今月は寒暖の差が激しく中旬寒かったため、秋田市の桜もようやく昨日開花した。千秋公園の満開はGW前半になりそうだ。ようやく県外のお客様も動き出した。
弊社「菓子舗榮太楼創業130周年感謝の集い・48代横綱大鵬を偲ぶ会」を9日にイヤタカで開催させていただいた。御来賓、お取引先、私の友人知人、従業員あわせて約240名が参集し、盛会裏に会を終えることが出来た。ありがたい限りである。みなさまに心から感謝したい。会場には国民栄誉賞や勲章、大鵬の写真パネルを陳列し、告別式のときに使用した「大鵬を偲んで」のDVDを流した。席札は「寄り切り」「掬い投げ」「はたきこみ」など大鵬が勝ったときの決まり手27手に合わせて用意し、話を盛りあげるきっかけになったようである。高橋三男会長はじめ秋田相撲甚句会のみなさんが「榮太楼創業130年記念甚句」や大鵬の相撲甚句を披露してくださった。冒頭の挨拶で私は130年のエピソードを交えながら皆様への感謝の気持ちを伝え、大鵬親方との思い出を語り、これを期に心機一転従業員ともども頑張っていく決意を表明し、この後の御指導御鞭撻をお願いした。御来賓として、秋田県知事佐竹敬久様、衆議院議員 財務金融委員長金田勝年様、北都銀行頭取斉藤永吉様から大変あたたかい祝辞を頂戴した。その後旧大鵬部屋後援会秋田支部代表世話人の鈴木茂夫様から大鵬親方の思い出を語っていただき、大鵬夫人納谷芳子様、大嶽忠博親方、納谷美絵子様に花束を贈呈した。姉芳子も感無量だったようで皆様に感謝の言葉を述べた。大嶽親方からは現役時代の秋田合宿の思い出等にふれながら今後の大嶽部屋への支援のお願いの挨拶があった。大鵬の孫代表で美絵子の四男幸成くん(小6)も同席した。約30キロあるお祝い饅頭を3つ用意し御来賓のみなさんで饅頭入刃のセレモニーをおこなった。インパクトがあった。7日に2期目の当選を果たした秋田市長穂積志様に乾杯の音頭をとっていただき宴がはじまった。司会の工藤牧子さんの進行がよかった。私はすべてのテーブルを御挨拶にまわったが人数が多かったためお話できなかった方もいた。少し時間がおしてしまったがそれぞれ参加された方々が交流を深めておられたのでホットした。中締めは菓匠京山の佐々木勝様にありがたいお言葉をいただき三本締めでお開きとなった。準備は大変だったが無事節目の会を催すことができ重ねて皆さんに感謝申し上げたい。社員一同一丸となって榮太楼丸を力強く前進させていきたい!頑張ろう。レッツゴー榮太楼!
広島に二週続けて行って来た。まずは全国法人会総連合青年部会連絡協議会の役員会。今年11月に行なわれる青年の集い全国大会の下見をおこなった。広島はハードが整っていて素晴らしい。さすが中国地方の中核都市である。来年は秋田で開催されることが決定しているので秋田の阿部大会会長、進藤実行委員長も同行したが、秋田ならではのアイデアをだして演出していくことが大切だと実感した。このあと体制を整えつつ準備を進めていきたい。
第26回全国菓子大博覧会が広島で19日から開幕した。4?6年に一度開催される菓子業界のオリンピックのような祭典である。秋田では昭和40年に開催され、私の祖母小国キセが名誉会長を務めている。全国菓子めぐり館の東北6県のブースでオープニングから5日間秋田県がお菓子の販売を行い、青年部が中心になって秋田銘菓を500円均一で販売した。5月12日までの会期中に80万人の入場者を見込んでいるだけあって、初日からものすごい人だった。予想以上に売れ行きがよく用意したお菓子が21日で完売してしまった。もったいなかった。広島の秋田県人会のみなさんの協力で「なまはげ」がパフォーマンスをおこなったがものすごい人気で写真撮影の行列ができたほどだった。秋田県で一番有名なものはなまはげらしい。私も半日なまはげに扮したが家族連れや女性に大もてだった。広島テレビからの取材も受けた。「さなづら」「御幸の華」「さくらゼリー」も完売した。あらためて菓子博の動員力、お菓子の集客力はすごいと思った。お菓子の美術館では全国の菓子職人が技術を結集して作った工芸菓子が展示され、お客様から大人気だった。花、鳥、城をはじめさまざまなお菓子がラインアップしていた。宮島の厳島神社の15分の一のシンボル展示は圧巻だった。細かいところまで細工が施され「これがホントにお菓子でできているの?」と子どもたちからも歓声があがっていた。全国お菓子バザールや広島の物産展も大行列だった。次は4年後に三重県での開催が決まった。そのあとは未定なので秋田も2度目の菓子博開催の可能性を探っていきたい。広島は繁華街もにぎわっていた。名物のお好み焼きもうまかった。合間をみて私の大学時代の親友の植田裕君とも食事をすることができた。彼は鹿島建設広島支店の営業部長として活躍している。本社の玄関に飾ってある「商売繁盛の大きなしゃもじ」は彼からの寄贈である。ご利益があってありがたいと思っている。持つべきは「我がよき友よ」である。
トピコアルスオーナー会議、イヤタカ友の会総会もおこなわれ、新年度もスタートしなにかと忙しくなってきた。GW中は今年は国内旅行客も近年になく多いようである。秋田にもたくさんの県外客にお越し頂き喜んでお菓子を買っていただきたいものである。
秋田空港の売店も今月からリニューアルした。グランドオープンは6月になるが、レイアウトやディスプレイが抜本的に変わった。弊社もデザイナーの法里さんにアレンジしてもらった。空港ターミナルビルとコミュニケーションを図りながら、さなづらを中心に売上増進を図って行きたい。
この4月新入社員が3名はいり新たな仲間が増えた。美術工芸短大から佐々木さん、秋田商業から石川さん、中央高校から笹渕さんである。フレッシュなメンバーに新風を吹き込んでもらい会社を活性化させていきたい。
私の長女も社会人になり、次女は大学、次男は高校に進学した。入学式は期待と不安が入り混じったここちよい緊張感があっていいものである。それぞれの健闘を期待したい!
工場の松橋さんの奥様が御逝去された。まだ40代の若さでの早すぎる旅立ち、お嬢さんのことを思うと痛恨の極みである。心からご冥福をお祈り申し上げます。
会社の春の健康診断があった。私も少し疲れがでたのか腰と足に痛みがでた。運動不足もあるかもしれない。健康管理をしっかりしよう。何事も心技体のバランスが大事である。
大鵬のように「忍」の一字で精進しながら、あくなき「夢」を追いかけて行きたい。
榮太楼もお菓子の横綱をめざしていこう!!
社長 小国輝也