2025年7月15日 火曜日 | 輝進VOL353  2025.6.24 はコメントを受け付けていません

旭川菓子博覧会がものすごい集客で、大成功で幕を閉じた。

秋田県菓子工業組合・秋田支部のメンバーで菓子博での秋田の菓子のPRをかねて北海道の繁盛菓子店の視察に行ってきた。酒井商会の酒井社長が添乗員件ドライバー件ガイド役の大活躍で大変有意義なツアーになった。伊勢での菓子博以来七年ぶりの菓子博だった。

旭川は人口規模は約30万人で秋田市と同じくらいの街であり、お金をかけないで大きな自治体でなくてもできる新しいスタイルの菓子博にチャレンジしたわけである。開催地旭川はじめ北海道の菓子組合の実行委員会の皆さんはここ数年準備に奔走されたようで、よく頑張ったなと敬意を表したい。

工芸菓子の展示は素晴らしい作品が多く、特に北海道洋菓子協会会長である、菓子の樹の田中英雄社長の鶴と蝦夷地の作品はスケールが大きく見応えもあって素晴らしかった。入場されたお客様の投票による感動大賞を受賞したとのこと。田中先生おめでとうございます。ほかにも函館のひとひらの吉田さんの名誉総裁賞を受賞した作品もすごかったし、チョコレートで作ったライオンも見応えがあった。菓子の包装紙を使って全国のみなさんが作った千羽鶴もすごくよかった。全国の菓子を販売するスイーツマーケットは入場するだけで1時間半待ちで長蛇の行列ができていた。一日平均平日は1200万円、土日は2000万円くらいの売り上げになったそうである。弊社もさなづら、桜咲くさくらゼリー、御幸の華を出品したが2回追加発注がきてかなりの売り上げになった。全国から来たお客様が菓子博を楽しみながら、たくさんのお菓子をお買い求めになっていた。菓子の持つパワーはすごい。秋田県PRコーナーでは私がMCで秋田のウルトラクイズを行いながら、秋田県の銘菓のプレゼントをおこない皆さんに喜んでいただいた。

ロイズチョコレートタウン、壼屋、き花の杜、サン蔵人、お菓子のほんだ、菓子の樹、白い恋人ファクトリー、北菓楼、きのとや本店などを見学させてもらい、千歳空港でも空港内の繁盛土産品を視察した。国内海外ともに北海道にくる観光客数は尋常ではないほど多く行列ができている店がたくさんあった。空港内ではきのとやグループが経営するSNOWが売り切れ続出の超人気で、きのとやのベイクドタルト、札幌農学校、ノースマンも行列が途切れなかった。繁盛しているお店は演出、見せ方、売り方がとても上手だった。いっしょに行った秋田の菓子組合のメンバーもものすごい菓子を買い込んで秋田へ帰る飛行機に乗り込んだ。北海道の繁盛店を参考して、秋田の菓子店も魅力をアップして売り上げ増を図っていきたい。

昭和40年には秋田で菓子博が開催され、弊社の小国キセが名誉会長を務めている。御幸の華、さなづらは過去の菓子博で最高賞である名誉無鑑査賞、名誉総裁賞を数度受賞している。昔の秋田はすごかった。令和の秋田ももう一度元気を出していこう。
2日でいとく自衛隊通り店を閉店した。千秋楽まで笑顔で頑張ってくれたスタッフの皆さん、ご贔屓いただいたお客様に感謝したい。いとくさんにご配慮いただき4日からは自衛隊通り店サービスカウンターでの委託販売に切り替えた。ひきつづきご愛顧をお願いしたい。

八幡秋田神社の例祭が5日に執り行われた。毎朝散歩の際に参拝しているが、厳粛な神事に参列していると神様に守られていることをすごくありがたいことだと実感した。直会では皆さんといろいろな話をすることが出来た。引菓子として「みるく饅頭どっこいしょ」をご用命いただいた。

9日、秋田信用金庫本店経済懇話会の30周年記念として、キャッスルホテルで王鵬関の講演会が行われた。AKTの竹嶋アナウンサーとの質疑応答形式での講演になったが、王鵬関が質問にたいして真摯に誠実な受け答えをしていたので、200名近い聴衆が皆さん笑顔で楽しんでいて、相撲ファンはもちろんさらに王鵬関のファンが増えたと思う。当日は付け人として兄の納谷と母・美絵子さんが来秋して同席した。懇親会もたくさんの方が王鵬関のまわりに集まり大盛会だった。さらに一歩一歩上を目指して頑張ってほしい。会合のあとサウナにはいりたいとのことだったのでユーランドホテル八橋で入浴してすこしゆっくりしてもらうことが出来た。松村社長にお世話になった。感謝!!

一年ぶりに長男の家族が秋田に帰省して数日楽しんでいった。男鹿方面や秋田ふるさと村も連れて行ったが、秋田もなかなかいいところがある。長女が4歳、長男が1歳4か月になるが、孫の成長スピードは速いものである。秋田ジジも負けないように張り切ってアテンドしたが、帰ったあとの疲労感はちょっとヤバかった(笑)
秋田調理師庖清会会長の田中公次さんが10日心筋梗塞のためご逝去された。先代の田中定雄先生から榮太楼も私も大変お世話になった。田中さんの経営されていた田中屋さんの料理や弁当は味のバランスがよくとても美味しかった。ご子息の経営する「徳」は秋田ではなかなか予約のとれない繁盛店である。葬儀では私が弔辞を述べさせていただいた。心からご冥福をお祈り申し上げます。

日本政策金融公庫の秋田支店長を囲む経営者有志の会である・KOKUKINKAIが秋田の瀧で開催された。会長は大洋ビル管理の内村会長で、私は昨年から仲間に入れていただいている。この度転勤していらした、公庫の樋口一騎秋田支店長とさまざまなお話をしながら会員の懇親を深めることが出来た。

大正琴花かげ会の創立40周年記念演奏会・祝賀会がミルハス・秋田キャッスルホテルで盛大に開催された。ミルハスでは弊社のお菓子も販売させていただいた。祝賀会は私も出席したが、佐々木琴嶺会長の心のこもった挨拶に続き、祝宴でもさまざまな余興もあって、素敵な宴だった。佐々木会長の父上である故佐々木嶺松先生には東海林太郎のイベント等でも大変お世話になりとくに国民文化祭では嶺松先生のおかげで東海林太郎音楽祭も開催することが出来た。参加された皆さんがみんな笑顔で花かげ会は素晴らしい会だなと感じた。花かげの里・山梨県甲州市からもゲストがお越しになっていた。花かげ会のますますのご隆昌を祈りたい。ありがとうございました。

奥羽決戦、ブラウブリッツ秋田対モンテディオ山形の試合が8000人近い観客が入ったソユースタジアムでおこなわれた。残念ながらひどい雨で応援するサポーターも大変だった。試合は秋田が2対3で逆転負け。なかなか秋田は今年は勝ちに恵まれていないが、選手の動きは良くなってきている。J2残留はもちろんだが上位をめざして頑張ってほしい。スタジアム建設にむけて秋田の世論をもりあげていかなくてはいけない。
私の親友である大友直くんが38年間つとめた秋田テレビを退職した。これからは秋田ステージの専務として秋田の活性化のためさらにパワーアップして頑張ってほしい。
直くんありがとう!GOGOレッツゴーすなお!!
中東情勢が大変なことになっている。トランプ大統領がイランの核施設にミサイルをぶち込んで、イスラエルとイランは停戦するといっているが、この先はたしてどうなることかわからない。世界中がきな臭くなっている。第三次世界大戦が起きないことを祈りたい。
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年7月15日 火曜日 | 輝進VOL352  2025.5.23 はコメントを受け付けていません

今月も雨やぐずついた天候の日が多く、新緑が美しい季節を迎えているのにすっきり五月晴れの日が少ない。農家の方々も困っているようである。コメ不足がつづいているので、秋に豊作にならないと大変である。米価が昨年の二倍を超える状態がつづいており、政府は備蓄米を放出したが効果がみえず、農林水産大臣が「米は買ったことがなく、いつもいただいているので、売るほどある」と不謹慎な発言をして更迭された。日本の農政をしっかり建て直す必要がある。

一俵あたりの米価は弊社が創業した1883年が2円50銭、わたしが生まれた1963年が約5000円、1983年が約18000円、そして昨年が約25000円、現在が約48000円である。現在の値上がり幅が大きく問題になっているが、40年近く少しづつしか値段が上がらなかったのがなんとなく低迷する日本を象徴している気がする。抜本的な物価高対策を早急に望みたい。

弊社は一年半ぶりに主な商品の価格改定を20日より実施した。さなづらが一枚150円、どら焼きが250円、赤まん青まんが160円‥などである。今のところお客様からは「高くなったわね」という声は届いていない。お菓子のおいしさや価値をきちんと伝えて引き続き榮太楼をご用命いただけるように努力していこう。

みるく饅頭どっこいしょは季節限定バージョンとして抹茶みるく(180円)を新発売した。定番のみるく饅頭とセットでおおいにアピールして知名度をあげ秋田の代表銘菓に育てていきたい。
あんぱん焼きは期間限定で復活した。NHKの朝ドラの「あんぱん」も人気がでているのであやかってヒットさせたい。

また、商品の絞り込みもおこなっている最中である。昔からのおなじみの銘菓である「矢留の香り」「おしゃべりっこ」「秋田ミルフェ」も当面休んで、小物ケーキの販売も休止する。クリスマスケーキは例年どおり販売予定。和菓子も茶席用の干菓子はやめて、予約でお受けできるときは上生は製造することにしている。「さなづら」「みるく饅頭」「赤まん青まん」「どら焼き」「ゼリー類」の5グループのお菓子を強化して重点販売していきたい。菓子業界も大変厳しい環境で戦国時代の様相を呈している。まさに榮太楼・桶狭間の戦いである。相手が強くても知恵をだして勝てるように頑張ろう!

いとく自衛隊通り店は6月2日で営業を終了して撤退し、委託販売に切り替えることにした。平成27年3月のオープン以来ご愛顧いただいたお客様には感謝したい。いとくさんにはいろいろお世話になっている。このあとも報いることが出来るように努力していきたい。

会社の健康診断は毎年、白根病院さんにお世話になっている。今年の健康診断でまた逆流性食道炎と診断され、食道炎の薬を一カ月飲み始めた。ほかには異常なしでホッとしている。首や肩のひどいこりや疲労感のことを話したら年齢的なものとストレスと言われた。散歩だけでなくストレッチやストレス解消を心がけたい(笑)

秋田ノーザンハピネッツは今期最終戦で群馬に劇的な逆転勝利を収めたものの、28勝32敗でチャンピオンシップ進出には及ばなかった。下位のチームに負けたり数点差で勝てなかった試合がけっこうあり、もう少し頑張ればあと10勝くらいは勝てそうである。前田ヘッドコーチはいじめ選手のみなさんも悔しい思いをしたと思うが来期に向かってさらにバージョンアップして強いハピネッツを目指していってほしい。宇都宮戦ではいちご大福、群馬戦では柏餅や王鵬どら焼きを中心に販売しソウルドアウトしてお客様にアピールすることができた。ハピネッツとともに秋田を盛り上げよう!GOGO榮太楼!!シーズン終了後には弊社に中山選手と金久保選手が挨拶に来てくれた。これからも頑張ってほしい。

ブラウブリッツ秋田はここのところ負けが込んで、J2の19位でJ3降格圏内に甘んじている。試合の内容は悪くないので、得点力をアップして何とか勝ち点を積み上げていってほしい。このあとの八橋でのスタジアム建設にむかって気運を盛り上げていかなければならない。

「秋田は何もない」―とんでもないタイトルのわらび座ミュージカル常設公演30年記念作品の初日を観てきた。
主人公のバッケはじめ登場人物のあきた愛あふれる素晴らしいミュージカル。竿燈まつりもでてきておおいに見せ場がありーモアに満ちていたが、感動的な場面もあって思わず私は涙がチュチュ切れそうになってしまった。さすが内館牧子&わらび座のコメディ最高!内館さんの脚本はずば抜けている。

JKありさ役の川井田南さんの演技もすごくよかった。彼女は以前、東海林太郎物語では奥さんのシズを演じていて、私もそのご縁でよく知っている。本人から礼状がきて「秋田を元気に!と精力的に社会活動されている輝也さんに観ていただけて光栄です。舞台もお菓子も同じ生モノなので更にパワーアップさせます。何度も遊びにいらしてくださいね」と書いてあった。心意気に感動した。わらび座の役者さんたちはみんな素晴らしい。あのオーラで秋田や世界を明るく元気にしてほしい。ぜひ全国のお客様に多数あきたにきてわらび座の観劇を楽しんでいただきたい。今年の11月までのロングランである。みなさんもよろしく!

秋田県菓子工業組合と菓子工業組合秋田支部の総会をホテルメトロポリタン秋田で開催した。昨年はスイーツフェスタを実施して、秋田のお菓子の魅力をアピールしたが、イベントの損益的には厳しかった。菓子業界を取り巻く環境は大変であるが、地元秋田の菓子店がさまざまな情報交換をしながら、それぞれの経営にフィードバックして商売繁盛できるようにしていきたい。

今月30日から6月14日まで北海道・旭川で菓子博覧会が開催される。秋田でも昭和40年に開催しているが菓子業界のオリンピックのような祭典である。秋田のメンバーで旭川に行って視察をしながら会場では秋田県の宣伝をしてくることになっている。

牛島地区町内会連合会総会にお招きいただき、「大鵬 王鵬 夢道鵬」と題して1時間ほど講演をさせていただいた。町内会長さんたちなので大鵬をよく知っている世代の方が多く、質問もでてけっこう盛り上がった。みなさん王鵬たちを秋田の孫のように思って応援していただきありがたい。
大相撲夏場所、王鵬は12日目おわって4勝8敗と負け越し。琴桜や豊昇龍を撃破して3連勝スタートから7連敗してしまった。高安戦で左手の指を怪我したようである。残り3日間、頑張って次の場所につなげてほしい。弟の新十両・夢道鵬も5勝7敗。前半いい相撲だったのでここからラストスパートを期待したい。兄の納谷は勝ち越した。頑張れ大嶽部屋の力士たち!!

場所前、東京ロイヤルパークホテルで開催された、王鵬関関脇昇進祝賀会は約420名が参加して盛大だった。私も王鵬関、桂文枝さん、コシノジュンコさんたちといっしょに鏡開きをさせていただいた。王鵬からも「さらに精進して上をめざして頑張るのでご支援ご声援をお願いします。」と力強い挨拶があった。ファイト!!
夏場所は大関大の里が12戦全勝、横綱豊昇龍が3敗に後退。大の里がこのまま優勝して横綱昇進をきめそうな勢いである。若隆景も怪我から完全に復活してまた強くなった。大栄翔、霧島との大関争いである。王鵬もここから来場所以降ギアをあげていってほしい。将来は大の里対王鵬の横綱どうしの結びの一番が見たい!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年7月15日 火曜日 | 輝進VOL351 2025.4.25 はコメントを受け付けていません

雨が多くすっきりしない4月だった。
秋田市の桜も昨年より開花が遅れ20日をすぎてようやく満開となった。千秋公園の桜まつりはかなり早くスタートしていたが出店も開店休業の日が多かったようである。ようやく22日に本丸も満開で見ごろを迎えた。そのせいか桜ゼリーをはじめ桜スイーツも例年より動きが鈍かった。
それでも週刊誌のプレゼント企画に桜ゼリーが掲載されたところものすごい数の応募はがきが届いてまだまだ全国にはさくらゼリーファンが多いなと新鮮な驚きがあった。
「つまんでさなづら」は裏千家の会報誌「淡交」に紹介記事が掲載され、おかげで「さなづら」のオーダーがネット通販でも増えている。いずれにしろ様々な媒体でPRすることによってお客様を獲得することにつながるのである。SNS全盛の時代ではあるが紙媒体やテレビ・ラジオといったオールドメディアもうまく活用して商売につなげていきたい。

秋田県知事選挙は鈴木健太さんが猿田和三さんを破って初当選を果たした。中盤まで大接戦といわれていたが8万票の大差がついてしまった。私は猿田君の同期であるので最後まで全力で応援したが届かなかった。秋田市長選挙は沼谷純さんが現職の穂積志さんを破って初当選。多選批判と外旭川地区の街づくり問題が争点になった。
秋田に限らず、日本全体が閉塞感に包まれている中で、変化を求め若いリーダーを期待している世の中の風潮が強くなっている。昔とは選挙についても有権者の投票行動が変わり時流が大きく変化しているように思う。
猿田さんが秋田に人生を捧げてこの愛する秋田をよりよくしていきたいという熱い志で挑戦したことは決して無駄にならない。このままいけば消滅してしまう危機的な状況にある秋田を何とかしたいという思いを秋田県民がもっていてこれからの秋田をどうしたらいいか深く考えるターニングポイントになった選挙だった。
あきたの新しいリーダーには全力でスピード感をもって前進してほしいものである。
私も発想を転換しながらこの秋田の発展に榮太楼が寄与することが出来るように商売に全身全霊をこめて打ち込んでいきたい。

山形県上山温泉の日本の宿古窯の佐藤信幸会長が旭日小綬章を受賞され、叙勲祝賀会が開催された。佐藤さんの父上とわたしの父・敬二郎が入魂の仲で、古窯さんとは昔から交流があって、旅館榮太楼も私も佐藤さんに大変お世話になり、佐藤さんが全国の旅館組合の青年部長時代には一緒に行動させてもらった。佐藤さんは全国旅館生活衛生同業組合の会長として東日本大震災の際には復興のトップに立ち、コロナ禍においても観光業界のため国を動かして活躍された。古窯さんを慕う300名以上の方々が参集し、パーティは大盛況だった。私も旅館時代の懐かしい先輩や仲間にお会いできて感無量だった。女将さんの洋詩恵さんは大相撲もお好きで私とは時々連絡をとっていて今も色々お世話になっている。旅館ホテル業界も大変革の真っただ中にあるが素晴らしい経営をされている古窯さんを見習って私も頑張っていきたい。古窯さんのスタッフのみなさんのおもてなし精神はほんとに日本一である。

9年前にライオンズクラブの交換留学で秋田にきて我が家にホームステイしていた台湾の呉心文(シンウェン)さんが家族で秋田に来てくれた。娘とも仲がよく家族でお迎えして交流することが出来た。秋田の滞在が2日間しかなかったが、鶴の湯、田沢湖、角館方面にお連れした。秘湯鶴の湯の入浴と山芋の鍋定食は喜んでもらえた。台湾からは東北にもたくさんの方々が旅行にきているが、仙台や山形、岩手が中心で秋田に宿泊するお客さんはまだまだ少ない。呉心文さんたちも話していたが、秋田は観光も食事も魅力的なものが多いのでもっともっと宣伝していけば多くの台湾人があきたファンになるのは間違いないとのこと。秋田県の観光誘致の戦術を練りなおしてインバウンド客を増やす工夫をしていきたい。いいアドバイスをもらったので私も近い将来台湾を訪れて交流を深めていきたいと思う。

竿燈まつり実行委員会の総会がキャッスルホテルで開催され、今年度の竿燈まつりの実施内容について審議した。沼谷市長になってはじめての竿燈になる。市民パレードも最終日実施されることが決まり、いよいよ観覧席の販売もスタートした。たくさんのお客様に秋田に来ていただきおおいに竿燈まつりを楽しんでいただきたい。

商工中金深川支店のユース会のみなさんが秋田ユース会との交流のために秋田にお越しになり、弊社榮太楼の工場見学をされた。商工中金町田支店長、深川ユース会の彦田会長はじめ12名のみなさんがきて、私が工場見学の案内をしたが、さなづらやさくらゼリーの桜の花の選別作業をご覧いただいたところ、手作業でていねいに作っていることや、工場内がきれいに整理整頓されていることに対してお褒めの言葉をいただいた。
異業種とはいえ首都圏の第一線で商売をされている経営者の皆さんに評価いただいたことはうれしいことである。試食をしてもらったさなづらと赤まん青まんもものすごく美味しかったとのことで喜んでいただいた。その後、ねぶりながし館で竿燈を見てもらい、夜は和食すがわらで、秋田と深川のユース会の交流会を行い有意義な一日になった。

郡山の薄皮饅頭柏屋さんのまんじゅう祭りにご招待いただき初めて参列させていただいた。本名会長とは昔から懇意にさせていただいておりお話は聞いていたがさすがに日本三大饅頭の一つである薄皮饅頭柏屋のまんじゅう祭りは素晴らしかった。神事に続き、饅頭神社の前に供えられた174キロの巨大な饅頭(今年は柏屋さんは創業173周年)に抽選で選ばれたお客様が「祈」という文字を書いて、近いうちに結婚予定の若いお二人がまんじゅうに入刀した。まんじゅうは後ほど参列者にお福分けとして配られた。薄皮饅頭の手作り体験コーナーもあり私もチャレンジさせていただいたがけっこう楽しかった。私がつくったものは薄皮やぶれ饅頭になってしまった。できたての薄皮饅頭をはじめさまざま和菓子洋菓子が販売されており、非常にたくさんのお客様が来店され行列ができていた。特に当日限定の生嘉衛餅は大人気だった。薄皮饅頭にチョコレートをかけて食べるコーナーもありさまざまなお客様を楽しませる演出があった。なにより柏屋さんのスタッフのみなさんのおもてなしスピリットに感動した。お菓子は人々を楽しませ喜ばせるためにあるのだということをあらためて実感した。柏屋さんにあやかって榮太楼も頑張っていきたい。

その後、新白河に行き大黒屋の古川社長にお会いした。昨年南湖公園のところにオープンした、南湖茶寮にご案内いただき様々な情報交換をすることが出来た。代表銘菓のだるま最中は秋田の星辻神社でも大人気であるが、今年正月に新発売した、餅入りやわらかサブレ「定信」(さだのぶ)はおおいにヒットしているとのこと。NHKの大河ドラマにあわせて開発したそうだが、松平定信は白河の皆さんにとっても素晴らしい殿様であり、その名を冠した「定信」はこのあとも大黒屋さんのメイン商品となるに違いない。古川社長、色々教えていただきありがとうございました。大変刺激を受けた福島紀行になった。商売繁盛のヒントをいただいた。秋田もこれから観光シーズン、榮太楼も力強く前進していこう!!
                            社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子