2020年7月13日 月曜日

2020.6.25

輝 進 VOL.293

緊急事態宣言が解除され、徐々に自粛ムードも緩和され、19日からは都道府県をまたいでの移動も出来るようになった。この3か月近く人の移動や行動がさまざまな形で制限され、経済活動も縮小ぎみで、商売も大きなダメージを受けてきた。首都圏を中心にまだ毎日新規感染者がでており、コロナウイルスに対する対応はまだまだ慎重かつ厳格にやっていく必要があるが、ようやく次のステップに進むことができた。弊社工場も時短勤務体制を続けてきたが、22日から製造時間をもとに戻すことができた。駅、空港、観光地の動きはまだ鈍いが、街中の人の動きは確実に活発になってきた。いとく新国道店は引き続き絶好調で、さらに地元のお客様に対するアプローチは強化していきたい。キウイ大福は人気でお客様のSNSにも取り上げていただき話題になっている。スマイルブッセや和三盆プリンも人気で新国道店では連日ケーキは完売状態である。路面店の客数はまだ弱いが地域密着で宅配の強化もしながら営業努力を積み重ねていきたい。

秋田市の産業企画課の皆さんが中心になって段取りしてくれた「農家のパーティーネットワークの地元産品応援フェア」は好天に恵まれ、予想したより客数も多く、何よりも皆さんが秋田のものを買って応援しようと来場していただいていたので売り上げも上々だった。引き続き秋田市役所でも、5日間地元産品の販売をしていただき大変ありがたかった。秋田県が宿泊産業や飲食事業者を応援しようと実施した、秋田県プレミアム宿泊券、秋田県プレミアム飲食券は大人気で特に宿泊券は予定数を大幅に上回り抽選になった。あたった方はさっそく秋田の旅館で宿泊券を使って泊まっているようで、5000円の上乗せ補助を実施した男鹿の旅館では、7月まで予約がいっぱいになったところも多く3月以降売り上げが激減して休業せざるをえなかった旅館の皆さんは喜んでいる。とはいえ密を避けてコロナ対策を十分に行いながらの営業なのでまだ制限があって大変そうであるが、まずは地元客に応援してもらいながら、徐々に県外客を増やしていければいい。飲食店もテイクアウトやランチは忙しいところもあるが、今までは夜の営業は低調だった。プレミアム飲食券が呼び水になってくれるとありがたい。

15日から鶴の湯温泉も宿泊開始し、20日からユーランドホテル八橋、男鹿温泉つばきも約2カ月ぶりに営業を再開した。スタッフの皆さんの健闘を祈念したい。私もさっそくユーランドに入浴にいったが、お客さんで賑わっていて嬉しかった。再開記念のお客様プレゼント用に、弊社の「赤せん青せん」を使っていただいた。松村社長ありがとう!頑張ろう秋田の旅館ホテル!!
川反の繁盛和食店「徳(のり)」が、南通りにお店を新築移転することになり、関係者を招いての事前オープン披露がおこなれた。ホテル大和の佐渡谷社長とも久しぶりにお会いして楽しい時を過ごした。オーナー調理長・田中徳雄さんは若い時に旅館榮太楼に勤務しその後料亭かめ清の調理長を務めた。祖父は秋田の調理師会の重鎮で現代の名工の田中定雄さんである。味もおいしく素晴らしい料理で、皆さんが絶賛していた。正式オープンは7月1日である。秋田の南通りにおしゃれな店がまた増えた。商売繁盛を祈念したい。

秋田県観光連盟総会が秋田キャッスルホテルで開催され、コロナ対策を含めた今年度事業等について審議した。時節柄出席人数を限定しての総会になった。この度、雄山閣の山本会長と安藤醸造の安藤社長が日本観光振興協会の観光振興事業功労者表彰を受けたのでお二人の受賞をお祝いしてささやかな祝賀会をおこなった。早くコロナ騒動が収束して人の交流が活発になり観光業界が活性化することを願いたい。
秋田商工会議所では観光料飲部会(松村部会長)を中心に、「新型コロナウイルス感染症対策宴会プラン」の体験会をキャッスルホテルで開催した。安心して宴会ができる新たな試みである。ちじこもってばかりでは、世の中が明るく元気にならない。みんなで知恵を絞ってチャレンジしていきたい。


わらび座のミュージカル「空!空!空!」が予定より2カ月おくれてようやく初演を迎えた。秋田県初の女性飛行士・及位ヤエさんの物語で、主演は川井田南さん。彼女は沖縄出身の頑張り屋さんで、東海林太郎伝説でも奥さんの役を熱演した。私は2日目に観劇させてもらったが、コロナを乗り越えて日本ではじめて公演を再開したわらび座のスタッフの皆さんの頑張りに感動して涙が出てきた!人の心を温かく豊かにするわらび座は素晴らしい!山川社長にもお会いしたが全国からの応援があってなんとかここまで来たとのことで感無量のご様子だった。その後脚本家の栗城さんたちが、今度は年末に秋田市で「竿燈」をテーマにしたミュージカルをやるとのことで、弊社まで取材にいらした。熱い情熱に感激した。どっこいしょーどっこいしょー!


秋田ノーザンハピネッツのレジェンド・水町亮介さんがふるさと佐賀に帰り、佐賀のチーム(佐賀バルナーズ)に入ることになった。ハピネッツスタート以来マッチョはハピネッツの顔だった。私も公私ともに家族付き合いをしてきたのでさみしくなるけれども、マッチョの佐賀での活躍を祈りたい。奥様、お子さんたちと一緒に毎年のように十文字にサクランボ狩りに行っており、今年も奥サクランボ園と道の駅に行き、佐賀に出発前に親睦を深めてきた。サンキューマッチョ!


おなじく佐賀出身の白濱選手は島根に移籍が決まり、細谷選手と一緒に食事をして、壮行会をおこなった。会社にはハピネッツから保岡選手と多田選手がシーズン終了の挨拶に来てくれた。来シーズン、コロナが収束してみんなでハピネッツを応援できることを祈りたい。


持続化給付金の支給をめぐって委託先のサービスデザイン協議会と電通グループが120億円を超える事務委託費を受け取る契約になっていたり、経産省と出来レースのような状況になっており、コロナ騒動にともなう火事場泥棒のようなケースが散見され、国民はあきれている。GO TOキャンペーンも委託費が巨額すぎて仕切り直しになった。国難のような今のタイミングにもっと政治家も官僚もえりを正して世のため人のために真剣に仕事をしてほしい!検事の定年延長問題のさなか黒川氏がかけマージャンが発覚して辞職、広島の国会議員夫妻による買収事件など不祥事が次々に露呈し、安倍政権も危機的状況である。

イージスアショアの停止を突如、河野防衛大臣が表明し、お詫びのために山口県と秋田県を訪れた。佐竹知事、穂積秋田市長もあまりのずさんな防衛相の対応にこの二年半振り回されたとして、地域住民にたいするきちんとした謝罪と、完全な白紙撤回を求めた。

もともとトランプに安倍さんが押し切られて買わざるをえなくなった時代遅れの軍備であって、最初から日本には不必要なものであったと思う。とはいえ朝鮮半島情勢も中国の動向もきな臭くなってきた。日本も自国の防衛を自分たちでしっかり進めていくパラダイムシフトが必要である!しっかりせよ日本!

小国輝也

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