ゴールデンウイーク前にまた4都府県に緊急事態宣言が発出され、その後もイギリス等の変異ウイルスによる感染者が増加し、北海道、沖縄も追加され、22日現在10都道府県に緊急事態宣言が出されている。秋田においても川反の繁華街や病院、学校・幼稚園等でクラスターが発生し、知事や市長から県をまたいでの往来の自粛が呼びかけられ、また人々が委縮して動けない状況になってきた。秋田市はステージ4になり、さまざまなイベントや行事が中止になった。春先からすこしは人の動きも活発になり、お菓子の売り上げも回復してきていたが、連休明けから急ブレーキがかかってきてしまった。昨年よりは人々が気を付けながら動くようになっているものの、駅や観光地はきわめてひとが少なくなり、商店は閑古鳥が鳴いている。医療従事者や高齢者へのワクチン接種は始まったものの遅々として進まず、政府は7月末までの接種完了を目指しているが、総理のお膝元の秋田県では自治体のアンケートの結果全国で一番おくれそうだ。
オリンピックは国民の安全安心に最新の注意を払いながら開催する予定になっているが、日増しに国内外からオリンピック中止を求める声が大きくなっている。コロナに打ち勝った証として東京オリンピックが開催され成功すれば、モチベーションは上がるが、感染拡大ピックになってしまった場合、さまざまなダメージが想定される。日本の国力低下が否めないが、このピンチをチャンスに変え日本をいい方向に変革したいものである。IOCのためのオリンピックではない!
子供の日は柏餅が好調でいとく新国道店ではかなり売り上げもよかった。母の日はケーキや焼き菓子ギフトが好評だった。歳時記行事はお菓子が人々を笑顔にする最大のツールになる。コロナ禍ではあるが、お客様がお菓子を食べて喜んでいただけていると考えると、榮太楼もさらに精進して世のため人のため美味しいお菓子を創りつづけていくことが大事な使命である。店頭では甘夏大福が終わりキウイ大福が始まった。和菓子では和パフェにチャレンジした。レモンケーキやレモンサブレ、甘夏みかんのクリーム餡蜜も人気である。秋田のお客様に喜んでいただけるお菓子をどんどんアピールして、来客数のアップを図り、宅配や通販も強化して、この厳しい局面を打開できるように頑張っていきたい。
Bリーグは今シーズンが終了し、秋田ノーザンハピネッツは28勝31敗で東地区の7位だった。川崎に2勝、東京に1勝できたものの、宇都宮、千葉、富山、渋谷といった上位チームには勝てなかった。B1での過去最多勝利をあげたものの負け越してしまったので来期に向けてパワーアップして臨んでほしい。ハピネッツ社から挨拶に伊藤選手と大浦選手が来社されたのでいろいろ話をさせてもらった。コロナ禍で大変なシーズンだったが、早く大声をだして応援できるようになってほしいものである。親交があって応援していた細谷選手はハピネッツを退団することになった。次のチームでの彼のますますの活躍を期待したい。ゴーゴーハピネッツ!がんばれーマーシー(細谷)
J2のブラウブリッツ秋田はここまで5勝5敗5分で全体の7位につけている。元J1のチームからも勝利したり、粘り強く逆転したり、昨年同様選手たちは死に物狂いでピッチを走り続けて結果をだしている。山口に数的不利な状況から先制され終盤ロスタイムに同点に追いついた試合は岩瀬社長も感無量だったようでフェイスブックに投稿されていた。吉田監督の指導が素晴らしいと思うが、見ていてサポーターが感動する試合をしている。下馬評以上の活躍で、後半の頑張りによってはさらに上位を狙えそうである。近い将来J1昇格も夢ではない。J1のライセンスをとるためにもスタジアムの整備を急がねばならない。ブラウブリッツ!ブラウブリッツ!ブラウブリッツ!
ウイアーアキタ!!!
5月は例年であれば総会シーズンであるが、昨年に続きほとんどの会が、中止もしくは書面決議になってしまった。私も公式な会合にともなう懇親会はゼロである。懇親会で一杯飲みながら顔を突き合わせて話をすることで有意義な情報が得られることが多い。旅館ホテルや飲食業は壊滅的なダメージを受けている。早く堂々と宴会ができる日がくることを願ってやまない。秋田県菓子工業組合と秋田支部は合同でハサップに関する講習会を開催し、大館の斎作菓子店の斎藤社長に講演をしていただいた。6月からは秋田においてもハサップ導入・実施は義務になる。衛生管理をきちんと内部の記録をとることで徹底していくことにより生産性の向上も期待できる。しっかり内部でルール化して実行していきたい。総会では今年度事業が承認され、役員改選も行われた。秋田支部ではコロナ禍での組合員にたいするバックアップと需要喚起策として菓子クーポン事業等を行うことと、商工会議所主催の「広小路バザール」への参加等を実施することになった。
飯島塾の今年度第一回講座で講演をさせていただいた。「飯島塾」は秋田県退職公務員連盟名誉会長の野中和郎さんが塾頭で毎月のようにゲストをよんで講座を開催している。私はかって陸上自衛隊東北方面隊オピニオンリーダーとして野中さんとご一緒した縁でお声がかかった。塾生は90名いるそうで当日は67名の方が参加されていて私が存じ上げている方も数名いらした。タイトルは「東海林太郎そして義兄・横綱大鵬とその孫王鵬を語る」。質疑応答もいれて1時間半お話をさせてもらったが皆さんのリアクションがよく時間が足りないくらいだった。大相撲開催中だったのでよけい盛り上がったようである。野中さんはじめ役員の皆さんのリーダーシップが素晴らしく地域にこういう会があるのはとてもいいことで街の活性化にもつながっていくと思う。私もいい経験をさせていただいた。
叔母・故加賀谷栄子の49日法要を休寶寺で執り行った。早いものである。9年前に逝去された息子の信悦さんといまごろ天国で再開し仲良くされていることだろう。私も本当にいろいろお世話になったので、ふたりの命日の24日にはまたお墓参りを続けたいと思う。
大相撲夏場所、大嶽部屋の王鵬は再十両で12日目に勝ち越した。序盤負けが込んだが中日から持前の突き押しがさえて5連勝した。相変わらずわきの甘さ、腰高、四つに組むともろさを露呈してしまうので、このあとはさらに稽古を積み重ねて早く幕内に昇進してほしい。14日目に右足をねん挫して千秋楽は休場になってしまった。幕下の夢道鵬は自己最高位で3勝4敗。三段目の鵬山も3勝4敗と負け越した。大嶽部屋は7人が勝ち越した。来場所に向かってさらに精進して頑張ってほしい。
幕内は大関に復帰した照ノ富士が圧倒的な強さでずっと単独トップだったが最後に連敗して貴景勝と優勝決定戦になった。照ノ富士が決定戦を制して連続優勝を飾った。このまま一気に横綱に上がりそうな勢いである。地獄を見た男の快進撃はしびれるものがある。両大関を倒して優勝争いに加わった遠藤の活躍で場所が盛り上がった。それに引き換え他のふたりの大関が不甲斐ない。正代は勝ち越してカド番脱出がやっとの成績。朝乃山は、場所直前のキャバクラ通いが文春で報道されて途中休場。厳罰は免れない。幕下まで転落することになるだろう。コロナ禍の中、相撲協会の看板力士としての自覚がなさ過ぎた。相撲の取り口がしまらなかったのは自業自得だった。7月場所の力士たちの奮起を期待したい。
社長 小国輝也