2018.11.25
輝 進 VOL.274
新商品あんぱん焼きー発売早々から人気である。あんパンでもない、饅頭でもない、新触感の焼き物の和菓子である。私は「千秋散歩」とか「久保田旅情」といった菓名を考えたが、やはり昭和的で今風ではないので、尾形工場長はじめ若手のみなさんの考案した「あんぱん焼き」に決まった。かえってわかりやすくてよかったようである。個包装もコーポレトカラーの紫色の上質なものになり、インパクトもあったようである。洋菓子の「いちじくのキャラメルケーキ」も仁賀保の佐藤勘六商店さんの美味しい無花果を使用して、高質感のあるとっても美味なスイーツができあがった。魁新報の政治経済欄にも記事で紹介され、お客様からの問い合わせも多くなってきた。どんどんPRして、ヒット商品に育てていきたい。素材のこだわり、話題性、販売力が大事である。
種苗交換会が9年ぶりに秋田市で開催され、主会場のアルヴェ、秋田駅、アゴラ広場からナカイチにかけて中央街区は期間中賑わった。JAグループによると過去最高の人出だったそうで、中央会の船木会長にお会いしたら大変喜んでおられた。秋田市が食のマッチング商談会と販売会をにぎわい交流館AUで開催し菓子組合の有志で出展した。首都圏の百貨店やスーパーのバイヤーさんたちと商談しこのあと取引いただけそうなところが数か所あった。あんぱん焼きはさっそく引き合いがあり、うまくやると秋田県外でも売れる商品になりそうである。店頭にならべたときのインパクトがある。まだばら売り中心であるが、パッケージをきちんとしてお土産やギフトとしても増売していきたい。
こすもす秋田創業30周年祝賀会が秋田キャッスルホテルで450名を超える方々が参集し盛大に開催された。私はこすもす友の会会長として乾杯の音頭をとらせていただいた。9月から永年つとめた原田亀夫社長が会長になりご子息の原田史郎さんが新社長に就任したのでそのお披露目を兼ねた祝宴でもあった。こすもす秋田さんは「安くて近くて合理的」をスローガンに地域密着で業績を伸ばしている。親切でサービスのいき届いたご葬儀は定評がある。30周年を機にさらなる発展をお祈りするとともに弊社も取引先としていっしょに繁栄できるよう頑張っていきたい!おめでとうございます。
イヤタカも北嶋正社長が会長になり、娘婿にあたる大野恒平さんが新社長に就任した。イヤタカ友の会の秋の芸術鑑賞会にあわせて新社長就任の挨拶があった。北嶋会長は常々「新しくなければ古くなれない」と話をされ、時代の変化に対応してイヤタカグル―プを進化させてきた。大野社長も会長の「時代を見る眼」を尊敬しているとのことで、ブライダル業界も転換期にあるがさまざまなチャレンジをして、社業を発展させていきたいといった旨の挨拶をされた。弊社はイヤタカさんが創業以来のお取引をいただいている。婚礼の引菓子は縮小傾向にあるが、切磋琢磨して新しい需要を喚起しいきたい。芸術鑑賞会では、「夢を追う男・阿部雅龍」さんの講演があった。北極には何度も単独行を成功させ、今回は南極大陸への単独徒歩制覇にチャレンジするとのことで9日に日本を旅たった。彼の生き様と夢に感動した。是非成功させて秋田に凱旋してほしい。飯野明日香さんたちの生演奏も素晴らしく格調の高い秋の宴になった。
秋田市文化会館でおこなわれた文化の日の茶会では裏千家の席で永井先生が担当し、室礼も素敵で雰囲気のとてもここちよい茶席になった。私もお手伝いしたが、菓子は「法
の袖」の菓名で弊社尾形工場長作の外郎のような上生で評判がよかった。私の亡母・静のことにも永井先生は話の中でふれていただき、旧小国社中の方々もたくさんいて、天国で母もお茶を楽しんでいるのではないかと感じた。心がなごむ1日になった。
今月は県外販売が2週続けてあった。大宮駅のあきた産直市は課長が出陣、仙台駅の東北再発見フェアには前半常務が先発し後半私がリリーフした。大宮も仙台も駅はつねにお客様がいて賑わっている。まだまだ売上は上げることができると思うが、いろいろ研究してあきた榮太楼のお菓子をどんどん県外に販売して外貨を稼いでいきたい。赤まん青まん、生どら焼きは大人気である。さなづらも根強い人気銘菓である。さらに頑張っていきたい!
生産者のれん会の黒川社長と東京でさくらゼリーの海外マーケットでの販売戦略を打ち合わせし、その後中小企業団体中央会の会議で今後の首都圏でのおしょうゆ土産の販売展開について協議した。積極果敢にチャレンジしていきたい。浅草ののれん会直営の「みつや」という甘味の新店舗で打ち合わせしたが、お茶にこだわったかき氷や搗きたてきな粉餅などものすごく美味だった。とても参考になった。
久保田城址歴史案内ボランティアの会が創立20周年をむかえた。小国裕実会長から声をかけたいただき、「佐竹氏と久保田城」と題したフォーラムのパネラーをつとめた。イヤタカでの記念式典・祝賀会も盛会だった。ボランティアの会のみなさんはおもに千秋公園を中心に県内外から訪れたお客様を案内し、秋田の観光振興の大事な要になっている。千秋公園は秋田市民の憩いの場であるとともに秋田の観光やまちづくりの拠点である。小国会長はじめボランティアの会のみなさんの活躍を祈念したい!
県市連携文化施設運営管理計画検討委員会も開催された。施設オープンまでまだ3年以上かかるが、秋田の文化振興や観光コンベンションにとっても起爆剤にしなければならない。官民の知恵をしぼっていきたい。
古四王神社の亀井宮司が会長の「秋ゆう会」の例会の講師を頼まれ第一会館で1時間ほど、大鵬・榮太楼・東海林太郎を中心に秋田のことについて話をさせていただいた。参加会員のみなさんともさまざまな情報交換ができて有意義だった。亀井さんありがとう。
眼鏡の平川の平川会長がご逝去された。南通り店にいくといつも笑顔で接していただいた。9年前に亡くなられた奥様とおしどり夫婦だったとのこと。ご葬儀でのご子息の平川社長の喪主挨拶にジーンときた。ご冥福をお祈り申し上げます。
大鵬親方の実姉・安藤勝代さんが10月28日ご逝去され、相模原でご葬儀がおこなわれた。私も幼少頃、東京にいくといろいろかわいがってもらった。長男の正和さんはパソナグループでパティシェとして活躍中。長女幸子さんは川崎でヨガのインストラクターをしている。ご葬儀で久しぶりにお会いしていろいろな話ができた。大鵬親方の兄弟はみな天国に旅立ってしまった。合掌。
日産自動車を再生させた世界的に有名なカリスマ経営者カルロスゴーンが逮捕された。役員報酬を50億円以上も虚偽記載していた。コストカッターが私腹を肥やすためだったとは残念な結末である。
大相撲九州場所、大嶽部屋の納谷幸之介は三段目西11枚目で4勝3敗。今場所は大勝できなかったが着実に力をつけて来年は飛躍してほしい。ほかの大嶽部屋力士も勝ち越し7人と健闘した。幕内は小結・貴景勝が13勝2敗で初優勝を飾った。勢いにのって鋭い押しがさえていた。大関高安は千秋楽負けて優勝決定戦にはならず。3横綱1大関が休場するなんともしまらない場所だった。稀勢の里は初日から4連敗で休場し無残。再起は厳しそうだ。22歳の貴景勝は貴乃花部屋が消滅し、千賀の浦部屋に移籍した場所での快挙である。彼は大関にもすぐあがるだろう。若手の活躍で大相撲もおもしろくなってきた。
社長 小国輝也