2020.2.25
輝 進 VOL.289
暖冬で先月はまるっきり雪が降らなかったが、今月は5日からの寒波で一週間くらいはいつもの秋田の冬らしい雪景色になった。心配された小正月行事もほぼ予定通りに開催することができた。私もなまはげ紫灯まつりにいってきたが、ユネスコ登録以降なまはげ人気も高まっておりかなりの人出で賑わっていた。
恒例の立春大福は評判がよくかなりのご用命をいただいた。あまりの美味しさにひとりで4個全部食べたり、期間中に再度買いに来ていただいたお客様もいた。是非とも普段も継続してこの大福を販売してほしいという声が大きかった。私の恩師の東京経済大学の中村青志先生もちょうど秋田にお越しになり、また弊社店舗を視察していただき経営面でもアドバイスをいただいたが、立春大福は絶賛していただき「やみつき大福」といったネーミングで期間限定でもいいので販売したほうがいいのではないかとおっしゃっていた。
いちご大福も引き続き人気で、特にいとく新国道店では1日200個以上売れる日もあり、秋田トヨペットさんやトヨタカローラさんの各店からもオーダーをいただき、すでに昨年を上回る勢いで動いている。榮太楼のいちご大福はかなり秋田のお客様に浸透してきている。
オリンピックにむけてのさくらゼリー2020バージョンも今月から販売しさっそく店頭にラインアップした。桜咲くさくらゼリー効果で店は春の雰囲気満載で明るくなっている。
私も東京の百貨店やアンテナショップをセールスしてきたが、三越、高島屋、松屋、東急、阪急はじめ多数のお店からオファーをいただいて、国内むけのさくらゼリーは出だし好調である。この勢いで春までさくらゼリー満開で突っ走ってほしいところであるが、暗雲が立ち込めてきた。
年末に中国の武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が急激な勢いで広がり、日本国内でも感染者が日増しに増えてきている。感染者がでた豪華客船ダイヤモンドプリンセスは横浜港に停泊し、乗客約3700名が船内に留め置かれ、検査で陰性の乗員は20日から下船できるようになったが、感染者数はどんどん増えてしまった。中国から帰国したり旅行客と接触があった日本人だけでなく、国内での感染者もでてきてまだまだ感染が広がりそうである。関東、関西、九州、北海道、沖縄、北陸で感染者がでている。
インバウンド客の多かった百貨店やJTBはじめ旅行会社、ホテルは客足が激減もしくはキャンセルが相次ぎ大変な状況になっている。政府や行政もイベントや不要不急の集会の自粛を呼びかける状況になっている。マスコミでも連日報道されており、日本人のマインドも冷え込んでいる。東日本大震災のときの雰囲気に似てきた感じがする。みんながネガティブになって引きこもり状況が続くことは経済の面でも大変な悪影響である。とはいえ当面は家にいる時間が長くなる人が増えそうなので、食品スーパーや菓子店は災い転じて福となすチャンスがあるかもしれない。地元秋田のお客様にさらに誠心誠意アプローチして、このコロナ騒ぎが収束するまで地に足をつけて頑張っていこう。世のため人のためみんなでスクラムを組んでいこう!
長女・香澄の結婚披露宴は1日に浅草ビューホテルで行われ、親族だけのアットホームで和やかな宴になった。娘の白無垢姿に感慨無量だった。小林家の皆様どうぞよろしくお願いします。感謝と思いやりの気持ちで頑張ってほしい。幸福な門出に乾杯!
山二の西村会長の秋田県文化功労章受章祝賀会が秋田キャッスルホテルで開催され盛会だった。西村紀一郎会長のお人柄がにじみ出た温かく楽しい祝賀会だった。私も公私ともにお世話になっている。奥様は南通り店のお得意様である。
菓匠京山の佐々木勝社長の瑞宝単光章受賞をお祝いしての叙勲祝賀会が千葉の市川グランドホテルで開催された。佐々木先生は弊社の取締役顧問でいつもご指導いただいている。千葉県和菓子技能士会の皆さんや、京山さんのお弟子さん・OB会である「京山六三四会」の皆さんはじめ佐々木先生にゆかりのある方々が参集し、笑顔の絶えないなごやかな祝賀会だった。製菓製パンの金子社長、橋田機工の会長、一炉庵の池田社長が私と同じテーブルでいろいろな話が飛び交った。お孫さんたちからの花束贈呈では佐々木先生ご夫妻も本当にうれしそうだった。天下の和菓子人・佐々木勝先生の縁に感謝しながら、弊社・菓子舗榮太楼もお菓子の深堀りをして菓子道を究めていきたい!佐々木先生おめでとうございます!榮太楼も頑張ろう!
こすもす友の会の新年会が、こすもすホールで盛大に開催された。こすもす秋田の原田会長から、こすもす会員が1月末で5万人を超えた旨の報告と挨拶があった。「安くて近くて合理的」をモットーに地道に営業を続け、秋田市はいま約13万世帯の中で5万世帯の会員を獲得したのはすごいことである。各ホールでの葬儀の件数も増えているが、今春には南通りにお客様相談センターができることになっている。友の会会長として私も挨拶したが、来賓のコープ秋田大川会長からは最近の世相を反映した含蓄のあるスピーチがあった。きちんと利益をだせる経営をして商売繁盛させていきたい。
JTB時代からの親友である大塚順彦君が台湾から来秋し、秋田にインバウンドを増やす手法等について、秋田県の観光戦略課、観光振興課、観光連盟の幹部とも懇談をした。知名度アップの努力をしながら、個人客が来やすいようにアクセスの整備とミニツアー等を仕掛けていくことが有効である。榮太楼のさくらゼリーを、越境ECで台湾の個人客に買っていただける仕組みについても打ち合わせをした。秋田中央郵便局から直接EMSなどで台湾に送ることが可能である。ただし、今はコロナ騒動で国際郵便も相当時間がかかるらしく状況をにらみながらの展開になりそうである。
盛岡でバスケットB3の岩手対佐賀の試合が行われ、岩手には下山選手・佐賀には徳永選手が在籍しており、秋田時代に親交があったふたりを激励しに盛岡タカヤアリーナに行ってきた。このあとのふたりの健闘を祈りたい。秋田ノーザンハピネッツはホームで琉球と1勝1敗だったが勝った試合はものすごく内容がよかった。学生の特別指定選手が3人加わりチーム全体も盛り上がっている。先日新しくできた駅東のノーザンゲートスクエアの体育館に誕生日ケーキを届けに行ったが、とても活気ある雰囲気だった。現在18勝21敗、このあとの巻き返しでチャンピオンシップを狙ってほしい。ハピネッツどら焼きは3月・4月はさくらどら焼きをベースにしたものにチェンジして期間限定販売をすることになった。
秋田県菓子工業組合秋田支部と青年部共催のボウリング大会をロックンボウルで開催し、日程の関係か参加人数は少なかったが和気あいあい盛り上がった。榮太楼メンバー、上位入賞はならなかった。親睦は大事である。
春商戦もいよいよこれから本番!ウイルスに負けずに頑張ろう!!!
社長 小国輝也