2011年4月28日 木曜日

 あきた川反スイーツ「わころん」が23日ついにデビューした。トピコで企画した美術工芸短大の官能先生、学生さんたち(ミスわころん)3人と発売開始試食イベントを実施した。先に大町店でおこなわれた「わころん完成試食プレス発表」で多くのテレビ、新聞等のメディアにとりあげられたおかげで街の話題になったようで反応は上々である。わころんの企画、開発、販売はイヤタカの北嶋正社長が会長を務める川反ルネッサンス推進委員会の仕掛けである。学生と菓子メーカーが共同開発した商品を川反地区のお店が販売し地域を活性化させようという画期的な取り組みである。栄太楼直営店でももちろん販売するが、居酒屋、レストラン、割烹、バー、ギャラリー、お茶屋等10数店舗でわころんを取り扱っていただいている。さなづらバタークリーム、いちごクリーム・白餡、抹茶クリーム・こし餡の3種類で、一個160円、3個入りお試しパック525円、9個入りギフトパッケージ素敵な袋付き1640円である。パリジェンヌはマカロン、あきたジェンヌはわころん!みんなで広げようわころんの輪!

 23日24日セリオンリスタで「港ワンお菓子フェスタ」が開催され出店した。かなり盛況だった。ぜんげつ堂、旭南高砂堂、勝月をはじめ秋田の菓子店の仲間がブースを構えオリジナルスイーツを販売した他、岩手、宮城、福島のお菓子を友情販売した。岩手の小澤菓子店、宮城の白松が最中、福島大黒屋のだるま最中など人気があった。被災地支援チャリティー募金もけっこう集まったようである。弊社も新発売のわころんをはじめ、あきたロール、さくら大福、花見だんごなどコンスタントに売れていた。スタッフの小玉さん、中村さんお疲れ様。ステージでは中央高校の吹奏楽部の演奏をはじめさまざまなグループが、歌や踊り、パフォーマンスを繰り広げにぎやかだった。昨年からセリオンが道の駅になり、毎週土日マルシェDEポートが開催されていて、常連のお客様も多いようである。イベントプロデュースはバウハウス。担当の保坂さんたちには大変お世話になった。ありがとうございました。英知を結集し汗をかき、まずやってみることが大切である。チャレンジOK!

 日本テレビの朝の情報番組「スッキリ!!」でさくらゼリーが取り上げられ7日全国放送された。テリー伊藤さんがさくらゼリーを紹介し出演者のみなさんがおいしそうに食べて下さった。かなりのインパクトがあった。直後からインターネットでのオーダーが殺到し、弊社ホームページはサーバーがパンクしてしまった。楽天は大丈夫で、かなりの注文をいただいた。中には被災地へメッセージをつけてお届けするものや、実際に被災された方からのオーダーもあった。弊社スタッフも涙で目をうるうるさせながら梱包作業をさせていただいた。さくらゼリーがみなさんを励ます一助になったとすれば嬉しい限りである。お菓子には人の心をなごませて元気づける効果がある。インターネット通販もおかげで波に乗ってきた。全国に栄太楼のお菓子を心をこめてお届けし歓喜の輪を広げていきたい!ただ当日の夜、大きな余震があり秋田では震度5弱で、また翌日昼まで停電になってしまった。電気がなければインターネットも不能である。あたりまえのことのありがたみが痛切に感じられる。日々感謝が重要!

 全菓連青年部の役員会が東京で開かれ、今年度の事業計画や震災対応等について協議した。中島部長の発案で全菓連の岡本理事長の後押しもあり、愛の菓子運動として全国のお菓子をピンポイントで被災地にお届けする事業を行うことになった。「本当の愛、本当の心、菓子にのせ届けたい。」青年部のテーマ曲「愛の菓子」の一節である。作詞作曲は元全国部長の福島の古川さん。古川さんも原発の風評被害を受けているが家族や従業員のみなさんと頑張っている。ぜひとも菓子屋の青年部の仲間でバックアップしていきたい。全菓連の全国交流会もできれば東北地区で開催する方向で検討している。人の交流を通じてできることを着実におこない、元気を出していこう。ファイト東北!

長男紀敬の大学の入学式も中止になった。4月から上京し長女香澄と三鷹のアパートに住んでいる。生活面ではふたりで力をあわせてうまくやっているようである。首都圏の大学は5月連休明けから授業開始になるところが多い。計画停電の影響が大きかったようである。余震もつづき原発の終息にはまだ時間がかかりそうであるが、政府と東京電力には迅速、正確、誠実な対応を願いたい。

 南高校の入学式では、「感謝を力に青春を謳歌しよう。変革への挑戦をしよう。人間力を高めよう。」といった祝辞を述べさせていただいた。子供たちの無限の可能性に期待したい。

 商工中金の甲斐支店長がニューヨーク支店長としてご栄転になり、新支店長として辻さんが秋田に着任した。ユース会で平安閣で歓送迎会をおこなった。甲斐さんには3年間公私ともにお世話になった。ますますのご活躍を期待したい。歓送迎会では秋田からニューヨークに研修に行こうと話しが盛り上がった。

 イヤタカ友の会の総会があり、北嶋社長から役員体制の変更の件やイヤタカの最近の取組みの話があった。また長谷部光重友の会会長からは、経営についての含蓄のある話題提供があった。6月に「先読み経営」についての出版記念講演会が行われることになっている。

 竿燈まつり実行委員会総会が第一会館で開かれ今年の竿燈は通常どうり開催することを決定した。実行委員長の穂積市長の発案で、被災者の方々を竿燈に招待する方針も固めた。青森ねぶた、山形花笠、仙台七夕、岩手さんさ踊りも例年どうりの開催が決まった。東北の復興は夏祭りから、秋田の元気は竿燈祭りからである。

 統一地方選挙、秋田では県議会選、市議会選が行われ新しい議員の皆さんが決定した。震災後の自粛ムードの中での選挙選だった。県政も市政も課題が山積みであるが、議員の皆さんには力を合わせて、よりよい秋田創りに邁進していただきたい。我々もできるところから頑張ろう!

 私のJTB時代の後輩である山本光宏君が肺がんのため急逝された。震災の日まで会社に出て頑張っていたそうである。独身寮も神戸三宮支店もいっしょだった。享年47歳、あまりにも旅立ちが早すぎる。合掌。

 「観光と物産」新聞を永年発行した伊藤正雄さんもお亡くなりになった。奥様は畳を愛する会の事務局長をお勤めいただき、御夫婦ともにお世話になった。

同期の佐々木薫君順君の父上もご逝去された。葬儀での喪主薫君の挨拶にじーんときた。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 元キャンディーズのスーちゃんも天国に旅立ってしまった。ご葬儀での本人の録音メッセージ、ファンならずとも涙が止まらない言葉だった。

桜前線は寒さのため例年よりおそく、秋田市ではようやく咲き始めたが千秋公園では二の丸でやっとちらほらといった状況である。角館、弘前の観桜会も始まったが、旅行ツアーは集客数激減のようである。東北新幹線は29日再開する。今年のさくらはかえってゆっくり見る事が出来そうである。状況の許す方は県外からもぜひたくさんお越しいただきたい!栄太楼もゴールデンウィーク一生懸命頑張ろう!!

                                                                     社長 小国輝也

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