2019.9.25
輝 進 VOL.284
暑さ寒さも彼岸までーこの9月も前半台風のフェーン現象もあったり暑かったが彼岸になってようやく秋めいてきた。2年目の「シャイなマスカット」は今年も大好評だった。マスカット大福に昨年はチョコで顔を描いていたが今年は羊羹を使い、洋菓子和菓子の若手女性スタッフが顔を描いたので、さまざまなバリエーションがうまれ店頭で楽しんで迷いながら選んでいただいているお客様が多かった。インスタ映えもして話題になりお客様とのコミュニケーション強化にもつながった。21日からはすこし早めに巨峰大福にきりかわった。巨峰大福は今年からいちご大福のように専用の小袋を用意したので店頭での見た目がよくなり、このあと店の集客に効果がありそうである。季節のフルーツ大福を継続してきて、お客様にも浸透し楽しみにしていただいている方が増えてきた。この勢いで客数を増やし商売繁盛榮太楼を名実ともにあきたの一番菓子店に成長させていきたい!
敬老会も多くの地区の社会福祉協議会様からご用命をいただいた。今年は紅白蒸しどら焼きや焼き印入りどら焼きが、人気だった。老人施設からのオーダーも増えつつある。ご年配の皆さんにも喜んでいただける美味なお菓子を作りながら、宅配も強化し、お菓子を必要としているお客様にタイムリーにお届けしていきたい。
天皇皇后両陛下が、7日豊かな海つくり大会にご臨席のため来秋され、秋田キャッスルホテルに宿泊された。ご到着の際のお茶菓子として「さなづら」をお召し上がりいただいた。両陛下も「さなづら」をご存じだったそうである。ちなみに2年前に皇太子殿下時代に、赤十字の大会でご来秋の際には「御幸の華」をご賞味いただいた。昭和、平成、令和と皇室にあきたの銘菓をご賞味いただき大変光栄なことである。さらに品質を高めていきたい。
叔母の佐藤容子が先月27日に亡くなり、31日に誓願寺で葬儀を執り行った。私が喪主をつとめた。お盆明けから体調が悪化してきていたが亡くなる前日まで意識もあって会話ができた。27日はくしくも叔父の月命日だったがその日にあわせておだやかな旅立ちだった。弊社の株主でもありお得意様だったが、最後まで榮太楼にエールを送り続けてくれた。犬が好きでひょうきんでかわいらしい叔母だった。今頃叔父の武弥先生と天国で再会して仲睦まじくしていることだろう。容子おばさんの恩に報いるためにも菓子舗榮太楼を隆々発展させていきたい!葬儀に参列いただいたり手伝ってくれた皆さんありがとうございました。
JTBの小和瀬部長が10数年ぶりに来秋され、いろいろ情報交換をさせていただいた。彼は現在北海道・東北の商品企画のトップをしているので、来年にむけての取り組みの話をして、菓子販売のヒントもいただいた。旅館榮太楼をやっていたころからお世話になったが、大町店の竿燈まつりのときのお休みどころも彼のプロデュースだった。
ドリームリンク社と弊社でいろいろコラボさせていただくことになった。旅館榮太楼の名物として人気があった「大鵬ちゃんこ鍋」をドリームリンクの店で復活させて提供することになった。10月1日から「秋田長屋酒場」「秋田漁屋酒場」「いろり屋」の3店舗で「大鵬ちゃんこ鍋」がスタートする。榮太楼と横綱大鵬とのつながりやちゃんこ鍋のこと、大鵬がこよなく愛した「さなづら」のことを描いた紙芝居もできあがり、お店でお客様にお見せして、「さなづら」をお客様にお渡しして宣伝していただくことになっている。11日秋田県庁でドリームリンクの
村上社長と私が記者会見したところ、たくさんのメディアが集まり、新聞・テレビで報道されかなりインパクトがあった。大鵬の味を復活させ「大鵬ちゃんこ鍋」を秋田の新たな名物料理に育てあげ、あきたの代表銘菓「さなづら」の認知度をさらに高めて「お土産はさなづらで決まり!」という状況も目指していきたい。村上さんは鹿角の千歳盛酒造の経営にも乗り出し、西馬音内の弥助蕎麦の経営も引き継ぎ、秋田市にも店をオープンさせた。村上さんの発想力と実行力は素晴らしい。私も良好なコラボレーションをおこなって、榮太楼も進化させていきたい。
男鹿門前の汐瀬旅館の秋山邦夫社長が肺腺癌のため13日に逝去された(68歳)。私が幼少のころ、奥様の秀子さんと旅館榮太楼に勤務されていた。大鵬親方もお世話になったし、大変義理堅い人で私の親父の祥月命日には毎年必ずお参りに来てくれた。「男鹿のトロトロわかめ」は絶品だったし、汐瀬旅館は海の幸が豊富で料理のおいしい旅館として人気だった。秋山さん夫婦はおしどり夫婦で仏事の間も家族愛がにじみ出ていた。葬儀では私が弔辞を述べさせていただいた。心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌
生前お世話になったヤマヨの米澤会長、元アートシステムの佐藤専務、私の友人の山本誠悦君のご母堂も今月ご逝去された。謹んでお悔やみ申し上げます。
秋田商工会議所の商業部会は総会にあわせて、秋田市の担当者を招き「秋田市の人口減少問題への取り組み」の勉強会をおこなった。オープン部会だったので他の部会からも多数参加者がいた。すべての商売において人口減少問題はその対策もふくめて大きなテーマである。
山二の西村紀一郎会長の旭日小綬章受章祝賀会がキャッスルホテルで盛大に開催された。私は東京出張のため参加できず福岡常務に出席してもらった。全国の石油商業界でも活躍された西村会長はほんとにお人柄の素晴らしい方で私も親父の代からお世話になっている。ご健康とさらなるご活躍を祈念したい。おめでとうございます。
今月は前半に長男がひさしぶりの休みで帰省し、また次男が入れ替わりで大学卒業と留学準備のため帰省した。それぞれすこしずつ成長しているように感じるが、さらに大きな目標に向かって一生懸命努力を積み重ねていってほしいものである。次男は東北大学からミュンヘン工科大学への交換留学で10月から渡独する。
昨年9月脳出血のため入院しリハビリをつづけていた森元輝子さんが老健施設を退院し一年ぶりに自宅マンションに戻った。本人も大変うれしそうだった。これからはヘルパーさんたちの力をかりながら生活していけそうである。良かった!森元さんの生命力とリハビリの頑張りは素晴らしかった。
大相撲秋場所、大嶽部屋の納谷幸之介は13日目に4勝3敗と勝ち越した。来場所は幕下上位で関取昇進のチャンスである。大嶽部屋力士は8人が勝ち越した。上京の際、大嶽部屋のちゃんこをごちそうになったが、今大嶽部屋は大変雰囲気がいい。みんなで切磋琢磨してさらに部屋も盛り上げていってほしい。幕内は両横綱が休場、大関陣もふがいなく優勝争いは大混戦になった。千秋楽3敗で並んだ関脇どうしの優勝決定戦になり。御嶽海が貴景勝を破り2回目の優勝を果たした。貴景勝は大関復帰決定。カド番の栃ノ心は負け越しまた大関転落になった。御嶽海は来場所が大関とりになる。角界も新旧交代の波がきている。
日本で初開催のラグビーワールドカップが20日始まった。初戦で日本はロシアを破った。強豪同士の対決もあり、ワールドカップは盛り上がってきている。走る、投げる、ぶつかる、タックル、トライ、まさにラグビーは男どうしの命をかけた肉弾戦・総合格闘技である。日本の快進撃を期待したい。
プロ野球セリーグは巨人が5年ぶりにリーグ優勝をきめた。原監督が初心にもどって固定観念をすてて勝つチームを創り上げた。私はジャイアンツファンではないが、原監督の男の涙に感銘を受けた。
社長 小国輝也