに期待したい。フィギュアスケート女子の浅田真央選手はショートプログラムで失敗しみんな消沈したが気持ちを切り替え翌日のフリーで圧巻の演技を見せ自己ベストを更新、世界中を感動の涙に巻き込んだ。金銀の選手以上の心に残る最高の演技だった。ダイヤモンドメダルをあげてもいいと思う。アベ総理に進言したいくらいである。小泉元総理だったら「圧力にたえてよく頑張った。感動した!おめでとう!」と絶叫するのではないかと思う。エキシビジョンを「スマイル」のテーマで滑り終えた真央ちゃんは「つらいことや苦しいことがあっても笑顔って素晴らしいということを伝えたかった。」と抜群の真央スマイルで話していた。涙が出てきた。みんなが感動と勇気をもらった。真央ちゃん本当にありがとう!人気のある種目や選手はマスコミの取材が多くなるのは宿命だとは思うが日本のマスコミは視聴率稼ぎのために大騒ぎしすぎてかえって選手が練習や試合に集中できなくなっているのではないだろうか。メディアのあり方もよく考えるべきだろう。次の冬季オリンピックは韓国の平昌開催であるが、2026年か2030年の冬季オリンピックは秋田を中心とする北東北に誘致したい。夢物語のような話だが、秋田にはその可能性がある。東京オリンピックの次は秋田オリンピック!いいじゃない!OK
秋田ノーザンハピネッツの水野社長、ブラウブリッツ秋田の岩瀬社長と懇談する機会があったが、彼らはスポーツで地域活性化し交流人口を増やしていくことを真剣に考え実践している。県外出身の若者が秋田を盛り上げている。バスケットボール、サッカーのファンを全国からもっと秋田に呼び込もう。夢のスポーツアリーナが秋田に出来る日もそう遠くない。ハピネッツは東地区優勝が決まりそうだしブラウブリッツはJ3昇格後の初シーズンが始まる。みんなで応援したい!レッツゴーあきた!!
社長 小国輝也