2021年1月29日 金曜日 | 輝進VOL300 はコメントを受け付けていません

この輝進も300号を迎えた。

平成8年の1月から給料日に社員の皆さんにお渡ししてきた「てるてる道中膝栗毛」みたいな小国輝也の月間日誌のような社長通信であるが、よくも25年間続いたものである。私は先代敬二郎の死去により平成3年に社長になったので今年で30年になる。お客様、従業員の皆さん、お取引先はじめ榮太楼応援団の皆さんに心から感謝したい。

平成18年には旅館榮太楼を廃業し、菓子舗の店舗も大町店や松寿庵をふくめかなりスクラップアンドビルドしてきた。ピーク時にはトータルで170名のスタッフがいたが、現在は49名である。1月21日で創業138年になった。少数精鋭体制で一丸となって頑張っていきたい。

今年はコロナ禍でまだまだ大変な環境が続きそうだが、昨年同様、榮太楼再生・リボーンをスローガンに挑戦する年にしていきたい。人時生産高、人時販売高改善による生産性向上、さなづらリブランド・さなづらのエッセンスを活用した新商品開発、地域密着営業の深化、通信販売の強化などに重点的に取り組み、生き残りをかけて頑張っていきたい!GO榮太楼!!

今月は9日と19日を中心に2度の大寒波に見舞われ、秋田市でもかなりの積雪になりあちこちで車が埋まって動けず渋滞がひどかった。ホワイトアウトで全く先が見えない時間帯もあった。平成18年、25年以来の秋田市での大雪である。横手市を中心に県南部では2メートル近い大変な積雪量になった。その後3月並みに気温が上がって雨が降ったり、やはり地球温暖化の影響なのか大変天候不順な冬になっている。お客様がお店にたどり着けない状態の日も多かった。

また首都圏、関西圏、中部圏を中心に11都府県にコロナ感染者急増のため緊急事態宣言がだされ、人の動きが制限され駅や空港は閑古鳥が鳴いている。秋田でも市立病院でクラスターが発生したり、感染者が増加傾向にある。ワクチンが開発されまもなく日本でも使用開始になるようだが、うまくウイルス対策を講じながら、経済はまわして持ちこたえるために知恵と行動が大切である。もう少し辛抱しながら頑張っていこう!

今月は15日から期間限定で「きんかん大福」を販売している。尾形工場長渾身の新商品である。召し上がったお客様から評判もよくいとく新国道店では売れ行きも順調である。

来月1日から4日は恒例の「立春大福」を販売するが予約も増えてきている。私はこの立春大福は絶品だと思う。毎年楽しみにしているお客様も多い。そのあとはお待ちかねの「いちご大福」がスタートする。新春から春にかけてはまさにお菓子屋は大忙しである。

(売り上げはともかくとして)桜咲くさくらゼリーもはじまり、店頭は明るくなった。さっそく県外のお客様からのオーダーも入り始めた。国内百貨店はじめアプローチを強化してさらにこの春のプレミアムスイーツ「桜咲くさくらゼリー」を増売していきたい。東京オリンピックの開催はまだ微妙であるが、昨年オリンピックにむけて考案した2個セットのプレミアムバージョンもラインアップしている。「桜咲く」「おめでとう」「心ばかり」といったメッセージタグ付きのさくらゼリーも人気である。今年はみんなの春を待つ気持ちがより強くなっているので、さくらゼリーで世の中を明るくしていきたい。

例年であれば、1月は新年会ラッシュで飲む機会が多いのだが、今年はほとんど中止になり、商工中金ユース会の有志の会のみだった。ホテル宴会場や飲食店は悲鳴を上げている。早くコロナが収束してリアルに人と人のコミュニケーションがとれる世の中に戻ってほしいものである。
秋田市総合計画・地方創生懇話会の会議がイヤタカで開催され、秋田市幹部の皆さんと新年度からはじまる総合計画案や人口ビジョンについて協議した。人口減少はじめさまざまな課題があるが、秋田市が元気と豊かさを次世代につないでいけようにしたい。県都「あきた」創生プランがその指針となることを願い行動していきたい。「ともにつくり ともに生きる 人・まち・くらし」がスローガンである。

ABSラジオ「朝採りワイド秋田便」の鶴岡慶子さんのコーナーに出演し、干支どら焼きと桜咲くさくらゼリーの紹介をし、大相撲初場所について鶴岡さんとトークをした。11月場所中も一度でたのだが、リスナーの皆さんからオファーが多かったようで今場所も出演することになった。鶴岡さんは花火についても詳しいがいろいろ博学で、話が聞きやすくリスナーのファンも多い。

大相撲初場所は新十両王鵬が話題になりいろいろメディアでも紹介されていて本人も気合がはいっていたが、残念ながら5勝10敗と負け越し幕下陥落が決まってしまった。やはり関取になると取り組みの時の駆け引きや技量が違う。コロナ対策で王鵬はほかの部屋の力士といっさい稽古できなかったことがハンデだったと思う。いい勉強になったので、実力をつけて出直してほしい。

夢道鵬、鵬山はじめ大嶽部屋力士は11人が勝ち越した。両横綱はじめコロナの影響で65人が休場する異例の場所になったが、綱とりを期待された大関貴景勝は2勝8敗と負け越し休場してしまった。足を痛めていたようだがこちらも出直しである。同じく埼玉栄高校出身の平幕大栄勝が13勝2敗で初優勝を飾った。これで6年連続で初場所は初優勝の力士が制している。大関正代は運よく勝てた相撲が多く優勝争いはしたが、ともにカド番を脱した大関朝乃山もあわせて物足りなかった。照ノ富士や35歳の幕尻力士明瀬山、新入幕翠富士が健闘し場所を盛り上げた。来場所は休場力士も復帰しての熱戦を期待したい。

秋田ノーザンハピネッツは後半戦スタートでいままで一度も勝てなかった川崎にホームで快勝し、現在19勝10敗で東地区5位。MVPの細谷選手が大活躍だった。チャンピオンシップ進出めざしてがんばってほしい!

20日第46代アメリカ大統領に民主党のジョー・バイデン氏が就任した。就任演説で「新型コロナウイルス流行や社会の分断という国難を克服するため全霊を注いで米国を結束させる」と表明した。トランプのアメリカ第一主義から国際協調路線に転換した。年明け早々にはトランプ支持派の連邦議会議事堂襲撃事件がおきて、トランプ大統領は弾劾訴追された。バイデン大統領の就任式には出席せず、最後まで往生際が悪く著名人からアメリカ史上最悪の大統領と酷評された。

日本では菅総理が支持率低下ぎみであるが、来月にはワクチン接種も開始される予定で、経済対策やさまざまな施策に取り組んでいる。
我々も批判するだけでなく、自分たちでできることを一生懸命チャレンジして頑張っていこう。コロナの出口は見えてきた。パラダイムシフトがおきるアフターコロナの世の中を楽しんで生き抜いていきたい!ファイト!!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子