2026年2月6日 金曜日

この社長通信「輝進」を平成8年1月から毎月書きはじめて30年になった。旅館榮太楼の便せんに手書きで書いたものが第一号である。

「みんなで輝いて前進しよう」という意味をこめて「輝進」というタイトルにしたのだが、その当時から思いは変わらないが世の中は劇的に変化した。初心忘れるべからず!温故知新の精神でこの榮太楼をスタッフの皆さんとともに進化させていきたい。頑張りましょう!

輝進も最近は私の月間日誌のようになってきているので今年は少し内容を変えながらその時々のおもいを皆さんに伝えていこうと思う。ほとんど読まない方もいるし、内容についても外部の方から賛否両論あるのは承知してるけど、月々の足取りを振り返りながら未来が明るく輝くようなストーリーにつなげていきたい。

令和8年の正月を迎えたが、今年の榮太楼のテーマは「改新」にした。
まずは私も皆さんも「改心」して発想の転嫁を図り、時代の変化を見据えて、すべてを劇的に見直して行動を起こし、榮太楼の令和の改新をおこしていきたい。「改新」を実現させて今年は「会心」の商売繁盛の年にしよう!

新春から花びら餅、鶯餅につづいて15日からはいちご大福が始まった。朝生菓子としてはやはりいちご大福がイチオシの人気がある。桜咲くさくらゼリーも店頭にラインアップしたので、厳しい寒さが続いているが一足早い春をお客様には感じてもらいたい。

12月に新発売で話題になったものの最中種が品切れになってしまいお休みしていた「なまはげ最中」もようやく販売再開になった。お待ちいただいていたお客様も多かったようでさっそくお買い上げいただきありがたいことである。お菓子の美味しさ、こだわりをお客様にきちんとお伝えしていこう。喜ぶ笑顔にあふれる秋田をお菓子のチカラで創っていきたい。

先月、大住小学校の6年生に講演をさせてもらったが、そのときの感想文が届いて読ませてもらった。私の話をものすごく真摯にうけとめてモチベーションがあがった子供たちが多かったようで、感想文を読んですごく感銘をうけた。「人に感謝する」「ピンチはチャンス!」「あきらめないで前向きにチャレンジ」といった言葉がささったようでほとんどのみなさんが書いてくれていた。少し紹介しよう。「心に残った言葉はピンチはチャンスです。いくら大変でもいくらピンチでもあきらめずに、前にすすむことが大切ということが心に残りました。これからなんでも挑戦してみる、なんでもあきらめないという心を持って将来につなげていきたいと思いました。」「榮太楼の歴史や伝統を知り、未来につなげることはとても重要であり、とても大切だということを知ることが出来ました。僕は新しい夢ができました。秋田をおもしろくて楽しいところにするために小国さんの願いを継ぎ、未来へつなげれるような人になっていきたいです。」「小国さんの何度失敗してもあきらめないところや大きなかべを越えれば必ず新しい道が見えてくるといった言葉に勇気づけられました。今までもそんな思いがあったからこそ榮太楼は永年続けてこれたんだと思いました。私もあきらめないでこれからの道をいっしょうけんめい進んでいきたいです。」「小国さんのおもしろくわかりやすい説明を聞いて秋田のよさについて深く知ることができました。まず、秋田は食べ物に恵まれていること。二つ目は観光地がたくさんあること。この活動をとおして秋田のよいところや、大変なことがあってもその壁を乗り越えた先にはいいことや運がくることを知れました」「榮太楼のお菓子を食べたことがあって特にさなづらが大好きです。7代目の小国先生で142年も続いていることに驚きました。また今度さなづらを買いに行きたいです。」
まだまだ紹介しきれないが、ほんとに大住小学校の子供たちから逆に勇気と元気をもらった。ありがとう!!有言実行あるのみ、世のため人のため秋田のために榮太楼を商売繁盛させていきたい。

全国菓子工業組合の全菓連会館の60周年記念式典・祝賀会に出席し、全国の業界の皆さんと情報交換してきた。高島屋、三越、菓子の記録帖、ふるさと館にも営業に行き、桜咲くさくらゼリー等の売り込みをかけたところ、さっそく引き合いがきている。京山の佐々木先生にもご挨拶に伺いいろいろお話をすることができた。

秋田県観光連盟主催のあきた観光未来塾がキャッスルホテルで開催された。「観光×野球を語りつくす」というタイトルで。元ヤクルトスワローズ監督の真中満さんをゲストにお招きして、元高野連会長の小野巧さんと私が加わって、パネルディスカッションをおこなった。70名ほどの参加者の前で野球をベースにしながら、スポーツツーリズムのことや、秋田の実態を踏まえながら観光客をふやしてあきたの未来を元気にするためのアイディア等について熱いトークを繰り広げた。秋田はまだまだ伸びしろがある。みんなが明るいほら吹きになって前向きに愛想よくずうずしく秋田を売り込んでいけば必ず活路はあると思う。スポーツのチームや選手の推し活で全国を旅行して歩く人も増えている。秋田にはハピネッツもブラウブリッツもある。人を呼び込んで栄える秋田を目指していこう。

昨年から秋田大学産学連携推進機構の伊藤慎一准教授のゼミの学生さんたちと勝平得之お菓子プロジェクトをすすめてきたが、いよいよ佳境にはいってきた。赤レンガ館の学芸員だった加藤隆子さんやフリーパーソナリティの椎名恵さんたちもいっしょにさまざまな協議を続けてきた。学生さんたちのアイディアをもとに榮太楼と鼎庵で年度末をめどにオリジナルの菓子を創作する予定である。知らない方もいるかもしれないが、勝平得之は秋田に生まれ秋田を愛した著名な版画家で、赤レンガ館には勝平の作品が多数展示されている。秋田の四季おりおりの風景や風物、お祭りをテーマにした作品が多い。私の祖母や東海林太郎とほぼ同時代に活躍した方である。あらためて彼の作品を勉強したところ郷土の大地や人々の暮らしを深い愛情をもって表現している作品が多く感嘆させられてしまった。秋田大学のプロジェクトだけでなくなんらかの形で榮太楼も勝平イズムをとりいれたものを創っていけないかと思っている。

大相撲初場所はまた大混戦の末、新大関安青錦が12勝3敗で優勝決定戦で熱海富士をくだして、2場所連続優勝を果たした。来場所優勝すれば早くも横綱昇進の可能性もある。昨年の春場所に新入幕だった安青錦は驚異的なスピードで強くなってきた。入門以来負け越しなしである。かつての大横綱たちも必ず壁にぶつかって負け越しを経験している。安青錦をほめるべきではあるがほかの関取たちの奮起を期待したい。大の里、豊昇龍の両横綱は休場も懸念されたがなんとか10勝5敗。琴桜も勝ち越しがやっと。王鵬は後半6連敗で4勝11敗と大負けしてしまった。負け方がよくない。どこか歯車が狂ってしまったようなので、もう一度仕切り直し、稽古に励んで春場所から巻き返してほしい。このままでは年下の新鋭力士たちにおいて行かれてしまう。大嶽部屋の夢道鵬と納谷は4勝3敗と勝ち越し。勝ち越した力士が多かった。大嶽部屋の今年の躍進を願いたい。大相撲、今年はニューヒーロー誕生で世代交代が進みそうである。

                           社長 小国輝也

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