2012年3月31日 土曜日

幕張メッセで開催されたFOODEXJAPAN2012(国際食品・飲料展)に出展した。秋田県中小企業団体中央会の首都圏マーケット攻略事業の一環でバックアップしてもらった。厳選した山葡萄の果汁を使って創り上げた「山葡萄のご褒美ショコラ」を初お披露目した。あわせて「さなづら」と「さくらゼリー」をディスプレイして宣伝PRした。私と福岡部長、中央会の谷口さんがブースにつめていたが、首都圏はもとより日本全国、台湾、韓国、中国をはじめ海外からも食品業界のバイヤーが多数きており、とにかくものすごい人だった。試食をしていただきいろいろな御意見を頂戴したが、「山葡萄のご褒美ショコラ」は今までにない食感であり、山葡萄の酸味とチョコレートの甘味のマッチングが絶妙であるといったお褒めの言葉が多かった。「さくらゼリー」は時期的にもタイムリーで、さくらの花が咲いているスイーツは他にあまりないので、様々なバイヤーの方から圧倒的な支持をいただいた。おかけで数十件の見積依頼、オファーがあった。有名デパートの全国銘菓コーナーではすでに御用命いただき季節限定で販売中である。この春は「さくらゼリー」が大ブレークしそうである。本家本元の「さなづら」も引き合いがありそうである。とにもかくにも世界にはお客様や売り先が無限大にあることを実感した。これを機に内部体制をかためながら、県外からの外貨獲得をできるように積極果敢に攻めていきたい。

店頭ではさくらフェア開催中で、蒸しどらやき・さくら、さくら大福、さくら金つば、さくらロールなどが人気である。今月も名残雪が降り寒かったが、後半少し暖かくなり春めいてくるとともにお客様も増えてきた。菓子組合青年部では中央会青年部とタイアップし、東日本大震災復興支援事業として、市民市場でお菓子の即売会を行った。仙台のいちごを使った大福はあっという間に完売だった。お菓子はみんなを元気にする。お菓子が動けば街が活性化する。

東北復興観光プロジェクトがキャッスルホテルで開催され、溝畑観光庁長官やJR、JAL、ANAの役員の方々や行政のトップ、県内の観光関連業者が参集し、東北の観光客増加に向けての熱い情報交換を行った。18日からはむこう一年間の予定で東北観光博も始まった。秋田新幹線こまちも開業15周年イベントが行われ、駅は活気付いている。美術短大生が考案した駅弁「こまちらし」も大人気で関根屋さんでも、すごい売れ行きで驚いていた。弊社のさくらこまち饅頭も毎日かなりの数を納品させていただいている。話題性があることはいいことだ。この秋はJR東日本のプレディスティネーションキャンペーンが行われる。

観光キャンペーン協議会の幹事会が開かれ本音で熱い議論が交わされた。私も幹事のひとりである。秋田県の宿泊客数は東北の中でもダントツで少なくなっており、年間300万人をきりそうな状況であり、こまちが開業した1997年のやく半分である。「通り過ぎる秋田」から「人をよんで栄える秋田」に変身できるよう真剣な取り組みが必要である。ここ数年がラストチャンスである。

穂積秋田市長のフォーラムが盛大に行われた。がんばるマン市長もはや三年、元気な秋田創りにトライしている。来年が免許書き換えである。秋田商工会議所議員総会が開かれ、来年度の事業計画が承認された。ついに「イーストベガス推進」の予算がついた。国のほうでも近近カジノが合法化されることが決定的になってきた。日本で一番早くカジノ構想をぶちあげたのは秋田である。乗り遅れないようトップの英断を期待したい。

私の従兄である加賀谷信悦さんが24日癌のため60歳の若さで旅立ってしまった。日赤病院に10日ほど前にお見舞いに行った際は元気だったが亡くなる前日に急変してしまった。栄子叔母さんも姉の和子さんもものすごいショックを受けていた。葬儀は休寶寺で執り行われたが、秋田工業高校ラグビー部の同期のみなさんがラグビー部歌を歌ったときには涙が止まらなかった。花園で全国優勝した仲間である。日大ラグビー部の後輩の方が心のこもった弔辞を述べた。信兄さんは口数が少なくおとなしいが芯が強く実直な人だった。私も可愛がってもらった。栄子叔母さんがひとりになってしまうが、天国から見守って欲しい。やすらかなる旅を祈りたい。また父の従弟にあたる十文字の藤井書店の藤井暁夫さん(紀夫さんの兄)も御逝去された。心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

北都会ではプロゴルファーの青木功さんが講演し、いつにもまして大勢の会員が参加した。身振り手振りを交えて大変楽しい話だった。佐竹知事もステージに上がりのりに乗っていた。青木さんは昔竿燈まつりのときに旅館榮太楼に宿泊したことがあり、会場で御挨拶したら覚えていてくださった。

秋大附属中学校の卒業式があった。「仰げば尊し」「蛍の光」の斉唱がありオーソドックであるが燐として素晴らしい式だった。若鳩の旅立ちを祝いたい。

三月は異動の時期である。秋田県の中野副知事が経済産業省にお帰りになることになった。我々若手経営者の話をよく聞いていただいた。商工中金の小野寺次長は埼玉支店に転勤になった。ユース会お世話になった。南高校の熊谷校長は定年退職され、今後は宮司として神職に専念されるとの事である。みなさんの今後益々の御活躍を祈念したい。

同和鉱業の玉木信昌さんが久しぶりに来秋し、羽後設備の佐藤社長とともに一献傾けた。彼とは私が学生時代にバックパッキングでアメリカをまわったときにニューヨークで一緒になって以来の縁である。かつては仕事でよく秋田にきており、彼は半端でないほどの秋田好きである。有意義な情報交換をした。

お彼岸に本妙寺の檀家総会があった。本堂で皆でお経をあげて大森御住職の話を聞き檀家のみなさんと会食した。お寺にいると不思議と気持ちが落ち着き清清しい気分になる。御先祖様に守られているからだろうか?

淡交会矢留青年部の早春の茶会が文化会館で催された。大澤さんをはじめふれあい委員会の皆さんががんばってくれた。御来賓の先生方も喜んでくださりアットホームな茶会になった。

大震災から1年がたった。3月11日は各地で追悼行事が行われた。病をおして式典に出席された天皇陛下のお言葉に感無量だった。私は息子たちと太平山スキー場オーパスの頂上で黙祷をした。昨年の今頃の大変さを思い出した。真の復興はまだまだこれからである。がんばろう!!

大相撲春場所は優勝決定戦の末横綱白鵬が鶴竜を破り逆転優勝を決めた。鶴竜は大関昇進が決まり六大関体制になる。次の横綱は誰だろう?もっと大関陣の奮起を望みたい!貴乃花親方の活躍で少し大阪場所は相撲人気が快復したようである。大嶽部屋からデビューしたエジプト出身の大砂嵐は一番出世を果たし、来場所から番付に載ることになる。大嶽部屋ファイト!

 

                                     社長 小国輝也

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