熊の出没が相次いでいる。熊が人里におりてきて、全国的に人身被害も多発しており特に秋田がもっとも多くなっている。鷹巣町では街中で同じ日に6人が襲われ、本荘の病院では子熊が捕獲された。角館の武家屋敷や秋田市の国道でも熊が目撃されるなど、いつどこで熊と鉢合わせになってもおかしくない状況で、秋田県も県民に十分注意するように呼び掛けている。山の中で熊の食物が不作で食べるものがなく、熊はエサを求めて人里に出没しているようである。猛暑の影響もあるが、環境変化が激しいことが原因であろう。この熊の動きは近い将来の人間の姿ではないかという人もいた。人口爆発により地球環境は極めて深刻な状況になっている。食料危機も確実に起こるといわれている。ロシア、中国のトップのやろうとしていることを思うと、確かに熊と人類は重なって見えてしまう。どんなことが起ころうとも動じないで、我々はいまからでもできる対策に真剣に取り組む必要がありそうだ。地球環境を守るために人類の英知を結集していきたい。
秋田への観光客やビジネス客は今月も多く、ひきつづき「さなづら」は絶好調である。トピコ店や空港、アトリオンの売り上げが伸びている。ヤマブドウがワインや飲料業界から引く手あまたで不足気味の状態が続いているが、あちこちにお願いして山葡萄の確保に努めている。さっそく今年の分のヤマブドウ液を雄勝町から仕入れることができた。大事に使わせていただきながら、さらにアクセルを踏んで、「さなづら」をおおいに売り込んでいきたい。店頭も秋のラインアップになり、にぎやかである。シャインマスカット大福、イチジクのキャラメルケーキ、渋皮栗と珈琲のケーキ、そして常温販売ができるようになった「北のかざぐるま」が人気で売れている。物価高で消費者の財布のひもは固いが積極的に販売努力をしていきたい。
家庭画報に内館牧子さんが、秋田県のおすすめ土産品として赤まん青まんを紹介してくださり、駅中心に赤まん青まんが大人気である。ありがとうございます!
菓子組合の東北北海道ブロック協議会が、秋田県の担当で大曲エンパイヤホテルにおいて開催された。全菓連からの報告や各県からの課題提起について協議した。物価高に伴う仕入れコストアップ、人材難、人件費、キャッシュレス手数料等の諸経費増で、菓子店の経営は厳しくなってきている。シャトレーゼ等の大手がフランチャイズによる東北北海道への出店を加速しており、異業態との競合も激化している。菓子組合会員相互の情報交換を密にして、乗り切っていきたい。2025年5月には旭川において久方ぶりに菓子博覧会が開催されることが決定しており説明があった。当日は大曲の花火の秋の章が開催され、花火を鑑賞しながら懇親を深めた。素晴らしかった。他県から参加した皆さんも皆感動していた。菓子組合理事で地元大曲のつじやの辻社長がすべて段取りをしてくれた。感謝!!
広小路バザールが8日に開催され、天候にも恵まれ人出も多かった。10月は毎週末さまざまなイベントが開催されており、ABS祭りも同時開催で広小路はおおいににぎわった。豚まん福楼の豚まんも人気でかなりリピーターが増えてきた感じがする。榮太楼も秋の菓子を販売した。菓子組合のブースも6社の菓子を限定販売しお客さんに喜んでいただいた。キッチンカーもかなり行列ができている店が多かった。秋田の業者とお客さんが一体となって中心街区を盛り上げていくことが地域活性化にとって大事である。
幼稚園時代からの親友・石井寿朗君(愛称ボンタ)が虚血性心疾患のため急逝してしまった。4日ボンタのケータイから着信があり折り返しかけたところ息子さんから彼の急死を告げられ、絶句してしまった。8月に中学時代の環歴祝いの同期会では元気に酒をくみかわし、東京に車で帰る直前に菓子と福楼の豚まんを買ってくれて、榮太楼の前でツーショットの写真をとったのが最後になってしまった。東京あきる野市で執り行われた通夜、告別式に参列し友人代表として弔辞を述べさせてもらった。附中の同期生や大学時代のサークル(たらちゃん)の仲間が多数参列してボンタを見送った。「ボンタ せばまずな!また元気で飲むべ!いままでありがとう!!」
秋田寿大学の学習会にお招きいただき、100年シリーズ「榮太楼の歴史」について講演させていただいた。会場の生涯学習センターには70代から90代の元気な寿大学の学生さんが90名以上集まり、私の話も喜んで聞いてくださった。若者よりもリアアクションがよく、私の榮太楼物語に笑顔でうなずいてくれて、私もノリノリになり楽しかった。
秋田県警察学校の佐々木薫校長に依頼され、高卒の警察学校生42名の皆さんに講演させてもらった。タイトルは「人を呼んで栄える秋田を創りたい!」。80分だったので、榮太楼のことや秋田の話をしながら、途中秋田にちなんだウルトラクイズを行った。学生諸君はものすごく元気がよくて、最後まで喜んでわたしの話に付き合ってくれた。おまわりさんは秋田の観光大使である。佐々木校長は私の同級生で親友だが、彼が若い時駅前交番に勤務していてかなり旅館榮太楼にお客さんを紹介してくれた。当時私はJTBに勤めていたが、親父からはJTBより警察の佐々木さんのほうがよく送客してくれるよと言われたことがある。いずれにしろ明日の秋田県警をささえる若手の皆さんには秋田を元気にするために頑張ってほしい。警察学校のカレーライスは美味しかった!薫校長、ありがとう!
Bリーグの今シーズンが開幕した。秋田ノーザンハピネッツはアウエーで北海道に勝ってスタートしたが、ホームでは島根に連敗、京都には1勝1敗で現在2勝4敗。新加入の選手や外人選手との連携がまだいまいちでリバウンドが弱くシュートが決まらない。前田ヘッドコーチも気合いれてとりくんでいるので、ここから体制を立て直して頑張ってほしい。ハピネッツどら焼きも会場では人気である。福楼の豚まんも今シーズンはホーム30試合全部で販売することになった。こちらは好スタートを切り、毎試合完売している。菓子と豚まんでさらにハピネッツを盛り上げていきたい。
21日から南通り店の改装工事がスタートした。外観をきれいにし、水害の影響をうけた店内の床や壁、天井の照明も新しくする。イートインコーナーを設け、みたらし団子(焼きだんご)とソフトクリームを販売する。テイクアウト需要にもこたえ、新たな南通り店のお客様を増やしていきたい。南通りはたくさんの店が被害を受けたが再建にむかって頑張っており、飲食店を中心に若いお客さんで繁盛している店も多い。榮太楼の新たな母店である南通り店再生により地域活性化にも貢献していきたい。営業しながらの工事になるが、リニューアルオープンは11月21日の予定である。頑張ろう!!
27日から31日まで上野駅中央コンコースで秋田産直市が5年ぶりに開催される。生どら焼き、さなづら、赤まん青まん、御幸乃華、竿燈諸越、あんぱん焼きを販売する。私と福岡常務でリレー方式でおおいに売り上げを上げてきたい。首都圏の秋田ゆかりの方々の応援を期待したい。みなさんよろしく!!!
21日は亡母・静の100歳の誕生日だった。私が生まれとき母は40歳だった。仏前にショートケーキを供えて手を合わせたら母がにっこり笑っていた。11月2日は亡父・敬二郎の33回忌なので静の23回忌といっしょに法要を行う予定である。
生前出来なかった親孝行をできるようにこれから頑張っていきたい!
社長 小国輝也