横浜タカシマヤの大東北展に昨年につづき今年も出店した。秋田栄太楼のミスタードラエモン武石のどら焼き実演販売は大人気で6日間の客数は2400名近くを記録し、昨年の1・6倍で客数は連日ベスト10入りした。どら焼きを1個2個お求めのお客様が多く単価が低かったため、売上予算は厳しかったが、さなづら、赤まん青まん、生どら焼きも人気で横浜のお客様にも大分認知されたようである。ディスプレイに竿燈を飾り、私がなまはげパフォーマンスを行い、会場のお客様に喜んでいただいた。おおいに秋田のPRをすることができた。タカシマヤの青木副店長も1日なまはげに変身した。販促担当の宮川さんには感謝され、弊社も大変お世話になった。売上上位のお店は毎年出店して横浜の固定客をつかんでおりDMなどの販促もまめに行っているようである。弊社もまだまだ顧客をつかみ売上をあげる手法が確立していないので、この経験を活かして、さらにチャレンジしていきたい。私もさすがに立ちっぱなしはきつかったが気力でのりきった。次は10月5日から11日まで新宿タカシマヤB1の和菓子売り場での販売が決まっている。積極果敢に挑んでいきたい。今回も私の友人知人や秋田県人会の皆さんにお世話になった。感謝!!
横浜から岡山に飛び、鈴木ビジネスアシストの鈴木徹郎さんの菓子店経営研究会に参加した。今回は経営の本質や菓子店の存在する意味は何かを深く考えさせられる視察研修だった。鳥取県八頭町の大江ノ郷自然牧場は鶏卵農家の小原社長が、6次産業化施設として作り上げたもので、山奥の何もなかったところにおしゃれで洗練されたお店が出現し年間客数は30万人を目指しているそうである。その近くにある「タルマーリ」は天然酵母をいかしてビールやピザ、パンを製造販売している。千葉出身の渡邉オーナー夫妻が家族で経営している。場所は数年前まで幼稚園であったところを改造して創ってあり、なかなか個性的なお店である。「誰もがやっていない当たり前のものを作る」をコンセプトに本物を追及している姿勢に感銘を受けた。倉敷の美観地区は町並みやお店が素敵だった。林源十郎商店の辻社長は元教師で20年ほど前からまちづくりのリーダーとして古くていいものに磨きをかけ地域資源を活用して街の活性化にとりくんでいる。お店の屋上から眺めた景色は駅前の新しい建物より、明治から続く美観地域の風景のほうが魅力的で素晴らしかった。広島の八天堂さんでは7月にオープンしたカフェテリアと隣接する広島みはら臨空工場を見学させていただいた。森光社長から経営危機を乗り越え、生クリームパンを創って東京進出を果たしこの8年くらいで大きく業績を伸ばしてきた話を拝聴した。社員の皆さんは元気で挨拶が素晴らしく、1日4万個のパンを手で包んでいることには驚いた。衛生管理徹底はもちろんだがどういう状態の商品をお客様がおいしいと感じるかの視点から製造しているのである。三原の共楽堂さんは「ひとつぶのマスカット」で有名であるが、工場は元ドラックストアだったところを改造して、けっして広くないスペースを工夫して製造している。しば伐(きり)社長は菓子研究会の仲間で今回のツアーにも参加しており、大変お世話になった。実は5年前にも工場をみせていただいたことがあったのだが、工場長はじめスタッフの努力で着実に生産性が向上していることがよくわかった。この夏の最盛期は1日5万個をあまり残業せずにのりきったそうである。10年前にはじめてしばきりさんとお会いしたころから年商は約2倍の81000万になったそうである。三原でつくったお菓子が東京でたくさん売れて地域に外貨を獲得しているのである。志をもって本物の商品をつくり、知恵をしぼって努力していくことの大切さを学んだ。神戸に立ち寄り三宮の商店街・そごうを視察し、岡本のベーカリーの人気店フロイン堂(JTB時代同期の黒川さんが嫁いでいる店)の80年の伝統ある煉瓦の窯もみせてもらった。様変わりした大阪駅周辺の商業施設もチェックしたが、やはり梅田阪急、阪神百貨店、梅田大丸がすごい集客力でしのぎをけずっていた。梅田の伊勢丹は元気がなくまもなく撤退するそうである。百貨店も戦国時代である。デパ地下の菓子店も売れている店と閑古鳥が鳴いている店がはっきりしている。売れる菓子店をめざしたい。今年の十五夜は新しく小ぶりでかわいい「お月見まんじゅう」を販売したところ、評判がよく全店完売だった。10月の十三夜はミニどら焼きセットを販売する予定である。歳時記イベントを大事にして集客を図っていきたい。お彼岸のおはぎ・あんころ餅も好調だった。
この夏は子供たちも東京や仙台からあいついで入れ替わりで帰省した。みんな「ふるさと秋田」が好きなようである。8月末には姉・芳子も来秋し、いっしょに大曲の花火を見に行った。今回が90回目の花火大会とのことで、例年にまして花火のレベルが高く大会提供花火は素晴らしかった。全国からお越しの皆さんが口をあんぐり開けて感動していた。
中央交通の渡邉靖彦会長の葬儀は4日にセレモ典礼会館で厳粛かつ盛大に執り行われた。秋田の経済界に貢献しお人柄も素晴らしい渡邉さんを偲びたくさんの方々が参列していた。裏千家淡交会秋田支部の大御所である安倍宗琴さんがご逝去され典礼会館で葬儀が執り行われた。安倍さんは私の母や大宗匠よりひとつ年上で94歳の今日まで70年以上にわたって茶道一筋の先生であった。ご冥福をお祈り申し上げます。
秋田市農業ブランド策定委員会、秋田市六次産業化懇話会があいついで開催された。国から地方創生にむけての支援が厚くなり秋田市農林部も予算を増やして、「地域産業の競争力を高め雇用を創出すること」を目標に取り組んでいる。我々も成果がでるように官民一体で頑張っていきたい。
秋田ノーザンハピネッツの高橋憲一選手の後援会の総会が彼の実家である潟上の「バイキング」で開催され私も駆けつけた。後援会長の石川潟上市長をはじめ100名近いブースターが参集した。仙台、岩手、青森からも参加者がいて、憲一選手の人気の高さに感心した。Bリーグも満を持してついに開幕した。開幕戦は代々木体育館で演出も派手だった。東京が琉球をしりぞけたが白熱したゲームだった。わがハピネッツはアウエィの栃木で初戦を迎えたが、田臥をはじめ戦力にまさる栃木に83対68で快勝した。気迫とチームワークが素晴らしい。この勢いで今シーズンの活躍を期待したい!ゴーゴーハピネッツ!!
陸上自衛隊秋田駐屯地64周年のセレモニーに参列した。自衛隊員の更新や竿燈、バイクドリルなどの演技が素晴らしかった。前島駐屯地司令が自ら竿燈の太鼓をたたき盛り上げていた。駐屯地の皆さんの活躍を祈念したい。第2回千秋花火が千秋公園・ナカイチで開催された。アトラクションもメリハリあり、本番の花火も1500発を工夫をこらして解説入りで打ち上げて、なかなか楽しく見応えのある街なか花火大会であった。家族連れや来場客がみんな笑顔だった。川口実行委員長はじめスタッフの皆さんに感謝したい。終了後と翌朝、皆さんが率先してゴミ拾いをしていた。ありがとう!みんなで秋田の街を楽しく人が集うエリアに創り上げていこう!!トヨタ改善活動の最終回が終了した。このあと報告会がおこなわれるが指導いただいたことにさらに日々改善を加えて進化させていきたい。工場のみならず栄太楼のスタッフ全員が改善の鬼になろう。トヨタ自動車東日本様、秋田県地域産業振興課の加藤さん、三浦さんたちに心から感謝したい。
東京経済大学「葵友会東日本大会インあおもり」がグランドサンピア八戸で開催され、川村秋田支部長と一緒に参加した。約70名が集まり、震災後5県目の青森大会を盛り上げた。(昨年は秋田で竿燈のときに実施)アトラクションも素晴らしく八戸の皆さんの心意気に感銘を受けた。大相撲秋場所、カド番の大関豪栄道が全勝で初優勝を飾った。彼の気迫と体のキレがよかった。豪栄道は埼玉栄高校出身で大鵬の孫たちの先輩でもある。
白鵬休場でチャンスだと思われた稀勢ノ里は5敗を喫して綱トリは白紙に戻った。残念ながら腰高で相撲に勢いが感じられない。(優勝できなかった大関で終わってしまう気がする)遠藤、高安、隠岐の海が活躍した。十両筆頭の大砂嵐はけがで2日休みもあり負け越してしまった。こちらも仕切り直しである。
2016年10月18日 火曜日
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