2011年12月30日 金曜日 | No Comments »

今年を象徴する字が「絆」に決まった。東日本大震災、福島原発事故、集中豪雨や台風被害など災害に見舞われた一年だったが、家族や友人、会社や学校の仲間、地域住民どうしの絆が見直され、人と人のつながりが強くなり、日本人が失いかけていた大切なものが再認識されたのではないだろうか?お菓子は人と人のコミュニケーション創りのための有効なツールであり、お菓子を楽しく食べて「絆」を深めてほしいものである。来年こそは平穏無事でニッポンも秋田も元気になれる年になることを希求したい。

今月前半は暖かくおだやかだったが、16日から急に寒くなり昨年より早めの冬将軍到来となった。ホワイトクリスマスはロマンチックであるが、このあとは大荒れにならないことを祈りたい。あまりの大雪は御免こうむりたい。クリスマスケーキは三連休ということで、最初出だしが悪く心配したが、全社員一丸となったセールスのおかげで最終的に前年並みの個数を売り上げることができた。感謝したい。年々、スーパー、コンビニ、ホテル宴会場入り乱れてのケーキ争奪戦が激化している。これだけケーキが巷にあふれればもっと景気がよくなってもよさそうなものだが・・・ ともあれ聖夜を彩る栄太楼のクリスマスケーキで、子供たちが喜び、恋人や家族が笑顔にあふれたひとときをすごしてもらえたら、幸いである。輝サンタも大忙しだった。ほっ。MERRY CHRISTMAS!!

恒例のゆく年くる年どらやきも好評発売中である。新年に発売し人気のあったうさぎどらやきは白餡にゆずの香りのする真っ白な蒸しどらやき。来年の干支の辰どらやきは、抹茶を使った緑色の蒸し生地にかっこいい龍の焼き印を押し、中身のつぶ餡には隠し味のなまはげの塩が入っている。また韃靼そばの蕎麦粉を使った年越饅頭も28日から大晦日までの限定販売となる。年越饅頭は3年目となるが、年々人気である。できたての年越饅頭はほんとに美味い!社長の一押しである。ともあれ年末年始、無病息災、商売繁盛を祈りながら、「ゆく年くる年どらやき」と「年越饅頭」を多くの方に楽しんでもらいたいものである。

元旦から3カ月間、日本航空グループのジェイエアが運航する、伊丹空港―秋田空港間で弊社の「さなづら」が機内サービスされることになった。空飛ぶ「さなづら」である。先日ジェイエアの山村社長が、御担当者と水野秋田支店長とともに来社され打ち合わせをさせていただいた。関西からのお客様に「さなづら」を食べていただき、秋田の代表銘菓をおおいにPRしていきたい。ちなみに伊丹から花巻空港への便には「かもめの卵」が乗るそうである。西日本のお客様にぜひたくさん北東北、特に秋田にお越しいただきたい。人が動けば菓子も動く。来年はさなづらが大ブレークしそうな予感がする。GOGOさなづら!

先月末、東京市ヶ谷で開催された秋高連(秋田県の高校出身の在京秋田県人)の会合で「山葡萄のショコラ」(仮称)のモニターテストを約三百名の皆さんにお願いした。その後も改良を重ねて商品開発を進めているが、年明けにはいままでのモニタリングの結果を照らし合わせて、いよいよ商品創りを進めていきたい。

いとく新国道店では三日間、生ブッセの先行限定販売を行った。ふわふわの新しい食感のブッセで、バニラ、マロン、ボジョレーの三種類を販売し、900個ほぼ完売した。おおむね好評だったが、手にくっつきやすいなど改良すべき点もあり、よく検討の上新春に新商品として販売していきたい。乞うご期待!いろいろやることが目白押しである。楽しみながら頑張ろう!

全菓連の全国組合研修会が東京の都市センターホテルで開催され「青年世代から見たお菓子屋さん」というタイトルでパネルディスカッションを行い私もパネラーを務めた。千葉県の米屋の諸岡社長、福岡県の如水庵の森社長から地域に根ざした菓子店経営や商品開発等のお話をお聞きし、船井総研の鈴木徹郎さんの「最近のお菓子の流行について」の講演もあった。東日本大震災の津波で大船渡の街が飲み込まれるシーンが映ったビデオを見ながら、齊藤製菓の齊藤社長の生生しい体験をお聞きした。中身のこい有意義な研修だった。菓子屋はこれからどうあるべきか考えさせられた。

裏千家淡交会青年部全国代表者会議も開催され参加した。青年部は平成25年から一支部一青年部の体制になることが決定している。公益法人改革にともない、さまざまな法人、団体が組織改革の必要に迫られている。青年部員数は減少傾向にあり、組織の活性化、会員拡大の方策が必要である。淡交会青年部は学校茶道との連携を強化している。京都は行楽シーズンでものすごい人が全国から訪れていた。デパ地下の菓子売り場も人気店は長蛇の行列だった。羨ましがってばかりいないで秋田でもできるところから努力しよう。ヒット商品創造にトライ!

瀬下ワールドファミリー会の原辰徳チャリティートークショーが行われた。原さんはどんな時でも毎年秋田にきて施設慰問を続けている。すごいことである。巨人はあまり好きでないが、原さんはすばらしい。常に前向きでファンを大切にしている。

鶴の湯温泉の佐藤和志社長の長女百合さんの結婚披露宴にご招待いただいた。ゲストハウスでのウエディング、とってもアットホームでみんながふたりを祝福していた。百合さんから両親への手紙にジーンときた。素敵な門出に乾杯!

サッカーブラウブリッツ秋田の最終戦、トラパンツの冠試合ということで長谷川社長に誘われ応援に行った。最高気温3度のなかでめっちゃ寒かったが、みんなで大声援を送り、試合はホンダロックに負けたもののおおいに盛りあがった。J2昇格はまだまだ遠そうだが来季の奮起を期待したい。スポーツはいい。

キリン友の会の例会が久しぶりに「道化の館」でおこなわれた。ひたすらうまいキリンビールを飲みながらの異業種交流会、楽しく有意義だった。キリンの北野支社長から震災の時に仙台工場で奇跡的に割れなかった「絆」ラガーをいただき早速仏壇に供えた。キリン狂の親父も天国で喜んでいるだろう。元気の源キリンラガー!

昨年急逝した中泉君の一周忌法要が乗福寺で行われた。なおらいでは父君である御住職から、彼がこよなく愛した日本酒を飲ませていただいた。中泉君が横にいるような気がした。合掌。

次男が附中の修学旅行で東京に行ってきた。「なんで東京?」と思ったが、普段行けないようなところに特別行けたり、なかなか中身のこい有意義なツアーだったようである。東京大学では附属中OBとの懇談もあり、姉(早大三年)も登場し弟は照れまくりだったらしい。

金田勝年衆議院議員の国政報告会が行われた。大病から見事復活し、本当に日本のため秋田のために働いている金田先生に、ぜひこの国を変える迫力で御活躍いただきたい。フレーフレー不死鳥金田!政治の停滞でこの国は衰退の一途をたどっている。大阪市長になった橋本さんが国会議員より勢いがある。国家をよくする真のリーダー出現を待望したい。

北朝鮮の金正日が逝去した。世界の政情も経済も不安定である。今は何か大きな激変の渦中なのかもしれない。

日銀秋田支店の清水支店長と県内の若手経営者で景気についての懇談会をおこなった。オフレコとのことで、かなり本音で踏み込んだ議論を交わした。行政、金融、民間がスクラムを組んでアクションを起こしていかないと秋田は沈没してしまう。あらゆる手段をつくして秋田に外貨獲得できるようにしたい!

まずは榮太楼も頑張ろう!!来年こそみんな、笑いの多いいい年にしましょう!

社長 小国輝也

カテゴリー:社長通信 「輝進」