2021年11月3日 水曜日 | 輝進VOL308 はコメントを受け付けていません

プレミアム菓子商品券はメディアに取り上げられた効果もあり先月28日の発売日に開店前からお店に行列ができ、またあっという間に完売になった。1000円で1500円分の菓子商品券を買えるお得感がお客様にインパクトがあった。菓子組合秋田支部で秋田市のコロナ対策の補助金を活用して、昨年度の3倍強の5500セットを用意した。さっそくお店でご利用いただいているようである。利用期間は9月1日から11月30日までであるが、秋は敬老会、お彼岸、収穫祭、ハローウイン等があるので、商品券を活用して、お店に足を運んでいただけるとありがたい。お菓子を食べてほっとして少しでも豊かな気持ちになってほしいと思う。菓子業界もコロナの影響でダメージを受けているが、いろいろ知恵を絞って需要を喚起していきたい。

敬老会も2年続けて祝賀会は中止になったが、各社会福祉協議会でいろいろアイデアをだして記念品を決定したようである。保戸野地区、中通地区、泉地区ではそれぞれの地区にある菓子店で使える商品券をお配り頂いている。商品券をもって店頭にお越しいただき喜んでいただいているようでありがたい。コロナ禍で受注件数は少なくなっているが、地道に営業活動をしながら、さまざまな機会にお菓子を活用してもらえるようにアピールを続けていきたい。

今年はお彼岸に敬老の日とお月見(十五夜中秋の名月)が重なって、工場は大忙しだった。月見饅頭はこしあんと枝豆あんの可愛らしい2種類で「マリマリ」に掲載されたことでけっこう反響があり、2日間ともあっという間に売り切れになった。事前にもう少し緻密に作戦を立てるべきだったかも。

おはぎはこしあん、つぶあん、きな粉、枝豆あんの4種類、あんころ餅はパッケージを小ぶりにして数量限定販売した。歳時記行事をきちんと提案しておすすめしていくことはとても大事である。お客様に楽しんでいただけるおいしい菓子づくりをつづけていこう。

8月から会社の「リブランド」にむけての勉強会を開催している。宮崎デザイン事務所の宮崎まさひろクリエイティブディレクターに指導いただきながら、各部門のリーダーにも参加してもらい、まずは会社の強みや弱みの分析をしながら、忌憚のないディスカッションをしている。いろいろ話をしているうちに私自身もさまざまな気づきがあった。まだ数回つづくが、榮太楼ブランドを再構築して、目指すべき方向のベクトル合わせをして、榮太楼を強くしていきたい。さなづらのリブランドや新商品開発にもつなげ、アフターコロナの榮太楼のヴィジョンを明確にしていきたい。

秋田の情報誌「あっぷる」10月号の「秋田の老舗名店を訪ねる」のコーナーに、弊社・菓子舗榮太楼が掲載された。「永く愛される理由」というタイトルで見開きカラーでかなり大きく掲載された。私や尾形工場長、さなづら、赤まん青まん、さくらゼリー、どら焼き、ちょこっとさなづらの写真も綺麗にのっていて、かなりの宣伝になった。取材いただいた編集長はじめ「あっぷる」のスタッフの皆さん感謝したい。「あっぷる」さんにはときどき記事でお菓子の紹介をいただいている。10月号には芋羊羹も掲載されているほか、来月号にも旬のお菓子が紹介される予定になっている。ありがとうございます!

鶴の湯温泉での販売に私と営業の長倉君で11月までの土日祭日は行くことになった。9月は4日ほど私が販売に行ったが、さすがに鶴の湯さんにはたくさんお客さんがきていて皆さんきまって入口の門のところで写真をとっていた。あこがれの鶴の湯温泉にこれて皆さん笑顔だった。以前より若いお客さんが増えたように思う。小屋で販売しているといろいろなことを聞かれたりするが、マイナスイオンいっぱいの自然の中での楽しい接客のひとときである。11月までピンチヒッターを張り切ってつとめたい。

本荘の小園旅館の小園社長がご逝去されお悔みにお伺いしてきた。親父の代からいろいろお世話になった。畳を愛する会のメンバーでもあり毎年のように研修旅行にもご一緒した。弊社の本荘店があったときには度々お菓子のご用命をいただいた。奥様とはオシドリ夫婦だった。遺影のお写真もいつものようにおだやかな笑顔の小園さんだった。ご冥福をお祈り申し上げます。
東海林太郎の菩提寺である西船寺の多田ご住職もお亡くなりになった。東海林太郎顕彰会のメンバーでもあり、生誕100年祭のころからなにかとお世話になった。流れ焼香スタイルのご葬儀だったが参列させていただいた。天国で東海林太郎と歌っているかもしれない。

菅義偉総理大臣が、自民党総裁選挙に出馬せずに1年で退任されることになった。コロナ対策に翻弄され大変な激務であったと思う。マスコミや野党は様々な批判をするが、体を張って頑張った菅総理に感謝したい。ありがとうの気持ちをこめて菅どら焼きを販売させていただいている。昨年就任されたときのフィーバーはものすごかった。菅どらは昨年の大ヒット商品である。(自民党の新総裁には岸田さんが選出された。)

大相撲秋場所は、新横綱照ノ富士が13勝2敗で5回目の優勝を果たした。平幕の妙義龍が最後まで優勝争いをした。大関ふたりは勝ち越すのがやっと。三役陣もパットしなかった。しばらく次の横綱候補はでてきそうにない。大嶽部屋の王鵬は3連敗スタートから盛り返したが7勝8敗と負け越してしまった。押していったときは強いが攻められたときや土俵際の相撲の取り方がまずかった。稽古をしっかりして強くなってほしい。幕下の夢道鵬は4勝、三段目の鵬山改め納谷は6勝と勝ち越した。大嶽部屋は6人の力士が勝ち越した。場所後、横綱白鵬が引退することになった。7月場所の鬼気迫る全勝優勝が最後になった。45回の優勝記録はすごいが横綱の品格が感じられないことが多く残念だった。大鵬の孫たちとの対戦を楽しみにしていたが、身体が限界にきていたのだろう。大鵬もご苦労さんと天国から声をかけているように思う。
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年9月2日 木曜日 | 輝進VOL307 はコメントを受け付けていません

ほんとに熱い夏だった。

秋田では7月の平均気温が観測史上最高を更新し、8月9日までは連日真夏日で35度以上の猛暑日もつづき最低気温も25度を上回る熱帯夜もあって冷房なしでは過ごせない状態だった。10日に東北地方に台風が上陸してからは急に涼しくなり秋の虫の音が聞こえてくるようになった。九州や広島、関西方面では連日大雨が降り続きあちらこちらで大変な被害が相次いだ。佐賀県の嬉野温泉では数日で半年分の雨が降り、温泉旅館も被害をうけた。地球温暖化の影響とはいえ、いままで経験したことのないもしくは50年に一度の大雨が、突然いろいろなところで起きるようになってきている。人間がしでかした行為が原因であることは明白である。20世紀初頭は18億人程度だった人口が77億人を超え、急激な文明の進化がCO2を増やし人類の破滅に向かって進んでしまっている。人類が存続できるかまさにデットラインにきている。

2年続けて竿燈のない夏だった。竿燈まつりが中止になり、八幡神社での神事や町内ごとの提灯等の飾りつけは行われたものの竿燈の練習や演技は一切なく、音色も気配もない寂しい夏になってしまった。ねぶり流しの精神を踏襲して、五穀豊穣、疫病退散を祈って、せめて町内ごとに竿燈をあげてほしかった。そう思っている市民は多いはずだ。来年に向けて竿燈まつりがきちんと行われるように、コロナを退散させて秋田の町を元気にできるよう、スクラムを組んでいきたい。スペイン風邪がはやった100年前でもねぶり流しの行事は行われている。江戸時代から280年近くの伝統があるねぶり流しー竿燈をきちんと継承していきたい。

暑すぎて固形物をあまり食べたくなくなるほどだったので、お菓子もどら焼き、饅頭、カステラがあまり動かず、水ようかんやゼリー類がよく売れていた。マンゴー大福やあんみつ類も堅調だった。幸町店のフラッペも人気がでてきて新規客も増えリピーターの方にもご利用いただいた。観光客や帰省客は少なかったが、昨年よりは飛行機、新幹線、マイカーともに動きは良かったようである。巣ごもり傾向も続いたのでいとく新国道店は引き続き好調だったが、トピコでは前半はいくらか人出があったもののお盆から失速してしまった。一昨年に比べると全体ではかなりの落ち込みである。

銀行の幹部の方に聞くと個人預金はここのところ大幅にふえているそうで、コロナの影響でお金を使わない人が多くその分銀行にお金が積みあがっているようである。落ち着いてきたらそのお金が消費にまわるのでプチバブルがおきるのではないかとのこと。プチバブルの消費先に選ばれるような作戦を練っておく必要がありそうだ。


東京オリンピックはほとんどが無観客になるなどいろいろな制限がある中での開催になったが、さまざまなドラマがあり、日本人選手が大活躍し金27、銀14、銅17のあわせて史上最多58個のメダルを獲得した。わたしもつい興奮した場面が何度かあったが、多くの国民がテレビの前で熱い応援をおくったようである。はじめは賛否両論だったオリンピックも開催してよかったという声のほうが多くなった。印象的だった金メダルは、柔道の阿部一二三・詩兄妹の同時金、レスリングの川井友香子・梨沙子姉妹、卓球の水谷隼・伊藤美誠ペア、水泳女子大橋由悠依選手の個人メドレーでの2冠、体操個人総合の橋本大輝、スケートボードの堀米雄斗、西矢椛、ソフトボール、野球、フェンシング男子エペなど枚挙にいとまがない。バスケットボール女子の銀メダルも快挙だった。サッカーは予選を首位通過したもののスペイン、メキシコに敗れ惜しくも4位。
本社の長倉君に一番印象に残ったことを聞いたら、河村名古屋市長がソフトボールの選手の金メダルを噛んで大ヒンシュクをかったニュースをあげたので思わず苦笑してしまった。秋田から参戦した3人制バスケットボールの保岡龍斗も決勝には残らなかったが活躍した。金メダルが期待された女子バトミントンの永原・松本ペアは準々決勝で韓国ペアに惜敗してしまった。

榮太楼では、「感動をありがとう」とPOPをつけて、ふたりのイラストの焼き印をおした「天晴れどら焼き」を8月限定で販売した。北海道出身のふたりをイメージした栗あんとかぼちゃあん入りのどら焼きである。サプライズで販売したが、北都銀行の伊藤頭取にも喜んでいただいた。ナガマツペアの今後ますますの活躍を応援していきたい。ともあれ東京オリンピックはわれわれにおおきな感動を与えてくれた。アスリートの皆さんの頑張りとオリンピック開催を支えた多くの人々の尽力に対しては敬意を表したい。

開閉会式は残念ながら見ていて眠くなってしまった。商業主義に傾きすぎて、IOCやJOCの関係の強い業者が金もうけをするイベントになってしまっている感が否めない。「参加することに意義がある」―真に平和とスポーツの祭典としてのオリンピックに変えていく必要がある。おおくの課題を残した東京オリンピックだった。このあとパラリンピックが開催されるが無事におわることを祈りたい。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。緊急事態宣言やまん延防止の地域が拡大し9月12日まで延長になった。40都道府県で感染爆発の状態になっており、首都圏ではいよいよ病床が不足気味で、感染した妊婦の受け入れが決まらずに自宅で出産した赤ちゃんが亡くなる事態も起きた。わたしの知人でも感染した人がいるが、いまや市中感染でどこで感染したかがつかめない状況になっている。初期症状はたいしたことがなくても急に症状が重くなることも多いようなので十分気を付けないといけない。

秋田でもここ数日30人を超える感染者が確認され、二度ワクチンを接種している医師や看護師の感染や病院でのクラスターも出ている。県をまたいでの往来の自粛や密になる場所を回避、大人数での会食自粛などを呼びかけているが、なかなか効果が見えない。政府の記者会見も残念ながら総理からの説得力のあるメッセージが伝わってこない。知事も感染の多い地域との往来自粛を呼びかけるだけでは感染を抑えきれず、かえって地域経済が人流の抑制によってマイナスにシュリンクしていっているようである。観光、旅館ホテル、飲食、小売り業界も悲鳴を上げ続けているが、これ以上深刻化すると、もたない。英知を結集してコロナ一掃作戦を遂行していきたい!

毎年のことではあるが、この一年に亡くなったお世話になった方のところに、初盆のお参りをしてきた。葬儀もコロナの影響もあり、家族葬が多くなりきちんとしたお別れの挨拶ができにくい昨今である。わたしは生前ご縁がありお世話になった方には可能な限り顔をだすようにしている。ご遺影に向かって手を合わせていると、何かこちらが語りかけられているような気がしてくる。合掌。

叔母の故佐藤容子の3回忌法要を菩提寺の誓願寺で執り行った。家族とほんとに叔母容子が親しくしていただいた数人での法要になった。毎月の月命日(27日)にはお参りしているが、本堂と墓前で住職からお経をあげていただきお焼香すると、なにか叔母が喜んでいるような気配がしてきた。榮太楼のことや家族のことをずっと心配してくれていたので、きちんと商売繁盛させて恩返しをしていきたい。

秋田県菓子工業組合秋田支部では今年も「プレミアム菓子商品券」を販売する。28日9時販売開始。9月1日から11月30日までが利用期間で1000円で1500円分の商品券が購入できる。組合加盟の17社で利用できる。昨年より枚数を増やし約5500セット発行される。引き続き人の動きが抑制されそうなので、少しでもお菓子の需要喚起につなげていきたい。皆さんくれぐれもよろしく!!
お菓子を食べよう!買おう!あげよう!お菓子は笑顔の源です!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年8月6日 金曜日 | 輝進VOL306 はコメントを受け付けていません

今年は空梅雨だった。11日深夜に秋田市では観測史上最高の集中豪雨に見舞われ、これは大変と思ったら、それが最後の雨で16日には東北は早々と梅雨明けになった。いきなり真夏になり、連日30度超えの猛暑になっている。熱中症で搬送される人も増えている。このギラギラした夏はコロナとの闘いに加え暑さ対策もしっかりしていかなければならない。気持ちをしっかりもってみんなで協力して乗り切っていきたい。熱海では大雨の影響で地滑りがおきて甚大な被害に見舞われた。地球温暖化の影響で日本の気候も変化し、さまざまな災害が起きるようになってきた。人類全体での対策が急務であるが、個々人が最大の注意をしながら暮らしていく必要がある。

店頭では、パイン大福やあんみつを重点販売している。暑さのためか、水ようかんやさなづらゼリー、今月の重点販売商品の生どら焼きの動きもいい。観光客や帰省客が少ない夏になりそうだが、昨年よりは人が動くことを期待して、知恵を絞っていきたい。知事は「よぶな!いくな!くるな!」ばかり連呼しているが、行政としてもっとやるべきことがあるように思う。

福島県白河の大黒屋社長古川さんがご子息をつれて秋田に挨拶にお越しになり、久々にお会いしていろいろ情報交換した。古川さんは全菓連青年部の部長として、菓子業界の若手代表として活躍し、私も当時東北北海道担当副部長になったり、中身の濃いお付き合いをさせていただいた。秋田の星辻神社で販売され大人気のだるま最中は大黒屋さんの銘菓である。跡継ぎになるご子息はまだ大学生で親子ではじめての菓子業界視察ツアーだったようである。地域に根差した菓子店は強い。わたしも意を強くした。これからもさまざまな交流をしながら切磋琢磨していきたい。わたしの長男・紀敬も六本木で「菓子の記録帖」の店長をしているが、この大変革の時代を乗り切っていくことはいい勉強になるだろう。

FM秋田の番組審議会の有志で船木社長を囲んでの懇談会を土崎の「壹しん」で開催した。貸し切りの空間で越中谷会長セレクトの美酒を飲みながらかなり有意義な情報交換をすることができた。コロナの影響でさまざまな業界が影響を受けているが、アフターコロナを見据えていろいろアクションを起こしていくことが大事である。

秋田県観光土産品製造・卸協議会の総会が無限堂で開かれた。来賓として秋田市の新出産業振興部長をお迎えし、特別会員の秋田空港ターミナルビルの前川社長、秋田ステーションビル株式会社の井上社長も参加され、総会のあとの意見交換では、観光業界の現状を踏まえてかなり生々しい話をすることができた。まだまだ厳しい環境で推移しそうであるが、みんなでスクラムを組んで行政の力もかりながら活路を見出していきたい。

農家のパーティネットワーク(秋田男鹿潟上地場産品活用推進協議会)の幹事会が秋田市役所で開かれ、今年度事業について協議した。県外でのイベントや販促活動はまだ制限されそうだが、できることを着実に積み上げ秋田の産品の販路拡大になるように事業をおこなっていきたい。ECサイト「秋田づくし」は内容を一新して、月末から再スタートすることになる。国からのコロナ対策の助成金の状況にもよるが、秋以降に割引や送料無料などのキャンペーンができれば弾みがつくと思う。

CNA秋田ケーブルテレビで竿燈が中止になったことに伴い、特別番組を制作することになり、私のところにも取材にいらして、MCの本間さんや福田さんといろいろお話をさせていただいた。竿燈は江戸時代の宝暦年間から、「ねぶり流し」と言われ五穀豊穣と邪気払いの行事として、秋田の町の夏の風物詩として行われてきた。今年も2年続けてイベントとしての竿燈まつりは中止のやむなきに至ったが、ルーツである「ねぶり流し」の精神に基づいて町内ごと神事や行事は行ってほしいと思う。祖先を敬う送り盆の行事である竿燈は子供たちが郷土秋田に対する誇りを感じ、将来に夢と希望を抱いてモチベーションをあげることのできる機会でもある。伝統を継承しつつ今こそ「ねぶり流し」でコロナを一掃したいものである。わたしは30年間竿燈まつりの総合司会を務めてきたが、竿燈は毎年出竿本数も増え、子供たちの参加数も増え、右肩上がりである。明るい秋田の未来を創造するためにも竿燈の絆をつないでいきたい!

大リーグの大谷翔平選手は今シーズン二刀流の大活躍でホームラン数は現在34本を打ちトップを独走している。オールスターではバッターと投手の両部門で選出されアメリカでは大谷フィーバーが起きている。大リーガーたちからもサインを求められていた。日本でも毎朝大谷の活躍が報道され国民は勇気づけられている。選手としての活躍はもちろん素晴らしいがどんなときでも笑顔をたやさず全力で頑張る姿は素晴らしい。「あっぱれショウヘイ!!!」
東京等での緊急事態宣言に伴い、西村経済産業大臣らから「金融機関から飲食店への指導」「税務署から酒販店への協力要請」といったとんでもない政策がだされたが、国民から総スカンで取りやめになった。政治家や官僚は飲食・観光業界が今どんな状況に置かれているか現場の声をよく聞いて国民の心情に寄り添った実効性のある対策をうっていくことこそが大切である。「お菓子を売っては困るから菓子屋に砂糖の供給をしないように」などと言われたら、うちも明日からお手上げである。政治屋の数を激減させたほうが世のためになると思う。

大相撲名古屋場所、大嶽部屋の王鵬は十両西12枚目で10勝5敗。四つ相撲でも光る取り組みがあり相撲の幅が広くなった。来場所は新入幕めざすチャンスである。幕下の夢道鵬は3勝4敗負け越し。三段目の鵬山は4勝3敗と勝ち越した。大嶽部屋力士は8人が勝ち越した。幕内は横綱白鵬と大関照ノ富士が千秋楽に14戦全勝どうしで対戦し、白鵬が勝って45度目の優勝を決めた。6場所休場からの復活と勝つ執念はすごいが、見苦しい張り手やエルボーのような肘打ちは下品としか言いようがない。正代戦でも仕切りから大きく離れた立ち合いをしたり、横綱としての品格はない。照ノ富士は本当に安定した取り口で強かった。怪我と病気で序二段までおちて這い上がりついに横綱昇進を決めた。素晴らしい。「不動心を心掛け」といった伝達式での口上も良かった。新横綱として角界を引っ張っていってもらいたい。他の力士がふがいなかった。王鵬と同期の豊昇龍は10勝をあげて技能賞を受賞した。王鵬には早く追いついてもらいたい。これから1年くらいで大相撲の勢力図は大きく変わりそうだ。

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年7月8日 木曜日 | 輝進 VOL305 はコメントを受け付けていません

ワクチン接種が進み、20日には首都圏等の緊急事態宣言も解除されたが、自粛疲れもあり人々の消費マインドは低く、観光業のみならずサービス業、小売業でも売り上げの低迷が続いている。

弊社でも昨年よりは回復しているものの一昨年と比べるとかなり売り上げが減少している。昨年は定額給付金もあり、いまごろからGOTOトラベルもはじまって人々の動きが回復していたが、今年はそういった消費喚起策がなく消費マインドが低調になっているようである。コロナ禍がいつおわるか見通せないのも人々の不安を解消できない原因である。嘆いてばかりもいられないので「すべてが営業」の精神で、全社あげて売り上げ創りにチャレンジしている。工場スタッフも時間をつくってチラシ配布をしたり、宅配を強化し店頭での声かけも積極的に行っている。幸町店では、15日から「フラッペ」の販売を開始したところ徐々にではあるが、フラッペめあてのお客様もふえてきている。女性の仲間どうしや子供と一緒のお母さんもいらしておかげで店頭は賑やかになる。ギフトシーズンではないので、自家消費のおやつや、自分で食べるテイクアウト品や、ちょっとした手土産になるものは美味しくて話題性があるとよく売れている。幸町のフラッペはまさに時流にのっているので、この勢いでどんどんアピールして客数を増やしていきたい。

また、各店舗ではキウイ大福にかわりパイン大福がはじまり、あんみつもバージョンを増やしたり、マリトッツォもいとく限定で販売している。まもなく3種の水まんじゅうや、わらび餅、白玉ぜんざいも販売開始になる。お菓子の美味しさをどんどんアピールして、来店客数を増やしていこう。

ネット通販も弊社ホームページ限定で20日の父の日まで二割引セールをおこない、この夏のギフトや帰省土産、敬老会のオーダーが取れるようにいろいろな試行錯誤をおこなっている。念ずれば通ず、天は自ら助くる者を助く、全身全霊をこめて榮太楼を前進させていこう!

第一学院秋田キャンパスで、3年生約30名に「夢授業」をさせていただいた。親友の佐藤元先生のオファーがあり、久しぶりに第一学院で生徒さんたちに話をした。榮太楼のことや秋田のことを話ながら、最後はまたウルトラクイズをやって楽しく考えてもらった。生徒さんたちは目を輝かせながら結構真剣に話を聞いてくれて、かなりつっこんだ質問もでて中身のこい授業になった。後日、佐藤元先生から、みんなの感想文が送信されてきたが、さまざまな意見があって、私もうれしくなった。こういう子供たちがいる秋田の未来は明るい。大人ももっとしっかり前を向いて頑張ろう。

秋田県旅館生活衛生同業組合の松村譲裕理事長(ユーランドホテル八橋社長)が退任し、新理事長に青荷温泉の堀田雅人社長が就任した。松村さんは42歳で全国最年少理事長になり、東日本大震災や今回のコロナ対策でも業界を代表して八面六臂の活躍をされ、同業者はもとより観光業界の仲間の人望も厚い。松村さんの慰労を兼ねた秋田観光懇談会を濱乃家で開催した。堀田新理事長、ホテルなにわの安田社長、男鹿雄山閣の山本社長、大湯温泉岡部壮の上野社長らが参加し、少人数であったが心のこもった中身の濃い宴になった。久しぶりの濱乃家さんでの料理と美酒で松村さんを囲んで楽しく過ごすことができた。松村さんありがとう!がんばろう秋田の旅館・観光業界!!ついでに榮太楼もファイト!


秋田信用金庫総代会が開かれ、私の大学の先輩であり大変お世話になった柴田専務が退任された。柴田さんは情に厚い方であり、私も公私ともに面倒をみていただいた。42年つとめた信用金庫生活を終えられて感無量のご様子だった。ありがとうございました。平野理事長は会長になり、菅原浩さんが新理事長に就任した。役員体制が若返った。地域密着の金融機関である「あきしん」さんともども我々も切磋琢磨して秋田を活性化していきたい。

商工中金ユース会の新支店長歓迎の有志によるゴルフコンペがあり、その後の懇親会がユーランドホテル八橋でおこなわれ参加した。銀行員の皆さんはまだ懇親会には参加できず、ユース会のメンバーのみの宴になったが、最近の各社の経営について生々しい情報交換があり、とても有意義な会合になった。コロナ禍での業態変更にともなう多額の補助金をゲットできた会社も2社あり、参考になり刺激になった。

中学高校時代の同期で、東芝の内藤君が風力発電の営業のため秋田にきて私のところにも表敬訪問してくれた。また神戸製鋼の小武海君も秋田にエネルギー関連の打ち合わせに来ていた。これからの時代を見据えて着実にタイミングをとらえて頑張っている。秋田で凝り固まって動かないでいると大変なことになってしまう。アフターコロナを見据えて様々な仕組みを考えながらチャレンジしていきたい。内藤君も小武海君も定年後は秋田に帰ってくる可能性が高い。昔からの友とスクラムをくんでトライしていきたい。
ブラウブリッツ秋田の対アルビレックス新潟戦(ナイター)を佐藤元君と観戦した。結果的には0対2で負けてしまったが見応えのある面白い試合だった。プレーのレベルの高さとボールへの執念が素晴らしい。新潟の10番の本間選手が光っていた。新潟からのサポーターも多く平日の開催にもかかわらず3100名を超える入場者数だった。スポーツのもつ可能性、潜在的パワーはすごい。


翌日、元大鵬部屋の力士で、新潟で大翔龍というちゃんこ料理店を経営している平井さんが奥さんといっしょに幸町店によってお菓子を買いに来てくれた。彼が現役のときは毎年夏に、千秋公園で稽古をし旅館榮太楼で合宿をしていた。久しぶりに会って少しの時間ではあるが話ができてうれしかった。アルビレックスの応援で秋田にきたのである。スポーツツーリズムで地方の交流人口はまだまだ増える可能性がある。

秋田ノーザンハピネッツの細谷選手はシーホース三河への移籍が決まった。引っ越し前に奥様と挨拶に来てくれてお菓子もたくさんお買い上げいただいた。マーシーの三河での活躍を祈念したい。ありがとうマーシー!

大相撲名古屋場所の番付発表が行われた。王鵬は十両西12枚目。ほかの大嶽部屋力士ともども名古屋場所での大活躍を祈りたい。大相撲は一年半ぶりくらいの地方開催になる。白鵬は出場するようだが、横綱昇進を狙う照ノ富士、貴景勝あたりが優勝争いを展開しそうである。

東京オリンピック開幕まで一カ月をきった。秋田の大潟村にもデンマークのボートの代表選手たちが事前合宿入りをした。コロナの感染状況を見極めながら厳しい規制をともなうオリンピックになりそうだが、こうなれば是非ともコロナを一掃させるくらいのパワーで、大成功に導き、国民のモチベーションをあげてほしいものである。
北都銀行の松本・永原ペアもバトミントンの日本代表に決定した。日本選手が多くのメダルを獲得し、スポーツの力で世の中を明るくしてもらいたい。これを契機にあまりにも商業主義に偏ったオリンピックは見直すべきである。
榮太楼もまずは菓子業界の金メダルを目指していきたい!
がんばれニッポン!!!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年6月4日 金曜日 |  輝進VOL304 はコメントを受け付けていません

ゴールデンウイーク前にまた4都府県に緊急事態宣言が発出され、その後もイギリス等の変異ウイルスによる感染者が増加し、北海道、沖縄も追加され、22日現在10都道府県に緊急事態宣言が出されている。秋田においても川反の繁華街や病院、学校・幼稚園等でクラスターが発生し、知事や市長から県をまたいでの往来の自粛が呼びかけられ、また人々が委縮して動けない状況になってきた。秋田市はステージ4になり、さまざまなイベントや行事が中止になった。春先からすこしは人の動きも活発になり、お菓子の売り上げも回復してきていたが、連休明けから急ブレーキがかかってきてしまった。昨年よりは人々が気を付けながら動くようになっているものの、駅や観光地はきわめてひとが少なくなり、商店は閑古鳥が鳴いている。医療従事者や高齢者へのワクチン接種は始まったものの遅々として進まず、政府は7月末までの接種完了を目指しているが、総理のお膝元の秋田県では自治体のアンケートの結果全国で一番おくれそうだ。

オリンピックは国民の安全安心に最新の注意を払いながら開催する予定になっているが、日増しに国内外からオリンピック中止を求める声が大きくなっている。コロナに打ち勝った証として東京オリンピックが開催され成功すれば、モチベーションは上がるが、感染拡大ピックになってしまった場合、さまざまなダメージが想定される。日本の国力低下が否めないが、このピンチをチャンスに変え日本をいい方向に変革したいものである。IOCのためのオリンピックではない!

子供の日は柏餅が好調でいとく新国道店ではかなり売り上げもよかった。母の日はケーキや焼き菓子ギフトが好評だった。歳時記行事はお菓子が人々を笑顔にする最大のツールになる。コロナ禍ではあるが、お客様がお菓子を食べて喜んでいただけていると考えると、榮太楼もさらに精進して世のため人のため美味しいお菓子を創りつづけていくことが大事な使命である。店頭では甘夏大福が終わりキウイ大福が始まった。和菓子では和パフェにチャレンジした。レモンケーキやレモンサブレ、甘夏みかんのクリーム餡蜜も人気である。秋田のお客様に喜んでいただけるお菓子をどんどんアピールして、来客数のアップを図り、宅配や通販も強化して、この厳しい局面を打開できるように頑張っていきたい。


Bリーグは今シーズンが終了し、秋田ノーザンハピネッツは28勝31敗で東地区の7位だった。川崎に2勝、東京に1勝できたものの、宇都宮、千葉、富山、渋谷といった上位チームには勝てなかった。B1での過去最多勝利をあげたものの負け越してしまったので来期に向けてパワーアップして臨んでほしい。ハピネッツ社から挨拶に伊藤選手と大浦選手が来社されたのでいろいろ話をさせてもらった。コロナ禍で大変なシーズンだったが、早く大声をだして応援できるようになってほしいものである。親交があって応援していた細谷選手はハピネッツを退団することになった。次のチームでの彼のますますの活躍を期待したい。ゴーゴーハピネッツ!がんばれーマーシー(細谷)


J2のブラウブリッツ秋田はここまで5勝5敗5分で全体の7位につけている。元J1のチームからも勝利したり、粘り強く逆転したり、昨年同様選手たちは死に物狂いでピッチを走り続けて結果をだしている。山口に数的不利な状況から先制され終盤ロスタイムに同点に追いついた試合は岩瀬社長も感無量だったようでフェイスブックに投稿されていた。吉田監督の指導が素晴らしいと思うが、見ていてサポーターが感動する試合をしている。下馬評以上の活躍で、後半の頑張りによってはさらに上位を狙えそうである。近い将来J1昇格も夢ではない。J1のライセンスをとるためにもスタジアムの整備を急がねばならない。ブラウブリッツ!ブラウブリッツ!ブラウブリッツ!
ウイアーアキタ!!!

5月は例年であれば総会シーズンであるが、昨年に続きほとんどの会が、中止もしくは書面決議になってしまった。私も公式な会合にともなう懇親会はゼロである。懇親会で一杯飲みながら顔を突き合わせて話をすることで有意義な情報が得られることが多い。旅館ホテルや飲食業は壊滅的なダメージを受けている。早く堂々と宴会ができる日がくることを願ってやまない。秋田県菓子工業組合と秋田支部は合同でハサップに関する講習会を開催し、大館の斎作菓子店の斎藤社長に講演をしていただいた。6月からは秋田においてもハサップ導入・実施は義務になる。衛生管理をきちんと内部の記録をとることで徹底していくことにより生産性の向上も期待できる。しっかり内部でルール化して実行していきたい。総会では今年度事業が承認され、役員改選も行われた。秋田支部ではコロナ禍での組合員にたいするバックアップと需要喚起策として菓子クーポン事業等を行うことと、商工会議所主催の「広小路バザール」への参加等を実施することになった。

飯島塾の今年度第一回講座で講演をさせていただいた。「飯島塾」は秋田県退職公務員連盟名誉会長の野中和郎さんが塾頭で毎月のようにゲストをよんで講座を開催している。私はかって陸上自衛隊東北方面隊オピニオンリーダーとして野中さんとご一緒した縁でお声がかかった。塾生は90名いるそうで当日は67名の方が参加されていて私が存じ上げている方も数名いらした。タイトルは「東海林太郎そして義兄・横綱大鵬とその孫王鵬を語る」。質疑応答もいれて1時間半お話をさせてもらったが皆さんのリアクションがよく時間が足りないくらいだった。大相撲開催中だったのでよけい盛り上がったようである。野中さんはじめ役員の皆さんのリーダーシップが素晴らしく地域にこういう会があるのはとてもいいことで街の活性化にもつながっていくと思う。私もいい経験をさせていただいた。
叔母・故加賀谷栄子の49日法要を休寶寺で執り行った。早いものである。9年前に逝去された息子の信悦さんといまごろ天国で再開し仲良くされていることだろう。私も本当にいろいろお世話になったので、ふたりの命日の24日にはまたお墓参りを続けたいと思う。
大相撲夏場所、大嶽部屋の王鵬は再十両で12日目に勝ち越した。序盤負けが込んだが中日から持前の突き押しがさえて5連勝した。相変わらずわきの甘さ、腰高、四つに組むともろさを露呈してしまうので、このあとはさらに稽古を積み重ねて早く幕内に昇進してほしい。14日目に右足をねん挫して千秋楽は休場になってしまった。幕下の夢道鵬は自己最高位で3勝4敗。三段目の鵬山も3勝4敗と負け越した。大嶽部屋は7人が勝ち越した。来場所に向かってさらに精進して頑張ってほしい。
幕内は大関に復帰した照ノ富士が圧倒的な強さでずっと単独トップだったが最後に連敗して貴景勝と優勝決定戦になった。照ノ富士が決定戦を制して連続優勝を飾った。このまま一気に横綱に上がりそうな勢いである。地獄を見た男の快進撃はしびれるものがある。両大関を倒して優勝争いに加わった遠藤の活躍で場所が盛り上がった。それに引き換え他のふたりの大関が不甲斐ない。正代は勝ち越してカド番脱出がやっとの成績。朝乃山は、場所直前のキャバクラ通いが文春で報道されて途中休場。厳罰は免れない。幕下まで転落することになるだろう。コロナ禍の中、相撲協会の看板力士としての自覚がなさ過ぎた。相撲の取り口がしまらなかったのは自業自得だった。7月場所の力士たちの奮起を期待したい。
                    社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年5月13日 木曜日 | 輝進VOL303 はコメントを受け付けていません

4月1日トピコ店をリニューアルオープンした。
他の菓子店の撤退に伴い、ポポロード側の入り口左手の3軒分のスペースが榮太楼トピコ店になった。もともと弊社の売り場だったところであるが、360度榮太楼の店舗になり、アフターコロナは爆発しそうな場所になった。
前日は総勢8人で深夜まで移転作業を行い、1日の営業時間にあわせて無事にスタートすることができた。商品のレイアウトやディスプレイを日々改善して試行錯誤であるが、佐藤店長はじめ皆張り切って頑張っている。秋田駅の顔でもあるので、恥じぬように榮太楼拠点店舗として攻めていきたい!

桜前線は北上が早かった。秋田市では史上最速で開花宣言がでて一気に満開になった。そのあと冷え込みが続いたので桜が長持ちして、毎朝千秋公園を散歩しているが、今年は綺麗な桜を楽しむことができた。朝の散歩をしている人も増えたように思う。四季折々の自然の営みはコロナウイルスに関係ない。朝の散歩で元気をもらっている気がする。
桜咲くさくらゼリーも相変わらず好調で特注がはいったり、店頭での売れ行きもいい。北海道テレビの夕方のニュースコーナーでも特集で取り上げられることになった。GWにかけて北海道からもさくらゼリーのオファーが増えるかもしれない。
店頭では、いちご大福が終わり甘夏大福が始まった。花見だんご、柏餅もラインアップされ、まさに春爛漫である。みかんゼリー、レモンケーキもスタートして、春から初夏にむかってにぎやかになってきた。引き続き人の動きが抑制され鬱々とした気分になっている人が多いと思うが、おいしい楽しいお菓子を召し上がっていただき元気を出していただきたい。

上旬に恩師の中村青志先生が久しぶりに来秋され、榮太楼の直営店舗をチェックしていただいた。榮太楼スタッフの頑張りを評価していただき、「このコロナ禍での健闘は必ずこのあといい方向につながっていくよ」と激励の言葉をいただいた。今回は鶴岡・酒田の菓子店を視察したあとの秋田入りだった。ここ数年で先生は東北6県をくまなく回り、菓子店を訪問しその状況をレポートにまとめてその都度私にお送りいただき、いろいろなアドバイスをくださっている。栄太楼再生が中村先生のライフワークになっている。

「あと12年で菓子舗榮太楼は150周年を迎えるのでそろそろ150年史を作る準備をしなさい。私が手伝ってあげるから」とおっしゃっていただいた。大学のOBむけの情報誌「東京経済」でOB訪問のコーナーでかなり大きく取り上げていただき、中村先生とのご縁のことも含め記事になったので、OBの方々からも反響があった。恩に報いるためにも榮太楼をしっかり再生させて、地域文化の創造の担い手として地域に貢献していけるように頑張っていきたい。

わらび座が創立70周年を迎え、10日にあきた芸術村・わらび劇場において、わらび座70周年シーズン開幕特別公演・オープニングセレモニーならびにミュージカル「空!空!!空!!!」が上演された。山川龍巳社長は挨拶で「コロナ禍により経営的に申告な打撃を受ける中、全国の多くの皆さんからの励ましと支援についての感謝の言葉」を述べられ「このあとも人々に芸術文化をとおして夢と希望をあたえることのできる活動を続けていく決意」を表明された。「空!空!!空!!!」は女性初の飛行士・及位ヤエ物語であり、昨年度に続いての上演になるが、主演の川井田南さんはじめ役者の皆さんがとても張り切っていて輝いて見えた。終わったときに感無量の様子のお客様が多かった。わらび座の皆さんの心意気がひしひしと伝わってきた。わらび座さんにあやかって私たちも前向きに精進していきたい。

秋田県知事選挙は佐竹敬久知事、秋田市長選挙は穂積志市長が激戦を制しそれぞれ4選を果たした。コロナ禍を乗り切り、人口減少等山積する課題を克服して秋田の未来を活性化してけるように、私たちも官民一体となってチャレンジしていきたい。
秋田県は堀井副知事が任期満了で勇退し、新たに神部秀行さんと猿田和三さんが副知事に就任した。はじめて県庁内部からふたりの副知事の体制になる。猿田さんは私の秋田高校時代の同期で野球部のキャプテンで、大学時代は全日本の主将も務めた人望のある男である。彼のホームラン量産を期待したい。

秋田中央地域地場産品活用促進協議会(農家のパーティネットワーク)の総会がキャッスルホテルで開催された。会長の穂積秋田市長はじめ、菅原男鹿市長、鈴木潟上市長も出席し、昨年度事業の承認や今年度の活動計画・予算等について審議した。会員相互のコラボによる商品開発や、県内外への販促プロモーション活動とともに、いままで秋田市で取り組んだECサイト・「あきたづくし」をこの協議会に移管し、秋田の物産の通販を強化していくことになった。しばらくは人の動きが停滞したままだと予想されるので、「あきたづくし」を有効活用して、秋田に外貨を獲得していきたい。

毎年春の会社の健康診断を白根病院さんにお願いしている。私も検診を受け、胃カメラやっていただいたが、特に異常なしでホットしている。年相応に首肩背中のコリがひどく疲労が蓄積している気がするが、健康には留意しながら、さらに気合を入れなおして頑張っていきたい。コロナウイルスのワクチン接種も秋田でも医療関係者や高齢者の方々から始まった。一般国民までいきわたるには半年以上かかりそうだが、引き続き手洗いうがい・マスク着用等基本を徹底して気を付けながら頑張るしかなさそうである。またまた第四波で全国的に感染者が急増して、東京、大阪、兵庫、京都は緊急事態宣言がだされた。また人の移動が抑制されるGWになりそうだ。この一年以上コロナに翻弄されているが、年間で病気によって亡くなった方は例年より1万人近く減っているとのことである。予防に気を付けた結果だろう。皮肉なものである。

菅総理大臣が訪米し、バイデン大統領と首脳会談を行った。インド太平洋地域や台湾にたいして圧力を強め傍若無人な中国に対する対抗措置も共同で対応していくことになりそうだ。コロナも大変だが国際情勢もややこしくなってきている。東京オリンピックは開催する方向であるが、感染者増加により、まだどのような形でやれるのか微妙である。水泳の池江璃花子選手は白血病を克服して全日本選手権で4種目で優勝し東京オリンピック出場が決まった。感動的だった。選手たちの奮闘を見ているとオリンピックはやってほしいのだが、さてどうなるか?天に任せるしかないかもしれない。

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年4月7日 水曜日 | 輝進VOL302 はコメントを受け付けていません

桜咲くさくらゼリーがブレイクしている。

フジテレビのめざましテレビの「イマドキ」のコーナー、日本テレビのZIPの「キテルネ」のコーナーで取り上げられ全国放送された。メディア効果で電話やネットでの「さくらゼリー」のオーダーが急増した。店頭でのお買い上げも増えて品薄状態になってしまった。私の友人知人からもメールや電話が多くあり久しぶりに会話できた方もいて、おもわぬさくらゼリーフィーバーに春は盛り上がっている。

名古屋のCBCラジオの「ズバリなっとく」という番組の「聞きたい!知りたい!もらい隊!」のコーナーにも生出演し、愛知県方面からのオファーも増えた。

FMあきたでは、大間ジローさんの「J’Sネクスト」に出演させていただき大相撲や大鵬の孫の話をしながら、パーソナリテイの大間さん、文子さんとおおいに盛り上がり、リスナープレゼントは「桜咲くさくらゼリー」にしたところ結構人気があった。

ABSの「朝採りワイド秋田便」でも鶴岡慶子さんのコーナーで大相撲春場所のトークをしてさくらゼリー特別パッケージのアピールもさせてもらった。

女性向け月刊誌の「ESSE」をはじめ、フコク生命や自民党の機関誌にも大きく掲載され、さくらゼリーの波がきているようである。ウエイブにのってどんどん進んでいきたい!

ひな祭りは桜餅やいちご大福が絶好調だった。お彼岸にはこし、つぶあん、ずんだ、きな粉の4色のぼた餅が、彩りも良く例年にもまして好評で、連日完売し店頭もにぎわった。いとく新国道ではケーキも人気で今月の売り上げは3月の最高になりそうだ。工場スタッフのみんなご苦労様!トピコもまだコロナの影響はあるもののかなり復調してお客様の動きも良くなってきている。昨年は全国的に学校が休校になり、自粛傾向でまったく人が動かなくなったが、敵の正体もわかってきたので気をつけながら普通に生活できるようになってきている。首都圏の緊急事態宣言は21日で解除になったが、感染者はまだふえており、宮城や山形でも増加しているのは不安材料だが、対策をこうじながら経済もしっかり回していきたい。

秋田ノーザンハピネッツは試合の調子にムラがあり、23日まで25勝19敗で東地区7位。チャンピオンシップ進出は厳しくなってきたが、のこりの試合でベストを尽くして頑張ってほしい。GOGOハピネッツ!

ブラウブリッツ秋田はJ2開幕してからアウエーで闘い、ここまで2勝1敗1引き分けで全体の5位につけている。いよいよ28日にはホーム・ソユースタジアム秋田での開幕戦を迎える。強敵の京都サンガ相手であるがぜひ勝ってはずみをつけてほしい!頑張れブラウブリッツ秋田!!

お世話になっているキリンビールの栗原北東北支社長が九州の熊本支店長に転勤になり、また日本経済新聞の早川秋田支局長が東京本社に転勤になるとのことで、有志で秋田の瀧で、壮行会をおこなった。久しぶりに美味いキリンビールを飲みながら、情報交換をすることができた。お二方のさらなるご活躍を祈念しつつ、秋田への応援を切にお願いしたい。
秋田県菓子工業組合の有志数人で「ふじ繁」で打ち合わせを兼ねた懇親会をおこなった。総会や新年会もできなかったので久々の顔合わせになった。現在の環境や業界の課題について忌憚のない意見を交わしながら飲んだのでかなりテンションがあがり有意義な一夜になった。コロナ対策やハサップ導入義務化など取り組むべきテーマは多いがみんなで結束して乗り切っていきたい。
秋田観光コンベンション協会の会員交流会がホテルメトロポリタン秋田で開催され、三浦理事長はじめ役員、評議員、賛助会員の皆さんが相集い、約70名の懇親会になり、ソーシャルディスタンスを取りながらではあるが、楽しい宴になった。歓送迎会も軒並み中止で、ホテルや飲食業界は大変なダメージを受けている。なんでも自粛するのではなく、可能なかぎり会合も必要なものはどんどんやるべきだと思う。そのあとコンベンション協会のスタッフと二次会でも顔をあわせ、まるごと市場の大島社長といっしょにこのあとの秋田の観光についても熱く語ることができた。アフターコロナ、ひとを呼んで栄える秋田を創ろう!

秋田県知事選挙、秋田市長選挙がはじまった。コロナ禍でいつもと違っておおきな集会等ができない選挙戦になっている。コロナ対策ともに、今後のあきたをどうしていくのか、将来の秋田活性化をどうするのかが問われる大事なタイミングである。アフターコロナはパラダイムシフトが起きるといわれている。このピンチをチャンスに変えることができる斬新な発想と行動力のあるリーダーに当選してもらいたい。秋田を元気に前向きに変えていこう!

大相撲春場所はまた両国国技館で開催されている。横綱鶴竜は最初から、白鵬は3日目から休場し、また横綱不在の場所になった。まさに給料泥棒と言われても仕方ない状況である。大鵬が生きていれば喝を入れたことだろう。3大関も不甲斐ない。そろって勝った日がほとんどなく、優勝争いはできていない。元大関が奮闘した。10日目おわって高安が1敗でトップである。3敗で照ノ富士らがおっているが高安が初優勝を果たすのではないだろうか。照ノ富士の大関昇進は決まりそうである。となると次の横綱は誰がなるのか、まさに戦国時代、先の見えない大相撲の現況になっている。大嶽部屋の王鵬は3勝3敗。
なんとか勝ち越して十両に1場所で戻ってほしい。幕下夢道鵬は現在3勝2敗、三段目の鵬山は4勝1敗と勝ち越した。大嶽部屋力士たちの千秋楽までの健闘を祈りたい。
がんばれ大嶽部屋!納谷3兄弟ファイト!
皆さんも応援よろしく!!!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年3月9日 火曜日 | 輝進VOL301 はコメントを受け付けていません

今月も寒暖の差が激しかった。寒波で氷点下の真冬日になり雪が積もったと思えば、雨が降ったり4月並みに気温があがったり、ジェットコースターのような天候だった。地球温暖化の影響で北極振動がおきている影響らしいが、人類が真剣に対策を講じていかなければ地球はもたない。13日には福島沖を震源とする最大震度6強の地震が発生して東日本の広い範囲で影響がでた。10年前の大震災の余震だそうである。まだまだ東北でも地震がおきやすい状況にあり、首都圏直下型や東南海地震のリスクも高まっているようである。天変地異は人間の力ではどうにもできないものであるが、最大限の準備と地球環境も守る努力は必要かつ重要である。

今年は春を待つ皆さんの気持ちが強いせいか、立春大福も例年よりも予約が多く、お客様からの評判も良かった。この大福を定番にして普段も販売してほしいという声も根強い。少し大きめであるが、くちどけがよく私もこの立春大福は好物で一度に二つは食べれてしまう。年に一度の風物詩ではあるが、季節感を大事にした旬のお菓子を作り続けていきたい。

いちご大福も大人気で、いとく新国道店では一日200個近く売れる日もある。昨年も桜餅を抜いて榮太楼の朝生ではナンバーワンの売り上げだった。いちご大福で集客して、店頭客数を増やしつつ、春のプレミアムスイーツ「桜咲くさくらゼリー」を増売していきたい。

さくらゼリーも全国あちこちからオーダーをいただいている。桜咲くさくらゼリーはフジテレビの「めざましテレビ」からオファーがあり3月1日の「イマドキ」のコーナーで紹介されることになった。全国放送なので結構反響がありそうである。さらにアピールして「さくらゼリー」をおおいに販売していきたい。今年は東京オリンピックまで販売期間を延長する予定である。コロナを吹き飛ばす勢いで頑張りたい。

秋田市のECサイト「あきたづくし」では8日から「さらにお得にラストセール」として、3割引きにしたところ、オーダーが激増して弊社にも連日注文をいただいている。全国送料無料も効いている。この勢いで春商戦を盛り上げていきたいものである。

秋田市アグリビジネス 創業支援セミナーがにぎわい交流館で開催された。職彩工房たくみの尾崎社長が「今どきの農産加工」について講演したあと、「コロナ禍における商品開発と販売戦略」をテーマにパネルディスカッションが行われた。司会は相場詩織さんで、パネラーは鼎家の米田社長、マザー食堂の五十嵐代表、秋田味商の工藤社長だった。それぞれ自身の会社や組織運営の苦労した体験や、現在取り組んでいること、そして今後の目指すべき方向について、かなり赤裸々な話を披露していたので、聞いていてとても迫力があり参考になった。特に米田社長が資金繰りに窮したり、従業員がやめそうになった状況を乗り越えてきたことなどを紹介したうえで、大事にしているのは「あきらめない気持ち」と「感謝の気持ち」と語っていたが、同じ経営者として胸を打つものがあった。秋田の若手経営者も一生懸命頑張っている。いっしょに頑張って秋田をよくしていきたい。
映画「めぐみへの誓い」の全国ロードショーが19日から始まった。秋田ではアルヴェのシアターで上映されている。プロデューサーはユーランドホテル八橋の松村社長で、秋田でロケの7割がおこなわれ昨年夏に完成した。試写会を見た時も感動したが、今回も涙が止まらなかった。めぐみさんやめぐみさんの両親を演じた俳優さんたちの琴線に響く迫真の演技も素晴らしい。野伏監督やスタッフによる演出も迫力がある。いまこの瞬間も北に拉致された日本人は、日本への望郷の念を心の奥底にしまいこみながら、あの国で生きている。無残にも拉致されさまざまな状況で死にいたってしまった被害者も相当数いるはずである。こんな非人道的なことが許されていいはずがない。この映画はすべての日本人必見である。北朝鮮はもちろん許せないがいままで日本政府はなにをやっていたのかと思ってしまう。めぐみさんはじめ我々の同胞の仲間をなんとしても奪還しなければいけない。3週間の上映期間であるが、ぜひみてなにかを感じてもらいたい。松村ご夫妻はじめ拉致被害者を救う会の皆さんの頑張りに感謝したい。

秋田臨港警察署でブラウブリッツ秋田を今季限りで引退した前山恭平さんの署員に対する講演があり、その際佐々木署長からお菓子のご用命をいただき私が持参したところ、いっしょにいろいろ懇談させてもらった。前山さんはブラウブリッツ秋田の生え抜きで163センチと小柄ながらものすごいスピードと根性で中心メンバーとして活躍した。いわばブラウブリッツ秋田のレジェンドである。佐賀県出身であるが、このあとも秋田に残りブラウのクラブコミュニケーターとして、また秋田のサッカー界のためにも一肌脱いでいただけるようである。感謝しつつ今後の活躍とJ2でのブラウブリッツ秋田旋風を期待したい。佐々木薫署長は私の同級生で親友である。いつも榮太楼も応援してもらいありがたく思っている。3月の人事異動で県警本部の交通企画課長に就任することになった。港の薫が交通のエースになるのでさらに秋田の警察のかなめとして彼の活躍を期待したい。
JOCの森喜朗会長が、女性蔑視ともとれる失言で辞任し、後任に橋本聖子さんが就任した。東京オリンピックまで5カ月しかないこの時期のドタバタ劇で、世界のメディアにも取り上げられまた日本の恥さらしになってしまった。コロナ禍はまだつづきそうだが、なんとしてもオリンピックは開催できるように関係者は必死の準備を続けている。メディアも上げ足を取るような報道が多すぎるが、いまこそ日本人として団結してのりきっていくことが大事である。真の日本の良さを発揮しよう!
池江璃花子選手が白血病から復帰後はじめて、東京都オープンの50mバタフライで優勝した。快挙である。オリンピック出場も叶うかもしれない。
大坂なおみ選手はさまざまなアクシデントがあった全豪オープンで二度目の優勝を果たした。通算4度目の世界一である。フィジカルもメンタルも強かった。
スキージャンプの高梨沙羅と小林陵侑はルーマニアでのワールドカップでふたりともそろって優勝を果たした。高梨は60回目の優勝であり、18回目の小林も師匠の葛西の記録を塗り替えた。日本人選手たちの活躍は素晴らしい。

私も今月は2度オーパスにいき、二時間ほど休みなしでガンガン滑りストレスを発散した。周囲の方々は暴走おっさんと思ったかも。そのあとにザブーンの温泉で温まると最高に気分がいい。やはり秋田は素晴らしい。
野球の田中将大選手は8年ぶりに楽天に復帰して、すごい人気である。彼の男気に惚れた人も多い。練習試合の日本ハム戦では秋田出身の吉田輝星と投げ合った。今シーズン楽しみである。
スポーツ界にあやかって我々も頑張っていこう。
ワクチン接種も日本でも始まった。コロナを克服して新紀元を切り開いていきたい。
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年1月29日 金曜日 | 輝進VOL300 はコメントを受け付けていません

この輝進も300号を迎えた。

平成8年の1月から給料日に社員の皆さんにお渡ししてきた「てるてる道中膝栗毛」みたいな小国輝也の月間日誌のような社長通信であるが、よくも25年間続いたものである。私は先代敬二郎の死去により平成3年に社長になったので今年で30年になる。お客様、従業員の皆さん、お取引先はじめ榮太楼応援団の皆さんに心から感謝したい。

平成18年には旅館榮太楼を廃業し、菓子舗の店舗も大町店や松寿庵をふくめかなりスクラップアンドビルドしてきた。ピーク時にはトータルで170名のスタッフがいたが、現在は49名である。1月21日で創業138年になった。少数精鋭体制で一丸となって頑張っていきたい。

今年はコロナ禍でまだまだ大変な環境が続きそうだが、昨年同様、榮太楼再生・リボーンをスローガンに挑戦する年にしていきたい。人時生産高、人時販売高改善による生産性向上、さなづらリブランド・さなづらのエッセンスを活用した新商品開発、地域密着営業の深化、通信販売の強化などに重点的に取り組み、生き残りをかけて頑張っていきたい!GO榮太楼!!

今月は9日と19日を中心に2度の大寒波に見舞われ、秋田市でもかなりの積雪になりあちこちで車が埋まって動けず渋滞がひどかった。ホワイトアウトで全く先が見えない時間帯もあった。平成18年、25年以来の秋田市での大雪である。横手市を中心に県南部では2メートル近い大変な積雪量になった。その後3月並みに気温が上がって雨が降ったり、やはり地球温暖化の影響なのか大変天候不順な冬になっている。お客様がお店にたどり着けない状態の日も多かった。

また首都圏、関西圏、中部圏を中心に11都府県にコロナ感染者急増のため緊急事態宣言がだされ、人の動きが制限され駅や空港は閑古鳥が鳴いている。秋田でも市立病院でクラスターが発生したり、感染者が増加傾向にある。ワクチンが開発されまもなく日本でも使用開始になるようだが、うまくウイルス対策を講じながら、経済はまわして持ちこたえるために知恵と行動が大切である。もう少し辛抱しながら頑張っていこう!

今月は15日から期間限定で「きんかん大福」を販売している。尾形工場長渾身の新商品である。召し上がったお客様から評判もよくいとく新国道店では売れ行きも順調である。

来月1日から4日は恒例の「立春大福」を販売するが予約も増えてきている。私はこの立春大福は絶品だと思う。毎年楽しみにしているお客様も多い。そのあとはお待ちかねの「いちご大福」がスタートする。新春から春にかけてはまさにお菓子屋は大忙しである。

(売り上げはともかくとして)桜咲くさくらゼリーもはじまり、店頭は明るくなった。さっそく県外のお客様からのオーダーも入り始めた。国内百貨店はじめアプローチを強化してさらにこの春のプレミアムスイーツ「桜咲くさくらゼリー」を増売していきたい。東京オリンピックの開催はまだ微妙であるが、昨年オリンピックにむけて考案した2個セットのプレミアムバージョンもラインアップしている。「桜咲く」「おめでとう」「心ばかり」といったメッセージタグ付きのさくらゼリーも人気である。今年はみんなの春を待つ気持ちがより強くなっているので、さくらゼリーで世の中を明るくしていきたい。

例年であれば、1月は新年会ラッシュで飲む機会が多いのだが、今年はほとんど中止になり、商工中金ユース会の有志の会のみだった。ホテル宴会場や飲食店は悲鳴を上げている。早くコロナが収束してリアルに人と人のコミュニケーションがとれる世の中に戻ってほしいものである。
秋田市総合計画・地方創生懇話会の会議がイヤタカで開催され、秋田市幹部の皆さんと新年度からはじまる総合計画案や人口ビジョンについて協議した。人口減少はじめさまざまな課題があるが、秋田市が元気と豊かさを次世代につないでいけようにしたい。県都「あきた」創生プランがその指針となることを願い行動していきたい。「ともにつくり ともに生きる 人・まち・くらし」がスローガンである。

ABSラジオ「朝採りワイド秋田便」の鶴岡慶子さんのコーナーに出演し、干支どら焼きと桜咲くさくらゼリーの紹介をし、大相撲初場所について鶴岡さんとトークをした。11月場所中も一度でたのだが、リスナーの皆さんからオファーが多かったようで今場所も出演することになった。鶴岡さんは花火についても詳しいがいろいろ博学で、話が聞きやすくリスナーのファンも多い。

大相撲初場所は新十両王鵬が話題になりいろいろメディアでも紹介されていて本人も気合がはいっていたが、残念ながら5勝10敗と負け越し幕下陥落が決まってしまった。やはり関取になると取り組みの時の駆け引きや技量が違う。コロナ対策で王鵬はほかの部屋の力士といっさい稽古できなかったことがハンデだったと思う。いい勉強になったので、実力をつけて出直してほしい。

夢道鵬、鵬山はじめ大嶽部屋力士は11人が勝ち越した。両横綱はじめコロナの影響で65人が休場する異例の場所になったが、綱とりを期待された大関貴景勝は2勝8敗と負け越し休場してしまった。足を痛めていたようだがこちらも出直しである。同じく埼玉栄高校出身の平幕大栄勝が13勝2敗で初優勝を飾った。これで6年連続で初場所は初優勝の力士が制している。大関正代は運よく勝てた相撲が多く優勝争いはしたが、ともにカド番を脱した大関朝乃山もあわせて物足りなかった。照ノ富士や35歳の幕尻力士明瀬山、新入幕翠富士が健闘し場所を盛り上げた。来場所は休場力士も復帰しての熱戦を期待したい。

秋田ノーザンハピネッツは後半戦スタートでいままで一度も勝てなかった川崎にホームで快勝し、現在19勝10敗で東地区5位。MVPの細谷選手が大活躍だった。チャンピオンシップ進出めざしてがんばってほしい!

20日第46代アメリカ大統領に民主党のジョー・バイデン氏が就任した。就任演説で「新型コロナウイルス流行や社会の分断という国難を克服するため全霊を注いで米国を結束させる」と表明した。トランプのアメリカ第一主義から国際協調路線に転換した。年明け早々にはトランプ支持派の連邦議会議事堂襲撃事件がおきて、トランプ大統領は弾劾訴追された。バイデン大統領の就任式には出席せず、最後まで往生際が悪く著名人からアメリカ史上最悪の大統領と酷評された。

日本では菅総理が支持率低下ぎみであるが、来月にはワクチン接種も開始される予定で、経済対策やさまざまな施策に取り組んでいる。
我々も批判するだけでなく、自分たちでできることを一生懸命チャレンジして頑張っていこう。コロナの出口は見えてきた。パラダイムシフトがおきるアフターコロナの世の中を楽しんで生き抜いていきたい!ファイト!!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2021年1月2日 土曜日 | 輝進VOL299 はコメントを受け付けていません

今年のクリスマスはみんなの努力のおかげで松寿庵を閉店したにもかかわらず、昨年を上回る売り上げを達成できた。本社と幸町店の伸びが大きかった。
工場も洋菓子の洋香チーフを先頭に少ないメンバーで連係プレーで頑張ってくれた。総務のみなさんも営業部門のマンパワーがたりないところをカバーして正確かつ臨機応変の対応が素晴らしかった。
私も30年サンタクロースをやっているが、お客様に喜んでいただけてうれしく思う。コロナの影響で忘年会やパーティーが中止になり、ご家庭ですごす人が増えたことが、クリスマスケーキをお買い求めのお客様が増えた要因でもある。このあとの年末年始の帰省客は残念ながら期待できないが、秋田のお客様に美味しいお菓子で楽しい年の瀬を過ごしていただきたい。

行く年くる年・干支どら焼きも好評である。ねずみはチーズ餅の入ったどら焼きで、牛は白い蒸しどら焼きで漉し餡の中にミルクが入っている。ねずみも牛も焼き印がかわいいと評判である。
年越し饅頭は例年どおり30日と大晦日の限定販売であるが、来年がいい年になることを祈りながらおおくの方に召し上がっていただきたい。
秋田マリーナはしばらく休んだが、サイズとパッケージを一新して「秋田ミルフェ」とネーミングを変えて再登場した。お待ちかねのお客様からのオファーが多くさっそく店頭で人気である。
12月限定のフルーツ大福は、りんご大福で生のふじがそのまま入り、餅とあんことりんごのバランスと彩りも良く、3週間の販売だったがインパクトがあったようである。これからも季節感とタイミングを大事に菓子を創造していきたい。

戸島小学校の6年生6人に授業をさせていただいた。榮太楼のことや、菓子業界のこと、秋田についてなどまた熱く語ったところ、リアクションも良く秋田の子供たちは素直で素晴らしいなと実感した。キャリア教育の一環で、6年部の稲垣先生は私の高校同期で声がかかった。ふるさと秋田の良さを伝えていく教育は大事である。

私が出席した今年の忘年会は2件のみだった。さきがけ友の会総会・忘年会はホテルメトロポリタン秋田で例年どおり開催したが、ソーシャルディスタンスをとりながら、ほかのテーブルには極力移動せずに宴を楽しんだ。恒例の大抽選会もありそれなりに盛り上がった。
秋田商工会議所商業部会では三浦会頭をゲストにむかえ、ナカイチの光琳で開催した。20人くらいのメンバーだったのでそれぞれが今年を振り返り近況報告をおこなった。コロナ禍でみなさまざまな影響があるが、知恵をしぼってアフターコロナを見据えて新たな挑戦をしている経営者が多く参考になり勇気がわいてきた。私がトップバッターだった。来年は商売繁盛の一年になりそうだ。

ナカイチのにぎわい交流館多目的ホールを舞台に、わらび座のミュージカル「竿燈物語」がはじまった。初演前日に公開リハーサルを見せていただいた。「ねぶり流し」に込められた、願いの物語。脚本・演出、栗城宏さんよる渾身の作である。
春にわらび座の皆さんが竿燈まつりの取材に弊社までお見えになりいろいろな話をさせてもらったことが随所にでていた。火事で両親を失った少年が提灯屋で働くようになり、ねぶり流しに魅せられていく。幾多の困難をのりこえ大火災で秋田の町が焼けて竿燈も中止になるが、最後には願いを込めた竿燈をあげて感動的フィナーレを迎える。五穀豊穣、疫病退散のねぶり流しは、秋田にとって大切なものだと気づかされる。
まさに今年はコロナで竿燈が中止になってしまったが、すべての秋田の人々に見てもらいたいミュージカルである。1月30日まで。是非ともご覧いただきたい。

鶴の湯さんに年末の挨拶に伺い、佐藤大志社長、和志会長といろいろな情報交換をさせていただいた。GOTOキャンペーンも年末年始は一時中止になり、全国的にキャンセルがおおくなっていて旅行・旅館ホテル業界は大変な影響を受けている。
乳頭温泉は全国的に人気の高い温泉地であり、鶴の湯さんはキャンセル待ちのお客様がたくさんいるので引き続き宿泊はいっぱいのようである。お伺いした際にも悪天候にもかかわらず笑顔のお客様が次々にいらしていた。お客様商売、鶴の湯さんのようにありたいものである。

秋田ノーザンハピネッツはB1でのチーム最多5連勝して現在14勝9敗で東地区6位。この後の展開によっては3位に浮上できそうな位置につけている。長谷川選手と大浦選手のバースデーケーキをお届にいったところ練習を終えた選手たちの雰囲気はとても良かった。チーム力で勝ち進んでほしい。GOハピネッツ!!

今年を象徴する字は「密」に決まった。コロナ対策で3密を避けるところからきているが、来年こそは親密になって密接な関係を築いていける世の中になってほしいものである。
2020年はコロナに翻弄されたが、世界的にまだまだ収束していない状況ではあるが、ワクチンも開発されてきているので、いずれ人類はこのウイルスに打ち勝っていけるだろう。もう少しの辛抱だ。英知を結集して頑張っていこう。
アメリカ大統領はバイデン氏に決まった(トランプさんはまだ往生際が悪いようだが)。我らが菅総理も最近は支持率低下気味であるが、国際社会でも存在感を発揮して日本の活路を切り開いてほしい。
いろいろストレスのたまる世の中ではあるが、明るく元気に前向きにチャレンジしていこう!皆さん良い年をお迎えください。                                          社長 小国輝也

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