2020年9月2日 水曜日 | 輝 進 VOL295 はコメントを受け付けていません

東北は梅雨明け宣言がなく気温はあまり高くならなかったがジメジメした感じの8月だった。関東から西日本にかけては猛暑になり、浜松では41.1度の過去最高気温になり、熱中症で亡くなる方も多くなった。コロナとのダブルパンチである。

15日の魁新報の「声の十字路」に初投稿した。「竿燈会しっかり!」「行くな!来るな!よぶな!では秋田はなくなってしまう」「マスコミ報道に振り回されて自粛しすぎるべからず」
の3つのメッセージを込めていたが、字数の関係もあり、校正されたので実際に掲載された文章はすこしオブラートに包まれたものになった。それでも読んでくれた方々からは好意的なリアクションが多かった。
以下にオリジナル原稿をのせる。

「2020真夏の夜の夢」
『コロナ騒動がまたぶり返し、秋田は梅雨明けせず、今年は精神的にもきついすっきりしない夏である。竿燈まつりも中止になったが、各竿燈会は練習もできなかったので秋田の町は竿燈の音色も響かず、さみしい感じがしたが、竿燈の伝統行事はそれぞれの竿燈会でつつがなく行われた。その意味では五穀豊穣と疫病退散のねぶり流しの精神はとぎれなかった。来年こそはいつも通りの竿燈まつりができることを願いたい。
お盆を迎え、例年であれば県外から帰省する仲間が増え秋田が賑わう時期であるが、昨今の事情を考えて自粛した方が多いようで、秋田全体が沈んでいる感じがする。お盆は日本にとってとりわけ地方にとっては特別な時期である。県外で頑張っている秋田人がふるさと秋田に帰り家族や友人に会い、お互いに充電できる大切なタイミングである。コロナ禍でストレスを抱えている人が多いが、帰ってこれた仲間にはようこそお帰り!と労いの言葉をかけたい。また帰りたくても帰れなかった皆さんには落ち着いたら、必ず秋田にきて英気を養ってもらいたいと思う。
マスコミも過剰報道気味でコロナに振り回されて、恐怖と不安の罠におおくの国民が陥っているようである。全国的な自粛ムードで人が動かなくなり、観光、宿泊、飲食、菓子・土産品販売等あらゆる業界がダメージを受けている。国や行政の懸命な支援もあるが、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる感じでなかなか前に進まない。自助努力を重ねながら、英知を結集して官民一体となって力をあわせて乗り切っていきたい。
アフターコロナはパラダイムシフトが起きるといわれている。リモートワークが定着すれば大都会からふるさと秋田に移住する人も増えるかもしれない。劇的に人の価値観やライフスタイルが変わる可能性があるので、秋田にとってはチャンスである。秋田人の粘り強さ、思いやり、気配り、たくましさで活路を切りひらきたい。
ふるさと秋田の絆を深め、「ひとを呼んで栄える秋田」を創っていきましょう!!』

人の動きが鈍くなり、観光客も帰省客も激減している。まだまだしばらくはこの状況が続きそうなので、知恵をしぼって秋田密着営業を強化していきたい。宅配と通販のやり方も熟慮して売り上げを創っていきたい。

秋田県菓子工業組合秋田支部では役員会を開催し、11月以降会員の菓子店で使える菓子商品券事業を展開することになった。詳細はこれからつめるが、それぞれの菓子店の来店客を増やし、売り上げ増加につなげていきたい。

秋田県観光土産品製造・卸協議会では、会員企業がゴールデンウイークに続き8月も売り上げが減少し苦境に立たされている企業が多い。大島会長と私と幹事数名で、秋田県の堀井副知事、加藤観光文化スポーツ部長、猿田産業労働部長、秋田市の石井副市長、新出産業振興部長に陳情活動をおこなった。東北6県の観光流動を促す施策や、観光土産品クーポンの発行など、土産品の売り上げ増加につながる支援策を強力に要請した。行政の支援をあおぎながら、生き残ることができるように自助努力を重ねていきたい。

秋田朝日放送の夕方の報道番組「トレタテ」に、幸町のかき氷が取材された。高田美樹アナウンサーにさなづらかき氷と、さなづらをトーストにのせて食べてもらい結構インパクトがあった。さなづらの他、新発売の「さなづらあんみつ」「さなづらゼリー」「さなづら葛ようかん」も紹介していただいた。おかげでお盆にかけて「かき氷」のお客様も増えた。AABに感謝!ディレクターの山田さんありがとう! Read the rest of this entry »

カテゴリー:お菓子