2013年2月27日 水曜日 | No Comments »

まあとにかく寒い。史上最強の寒波が幾度となくやってきて秋田市の積雪も例年の5倍くらいになっている。雪かきも限界、まもなく3月だというのにこんなに雪が多いのは記憶にない。24日朝の猛吹雪は特に凄かった。ひなまつりもホワイトお雛様になりそうだ。じたばたしてもしょうがないので春の準備をしっかりしながら雪どけを待ちたい。店頭はひなまつりの和洋菓子がラインアップし、桜餅、さくらゼリーをはじめさくらスイーツも動き始めすでに春一色である。「春よこい!早く来い!」と念じているお客様が多いと思うのでお菓子の世界でひと足早く春を感じていただきたい。

義兄である元横綱大鵬・納谷幸喜の通夜、告別式は東京青山葬儀場で約2500名の弔問者が参集し執り行われた。私も親族とともにさまざまな思いを胸中に抱きながら親方をみおくった。通夜では王貞治さん、葬儀では黒柳徹子さん、横綱白鵬からそれぞれ心のこもった弔辞があった。王さんからは「巨人大鵬卵焼き」の一時代を築いた二人ならではのエピソードの披露があり、「大鵬ニクラウス王貞治」の気持ちで現役時代努力したことや、王さんの御自宅での新年会で二人とも倒れるまで意気投合して飲んだ話があった。黒柳さんからはNHKで50年以上前に初めて会ったときの思い出や、徹子の部屋に親方が出演したときの秘話が紹介された。白鵬は亡くなる2日前に会ったときに「しっかりやれよ」と叱咤激励されたことにふれ、力士の代表として横綱としてさらに精進していくことを誓っていた。葬儀終了後霊柩車まで、私も親方の孫たちや白鵬関といっしょに棺を運ばせてもらったが、48代横綱はずっしり重かった。姉の喪主挨拶を聞きながら大鵬の偉大さを再度認識し感無量だった。30回目の優勝を決めた横綱柏戸との最後の一番の実況放送が流されたあと霊柩車は東京町屋の斎場に向かった。親方の骨を拾ったときあらためて親方との思い出が走馬灯のようによみがえり、大鵬が昇天してしまったことを実感した。大鵬の生涯の偉業に対して国民栄誉賞が贈られることが決定した。今日25日姉たち遺族に安倍総理から贈呈されることになっている。生前にいただけると尚よかったが、本人も天国で喜んでいることだろう。11日国技館でおこなわれた「大鵬お別れの会」で姉は「主人は最後まで横綱でした。みなさんありがとうございます。これからも大相撲をいっぱい愛してください。」という挨拶をした。大鵬の遺志を継いで日本の平安が続き、国技大相撲がふたたび隆盛になり、大嶽部屋が飛躍できるよう私たちも応援し頑張っていきたい。両国国技館の相撲博物館では横綱大鵬を偲んでの記念展示がはじまり4月19日まで開催される。弊社大町店の「大鵬ギャラリー」所蔵の「大鵬使用の横綱」も博物館に貸与させていただいた。大鵬ギャラリーも臨時開館したが連日多くの秋田のファンに来場いただいた。秋田でも「大鵬を偲ぶ会」を開催してはどうかとの声があるので、弊社130周年感謝の集いとあわせての開催を検討しようと思っている。一飛び九万里の伝説の大鵬にあやかって榮太楼も精進していきたい。

秋田商工会議所の交通部会でJR東日本の浅見秋田支社長が「プレディスティネーションキャンペーンをふりかえって」と題して講演された。観光客誘致にむけてのDCの効果は大きい。スーパーこまちもいよいよ3月16日にデビューする。先進的でスピード感のあるジャパンレッドの車体に秋田の大地をイメージし黄金色の稲穂をモチーフにした車内になっている。JRは魅力ある地域づくりに積極的に取り組んでおりスーパーこまちの導入とともに観光キャンペーンの成功に向けて相当力が入っている。東日本大震災のあと運休しその後復活したこまちを秋田県の住民は「おかりなさい、こまち」の横断幕をつくって迎えた。JRの幹部はそのことに感動し鉄道輸送業は地域とともにあることを再認識したそうである。弊社も「スーパーこまちロール」と「スーパーこまちどらやき」を3月から新発売する。スーパーこまちの快走とともにスイーツをおおいにアピールして秋田を盛り上げていきたい。県観光連盟の理事会も開催され新年度に向けての体制や事業について審議された。秋田県観光も本気モードに入ってきた。人をよんで栄える秋田創りー我々も積極的に取り組んでいこう!

サッカーもまもなくシーズン開幕する。ブラウブリッツ秋田のホーム開幕戦は3月17日に八橋で行われる。J3ができてBBも加盟する方向のようだ。JリーグのJ1にブラウブリッツ秋田が早く昇格できるよう地域をあげて盛り上げていきたい。岩瀬社長をはじめスタッフの頑張りにぜひ応えたい。BB応援スイーツ「ブラウゴンのたまごボール」もスタートにむけていよいよ最終調整にはいっている。スイーツでブラウブリッツ秋田を応援しよう!

秋田県の農業ビジネス塾の最終回の会合があった。米本塾長の講和をお聞きしたあと秋田の素材を使用した料理の試食をおこなった。枝豆やほんれんそうなど素材の味が生きていて美味かった。秋田には本当に素晴らしい食材があるが、我々地元の食品業者がうまく活かせないでいる。農商工連携がトレンドになって行政もバックアップする体制が出来つつあるので、積極的に秋田の食・味を県外にアピールし外貨獲得につなげていきたい。

附属4校園のPTA会長会が山形で開催された。附中から私と造酒副会長が参加した。山形一の料亭「亀松閣」さんで会議と親睦交流会があり、東北6県の役員のみなさんと有意義な情報交換をし有意義な一日だった。秋田の常任委員会、4校園連絡協議会も開催され今年度の報告と来年度にむけての課題を協議した。私のときと子供たちの在籍をあわせると30年間附属にお世話になっているが、やはり附属のつながりは素晴らしい。

金田勝年衆議員議員の財務金融委員長就任を祝う会がキャッスルホテルで盛大に開催された。野田聖子総務会長もかけつけた。金田先生は大蔵省出身であり、まさに適任である。日本の景気回復とともに秋田の活性化のためにもさらに御活躍いただきたい。(くれぐれもお体お大事に)安倍総理の経済政策「アベノミクス」もすでに効果が現れ、円安株高傾向が強くなっている。2パーセント物価アップへの誘導も現実味を帯びてきた。金田先生はまさにその要の委員長である。我々地方の中小企業も褌を締めなおして波に乗り遅れないよう努力したい。北朝鮮や中国もきな臭くなってきたし、アメリカ、ロシアとのさまざまな交渉も重要な局面にはいっている。安倍総理はオバマ大統領との面談も無事終えて、外交面も滑り出し順調のようである。和をもって徳を積む大和魂で難局を乗り切り日本を発展させていきたい!

レッツゴーJAPAN!!

                                    社長 小国輝也

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