2011年8月25日 木曜日

今年の夏も暑かった。世の中節電モードでクールビズが浸透し私もはじめてずっとノーネクタイで過ごした。かき氷、水羊羹、フルーツゼリー等の売上は好調だった。帰省客も多かったようである。震災でふるさとへの想いが強くなっているのかもしれない。

秋田県中小企業団体中央会主催の首都圏マーケット攻略事業のコンペにエントリーし、審査会で尾形生産部副部長、福岡営業課長とプレゼンテーションした。山ぶどうと五城目の木苺を使った新しいタイプの和風玉ゼリーを提案したところ、最終審査に残った8社の中から見事弊社が採択された。素材を吟味し試行錯誤しながら、製品の試作に取り組んだ成果である。今後本格的な新商品開発にむけて、専門家の意見を聞いたり、東京でのマーケティングやテスト販売を行い来春には秋田を代表する新商品として、首都圏での販売をする予定である。木苺は焼き菓子やパイまんじゅうにも応用ができそうである。採択され大変喜ばしい限りであるが、秋田の代表になるので気を引き締めながら榮太楼の総力を結集して商品を創り上げ、首都圏マーケットを攻めて行きたい。頑張ろう榮太楼!エイエイオー!!

竿燈まつりは初め、県外からの団体客の減少が想定されたが、間際になって個人客が増え、最終日は近年にない大変な人出になり感動的フィナーレだった。宮古、釜石、多賀城など被災地からの招待客もいらっしゃったが、竿燈会の差し手も初日から気合がはいった素晴らしい竿燈演技をみせていた。小若のこどもたちも一生懸命だった。観る人たちが魂を揺さぶられ感動していた。竿燈に携わるすべての人たちが今年の竿燈まつりを盛り上げようと心をひとつにして取り組んだことが成功につながった。私も22年間司会をして今年ほど会場全体のオーラが感じられたことはない。鹿児島商工中金ユース会のみなさんが藤波支店長の引率で来秋されたが、竿燈を喜んで堪能していただくことができた。五穀豊穣を祈り送り盆の行事でもある竿燈まつり、今年はそれぞれの人々の特別な想いがこめられていたようである。「ニッポンの笑顔、秋田から」「東北の元気はあきたの竿燈まつりから」である。竿燈妙技会、大若団体規定演技の優勝は川尻本町だった。柳町は準優勝、二連覇ならず。やはり伝統的町内は強い。じりじりした暑さの中、手に汗にぎる白熱した妙技会だった。竿燈の四日間の盛り上がりを一年中感じられる秋田の街を創っていきたい。

この夏は北東北インターハイも行われた。秋田市ではサッカー、女子バスケット、柔道、水球、ボクシング等の試合があり、この一ヶ月県外の若人の姿があちこちで見られにぎやかだった。秋田県勢の上位入賞は少なかったようで残念だった。おみやげはパッケージが派手で中身がたくさん入っている流通菓子が多く売れていた。高校生中心なので仕方ないがいわゆる銘菓は苦戦ぎみだった。大会に合わせて作戦を考えなおしたほうがよさそうだ。

甲子園は能代商業が、昨年のうっぷんをはらす大活躍で2勝してベスト16まで進み、広島の如水館戦延長戦で力尽きた。秋田県民を感動の渦に巻き込んだ。全力を尽くし最後まであきらめないスポーツマンシップ、保坂投手のさわやかな笑顔、実に素晴らしかった。優勝は日大三高、青森光星学園は準優勝。東北勢初優勝はならなかった。

太陽幼稚園、秋田建築専門学校を経営する峰本学園さんの評議員に選ばれ初会合がイヤタカであった。太陽幼稚園の羽川園長が私の恩師であり、縁あってご指名いただいた。少子化の時代園児も減少傾向にあるが、太陽幼稚園はマーチングバンドなど音楽を中心とした教育にとりくまれており人気の高い幼稚園である。弊社の仁井田店もいつもお世話になっている。

ノーザンハピネッツを運営する秋田プロバスケットボール株式会社の水野勇気社長と食事をする機会があった。国際教養大学一期生の彼は就職を断ってまで秋田に残り、スポーツで秋田を元気にしようとこの事業にとりくんだ。ノーザンハピネッツ昨年の1年目は最高の観客動員数を記録した。10月からのシーズンに向け新しいヘッドコーチも決まり、選手スタッフともに準備に余念が無い。水野さんたちの心意気に感じて応援している県民も多い。ハピネッツ応援菓子を作れないか検討していきたい。私の友人である第一高等学院の佐藤元先生はまさに私設応援団長である。

秋大附中同期会を5年ぶりに秋田温泉プラザで開催した(旅館を廃業してから初)。恩師の森谷先生、佐々木信吾先生もお越しいただき35名が参集し大変盛り上がった一夜になった。卒業後32年経過し、それぞれ年男年女、なにかと忙しいわけだが、久しぶりに会うと一気に中学時代にタイムスリップするようである。所在不明のメンバーも多いので、名簿を整備して又あらためて同期会を開くことにした。エネルギーを充電した。幹事の黒澤君、阿部さんありがとう。

東京で学生生活を謳歌している長女と長男が夏休みで帰省して、久しぶりに家族でボウリングをしたり、テニスをした。良い汗をかいてなかなか楽しかったが、その後の筋肉痛がやばかった。気持ちだけは若いのだが・・・ 日頃の運動不足を解消せんといかん。

秋田商工中金ユース会の安比研修がアピナで開催された。辻支店長をはじめ仲間たちとバーベキューを楽しみながら様々な情報交換をした。山の中のほうが本音がでやすいようである。

日本洋菓子協会連合会東北ブロック協議会が今日さとみ温泉で開催される。東北の洋菓子協会の仲間が約60名参集する。秋田はホスト県なので、会議、懇親会、エクスカーション、有意義な協議会になるようにしたい。ウエルカムあきた!

政局は菅総理がようやく30日に退陣の意向を固めた。民主党の後継争いが本格化しているが、誰がなってもあまり代わり映えしそうにない。国民はしらけている。震災復興、景気回復など課題は山積みであるが、ニッポン丸を元気に前進させることのできるリーダーの出現を望みたい。政治家、官僚の在り方、日本のシステムの変革が必要である。

わたしたちは元気なあきた創りにスクラムを組んでトライしていきたい!

                                                 社長  小国 輝也

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