2025年9月11日 木曜日 | 輝進VOL355   2025.8.25 はコメントを受け付けていません

猛暑がつづいているが、秋田は6日に雨が降ってからは最高気温は7月に比べると少し落ち着いてきた。とはいっても熱帯夜がつづき、後半は全国的にあちこちで線状降水帯が発生してゲリラ豪雨に見舞われたり尋常ではない被害がでている。秋田では20日の集中豪雨で仙北市桧木内川が氾濫し家屋の浸水被害が出てしまった。まさに日本は熱帯のような気候に変わってしまった。
海温も上昇し、魚の漁獲量も変化している。ニュースをみてたら、北限のサンゴが新潟から山形まで北上したとのことだった。当然農作物や果樹にも影響が出ている。コメも含め今年の収穫の秋は様々な影響が出そうである。食品の価格高騰がさらに強まりそうで心配している。

トピコ店は5月以来、販売力強化をしてきたが、この夏はかなり好調に推移している。商品を絞り込み、重点販売商品のフェイスを広げディスプレイを工夫して声掛けを徹底するなど、主にさなづらとみるく饅頭どっこいしょーを強化してきたが、他店も含めて成果が出てきている。

さなづらは5月に値上げしたが、お土産として順調に動いている。山葡萄の希少価値と美味しさをさらに商品で表現できる工夫をして、日本を代表する銘菓に押し上げていきたい。

みるく饅頭どっこいしょーは発売から一年がたち秋田のお客様にかなり浸透してきた。竿燈まつり期間には駅を中心にブレイクした。弊社直営店はもちろんのこと、秋田空港やアトリオンの物産振興会、いとく各店、イオン等での売り上げが伸びた。季節限定の抹茶みるくとのセットが人気だった。召し上がったお客様から大変美味しかったからとのことで、再度のご用命をいただいたりした。
全国的に乳菓はたくさんあるが、食べ比べると弊社のみるく饅頭の味の評価が高いようである。秋田を代表する乳菓としてパッケージや見せ方・売り方をさらに工夫して大ヒット商品に育て上げていきたい。9月からは抹茶みるくに代わって、かぼちゃバージョンを新発売する予定である。通年販売商品として、この秋もさらに秋田を元気にするためにも榮太楼のみるく饅頭をどんどんアピールしていこう。
どっこいしょーどっこいしょー!!

今年の竿燈まつりは団体客の減少傾向で昨年より客数が少なかった。曜日配列や、関西での大阪万博人気、物価高による消費者の節約志向、ライフスタイルの変化等いろいろ原因が想定されるが、私はコロナ明け後の観光業界のさまざまな値上げラッシュが響いているように思う。飛行機、バスなどの交通機関、ホテル旅館の宿泊代金のオンとオフの劇的価格差による割高感が大きい。首都圏から東北のまつりで旅行にくるとひとり20万近くかかってしまう。様々な背景はあるがそのあたりを直していかないと秋田への観光客数アップは厳しいことになりそうだ。

私は34回目の総合司会をつとめたが、竿燈まつりは今年もものすごく盛り上がり、最終日こそ雨になって時間短縮で終了になったが、おおむねお越しいただいたお客様には喜んでいただいたようである。竿燈会の指し手も張り切って燃えに燃えていた。今年は昨年より3本ふえて、266本の竿燈が出竿した。昼におこなわれる竿燈妙技会も後半は市立体育館でおこなったが、来場者も多くかなり熱い妙技会になった。今年は団体規定演技が柳町の2連覇。自由演技は秋田県立大学が優勝した。
年々、指し手のレベルが上がってきている。子供たちの明るく元気な竿燈もほほえましい。竿燈が上がり続ける限り秋田は不滅である。
どっこいしょーどっこいしょー

竿燈まつりにあわせて、札幌・菓子の樹の田中先生もお越しになり。数十年ぶりの竿燈を楽しんでいただいた。工場スタッフともコミュニケーションがとれて、田中先生にはいつも親身になったアドバイスをいただいている。

東京から仲間が来たのにあわせて、附属中学校時代の有志の会があり、ひさしぶりにあったメンバーといろいろな話ができた。

サノファーマシーの佐野元彦社長の旭日双光章受賞祝賀会が秋田キャッスルホテルで開催された。佐野さんは秋田商工会議所の副会頭をつとめ、ほかにも経済界のさまざまな役職を持ちながら、秋田の活性化にご尽力されている。秋田ノーザンハピネッツの会長でもある。みなさん話していたが、佐野さんがいなければ秋田にプロバスケットチームはできなかったかもしれない。佐野さんのお人柄と人脈で盛大な祝賀会になった。私も公私ともにお世話になっている。先輩にあやかって元気に前向きに頑張っていきたい。

チーム幽玄によるチェロのアンサンブルコンサートがアトリオン音楽ホールで開催された。秋田のチェロ演奏家39名による演奏もあり、幽玄の5名のみなさんの演奏も素晴らしかったが、感動的なコンサートになった。メンバーの森義丸さんは私の長女の中学校合唱部の同期である。義丸さんはトークも素敵で会場はとてもなごやかに盛り上がっていた。
大相撲由利本荘場所が開催され、満席のファンが7年ぶりに秋田でおこなわれた大相撲巡業を楽しんだ。一番人気はやはり祖母が秋田市出身の王鵬で会場での声援がものすごかった。土俵入りでは私の孫の凛之(りの)を抱っこして土俵に上がりとても盛り上がった。この秋田の大声援を力にかえて秋場所では大活躍してほしい。

作詞家・東海林良プロデュース湯沢音楽ミュージアムコンサートIMAGINが開催された。東海林さんは昔からの知人で東海林太郎生誕100年祭からいろいろお世話になっている。地元湯沢の人をはじめ参集したお客様は皆さん笑顔で楽しんでいた。秋川雅史さん、堀内孝雄さん、渡辺真知子さんのビックスリーのステージはとても感動的ですごかった。楽屋で東海林さんからそれぞれの皆さんを紹介いただき話をさせていただいた。すばらしいお人柄に感銘をうけた。おみやげにさなづらとみるく饅頭をお渡しした。勇気と元気をもらったIMAJINだった。東海林さんが挨拶の中で「あきた あきらめるな!」と話していて心に響いた。ありがとうございました。

日本舞踊の会がミルハスで開催された。ユーランドホテル八橋の松村社長の奥様が坂東流の師範で、お嬢さんも未来を担う子どもの踊りの部にでて、とてもかわいらしく上手な踊りを披露した。松村さんの奥様・坂東桜朱さんの君が代松竹梅は圧巻の踊りで群を抜いていて素晴らしかった。お菓子のご用命もいただいた。感謝!
久しぶりに拝見したが、日本の伝統文化でもある日本舞踏の世界は素晴らしい!
榮太楼も夢と希望の菓子創りに邁進して皆さんに感動していただけるよう頑張ろう!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2025年9月11日 木曜日 | 輝進VOL354   2025.7.25 はコメントを受け付けていません

梅雨明けして連日暑い日が続いている。最低気温が25度、最高気温が32度超えの日が秋田でも多くなっている。全国的に35度以上の猛暑日が多くなっており、北海道でも38度以上になったりこの夏の暑さは尋常ではない。地球温暖化の影響が顕著だが日本は亜熱帯気候になってしまった。お菓子の売れ筋も昔と比べてかなり変化している。ゼリー、かき氷等の冷菓子でお客さんをグッと引き付けるものがないと夏の売り上げアップは厳しい。弊社もさなづら、さなづらゼリー、さなづら葛ようかんの動きはいい感じがする。みるく饅頭(どっこいしょどっこいしょ)も重点販売しているので、竿燈まつりの季節到来、積極的にお客様にアピールしていきたい。

いとく新国道店では先月から生ドーナツを限定販売しており、リピーターもついて評判がいい。なかでも生クリームとカスタードの人気が高かった。今月末でお休みして8月はあんみつの種類を増やして強化していくことになった。
幸町店の生クリームあんぱんはリピーターがついて安定して売れるようになってきた。お客様がほしくなるものをタイムリーに提供していくことが大事である。
南通り店ではイートインコーナーは暑くなってきてみたらし団子がすこし苦戦している、あんみつソフト、さなづらソフトの人気が出てきた。集客につながる工夫をして売れ上げアップを図っていきたい。
トピコ店は5月から最重点店舗としてディスプレイや売り方の工夫をしてきたが今月は予算をオーバーする売り上げになっており好調である。さなづら、みるく饅頭をさらに強化して夏の売り上げを最大化していきたい。

秋田県物産振興会の役員改選があり澤田さんが新社長に就任した。ご挨拶に行き情報交換をしたが、観光土産の売れ方もかなり変化してきているので知恵を絞っていきたい。今はアトリオンでも東京有楽町のふるさと館でもさなづらは伸びてきているのでさらに押していきたい。
秋田空港ターミナルビルの成田新社長にもご挨拶にお伺いしてきた。客数があまり増えない中、客単価をアップすることが大切である。空港のナガハマコーヒーのカフェでは金土日限定でみるく饅頭の試食を出してもらっている。さなづらとともにみるく饅頭の認知度をあげてこの夏の秋田土産のTOPに育てていきたい。

白河の大黒屋の古川社長が来秋して、大町振興組合の高堂理事長とあくらで食事しながら情報交換をした。星辻神社のだるま祭りでのだるま最中の人気は年々高まっているようである。春に紹介してもらった大黒屋さんの新商品「定信」はヒットしているとのこと。さまざまな商売のヒントをいただいた。古川さんありがとう!

先月後半から鶴の湯の販売スタッフ武田さんが都合によりお休みしているので、週末に長倉君と私で鶴の湯の小屋へ販売に行っている。私は久しぶりだったが、やはり鶴の湯には全国津々浦々からお客様が来ていて、お客様と会話していても楽しかった。インバウンドの外国人はそんなに多くない感じである。日帰り入浴にきてあこがれの鶴の湯の外観をみて感動して写真を撮っている方々が多い。つるまん、鶴の湯さなづら、鶴の湯諸越、乳頭温泉どら焼きも人気で、かなり売れているが、つるまん2個入り一つとかさなづら2枚入り一つといった買い方で、以前のように箱でまとめて買う観光客は少なくなった。観光地の土産の買い方も変化している。

秋田市竿燈まつり実行委員会で、當福寺において追善供養を執り行った。竿燈まつりの会場が昭和48年に広小路から現在の竿燈大通り(旧山王大通り)に移転してから数年、まつりが大雨にたたられたことがあり当時の高田市長と私の父である小国敬二郎観光協会長たちが協議して、道路はもともと墓地があった場所であることから當福寺さんで追善供養をおこなうようになった。それ以来竿燈まつりは中止になっていない。竿燈まつりに尽力してきた先人の御霊に感謝しながら供養をさせていただいた。今年の竿燈まつりも大成功になるように盛り上げていきたい。昨年より増えて266本の竿燈が出竿することになっている。

土田牧場さんに、久しぶりにお伺いしてご挨拶してきた。土曜日だったが、たくさんのお客様がいらしてソーセージやソフトクリーム、チーズトーストを食べたり楽しんでいた。ジャージー牛のみならず、犬、兎、羊、ヤギもいて家族連れのみなさんはエサやり体験もできたりするので、土田牧場は由利本荘地区の人気の観光スポットである。永年、弊社がOEMで製造した、「風車サブレ」を販売していただいていたが、弊社の洋菓子部門商品の絞り込みもあって製造継続は厳しいので休止させていただくことになった。ただ秋にはスポットで「風車サブレ」の限定販売は対応できるかもしれない。お客様から「風車サブレ」を食べたいという要望がおおいとのこと。ありがたいことである。
土田社長ご夫妻はじめ家族スタッフの皆さんが一生懸命牧場を運営している姿をみて頭が下がる思いをした。感謝!

弊社の「あきたこまちおかき」を製造していただいている「さくら製菓」さんの工場見学に福岡常務、尾形部長、佐藤店長といっしょに行ってきた。新潟県新発田市にあるので片道4時間近くかかった。昨年の9月に工場を移転新築されたとのことで、寺尾会長からいろいろお話をお聞きしながら、工場の生産現場をご案内頂いた。衛生面に相当気配りしながら、生産効率をあげる工夫をされていて、大変参考になった。無印良品等大手のOEM製造もされているので管理はかなり厳しいが売り上げはかなり伸びているようである。ただ原料の加工用米がとてつもなく値上がりしているのでこの秋からはかなり製品の値上げをするとのことで、秋田こまちおかきも3割くらい値上がりしそうである。お客様に価値を伝える努力をしなければならない。また、ご紹介いただいて、菊水酒造の新しくできた日本酒工場兼ミュージアムも見学してきた。五感で日本酒を楽しめる空間を創っている。日本酒の文化を伝える素晴らしい施設だった。
菓子も日本酒も日本の大切な文化である。

今年の七夕の誕生日は令和7年7月7日のゾロ目だったので運転免許証の更新に行ってきた。新築になった免許センターで快適だった。

大相撲名古屋場所は大混戦になっている。横綱豊昇龍は途中休場。新横綱・大の里は12日目までに3敗。2敗で平幕の安青錦と琴勝峰が並んで、3敗で大の里、一山本、熱海富士、新入幕の草野が追う展開。安青錦がいきそうな気がする。
王鵬は大の里に勝って金星をあげたものの上位陣にことごとく負けてしまい、12日目で4勝8敗と負け越し。立ち合いは悪くないが次の攻めが弱いのと相手十分になると勝てない。幕下にさがった夢道鵬は負け越し。もう一度出直しになった。幕下納谷は現在3勝3敗。3兄弟をふくめ大嶽部屋力士の活躍を祈りたい。
大相撲戦国時代。どんどん新鋭の生きのいい関取がでてきている。来月21日には秋田で由利本荘場所が開催される。秋田県民は楽しみに応援している。秋田県の孫・王鵬の奮起を期待したい!!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子