2021年11月3日 水曜日 | 輝進VOL309 はコメントを受け付けていません

9月末に全国的に緊急事態宣言が解除され、コロナ感染者数も劇的に少なくなってきた。ひとの動きもようやく出てきたようで観光地には少しずつバスツアーも入ってくるようになった。ただまだまだ長い自粛生活のせいで慎重な人が多いようで秋田の街中は人流が鈍いようである。昨年の今頃はGOTOトラベルでかなり旅行客が多くなっていたのと弊社の場合は菅どら焼きが爆発的にブレイクしていたのでその反動減が大きくなっている。

店頭では「巨峰大福」が人気である。「栗ぜんざい」や「みたらし団子あまったれ」等の季節の和菓子やハローウインにむけての洋焼き菓子、ケーキもラインアップして直営店の売り上げ創り強化に取り組んでいる。地元のお客様に積極的にアピールして活路を切り開いていきたい。
今月も鶴の湯温泉に菓子販売のため週末に長倉君と交互にいっているが紅葉も深まり、全国各地からお客様が来ている。昨日は朝の気温が2度で初雪が降り紅葉とのコントラストが綺麗だったがめちゃ寒かった。いろいろなお客さんがいらっしゃるので仕事ではあるがコミュニケーションが楽しい。
先日は県北方面に伺い龍門亭千葉旅館の千葉社長と情報交換をしてきた。県民割の効果もあり11月まで宿泊は堅調なようである。千葉旅館は庭園も大浴場も素晴らしいが、料理も美味しくスタッフのホスピタリティも最高である。7月に世界文化遺産に登録された縄文遺跡群の大湯環状列石(ストーンサークル)も見学し久しぶりに発荷峠まで行って十和田湖を眺めて帰ってきた。秋田には素晴らしい観光資源がたくさんある。

私のJTB時代の同期で福岡の諸隈君がJTB退職後ハッピートラベルに転職し、初添乗で九州のお客様を秋田旅行に連れてきてくれた。男鹿、角館、田沢湖、玉川温泉、大湯温泉、十和田湖奥入瀬、八甲田をまわるツアーだったが 紅葉も楽しんで満足度の高い旅行になったようである。無限堂の稲庭うどん、角館の料亭稲穂、龍門亭千葉旅館がとくに良くて、なまはげ太鼓にも感動したそうである。県外の方々が秋田を旅して喜んでくださることはとてもうれしいことである。秋田県観光連盟の観光もりあげ隊の会議も開催し観光業界の現状の情報交換をしアフターコロナにむけての施策についても協議した。観光業界復活をめざしていきたい。
また私のJTB同期の大塚君も、秋田県のアフターコロナにむけての台湾からの誘客プロモーション事業を受託し、取材のため秋田入りして5日かけて、ミニツアーの仕込みをしていった。ピンチをチャンスに変えて発想の転換をしながらチャレンジしていくことが大事である。

浅草の人力車の車夫で北海道から沖縄まで人力車で全国縦断を目指している「ガンブ鈴木」さんが秋田に入り数日休息して、千秋公園の「松下」で秋田からの「出発セレモニー」をおこなった。元オフコースの大間ジローさんが彼の活動を支援していて、私も頼まれてセレモニーの司会を務めた。穂積市長からも激励の挨拶があった。無事に沖縄まで踏破してほしい。「ガンブ鈴木」の先輩が、南極点をひとりで歩いて目指す秋田生まれの冒険家「阿部雅龍」さんである。阿部さんもいよいよ日本から23日に出発した。白瀬ルートでの初挑戦、無事に南極点に到達してほしい。終わったらガンブ鈴木さんも阿部さんと秋田でうまい酒を飲みたいと話していた。夢をおいかける若者たちの挑戦、応援したい!

JTBの村田支店長と同行して、ドリームリンクの村上社長と赤居文庫でお会いしていろいろなお話をさせてもらった。飲食業界はコロナの影響で深刻なダメージを受けているが、村上社長は常に前向きで新しいチャレンジを続けている。26日には秋田空港に「明治佐助商店」をオープンさせる。稲庭うどんはじめ郷土料理や「杉のや」の人気メニューだったわっぱめしも提供する。デザートとしてさなづらをトッピングしたバニラアイスがラインアップされた。村上社長は「秋田銘菓さなづら」が好きであいさつ回りにもさなづらをご利用いただいている。飲食業界の職域接種にもドリームリンクさんが名乗りをあげて国のモデルナ製ワクチンの供給がおくれたり紆余曲折ある中、1000人の接種を希望する人たちのために医師会の協力を取り付けながら無事にこの事業を成功させた。先見性、発想力、郷土愛、バイタリティ、実行力を兼ね備えた村上さんとこのあともさまざまなコラボができたらと思う。村上社長ありがとうございます。

17日日曜日、秋田商工会議所主催で「広小路バザール」が行われた。当日は気温が低く時折小雨が降ったり突風が吹くコンディションだったが、なんとか無事に開催できた。さまざまな業種のお店やキッチンカー約60店が出店し、たくさんのお客様が繰り出して大盛況だった。竿燈も3本出竿し、4回演技を披露した。悪天候にも負けない意地と気合の竿燈演技だった。来場したみなさんが笑顔で喜んでいた。榮太楼・福楼、菓子工業組合秋田支部も出店した。寒かったこともあるが、豚まんは大人気でつねに行列ができていて、売り上げも上々だった。テントが飛ばされて壊れたりアクシデントはあったが、イベントを待っていた皆さんには結構喜んでいただけたと思う。土崎の福楼とのピストン輸送が大変だったが、いい宣伝になった。今回の反省点を検証し、広小路バザールは来年以降も開催される方向である。

白鳥荘の高橋文昭社長がご逝去され、旅館ホテル組合の有志の皆さんと「庵河豚」で「白鳥荘さんをしのぶ会」をおこなった。私は家も近所であり、旅館を経営しているころからお世話になった。淡々飄々とした先輩だった。畳を愛する会のメンバーでもあり、よく旅行にもご一緒した。ご冥福をお祈り申し上げます。

Bリーグが開幕し、秋田ノーザンハピネッツは4勝4敗。ホームでの茨城戦に連勝したが直近の群馬戦は1勝1敗。怪我人もでているが、中山、古川両キャプテンを中心にチームワークがいい。新加入の外人も活躍している。ここから調子をあげてBリーグの上位をめざして頑張ってほしい。会場ではハピネッツどら焼きも人気である。
Jリーグは終盤戦。ブラウブリッツ秋田は10勝12分13敗で13位につけている。J1残留は間違いないが勝ち星をつみあげて来期につなげてほしい。アウエーで新潟に勝った試合は岩瀬社長も絶賛していた。頑張れブラウブリッツ秋田!

岸田文雄さんが第100代内閣総理大臣に就任した。さっそく衆議院が解散され、19日から衆議院選挙に突入した。31日が投開票になる。コロナ対策や経済対策、アフターコロナの日本をどう再生させて舵取りをしてくか、国際情勢の変化への対応など課題は山積であるが、政治家の皆さんには、世のため人のための政策を遂行していってほしいものである。

榮太楼もここから下半期みんなの力を結集して売り上げを創り業績改善のために頑張っていこう!「夢と希望」のある「おいしい楽しい菓子創り」に邁進していきたい!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年11月3日 水曜日 | 輝進VOL308 はコメントを受け付けていません

プレミアム菓子商品券はメディアに取り上げられた効果もあり先月28日の発売日に開店前からお店に行列ができ、またあっという間に完売になった。1000円で1500円分の菓子商品券を買えるお得感がお客様にインパクトがあった。菓子組合秋田支部で秋田市のコロナ対策の補助金を活用して、昨年度の3倍強の5500セットを用意した。さっそくお店でご利用いただいているようである。利用期間は9月1日から11月30日までであるが、秋は敬老会、お彼岸、収穫祭、ハローウイン等があるので、商品券を活用して、お店に足を運んでいただけるとありがたい。お菓子を食べてほっとして少しでも豊かな気持ちになってほしいと思う。菓子業界もコロナの影響でダメージを受けているが、いろいろ知恵を絞って需要を喚起していきたい。

敬老会も2年続けて祝賀会は中止になったが、各社会福祉協議会でいろいろアイデアをだして記念品を決定したようである。保戸野地区、中通地区、泉地区ではそれぞれの地区にある菓子店で使える商品券をお配り頂いている。商品券をもって店頭にお越しいただき喜んでいただいているようでありがたい。コロナ禍で受注件数は少なくなっているが、地道に営業活動をしながら、さまざまな機会にお菓子を活用してもらえるようにアピールを続けていきたい。

今年はお彼岸に敬老の日とお月見(十五夜中秋の名月)が重なって、工場は大忙しだった。月見饅頭はこしあんと枝豆あんの可愛らしい2種類で「マリマリ」に掲載されたことでけっこう反響があり、2日間ともあっという間に売り切れになった。事前にもう少し緻密に作戦を立てるべきだったかも。

おはぎはこしあん、つぶあん、きな粉、枝豆あんの4種類、あんころ餅はパッケージを小ぶりにして数量限定販売した。歳時記行事をきちんと提案しておすすめしていくことはとても大事である。お客様に楽しんでいただけるおいしい菓子づくりをつづけていこう。

8月から会社の「リブランド」にむけての勉強会を開催している。宮崎デザイン事務所の宮崎まさひろクリエイティブディレクターに指導いただきながら、各部門のリーダーにも参加してもらい、まずは会社の強みや弱みの分析をしながら、忌憚のないディスカッションをしている。いろいろ話をしているうちに私自身もさまざまな気づきがあった。まだ数回つづくが、榮太楼ブランドを再構築して、目指すべき方向のベクトル合わせをして、榮太楼を強くしていきたい。さなづらのリブランドや新商品開発にもつなげ、アフターコロナの榮太楼のヴィジョンを明確にしていきたい。

秋田の情報誌「あっぷる」10月号の「秋田の老舗名店を訪ねる」のコーナーに、弊社・菓子舗榮太楼が掲載された。「永く愛される理由」というタイトルで見開きカラーでかなり大きく掲載された。私や尾形工場長、さなづら、赤まん青まん、さくらゼリー、どら焼き、ちょこっとさなづらの写真も綺麗にのっていて、かなりの宣伝になった。取材いただいた編集長はじめ「あっぷる」のスタッフの皆さん感謝したい。「あっぷる」さんにはときどき記事でお菓子の紹介をいただいている。10月号には芋羊羹も掲載されているほか、来月号にも旬のお菓子が紹介される予定になっている。ありがとうございます!

鶴の湯温泉での販売に私と営業の長倉君で11月までの土日祭日は行くことになった。9月は4日ほど私が販売に行ったが、さすがに鶴の湯さんにはたくさんお客さんがきていて皆さんきまって入口の門のところで写真をとっていた。あこがれの鶴の湯温泉にこれて皆さん笑顔だった。以前より若いお客さんが増えたように思う。小屋で販売しているといろいろなことを聞かれたりするが、マイナスイオンいっぱいの自然の中での楽しい接客のひとときである。11月までピンチヒッターを張り切ってつとめたい。

本荘の小園旅館の小園社長がご逝去されお悔みにお伺いしてきた。親父の代からいろいろお世話になった。畳を愛する会のメンバーでもあり毎年のように研修旅行にもご一緒した。弊社の本荘店があったときには度々お菓子のご用命をいただいた。奥様とはオシドリ夫婦だった。遺影のお写真もいつものようにおだやかな笑顔の小園さんだった。ご冥福をお祈り申し上げます。
東海林太郎の菩提寺である西船寺の多田ご住職もお亡くなりになった。東海林太郎顕彰会のメンバーでもあり、生誕100年祭のころからなにかとお世話になった。流れ焼香スタイルのご葬儀だったが参列させていただいた。天国で東海林太郎と歌っているかもしれない。

菅義偉総理大臣が、自民党総裁選挙に出馬せずに1年で退任されることになった。コロナ対策に翻弄され大変な激務であったと思う。マスコミや野党は様々な批判をするが、体を張って頑張った菅総理に感謝したい。ありがとうの気持ちをこめて菅どら焼きを販売させていただいている。昨年就任されたときのフィーバーはものすごかった。菅どらは昨年の大ヒット商品である。(自民党の新総裁には岸田さんが選出された。)

大相撲秋場所は、新横綱照ノ富士が13勝2敗で5回目の優勝を果たした。平幕の妙義龍が最後まで優勝争いをした。大関ふたりは勝ち越すのがやっと。三役陣もパットしなかった。しばらく次の横綱候補はでてきそうにない。大嶽部屋の王鵬は3連敗スタートから盛り返したが7勝8敗と負け越してしまった。押していったときは強いが攻められたときや土俵際の相撲の取り方がまずかった。稽古をしっかりして強くなってほしい。幕下の夢道鵬は4勝、三段目の鵬山改め納谷は6勝と勝ち越した。大嶽部屋は6人の力士が勝ち越した。場所後、横綱白鵬が引退することになった。7月場所の鬼気迫る全勝優勝が最後になった。45回の優勝記録はすごいが横綱の品格が感じられないことが多く残念だった。大鵬の孫たちとの対戦を楽しみにしていたが、身体が限界にきていたのだろう。大鵬もご苦労さんと天国から声をかけているように思う。
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子