2015年11月5日 木曜日

秋田県菓子工業組合秋田支部の事業として、経営講演会をイヤタカで開催した。講師は全国和菓子協会の藪光生専務理事、「和菓子業界の現状と将来」と題して一時間半熱弁をふるっていただいた。菓子業界はこの7年間で約25パーセントにあたる7000軒が減少し菓子店大淘汰時代とコンサルタントが指摘している。業界の現状の問題点としては「贈答品需要の低迷」「日本の企業数の減少(21世紀にはいってから約120万社が減少)」「原材料と資材価格の値上がり」「人手不足の慢性化と後継者問題」「法律等への対応(栄養成分表示の義務化)」「コンビニの増加等競争の激化」などが指摘される。しかしながら和菓子という食べ物のもつ役割は「癒しであり、心を幸せにしてくれるもの」であり、「心の満足を与える食べ物」として人々の生活になくてはならないものである。単価から考えて購入余力はあり(ぜいたくできないけどお菓子くらいたべよう)、健康への意識の高まりは追い風であり、年中行事や人生儀礼との結びつきの強さがあり、高齢化社会の到来は和菓子にとってプラス要素である。このあとも消費の2極化はすすむと考えられ、安易な新製品開発や安売りはよくない。今こそ商品の完成度を高めて、お菓子を高く売ろうと考えることが大事である。対面販売のよさは「お客様に商品説明ができること」であり、「商品哲学を示せること」である。日本の総需要の伸び悩みはまだまだ深刻であるが、和菓子需要は根強く市場規模は大きいのである。アンケートによるとお客様がお菓子を選ぶ時の基準として最も高かったものは「味がよい」で圧倒的に「味のよさ」を求めている。藪さんの話はデーターを示しながら大変説得力があり、我々に勇気とやる気を起こさせてくれる内容だった。参加した約50名も感銘を受けていた。その後の藪さんを囲んでの懇親会もいろいろな情報交換ができて有意義だった。弊社も早速日々の経営にフィードバックしていきたい。「さなづら」「赤まん・青まん」「どらやき」の完成度をさらに高めていこう。
BJリーグ最後のシーズンが開幕し、秋田ノーザンハピネッツは埼玉を破り連勝のスタートをきったが、先週ホームで仙台にまさかの連敗を喫し、現在3勝3敗。チームの連携がよくなればこのあと巻き返していけるだろう。ピンクの秋田ブースターの応援は相変わらずすごい。満を持して「ハピどら」(ハピネッツどらやき)が17日新発売になった。ホームゲームの本荘の会場であっという間に完売となり、追加分も売り切れ、栄太楼直営店分も合わせて1500個が2日間で無くなってしまった。魁の記事、AKT、AABのバラエティ番組での紹介、爆笑王さんやMCの保泉さんのフェイスブックやビッキーのツィッターなどで取り上げられた効果であるが、それにしてもブースターの反応が早くて、正直私も驚いてしまった。うれしい誤算である。パッケージがビッキーをメインにかわいらしくインパクトのあるオリジナルデザインにしたことが功を奏した。売上の一部はハピネッツに寄付される。「ハピどら」がどんどん売れて、ノーザンハピネッツが快進撃してくれることを祈念したい。おらほの県民球団・GOGOハピネッツ!!
今月は前半上野駅で秋田県物産展、中盤東京ソラマチで秋田県大物産展があいついで開催され、福岡常務が出陣した。上野ではけっこう売上があがったが、ソラマチはお客さんの目的と秋田物産展のニーズのミスマッチと天候不良で苦戦した。限定販売した生どら焼き3種類は完売することができた。お客様はすべて3割引で買える催事だったのでかなりお得だったが、ソラマチは全国の「おのぼりさん」が多いので東京土産がメインのようである。秋田物産展は昔お台場でも大失敗したことがあるが、広告代理店にまかせっきりのイベントはうまくいかないことが多いようである。
ものづくり補助金の交付が決定した。「包装機械の導入を軸とする包む工程の製造環境の改善と生産性の向上」というタイトルで申請し承認された。「さなづら」「赤まん・青まん」の生産性向上と新製品開発に大きく活用できそうである。速やかに進めていきたい。
商工中金ユース会の全国交流大会が仙台国際センターで開催され全国の約1900名のメンバーが参集した。テーマは「REBORNそして千代にー東北を、世界を、リボンで結べー」。東日本大震災後初の東北開催だったので、東北6県のメンバーが全国から今まで寄せられた復興支援などに対する感謝の気持ちをこめた大会になった。大会でのKIRINの荒蒔康一郎元代表取締役会長の基調講演なかなかよかった。弊社は東北物産展会場に出店しており、ちょうど荒蒔さんがいらしたので「さなづら」を差し上げたところ喜んでいただいた。矢留町の斉藤さんに販売頑張ってもらった。交流会の懇親会の司会は秋田ユース会の三浦会長がつとめ、アトラクションとして東北の祭りを集結させたミニ六魂祭をおこなった。まつりのMCは私が務めた。会場で高さの関係で竿燈の大若ができるか心配したがなんとか竿燈会の皆さんがぎりぎりあげてくれた。竿燈がトップバッターで、山形の花笠まつり、福島のわらじまつり、岩手のさんさ踊り、そして青森ねぶたとつづきクライマックスを迎えた。仙台の七夕も華やかだった。時間の関係で駆け足のダイジェスト版だったが、参加した皆さんからは大評判だった。ぜひ来年の東北の夏まつり本番に全国津々浦々からおこし頂きたい。交流会後の秋田ユース会の懇親会も非常にもりあがり結束を強めることができた大会になった。
秋田県高等学校PTA中央地区交流会がサンルーラル大潟で開催された。ハバタク株式会社の丑田俊輔社長、福禄寿酒造の渡邉社長、お二人の30代社長から地域活性化や新しい酒造業界の話をお聞きして有意義な交流会だった。
秋田県総合政策審議会が開催され6部会からの提言を審議した。私は観光・交通部会で佐藤部会長の代理で部会の提言を報告した。バリアフリーセンターを設置したりさらなる観光の受け皿整備を急ぐとともに情報発信PRを強化する必要がある。ふるさと秋田元気創造プランもいよいよ実効性のあるものにしていかねばならない。県の将来人口ビジョンも示された。50年後も50万人以上の人口を維持していく計画になっているが、今こそあらゆる手段をつくして行動していくことが大切である。
レオパレス21の武田浩専務が、秋田県、秋田市の幹部への挨拶のため来秋し、帰り際弊社工場に立ち寄ってくれた。武田君は私の東京経済大学の後輩で私が初代会長をつとめたサークル「スポーツクラブたらちゃん」の二代目会長である。たらちゃん時代の勢いで、レオパレスでも活躍しているようである。非常にうれしかった。一緒にがんばろう!
職場体験で、今月は天王中学校、東中学校の一年生が来社した。私が話をして質疑応答をして工場見学をしてもらった。東中生は包装の仕事も体験した。今秋田県では、ふるさと教育、キャリア教育に力をいれている。ふるさと秋田をよく知り将来秋田のために働こうという気持ちになってくれることが大事である。秋田が好きな若者が増えていけば必ずや未来の秋田は豊かで住みやすい地域に変わっていくだろう。大人たちもしっかりしよう!
秋田商業高校の成田翔君がドラフトでロッテに三位指名された。素晴らしい快挙である。成田君のおばあさんは弊社工場に勤めさなづらを担当していた。「さなづらパワー」でプロ野球界でも活躍してほしい。翔君おめでとう!
日本シリーズは「ヤクルト対ソフトバンク」―今日から決戦である。下馬評では圧倒的にソフトバンクが強いが、ぜひヤクルトに14年ぶりの日本1に輝いてもらいたい。
ラグビー日本代表は五郎丸選手たちの活躍で南アフリカをはじめ強豪に3勝をあげ、日本中がラグビーフィーバーになった。やはり男は強いほうが魅力的で勝負は勝たなければいけない!
 
                                   社長 小国輝也

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