2023年2月13日 月曜日 | 輝進VOL324 はコメントを受け付けていません

2023年(令和5年)兎年の新年を迎えた。私も今年は還暦の節目の年になる。癸卯(みずのと・う)は「これまでの努力が花開き、実り始める」年になるそうである。ウサギのようにアンテナを高くして情報収集して、勢いよく前に向かって跳躍できるように頑張っていきたい。

1月21日は弊社菓子舗榮太楼の創業日で、1883年(明治16年)創業以来140歳を迎えた。明治、大正、昭和、平成、令和と時代が移り変わる中で、様々な変化やアクシデントがあったが、先人たちが頑張り、秋田のお客様に支えられながら140年商売を続けてくることができた。感謝したい。戦争や火事、大地震にも遭遇し、人々の好みやライフスタイルが変わる中で生き抜いてこれたわけである。現在もウイルスとの闘いや物価高といった目下の敵がいるが、知恵を絞って活路を切り開いていきたい。

初代高橋長左衛門、二代目高橋長左衛門、三代目小国庫吉、四代目小国キセ、五代目小国敬二郎、六代目小国東三郎につづいて私が七代目であるが、平成3年11月の社長就任から32年間榮太楼の指揮をとってきたことになる。厳しい経営環境が続いているが、もう一度ふんどしを締めなおして、榮太楼を再生させ飛躍できるように、すべての関係者とスクラムを組んで頑張っていきたい。
140周年―リ・ブランドへのチャレンジ!!

6日に新発売になった「北のかざぐるま」をヒットさせ、さなづらのリブランドを推進し、桜咲くさくらゼリーを重点販売し、直営店舗を強化しつつもお取引先への営業努力を続け、ネット通販の見直しも進めて、菓子の売り上げを戻していく。豚まんの福楼は昨年オープンしたトピコ店での増収を図り、土崎本店とあわせて秋田での認知度を上げて、福楼の豚まんを秋田のソウルフードに育て上げていきたい。榮太楼として完全黒字化を達成し、アフターコロナのマーケットを攻略していきたい。140周年をターニングポイントとして攻めに転じて商売繁盛させていこう!

「北のかざぐるま」は洋上風力発電が進むあきたの風を感じながら楽しく召し上がっていただけるチーズブッセ。生地は大潟村の小麦粉・銀河の力と県産あきたこまちの米粉で作られ、田沢湖山の蜂蜜屋の蜂蜜、横手の卵など、あきたの大地で育まれた素材が使われている。1個280円であるが、個包装もおしゃれで、発売当初から店頭で人気があり売れている。来月中旬にはさなづらのリブランドに伴い、ヤマブドウ味のバージョンも発売予定である。「北のかざぐるま」でフォローウインドを吹かせていきたい!
今年は3年ぶりに裏千家淡交会の初釜も行われ、濃茶席で花びら餅をお使いいただいた。「美味しかった」と先生方からもお褒めいただいた。フルーツ大福で最も人気のある「いちご大福」もスタートした。消費者の財布のひもは固くなっているが、美味しいお菓子でほっと一息していただけたらと思う。立春大福の予約も開始した。「菓子屋は四季折々次々に売れる行事があってうらやましいですね」と異業種の方からよく言われる。菓子屋冥利につきる。歳時記を大事にしてお店を賑やかに楽しくしていこう。
佐々木薫君と大友君が幹事をしてくれて、11月にリニューアルオープンしたわかば山王店で同期のメンバーを中心とした新年会をにぎにぎしく開催した。猿田副知事やハピネッツの水野社長、北都銀行バトミントン部の原田監督も同席して、焼肉と美酒を飲みながら大変有意義な宴になった。いい年になりそうだ!

高島屋の和菓子バイヤーのジュンティーニさんが東北の菓子店まわりで来秋され、トピコ店を見てもらいいろいろ打ち合わせをした。イタリア出身のジュンティーニさんは日本に来て10年になるそうだが、いまや高島屋で畑さんとともに全店の和菓子をプロデュースするバイヤーとして活躍している。秋にはイチジクのキャラメルケーキを全店で販売していただいた。この夏は「さなづらセット」をお中元に取り上げていただけそうである。
歌手の岩本公水さん(羽後町出身)が、「パンのせヤマブドウ」を気に入ってくださり、全国放送のラジオ「星の語りべ」の中で紹介してリスナープレゼントを行ったところ、非常にたくさんの方々から応募があり、人気だったとのこと。公水さん本人から直接連絡がありとても嬉しかった。すごい宣伝になった。公水さんありがとう。彼女の歌「浮き草の舟」は現在オリコンで4週連続1位になるなど大ヒットの兆しを見せている。活躍を期待したい!

秋田商工中金懇話会の新年会が久しぶりにキャッスルホテルで開催され、会員約70名が集まり、有意義な宴になった。大相撲解説で人気の舞の海さんが「可能性への挑戦」と題して講演した。入門の際、身長が足りずにシリコンをいれて合格したエピソードなどおもしろかったが、あえて今場所の状況については触れなかった。講演後、私が「大鵬の義弟です」と挨拶をして会話することができた。舞の海さんは人柄がよく人気がある。さなづらと王鵬どら焼きをお土産にお渡ししたところ早速礼状が届いた。

秋田県菓子工業組合と秋田支部合同の新年会が、25日メトロポリタン秋田で開催される。大寒波の中ではあるが、牛肉と菓子争奪のウルトラクイズ等を予定しており、楽しい新年会になりそうだ。大いに同業者の情報交換をしてこれからも秋田の菓子業界を活性化させていきたい。

27日には下浜小学校の6年生に講演をすることになっている。秋田高校同期の稲垣校長から依頼があり、秋田のことや菓子業界の話をしながら、将来子供たちが秋田を誇りに思って活躍してくれるきっかけになれば幸いである。

秋田ノーザンハピネッツは前半ホームで勝てずにいたが、今月はアウエーで調子よく、ホームで千葉には負けたものの、大阪に勝って現在16勝16敗の五分で東地区4位につけている。年末に田口選手が足を怪我して戦線離脱してしまったが、ほかの選手たちがチームワークよく連携して戦っている。前田ヘッドコーチもホームでは試合にはいっており士気も上がってきている。後半戦、さらに勝利を積み重ねていってほしい。
大相撲初場所、王鵬は初日から6連敗し途中1勝11敗と十両転落のピンチだったが、最後3連勝で4勝11敗。どうも歯車がかみ合わなかったが、これからもう一度稽古に精進して、上をめざして頑張ってほしい!幕下の夢道鵬は5勝2敗、三段目の納谷は4勝3敗と勝ち越して、大嶽部屋は6人の力士が勝ち越した。大阪での春場所に向かって切磋琢磨して努力してもらいたい。幕内は大混戦の末、千秋楽高校後輩の琴勝峰を相星決戦でくだした大関貴景勝が12勝3敗で優勝した。首を痛めていたようだが、貴景勝の鬼気迫る相撲は見ていて感銘を覚えた。来場所は綱とりである。ほかの三役はピりっとしなかったが、若隆景と若元春の兄弟が勝ち越し、霧馬山が11勝で技能賞。これに豊昇龍をいれての大関先陣争いになりそうだ。朝乃山は14勝で十両優勝。来場所は幕内復帰するだろう。彼がつぎの横綱候補かもしれない。いずれ大相撲戦国時代。はやく王鵬に頭角を現してもらいたい。

ロシア、中国、北朝鮮、日本の対岸の環日本海はだんだんきな臭くなってきた。日本も防衛費の大幅アップに舵をきった。近々増税する方向になりそうだ。コロナ禍、物価高、人件費アップで日本の中小企業は喘いでいる。ちょっと待って総理!
天は自ら助くる者を助くーそう信じて頑張ろう!!!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2023年2月10日 金曜日 | 輝進VOL323 はコメントを受け付けていません

あらゆるものが値上げラッシュで物価高がどうにもとまらない。電気料金や灯油代も高騰し消費者の財布のひもは固くなっている。コロナは第8派の到来でまた感染者数が増加傾向にある。ただ行動規制はないので、気を付けながらも人の動きはあり、旅行やイベント客も多く、秋田駅の売り上げは好調である。個人消費も落ち込んでいることもあり、いとく新国道店をはじめスーパーや路面店は苦戦している。

今月中旬から寒波の到来で昨年より早く秋田市でも積雪が増え、クリスマスも寒波に見舞われた。このあとは何とか穏やかな天候になるように冬将軍にお願いしたいと思う。こういった状況の中でのクリスマス商戦で、なかなか予約が伸びず厳しかったが、最後は火事場のバカ力でなんとか昨年並みの売り上げを確保できた。みんなの頑張りとお得意様の応援に感謝したい。例年と違い、ティラミス、ピスタチオ、いちご生といった限定品の動きが鈍く、定番の生クリームが好調だった。ともあれお買い上げいただいたお客様には美味しいクリスマスケーキを食べて楽しく過ごしていただけたら幸いである。今年も私を含めて6人のサンタクロース🎅が出陣して、ケーキのお届けを無事に終えることができそうである。30年以上サンタクロースをやっているが、お客様の喜ぶ笑顔をみるとサンタはやっぱりやめられないと思ってしまう。「エイタロウはサンタクロース!」「ケーキを運ぶサンタクロース!」 みんなありがとう!サンキューベリマッチ!
恒例の行く年くる年、干支どら焼きは少し出足が鈍かったが、全店で重点販売をしている。虎どらは、バター入り小倉餡のどら焼きに虎のイラストの焼き印が押されている。ウサギは白い蒸しどら焼きに黄身餡をサンドしかわいいウサギのイラストの焼き印が押されている。紅白のパッケージにはいっているので年末年始のプチギフトにピッタリである。まだまだご存じないお客様もいるのでおおいにアピールしていきたい。年末限定販売の年越しそば饅頭も、今回は内容を変更し、青まんのような生地でもっちりして食べやすい饅頭になった。そば粉の香りがして美味しい饅頭である。日持ちも4日間になったので、おおくの方に年末、年越し饅頭で一家団欒してもらえたらと思う。

福楼トピコ店は相変わらず好調で連日売り切れが続いている。土崎本店は月曜日火曜日を連休にして、製造体制を強化している。わかばの豚肉も職人の手作業のため供給量に制限があり、マンパワー不足もあり、スタッフみんながかなり無理しながら協力して頑張ってくれている。このあとの年末年始がヤマ場になるので、豚まんの品質は維持しながら、おおくのお客様に福楼の豚まんを食べていただき、秋田のソウルフードとして認知度を高めていきたい。ギリギリのやりくりがつづくがみんなで知恵をだして乗り切っていこう。
新宿西口で「あきた産直市」が開催され、弊社も参加してお菓子の販売をしてきた。さなづら、竿燈もろこし、あんぱん焼き、秋田ミルフェを持って行ったが、秋田を知っているお客様にはさなづらが人気だった。さなづらを知らない方にうまくアピールできれば、まだまだ人気がでるあきた銘菓になりそうだ。あんぱん焼き、秋田ミルフェはいつの間にかコンスタントに売れて完売した。私のJTB時代の友人である布施君、加藤君や則兼さんファミリー、大学後輩の武田君、中村先生も駆けつけてくれて、榮太楼を盛り上げてくれた。秋田犬のぬいぐるみやリンゴは結構売れていたが、場所がいまひとつで、今後の「あきた産直市」をやる際には、開催場所を吟味する必要がある。

今月は久しぶりに東京から佐々木勝先生にお越しいただき役員会を開催し、また和菓子のスタッフにさまざまなご指導をいただいた。先生のアドバイスを活かして、お菓子のブラッシュアップや新商品開発を進めていきたい。

大住小学校6年生に「お菓子の力で秋田を元気に!」というタイトルで講演をさせていただいた。昨年一昨年は修学旅行にかわる行事の中でキャッスルホテルにて話をさせてもらったが、今年は学校の体育館でPTAの授業参観もかねての講演になった。榮太楼や菓子業界のこと、秋田の現状や課題とこれからの可能性についてもふれて、途中秋田にちなんだウルトラクイズも行って、大住小6年生が真剣に話を聞いてくれて、質疑応答ではかなりつっこんだ質問もあり、私も児童の皆さんから、元気なオーラをわけてもらった。さなづらやもろこしを製造しているビデオも見てもらい、菓子作りにもけっこう興味を持ってくれたように思う。学年主任の先生が熱心で、打ち合わせにも弊社にお越しになり、私も先生の意をくんで前向きな話をすることができた。あのキラキラした眼差しの子供たちがいる限り、将来の秋田は大丈夫だと思う。ありがとうございました。

今月は久しぶりに、さまざまな会の総会や忘年会が開催された。さきがけ友の会総会・忘年会はキャッスルホテルで行われ、三浦廣巳会長や魁新報の佐川社長からも今年を振り返っての話があり、恒例の大抽選会もおおいに盛り上がった。
あきしん本店経済懇話会もキャッスルホテルで開催され、深澤功会長や秋田信用金庫の菅原理事長から挨拶があった。懇親会は経営者同士のいろいろな情報交換ができて有意義だった。
旭北歯科医院の千成会の大忘年会はパークホテルで、バンケットホールに畳をしいて行われた。千葉利昭理事長の挨拶につづいて来賓の猿田副知事から挨拶があった。ビンゴやジャンケン大会は千葉理事長が陣頭指揮をして、サービス精神旺盛なので、皆さん喜んでいた。旭北歯科医院のスタッフは明るくて元気で素晴らしい。千葉院長は私の幼稚園時代からの親友であるが、歯科医であり有能な実業家である。お菓子もいつもお買い上げいただきお世話になっているが、榮太楼もあやかって頑張っていきたい。
秋田商工会議所の商業、理財、運輸交通、情報通信の合同部会が、メトロポリタン秋田で開催された。辻良之会頭を囲んで、様々な情報交換をして、大変盛り上がった。佐野副会頭、石井副会頭ともさまざまな話をすることができた。コロナ禍は続き、物価高になり、秋田が抱える課題は山積みであるが、洋上風力発電によって秋田経済は大きなチャンスを迎えている。知恵をだして切磋琢磨して秋田を活性化させていこう。

サッカーワールドカップカタール大会、日本は一次リーグ、ドイツ、スペインを撃破してコスタリカに敗れたものの、決勝トーナメントに進出、クロアチアにPK戦の末敗れた。日本のサムライブルーの選手たちがほんとによく頑張った。日本中がおおいに沸いた。日本のサッカーは確実に強くなった。決勝はアルゼンチンとフランスが壮絶な試合の末、PK戦でアルゼンチンが王者になった。メッシとエムバぺの点の取り合い、すさまじい試合だった。世界が熱狂したワールドカップだった。
ロシアとウクライナの戦争は長期化して終わる気配がない。今年を代表する字は「戦」になった。このままアメリカやNATOの国々が参戦したら世界大戦になりかねない。中国や北朝鮮も不穏な動きをしている。国際情勢がきな臭くなってきたが、世界の指導者たちには美味しいお菓子でも食べて、笑顔あふれる平和な世界を創っていただきたい。

来年は私の干支、卯年である。みなさんにとっていい年になりますように!!

カテゴリー:お菓子
2022年12月2日 金曜日 | 輝進VOL322 はコメントを受け付けていません

豚まん福楼のトピコ店が23日オープンした。コロナ対策もあり秋田のソウルフードになりうる豚まん事業にチャレンジし、一昨年土崎に豚まん福楼をオープンさせて早くも2年になる。いろいろな方々の協力やご支援をいただきながらスタッフも頑張ってきたがようやく秋田駅に店を構えることができた。

先月、「らぽっぽ」跡に出店が決まり、急ピッチで準備をすすめてきた。23日は開店からすごい人がお越しになり、売り上げも上々で好スタートを切ることができた。土崎で製造したものとあわせて、トピコでの製造もおこない、出来立て熱々の豚まん、シュウマイ、あんまん、杏仁シェイクを販売している。冷蔵と冷凍の販売も展開し、駅でのお土産需要にも対応して、おおいにあきたの新名物に育て上げていきたい。マンパワーがまだ足りずに苦労しているが榮太楼トピコ店とも連携しながら、商売繁盛させていきたい。がんばろう福楼!!秋田放送の田村修アナウンサーが取材に来てくださり、オープン初日にnews every.で報道してもらった。詳しく取り上げてもらいかなりのインパクトがあった。感謝!
先日はキャッスルホテルで「参議院議員石井ひろおを励ます会」が開催され、石井さんからご用命いただき、お土産として福楼の豚まんを使っていただき、大変な宣伝になった。感謝!石井議員は国土交通副大臣として獅子粉塵の活躍をされている。私たちも大いに石井さんを応援していきたい!

いとく新国道店限定で、「パンのせヤマブドウ」を新発売した。さなづらのちょっと違ったバージョンである。もともとさなづらは、バターやヨーグルトといった乳製品と相性がいい。トーストにバターをたっぷりめに塗ってさなづらをのせると、これが実に美味しい。スライスチーズのような感じではあるが、薄めにスライスしたさなづらが3枚入った商品になった。オーブントースターで焼いてもいけるので、お客様にはさまざまな食べ方をして「パンのせヤマブドウ」を楽しんでいただきたい。このあとの本格的な「さなづらリブランド」にむけてのイントロダクションである。
先月29日には明治神宮菓道敬神会が3年ぶりに会員が参加できるかたちで開催された。今年も「さなづら」を奉献させていただいた。明治神宮で参拝すると清々しい気持ちになる。白松会長がご欠席で、佐々木勝副会長が代表して挨拶をされた。国内外ともに旅行の規制がなくなったせいか、たくさんの方々が明治神宮に訪れていた。久々に外国人旅行者が多く、コロナ前の状態に戻りつつあるなと感じた。

秋田商工会議所の議員総会がホテルメトロポリタン秋田で開催され役員改選が行われた。秋田いすゞの辻良之社長が新会頭に就任した。9年間つとめられた三浦会頭は名誉会頭になった。副会頭は石井資就さん、佐野元彦さん、佐藤裕之さんとあらたに猿田工業の猿田知久さんが就任した。各部会ごとの正副部会長も決まった。商業部会はマルシンの進藤社長が部会長になり、私は引き続き副部会長である。秋田の経済界を取り巻く環境はまだまだ厳しいものがあるが、辻会頭を先頭にして我々も知恵をだしてタイムリーに行動していきたい。秋田を元気に活性化させていくことは私たちの責務である。

11月4日に東海林太郎直立不動像建立記念音楽祭が、秋田芸術劇場ミルハスにおいて開催された。直立不動像は昨年の3月末に建立されたが、コロナ禍の影響もありミルハス開館にあわせて今のタイミングでの開催になった。ピアニストの前田英樹さんのクラッシックの演奏にはじまり、野風増の作曲家で歌手の山本寛之さんの歌、林家たけ平さん、刑部芳則さん(日大教授)、井上裕太さん(弘前学院大講師)による「東海林太郎の人と歌」についてのトーク、岩本公水さんの歌謡ショー、97歳の田中唯介さんの歌、ボニージャックスの歌と続き、盛りだくさんの内容で4時間半に及ぶ長丁場になったが、メリハリのある楽しい音楽祭になり、来場された600名近いみなさんに喜んででいただいた。佐々木三千夫実行委員長はじめスタッフの皆さんに感謝したい。前日にはゲストを交えて、前夜祭をイヤタカで開催したが、岩本公水さんとも久しぶりにさまざまな話をすることができて有意義だった。山本さんからは後日CDと「野風増」の本までお贈りいただきとても嬉しかった。私は息子が生まれたころよく「野風増」を歌っていた。ありがとうございました。もしかすると、近い将来NHKの朝ドラで「東海林太郎」が登場するかもしれない。

秋田県観光議員連盟の県議会議員のみなさんとの懇談会がパークホテルで開催されたり、観光連盟の観光もりあげ隊の会合がユーランドホテル八橋でおこなわれ、観光業界の現状と課題について情報交換し、今後の施策について熱く討議した。アフターコロナにひとを呼び込んで栄える秋田を創っていきたい。ユーランドの松村社長の厚生労働大臣賞受賞のお祝いを兼ねての懇親会も大変に盛り上がった。おめでとうございます。

鶴の湯温泉さんでの今シーズンの菓子販売が20日で終了した。私と長倉君、現地スタッフの武田さんの3人リレー方式で今シーズンは頑張った。鶴の湯にいると全国津々浦々のお客様がお越しになり販売しながらいろいろな方とお会いすることができる。さすがあこがれの秘湯は素晴らしいと思う。佐藤会長はじめ鶴の湯のスタッフの皆さんありがとうございました。

国際教養大学のモンテカセム学長に表敬訪問し、いろいろ情報交換させていただいた。スリランカ出身の学長であるが、日本のことに詳しく政財界にさまざまな人脈があり実績を積んでこられた。モンテ学長率いる国際教養大学はさらに進化していきそうである。

大相撲九州場所、王鵬が大活躍で13日目終わって10勝3敗。関脇豊昇龍との同期対決には勝ったものの、高安に負けてしまった。2敗は高安一人。あと2日間、白星を積み上げて千秋楽まで優勝争いに絡んでほしい。大関正代は負け越して大関転落、御嶽海も負け越して大関復帰ならず。大相撲戦国時代であるが横綱大関が不甲斐ない状態で若手にとってはチャンスである。大嶽部屋の力士も頑張っている。幕下の夢道鵬、三段目の納谷も勝ち越した。納谷3兄弟そろっての勝ち越し。このあとも切磋琢磨して大相撲をおおいに盛り上げていってほしい。NHK秋田でも毎日、王鵬の取り組みを放送してくれているためか秋田での王鵬人気は高まっている。王鵬旋風をこのあともおおいに期待したい。王鵬どら焼きも大好評で売れている。
プロ野球日本シリーズはオリックスがヤクルトを破って日本一に輝いた。ヤクルトが先手をとって連覇するかと思ったが熱戦が続きオリックスが逆転で優勝を飾った。オリックス中嶋監督は北秋田市出身である。

サッカーワールドカップカタール大会が始まった。予選リーグ初戦、日本は優勝候補のドイツに2対1で勝って日本中が沸き返った。このあとコスタリカ、スペインとの試合が続くが、この勢いで予選リーグを突破して目標のベスト8以上を目指してほしい。がんばれサムライブルー!日本の若きサッカー選手たちは素晴らしい。ブラボー!!

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2022年10月27日 木曜日 | 輝進VOL321 はコメントを受け付けていません

紅葉もはじまり、秋の観光シーズンで人の動きも活発になってきた。全国旅行支援も11日からスタートして、全国的に旅行客が一気に増えてきた。海外旅行も解禁になり、インバウンドの訪日外国人客も動き出した。まだコロナは続いているが、コロナ前のように旅行やイベントやconventionも行われるようになり、うれしい限りである。完全復活にはまだ時間がかかりそうであるが、知恵をしぼって人流の回復を商売繁盛につなげていきたい。

お土産が売れるようになり、さなづらの売り上げも大幅に回復基調にある。商工会議所のスタンプラリーも行われていることもあり、赤まん青まん、生どら焼きも動きがいい。季節の朝生、シャインマスカット大福、芋羊羹も好評で、洋菓子のイチジクのキャラメルケーキ、秋田ミルフェも人気がある。収穫の秋なのでおおいに販促活動に力をいれて客数を増やし、このあとの年末商戦につなげていきたい。来月以降からは「パンのせヤマブドウ」「北のかざぐるま」といった新商品を投入予定である。乞うご期待!

全国菓子工業組合連合会 東北・北海道ブロック会議が3年ぶりに、山形国際ホテルで開催された。秋田から塚本理事長(旭南高砂堂社長)と三松堂の後藤社長、大曲つじやの辻社長と参加してきた。各道県から提出された議題について活発に審議された。組合員数の減少、菓子需要の停滞、原材料高、人件費率アップなど業界の抱える問題は多いが、英知を振り絞って菓子業界を活性化させていきたい。

]北海道からは3年後の2025年に旭川市において第28回全国菓子大博覧会を開催する旨の説明があった。大きくなりすぎて経費負担が過大になってしまい、ここのところ引き受ける県がでてこなかったので、低コストでもできる菓子博を旭川がめざしてチャレンジすることは菓子業界にとっても明るい話題になりそうだ。展示等は縮小して菓子マーケットなどに力をいれる方針のようである。それぞれ出店した県たちにより業界が元気になりお客様に夢と希望を与えることができる菓子博を期待したい。

ホテルでの懇親会も山形舞子のおもてなしもあり大変和やかな宴になった。その後秋田のメンバーで上山温泉・日本の宿古窯に移動して宿泊した。最上階のいいお部屋をご用意いただき久しぶりに夜が更けるまで熱い情報交換ができた。佐藤洋詩恵女将のご配慮に感謝!翌朝は玄関前で女将さんと写真撮影をした。久しぶりの古窯だったが、やはり細かいところまで行き届いていて、接客サービスも素晴らしかった。古窯さんとは先代の敬二郎のころから親交をいただき、ときどき贈り物もいただいたりお世話になっている。このコロナ禍でも立派に商売繁盛されている古窯さんからいいオーラもわけていただいた。ありがとうございました。

先日、山形の菓子店、佐藤屋、戸田屋正道、長栄堂、杵屋を視察させていただいた。佐藤屋のたまゆら、戸田屋のおかめ焼き、長栄堂のふうき豆、杵屋のリップルパイ、星合いの空等、それぞれ趣向をこらして美味しい銘菓が多かった。杵屋さんでは菅野社長のご厚意で工場見学をさせてもらいながら、さまざまアドバイスをいただいた。ボウリング場を改造して40年前につくった工場とのことだったが、手入れが行き届いてすみずみまで整理整頓されていて素晴らしかった。原材料の管理や作業手順なども「見える化」されていて大変勉強になった。わが社もまだまだ改善できることはたくさんある。杵屋さんと規模は違うがさっそく出来るところから取り組んで、利益をだせる製造現場を創っていきたい。

サッカーJ2のブラウブリッツ秋田はホームソユースタジアムでの最終戦、ベカルタ仙台との激闘を引き分けて、12位で今シーズンを終えた。夏場にけが人やクラスター発生で大変だったが乗り越えて前期より躍進した。岩瀬社長はじめブラウの皆さんありがとう。最終戦は5400人を超える集客ですごかった。豚まんの福楼も急きょ出店したが、いままでの最高売り上げになった。仙台のお客さんありがとう。福楼も今年の催事販売の積み重ねでかなり認知度がアップしてきた。

秋田ノーザンハピネッツはホームCNAアリーナでの開幕戦、琉球ゴールデンキングスに残念ながら連敗。連日4200名を超えるブースターが熱い声援をおくった。これで3勝5敗になったが試合内容は悪くないのでここから巻き返していってほしい。ハピネッツどら焼きも人気であっという間に完売になっていた。もう少し多くあったほうがよかった。いずれにしてもスポーツを以前のように観戦して楽しめるようになってきたのはうれしいことである。

前田ヘッドコーチの奥様がシーズン開幕直前の先月29日にご逝去された。享年39歳、あまりにも早い旅たちだった。4人の男の子の面倒をみながらの闘病生活はさぞかし大変だったことと思う。前田さんの深い愛情と前向きな強い気持ちはすごいなと感じている。ご家族のことが落ち着かれてきたら、前田さんが再びハピネッツの指揮官として活躍することだろう。今までにも増して応援していきたい!

私の長女の同級生である森義丸さんが、一流のチェリスト4人によるコンサートをアトリオン音楽ホールで開催した。駆けつけて聞かせていただいたが、素晴らしい演奏とトークでとても感銘を受けた。


増田の故佐々木俊一さんの一周忌法要が、満福寺において執り行われた。命日は1月2日であるが、これから雪が降るので早めの法要になり奥様と母上様の供養といっしょにおこなわれた。佐々木さんの住宅は立派な内蔵がある屋敷で、これから息子さんたちが改装して守っていくことになった。蔵の街・増田は街並みも進化してきている。

ユーランドホテル八橋の松村社長が、旅館組合の理事長を長年にわたり務めた功績で、厚生労働大臣表彰を受けることになり、旅館組合秋田支部の有志でささやかなお祝いの会を「つねや」で行った。組合事務局の鎌田さんのご配慮で私も参加させてもらった。東日本大震災をはじめさまざまな出来事が起こる中で旅館ホテル業界のリーダーとして活躍した松村さんの功績は大きい。彼の人柄も最高である。松村さんおめでとう!!ますます張り切って頑張ってほしい!


キャッスルホテル親交会の総会が久しぶりに開催され、150名以上が参集し、木村社長はじめ幹部スタッフの皆さんと懇親を深めた。西村さんが新しく常務取締役総支配人に就任した。ホテルは宿泊稼働率は絶好調で、宴会売り上げも少しずつ戻りつつあるとのことだった。メディカル事業も好調。秋田のナンバーワンホテルとしてのキャッスルホテルの集客力は素晴らしい。弊社もあやかって販売力・集客力を強化していきたい。

千葉美栄さんの喜寿を祈念してのラスト茶会が、センタースの茶室で開催されお招きいただいた、一つ一つの道具に千葉さんの想いがこもっていて和やかな茶会だった。千葉さんは観光案内のリーダーとしても長年活躍された。お菓子は「白菊」(榮太楼製)だった。ありがとうございました。


子供たちの話になるが、孫(長男の長女)が二歳の誕生日を迎えた。東京にいるので一年以上秋田には来れていないが、ライン電話をしてお祝いをした。いろいろ話をするようになりかわいくなってきた。また次女の子供は10カ月で歩き始め11カ月になって素早く歩き回れるようになった。こどもの成長は早い!

県外に就職した次男が、会社の販売研修で2週間秋田に来ている。社会人として半年が過ぎ、ここからまたステップアップすることだろう。頑張ろう!!!

小国 輝也

カテゴリー:お菓子
2022年10月3日 月曜日 | 輝進VOL320 はコメントを受け付けていません

残暑の厳しい9月だった。台風のフェーン現象もあり19日には秋田市で34度を超えた。暑さ寒さも彼岸までーとはよくいったもので台風一過は急に涼しくなり気配が秋モードに変わった。つづけて台風がきているが、おおきな被害がでないことを願いたい。

秋田では週末ごとにさまざまなイベントが行われており人流も活発になり賑やかである。秋田ミュージックフェスティバル、千秋花火も多くの人出で中心街区に繰り出した人々も笑顔だった。広小路バザールは3回目だったが、榮太楼・福楼連合軍で出店した。菓子組合の有志も出店し、暑い中でしんどかったが、歩行者天国でたくさんの皆さんがグルメやスイーツを楽しんだ。いろいろな行事・イベントが重なっていたので相乗効果もあったようである。店のスタッフもお客様もみな喜びながら販売したり買い物をしている姿をみているとうれしく思う。コロナ禍は続いているが、負けずにみんなで協力してあきたを活性化させていきたい。

あきた芸術劇場ミルハスもグランドオープンした。秋田市文化創造館、ナカイチ等中心街区に拠点となる施設も整ってきた。秋田駅から千秋公園周辺があきたの観光文化の発信基地になってきている。

秋田県観光連盟の「観光もりあげ隊」の会議をユーランドホテル八橋でおこなった。今年度事業の進捗状況と来年度にむけての取り組みについて協議した。アフターコロナの秋田の観光客誘客を増やすための準備を着々と進めていきたい。

今月は秋のお菓子への切り替えの月である。不老長寿最中、渋皮まろんと珈琲のケーキ、さつまいものクッキー、巨峰大福、栗きんとん、シャインマスカット大福、秋田ミルフェ等など季節のお菓子たちが店頭を彩っている。

敬老会のお菓子のご用命もいろいろな地区の社会福祉協議会や老健施設からもいただくことができた。十五夜のお月見饅頭、お彼岸のおはぎ、あんころ餅も人気だった。歳時記を大事にして旬の菓子をどんどんアピールしていきたい。

商工中金ユース会・OB会の総会がANAクラウンプラザホテルで開催され、久しぶりにさまざまな情報交換をすることができた。来賓の日銀支店長や猿田副知事ともいろいろ話ができ有意義だった。やはり対面できるリアルな会合は大事である。

今月は友人知人との会食や異業種交流会も数回あり、秋田長屋酒場、大内田、徳(のり)で会合があった。それぞれのお店が特色ある料理やサービスで常連のお客様も多く、まだコロナの影響はあるものの連日にぎわっている。観光料飲業界は厳しい環境の中での営業を強いられているが、どんな時代でもいろいろ知恵をだしてファン客をつかむことが大切である。菓子やお土産業界も創意工夫して、アフターコロナに繁盛できる戦略戦術を練って商売のやり方を見直していく必要がある。
元美術工芸大学教授の官能先生には、福楼の販売をたびたび手伝ってもらっているが、今後の展開などについてもいろいろ打ち合わせしてアドバイスをいただいた。
秋田の福楼の豚まんをブレイクさせていきたい!
洋菓子協会の東北ブロック協議会が3年ぶりに、八戸プラザホテルで開催された。秋田からは籾山会長(ゴンタロー社長)と私が参加した。全日本洋菓子協会連合会からも様々な報告や情報提供があり、各県から提出された議題について協議した。講習会の開催、原材料の高騰問題、人手不足や人材育成、人件費アップ対策等業界が抱える課題についてかなりつっこんだ意見交換がなされた。ホテルでの懇親会では東北6県から集まったメンバーが胸襟をひらいて情報交換して有意義であった。会議の前に、アルパジョン、ラ・ポエムを視察したが、お店の外観も魅力的でプチガトーは20種類くらいで焼き菓子のバリエーションも多かった。翌日は山形県の菅野会長(杵屋社長)のご厚意で車に同乗させていただき、二戸の磐手屋さんの工場のところにあるチョコ製品の製造直売店・2DOORを見学させていただいた。小松会長夫妻、小松社長からお話をお聞きして大変刺激をうけた。その後盛岡により、磐手屋さんの経営する「タルトタタン」を見てきた。商品の圧倒的ボリュームと魅力的なディスプレイでケーキも焼き菓子も輝いて見えた。「売れる店には訳がある」―榮太楼も商品やお店を磨いていきたい。
英国のエリザベス女王が8日に96歳でご逝去された。ニュースで繰り返し報道されたがすべてのイギリス国民が悲しみ哀悼の意を表していた。天皇皇后両陛下や各国の首脳が参列したエリザベス女王の国葬は荘厳で格式が高いもので、さすが大英帝国―イギリスは素晴らしいなと感じた。エリザベス女王はまさしく英国の母だった。私は大学3年のころお世話になった教授に同行して1カ月ほどロンドンですごしたことがある。あの頃はダイアナ妃ブームだったことを思いだした。
日本ではまもなく安倍総理の国葬も執り行われる。ご冥福をお祈り申し上げます。
先日、マレーシアから来ているドクターを家族といっしょにご案内して男鹿観光に行ってきた。なまはげ館、入道崎、寒風山を回ったが、大変喜ばれた。きりん亭のしょっつる焼きそばもうまかった。なまはげ伝承館でのパフォーマンスはインパクトがあり、入道崎、寒風山も絶景である。あらためて男鹿の素晴らしさを実感した。男鹿はあきたの宝である。

大相撲秋場所、王鵬は5連勝の好スタートをきったが、失速し最後は5連敗で7勝8敗と負け越してしまった。左のはず押しで強い相撲もあったが、右からの攻めがまだ弱い。相手十分になると勝てない。下半身をきたえてもっとパワーアップする必要がある。稽古に励んで力をつけてほしい。三段目の納谷は3勝4敗と負け越し。夢道鵬は5勝2敗と勝ち越して来場所は幕下に戻る。大嶽部屋は7人が勝ち越した。

幕内は横綱大関が総崩れ!照ノ富士が途中休場、御嶽海と正代は11敗。御嶽海は4場所で大関陥落になった。正代はまたカド番になるが厳しそうだ。平幕同士の優勝争いになり、最後は玉鷲が高安を破り13勝2敗で二度目の優勝を果たした。37歳8か月の幕内最年長優勝である。衰えをしらないパワーは素晴らしい。若隆景、若元春の兄弟と翔猿、北勝富士が活躍した。大相撲は毎場所優勝力士が変わり、まさに戦国時代である。次の横綱大関は誰になるかここしばらくはデットヒートが続きそうだ。

社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2022年9月12日 月曜日 | 輝進VOL319 はコメントを受け付けていません

毎日のように雨が降り梅雨のような八月だった。お盆あけには県北を中心に集中豪雨が続き、五城目では大変な被害もでるなど、雨になやまされた夏になった。昨年のカラ梅雨からの猛暑とは大違いだった。あきらかに異常気象が続き、天候が読めなくなってきている。持続可能な環境を取り戻さないと人類の存続も危うい気がする。

3年ぶりに秋田の竿燈まつりが帰ってきた!3日の初日は午前中、線状降水帯が秋田にかかり大雨だったが、午後に晴れて無事に初日の竿燈が実施できて4日間天候に恵まれて最高のコンディションでの竿燈になった。ミラクル竿燈!竿燈は見えない力によって守られているように感じた。6月に鬼籍にはいられた竿燈会の鈴木前会長がずっと見てくれていたようだ。

市役所の観光振興課や観光コンベンション協会の皆さんはじめ竿燈まつり実行委員会のスタッフがほんとに一生懸命運営にあたった。竿燈会のメンバーも3年ぶりの竿燈を上げることのできる喜びや思いを全身にみなぎらせて魂のこもった竿燈演技を行った。3日は観覧席も空きが目立ったが、日に日に人が増え最終日の6日にはコロナ以前と変わらないくらいの人が歩道も埋め尽くし、まつりの会場全体が何とも言えないオーラにつつまれた雰囲気になっていた。

私も31回目の総合司会をつとめた。パートナーの阿部律子さんに加えて今年はFM秋田の応援があり、真坂はづきさん、椎名恵さん、シャバダバオさんたちが日替わりでアシストしてくれた。西の空に竿燈の入場を告げるのろしがあがり、穂積市長や加賀屋竿燈会会長を先頭にして238本の竿燈が入場し、会長の笛で一斉に立ち上がったときには私も感動して鳥肌がたった。全国津々浦々からお越しいただいたお客様も同じ思いで感極まって拍手をしてくださっていた。五穀豊穣を祈り、邪気を払うねぶり流しの行事で、江戸時代からの歴史がある竿燈まつりの真髄である。

学校や職場竿燈で参加できなったところもあったが、参加した竿燈会の子供たちや学生さんの真剣で喜んでいる表情をみるととてもうれしくなった。3年生は今年がまさにはじめて竿燈である。2年間できなかった無念さを払しょくする夜空に揺らめく光の稲穂の競演であった。竿燈妙技大会は規定演技で貴志会長率いる上米町1丁目が初優勝を果たした。くしくも鈴木前会長の町内である。自由演技は柳町が優勝したが、下米町1丁目は提灯の中から二羽の鳩をとばして会場を沸かせた。加賀屋会長の町内であるが20年ぶりの鳩だったようである。

夜本番、3度の演技の冒頭は毎回、私と加賀屋会長で「どっこいしょーどっこしょー」の掛け声を肉声で連呼した。気迫が会場全体に伝わったようである。コロナ感染に万全の対策をしながらのまつりだったが、竿燈にかかわるすべての気持ちが凝縮された素晴らしい4日間であった。厄介なウイルスも払うことができたように思う。まさに竿燈は秋田のエネルギーの源である。ありがとう竿燈!!どっこいしょーどっこいしょー!!!

旧ニューシティ跡地での商工会議所主催によるご当地グルメフェスティバルも参加している業者もお客さんも笑顔であふれ盛りあがっていた。豚まんの福楼は初出店でハチトニ製パンと同じテントでジョイントして販売させていただいた。来年はもう少しフェイスをとって看板等目立つ演出も心がけて積極的にチャレンジしたほうがよさそうだ。
榮太楼もダイワロイネットホテルさんのロビーで販売を行った。コロナ前のような集客はできていなかったが、竿燈を4日間実施できたことに意義がある。

この夏は「3年ぶりの○○」が多い。いろいろな行事、イベント、まつりがほとんど3年ぶり開催である。行動規制のない夏でいままで抑えられていてちじこもっていたエネルギーが一気に噴き出た気がする。やはり人間は密が好きなのである。会って、見て、触れ合って、コミュニケーションを図ることが人にとって大切なことである。リモートではできないリアルの素晴らしいところである。「100リモートは1リアルに如かず!」

秋田信用金庫の本店経済懇話会も3年ぶりに懇親会がキャッスルホテルで行われた。菅原理事長を囲んで深澤会長はじめ会員企業の経営者も笑顔でさまざまな情報交換を行っていた。異業種の社長さんと話しをするといろいろな気づきがあって商売のヒントをいただくことが多い。やはりリアルな乾杯は大事である。

お盆は3年ぶりに秋田に帰ってきた人たちが多かった。私の友人知人も秋田に帰って家族や仲間と親交を深めることができたようである。中学、高校の同期が榮太楼にもお菓子を買いに来てくれたりうれしい限りである。特にボンタ(石井くん)は毎回きてくれる。小武海君とも一献傾けることができ深い話ができて楽しかった。

秋田駅も久しぶりに活気にあふれていた。福楼はお盆3日間トピコ1階催事場で豚まんの販売を行った。秋以降に駅出店をめざしているのでいい宣伝とリサーチになった。福楼はブラウブリッツ秋田のナイターでも2日販売をしたが、アウエーのお客さんにも評判がよく秋田のサポーターのなかにはリピーターの方までできてきた。ブラウブリッツはなかなか勝利に恵まれず現在17位。もう少し勝ち点を積み上げておかないといけない。頑張れブラウブリッツ秋田!!


コロナ第7波が猛威をふるい感染者数は過去最多を更新し続けている。全数把握は無意味になってきており有識者と政府の間で協議されているが、まもなくコロナ対策の新しい指針が示される予定である。行動規制をせず社会経済活動をまわすとすればインフルエンザとおなじような対応に切り替えざるを得ないだろう。ワクチンだけでなく特効薬の早期承認が待たれる。商売の業績向上の特効薬もほしいところである。

今月は店頭では、あんみつとパイン大福が好評だった、さなづら、さなづらゼリー、さなづら葛ようかん、みかんゼリー、レモンケーキもよく動いた。秋に向かってまた作戦をたてて売り上げ増を図っていきたい。大雨とコロナに妨害された夏商戦だった。

夏の甲子園、ついに真紅の優勝旗が白河の関を越えた!仙台育英がチーム一丸となって勝ち進み準決勝で福島の聖光学院を退け、決勝では大阪桐蔭等の強豪を撃破して勝ちあがり上り調子の下関国際を破って東北勢初の優勝を果たした。素晴らしかった。140キロを超える投手5名をようし攻守バランスのとれた試合運びはさすがだった。須江監督の挨拶は感動的だった。「青春って密なので。でもそういうことは全部だめだといわれて。でも本当にあきらめないでやってくれたこと、それをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。」「ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います。」素晴らしい夏の戦いのドラマをありがとう!

24日でロシアがウクライナに侵攻して半年がすぎた。まだ戦争は長期化しそうである。世界全体に与える影響は拡大しそうである。国際社会がプーチンをとめなければ大変なことになる。台湾をめぐって中国の挑発も激しくなってきた。
世界の指導者に「さなづら」を食べて冷静になってもらいたい!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2022年8月9日 火曜日 | 輝進VOL318 はコメントを受け付けていません

南東北は6月末に史上最速で梅雨明けしたが、北東北はまだ梅雨明けにならず暑い日が続いたと思えば雨がつづいたりモヤモヤした天候である。
店頭ではあんみつやキウイ大福が人気である。いとく店限定のイチゴやレモン、キャラメルコーヒーのあんみつも評判がよく売り上げアップに貢献している。幸町店ではフラッペ「氷チューチュー」夏季限定販売。ずらっぺ、あんこっぺ、いちごっぺの3種類を販売しているが、徐々にお客様に浸透してきている。人流が回復したことによってトピコの売り上げも上々で、特にさなづらとさなづらゼリーの動きがいい。この夏は代表銘菓さなづらのV字回復で売り上げを伸ばしていきたい。
福楼は、ブラウブリッツ秋田の試合会場での販売、広小路バザールへの出店、トピコ一階での催事販売に連続してチャレンジした。暑くなってきているので冬や春に比べると売り上げは多くないが、それでもたくさんのお客さまにお買い上げいただきイベント販売は宣伝効果が高い。8月には竿燈まつりのときにご当地グルメフェスに出店したり、お盆のときにはまたトピコで販売することになっている。あきたのソウルフード・福楼の豚まんの認知度をアップして今年の秋にはブレイクさせていきたい。
恩師の中村青志先生からは東京で人気の中華まんを送っていただいた。神楽坂五十番、中村屋、維新號、江戸清である。それぞれ特徴があり価格やボリュームも違うが、とても参考になった。中村先生には今月も秋田にお越しいただき経営戦略についてもさまざまなアドバイスをいただいた。スピード感をもって実行していきたい。

魁新報の「明日も花まるっ」のエッセイに内館牧子さんが「秋田にありがとう」のタイトルで先月亡くなられた母上のことを書いておられた。その中に「人生最後の外出は、私と出かけた銀座三越だった。秋田の菓子舗榮太楼が期間限定で出店すると知り、母が行きたがったのだ。懐かしいお菓子を買い、来店中の小国輝也社長と秋田の話をして、嬉しそうだった。」とあり、私は感極まってしまった。3月に土砂降りの雨の中、売り場に内館さんがあらわれお菓子をお買い上げいただきとても嬉しかったが、いっしょにお越しになった方はマネージャーさんかなと思うほどしっかりされていた。あのときが内館さんの母上の最後の買い物になったとは!あらためて人生は一期一会が大切であると深く思った。内館さんにさっそく手紙を添えてあきたの香りのするお菓子をお送りして母上様のご仏前にお供えいただいた。日々ひとりひとりのお客様との出会いを大事にして心を込めて商いをしていきたい。榮太楼の魂をこめて頑張りましょう!

メトロポリタン秋田親交会総会懇親会が久しぶりに開催され、来賓として参加されたJR東日本の井料秋田支社長やステーションビルの井上社長、橋本支配人はじめ会員企業の皆さんと有意義な情報交換ができた。ホテルは宿泊稼働率がよく、ようやく宴会需要も戻りつつあるようである。
七夕の30代最後の誕生日は家族で大昌園に行って久しぶりに焼肉を豪快に食べて英気を養った。実年齢より心身ともに20年くらい若返った気がする。

竿燈まつり実行委員会の役員有志で、当福寺で追善供養をおこなった。昭和50年代に竿燈が数年にわたって雨に見舞われた際、当時の高田市長と観光協会会長だった私の親父たちが相談して当福寺で追善供養をおこなうようになりそれ以来竿燈は一度も中止になっていない。(もともと大通りはお寺のお墓だったところを広げてつくられた)今年の竿燈まつりは3年ぶりに開催される。みなさんの思いを一つにして五穀豊穣を願い邪気を払う、ねぶり流しの伝統行事である秋田の竿燈を無事に成功させたい。私も気持ちをこめて進行役をつとめたい!

第1回秋田潟上国際音楽祭「秋田ガラ・コンサート」がアトリオンで開催され招待されて鑑賞してきた。マイクを使わず生声で15人のオペラ歌手たちがヴァイオリンやバンドネオン等の強力な演奏で快調に歌っていて素晴らしかった。日本歌曲、カンツオーネの有名曲、昭和歌謡、東海林太郎の曲もあり盛沢山だったが、とてもレベルが高く感動した。ディレクターの千田桂大さんはじめ実行委員の方々の心意気がすごかった。ちなみに千田さんの実家は潟上の有名な佃煮屋さんである。ありがとうございました。

私の親友である大友直君が秋田テレビの取締役に就任し、免許センター長の佐々木薫君の呼びかけで、同期の有志によるお祝いの会を山王の「風月」で開催した。県庁、市役所、学校の先生、バトミントンの監督、会社社長、ラグビー仲間等大友君と親交のある多彩なメンバーが集まり、彼にエールを送りながら酒を酌み交わした。
秋田のマスコミのトップとして大友君のさらなる活躍を期待したい。

秋田ノーザンハピネッツの田口成浩選手の結婚披露宴がキャッスルホテルで催され、出席させていただいた。田口選手の交友関係の広さもあり、友人知人、バスケット仲間、ハピネッツ関係者などたくさんの方々が参集し、にぎやかで楽しい披露宴だった。奥様とは2年半前に結婚し昨年は女の子も生まれていたので、延期になっていた披露宴がようやくできて、新郎新婦ともにとても嬉しそうだった。奥様はものすごい秋田美人で、高校時代はなぎなた部で活躍したそうでお似合いのカップルだと思う。
おひらきの際には特製の「おいさーどら焼き」(榮太楼製)が出席者に配られた。
シゲ、ほんとにおめでとうございます。そしてありがとう!ふたりの門出に乾杯!
前にハピネッツに在籍した、水町亮介さんや徳永林太郎さんとも久しぶりに会えて、わたしも楽しかった。

大相撲名古屋場所、大嶽部屋の王鵬は13日目に幕内初の勝ち越しを決めた。千秋楽まで連敗してしまい8勝7敗。かなり相撲内容もよくなっているが、まだ四つ相撲になったときの攻めがしっくりいかない時がある。解説の北の富士さんも話していたが、もっと押しの威力を増すことと右手の使い方をうまくして上手をとって相手と胸をあわすような相撲をとればスケールが大きい力士に成長するだろう。幕下の納谷は2勝5敗、夢道鵬はけがをして休場して2敗5休。大嶽部屋は6人が勝ち越した。来場所に向かってまた頑張ってほしい。それにしてもコロナに振り回された場所だった。途中休場が日に日に増えて13の部屋の力士約200人が休場になり不戦勝が今までで最も多い場所になった。逸ノ城が横綱照ノ富士との優勝争いを展開し12勝3敗で初優勝を決めた。貴景勝は健闘したもののほかの上位陣は総崩れだった。
安倍元総理が参議院選挙の応援におとずれた奈良市大和西大寺駅前で遊説中に凶弾に撃たれて亡くなってしまった。白昼多くの人やメディアが映している中での衝撃的な事件である。旧統一教会にうらみを募らせた犯人(山上徹也)の犯行だが、自作の拳銃で単独で襲撃したことは、警備の不備があったにせよ、日本では今まで考えられないような犯行だった。さまざまな評論家がいろいろなことを話していたが、やはり世界も日本も大きな変革期にある中でのターニイングポイントになりうる事件だと思う。歴代最長の総理大臣として日本のために尽力をされた安倍さんのご冥福をお祈り申し上げます。

コロナ感染の第7波が猛威を振るっている。一日で全国では20万人を超える人が感染し、秋田でも過去最多の830人を超える感染者がでている。病床使用率や重症化率を検討し、国も県も警戒レベルはあげるものの、いままでのような行動規制は求めない方針である。8月はお祭りやイベントも以前のように開催され帰省する人も増えるだろう。感染には十分注意しながら社会経済活動はしっかりまわしていきたい。
がんばろうみんな!コロナとの闘いもあとすこしで出口がみえるだろう。ファイト!                                                                                                     社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2022年7月27日 水曜日 | 輝進VOL317 はコメントを受け付けていません

新型コロナウイルスの感染者数も減少傾向にあり、秋田県の感染警戒レベルも1までひきさげられ、ようやく人の動きも活発になってきた。さまざまなイベントや会合も通常どおり行われるようになり、駅や街中も人が多くなってきたようである。旅館ホテルの宿泊者数も増え、宴会も行われるようになって喜ばしい限りである。人が動くと菓子も動く。菓子の売り上げも上昇気流に乗りつつある。アフターコロナに商売繁盛できるようにみんなでスクラムをくんでチャレンジしていきたい。
JR協定旅館ホテル連盟が今年度で解散することになり、秋田津軽支部の総会・懇親会が鯵ヶ沢のホテルグランメール山海荘でおこなわれ、私が3代目の秋田津軽支部長だったことからお招きいただき参加してきた。現在の支部長は男鹿の雄山閣の山本貴紀社長である。山海荘の杉澤会長はじめ懐かしい旅館ホテルのメンバーともお会いできて楽しい宴になった。JRの木村秋田支社長はじめJR幹部の皆さんや旅行営業にたずさわったOBの皆さんも出席していて旧交を温めながら有意義な情報交換をおこなった。初代支部長は私の亡父敬二郎だったので旅館ホテル連盟の解散は感慨深いものがある。時代の変化は大きいが、引き続きJRは旅行観光や地域活性化の事業をおこなっていくわけで旅館ホテルとは密接な関係がある。ネットワークを大事にしながら秋田にも人を大いに呼び込めるようにタイアップしていきたい。私が懇親会の中締めをさせていただき、鶴の湯の佐藤会長もハイテンションで二次会でもけっこうおそくまで観光談義で盛り上がった。山海荘さんの料理やおもてなしも素晴らしかった。ありがとうございました。


翌日は久しぶりに弘前に行き菓子店めぐりをした。しかないせんべい、大阪屋、開雲堂、開源堂、双味庵、寿々炉、ラグノオ本店、アンジェリック、ジークフリート(ヨーカ堂内)等を視察したが弘前の菓子は美味しいものが多く、特にアンジェリックは店頭も賑わっていた。鹿内社長とは以前鈴木徹郎さんの菓子研究会でご一緒して面識があり、訪問した際いろいろ教えていただいた。最後に弘前駅により前日も山海荘でご一緒した奈良駅長に挨拶をしてきた。奈良さんからは毎年JR手帳をいただき、私は20年近くJR手帳を使っている。

秋田芸術劇場「ミルハス」もいよいよオープンし、開館式典・セレモニーに参列した。全体的にゆとりがあり、随所に秋田らしさをちりばめた素晴らしい施設である。施設内からの千秋公園のお堀を見渡す景観はなかなか素晴らしい。800名収容の中ホールは舞台芸術活動の拠点となるが、オープニングの由利高校民謡部の皆さんの「秋田大黒舞」等の民謡は感動的だった。2000人収容の大ホールでの大いなる秋田の演奏と合唱はものすごい迫力で秋田の誇りを感じた。私はこのホールの構想段階での審議委員をつとめていたがようやく完成したので、これからはミルハスがあきたの観光文化の基地としてひとを呼んで栄える秋田創りの一翼を担ってほしいと思う。

日本郵船秋田支店の開所式がキャッスルホテルで開催された。洋上風力がこれからさらに秋田において活発になるので、日本郵船さんが海底調査や作業スタッフの輸送等を行うようである。日本郵船は3兆円に近い売り上げのある大企業だが支店は秋田が5か所目である。来賓の佐竹知事も非常に喜んでいて最後は万歳三唱までおこなった。日本郵船さんのような企業の秋田進出をチャンスととらえて我々も知恵をだしてビジネスにつなげていきたい。

秋田空港で前川社長の依頼を受けて榮太楼と福楼が出店してエスカレーターをあがった出発ロビーで一週間限定販売をおこなった。飛行機の搭乗者数も平日は500人から700人くらい、土日は1000人から1300人くらいに増えてきている。トピコの佐藤店長が連日頑張って販売してくれた。さなづら、赤まん青まんはけっこう動きがよかった。豚まんとシュウマイは空港のスタッフの皆さんが入れ代わり立ち代わり買いに来てくださった。けっこうな宣伝効果があったようである。これから夏にむかってさらに飛行機利用客は増えるので、さらに秋田空港ターミナルビルさんと連携を強めていきたい。秋田空港開港40周年プラス1年のセレモニーの搭乗者プレゼントに赤まん青まんセットをご用命いただいた。ありがとうございます!(赤はJAL青はANA)


店頭では、朝生のブルーベリー大福、水無月、あんみつ3種類 (あんみつ、いちご、レモン)生どら焼きも瀬戸田レモン、ラムレーズンと新しくラインアップされ、初夏らしい彩りになっている。積極的にお客様にお薦めしていきたい。幸町店では「氷チューチュー」(フラッペ)の販売も開始した。さなづらとイチゴとあんこの3バージョンになっている。この夏のおおくの来客を期待したい。

JTB時代の私の同期で親友の布施努君が、JTB秋田支店の監査のため数日、秋田にやってきた。秋田長屋酒場で大鵬ちゃんこ鍋を食べながら旧交を温めた。兵庫県出身の布施君だがコロナ禍の中、東京の本社で頑張っている。お互いにエールを送り、朝の千秋公園散歩もいっしょになった。


私の恩師で元秋田県教育長の米田進先生が先月叙勲の栄に浴されて、私が幹事になり「徳」で先生のお祝いの会を催した。猿田副知事と秋田大学医学部の長谷川教授、第一学院の佐藤元先生と少人数での祝宴だったのでかなり深い昔の思い出話に花が咲いた。米田先生は英語教育のスペシャリストであるがお人柄も素晴らしい。毎月一回魁新聞の月曜論壇にも寄稿されているがウイットにとんだ内容で私もいつも楽しませていただいている。おめでとうございました。

免許センター長の佐々木薫君の呼びかけで異業種交流会を「酒丸」で開催した。猿田副知事はじめハピネッツの水野社長、ブラウブリッツ秋田の岩瀬社長、ノーザンブレッツにかかわりの深い秋田市の新出部長、AKTの大友君(元ラグビー部)、北都銀行バトミントン部の原田監督も参加した。野球、バスケット、サッカー、ラグビー、バトミントンとスポーツ交流会の様相を呈した会合になった。旭北歯科の千葉君とわかばの大門社長と菓子屋の私はスポーツ関係者ではないが、私は相撲代表とのことだった。秋田の未来は必ず良くなる!と実感した夜だった。

秋田信用金庫の総代が改選されてはじめての総代会がキャッスルホテルで開催された。秋田信用金庫は増収増益の決算内容だった。菅原理事長からもさらに地域密着で秋田の中小企業の応援をしていく旨の力強い挨拶があった。3年ぶりに懇親会も開催され経営者仲間で有益な情報交換ができた。

秋田県洋菓子協会の総会も3年ぶりにキャッスルホテルで開催され、賛助会員も含め洋菓子協会のメンバーが参集し懇親会も和やかに盛り上がった。経営者だけでなくパティシエも参加しているのでいろいろ話ができて参考になった。

参議院選挙が公示され(投票日7月10日)、選挙戦に突入した。秋田県では6人が立候補している。現職の石井浩郎さんは私の秋田高校の一つ後輩にあたる。元プロ野球選手で近鉄や巨人で4番バッターだったので有名であるが、国会議員としては12年間文部科学関係の役職をつとめ、教育やスポーツ振興にもさまざまな面で尽力し、世のため人のため秋田のため活躍している。石井浩郎議員3期目のさらなる健闘を期待したい!
社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2022年6月14日 火曜日 | 輝進VOL316 はコメントを受け付けていません

今月はいつにもまして千秋公園のつつじが綺麗だった。毎朝千秋公園を散歩しているが、散歩に来ている人も増えたように思う。新緑が鮮やかで、ピンク、オレンジ、紫、白と色とりどりのつつじがとても美しい。四季折々の魅力があるが、今の時期の秋田が一番いい季節である。

ゴールデンウイークは三年ぶりに県内外からたくさんの方が秋田に訪れた。田沢湖、角館、男鹿、十和田八幡平も観光客が増えて、旅館ホテルも忙しかった。

鶴の湯温泉での菓子販売も今シーズン4月29日からスタートし連休中は私と営業の長倉君で販売を行った。山口、姫路、福井、富山、徳島、広島等かなり遠くからもわざわざ鶴の湯温泉にきたお客様も多かった。鶴の湯の小屋で販売しているといろいろなお客様と会話ができてなかなか楽しい。みなさんあこがれの鶴の湯にきて笑顔で写真撮影をしている。まわりの景色とかやぶき屋根のひなびた宿屋の風情がマッチして、また乳白色の温泉につかると感動のボルテージが一気にあがるようだ。佐藤和志会長夫妻が作り上げた秘湯ワールドはディズニーランド以上のパワースポットになっている。鶴の湯オリジナルのお菓子もおかげで好調に売れている。私も売り子をしながら商売繁盛の極意を学ばせてもらっている。

連休中には私の同級生たちもひさしぶりに帰省していた。何人かから連絡があったり会うことができた。附属中時代の友人の小武海君、内藤君、石井君、加藤君とは秋田長屋酒場で「大鵬ちゃんこ鍋」で一献傾けた。秋高の友人、江口君とも久しぶりに会ったが、彼はこの春から、広島の呉にある、海上保安大学校の校長である。海上保安庁の幹部として現場が長かったが、今度は次の日本を担う幹部を養成する立場になった。江口君は秋田愛の強い男で休みがとれれば必ず秋田にきて昔の友人たちと交流している。尖閣諸島をはじめ他国とのややこしい問題があったり、先日の北海道の知床半島の観光船沈没のような事故もおきるので海上保安庁は海を守る活動を日々真剣に行っている。

ロシアのウクライナ侵攻はNATOや欧米諸国がウクライナを支援していることもあり、戦闘状態が長期化している。経済面でもさまざまな影響が出てきている。独裁者プーチンを止める手立てはないものだろうか。北朝鮮もミサイルを頻繁に発射したり中国も不気味である。日本も平和ボケ状態から目を覚まして有事に備える必要がありそうである。

秋田ノーザンハピネッツは4月に6連敗を喫したが、最後にホームでの京都戦とアウェーの三遠戦に4連勝し、競っていた渋谷と三河が連敗したことで、B1にあがってはじめてチャンピオンシップ出場を決めた。沖縄の琉球アリーナで行われた西地区1位の琉球との対戦は粘ったものの連敗してセミファイナル進出はならなかった。前田ヘッドコーチのもとハピネッツの選手たちはチームワークがよく素晴らしいシーズンの戦いぶりだった。まだまだ勝てる試合も多かったので、さらに上を目指して進化していってほしいと思う。ハピネッツのスポンサー企業としてボランティアサポートや選手たちへのバースデーケーキのプレゼントを毎年続けているが、彼らの活躍は我々にとってもうれしいし励みになる。GOGOハピネッツ!!

ブラウブリッツ秋田もここのところ調子があがってきて、首位の横浜や強豪千葉に勝ったり、東京に追いついて引き分けたり、順位も上がってきている。J1昇格をめざして頑張ってほしい。ゴーブラウブリッツ秋田!ウイアーアキタ!!

大相撲夏場所、久しぶりに初日国技館に行き、王鵬の応援をした。大鵬の孫を応援する会から寄贈した「なまはげ👹の化粧まわし」をつけての土俵入りは圧巻だった。取り組みは明生に負けてしまった。その後王鵬は一時勝ち星が先行したが、3連敗もあり、残念ながら14日目に負け越してしまった。幕内には残るので、もういちど稽古で鍛えなおして上を目指して頑張ってほしい。足が出ていなくてはたきこまれたり、相手有利の体制になって負けた相撲が多いので、ぶつかりげいこ等で足腰を強化することが大事だと思う。兄の幕下納谷は4勝3敗、弟の三段目夢道鵬は5勝2敗と勝ち越した。早く3人が幕内上位で活躍してほしいものである。大嶽部屋は9人が勝ち越した。幕内優勝は平幕の隆の勝が単独トップにたったのでそのままいけるかと思ったが、最後は横綱照ノ富士が12勝3敗で7回目の優勝を果たした。大関陣は貴景勝以外負け越し。上位陣が不甲斐なく最後までだれが優勝するかわからない展開だった。次の横綱候補は見当たらない。若手力士にとってはこの戦国時代のような角界はチャンスである。

東京では京山の佐々木先生のお店を訪ね、いろいろなアドバイスをいただいた。ゴールデンウイーク直後だったので、5日のこどもの日の端午の節句は柏餅が4000個くらい売れて大忙しだったそうである。ほんとに美味なお菓子を創り、職人としてトップレベルの先生のお店は常連のお客様でいつも繁盛している。作り方も一流であり販売にも魂がこもっているように感じる。月末には秋田にお越しいただくことになっている。ご指導いただきながら榮太楼のレベルアップをはかっていきたい。

13日金曜日生協土崎店が火事になった。大きな火災にはならなかったが夕方周辺は交通規制もされ大変だったらしい。夜に児玉常務から電話があり火事の近隣挨拶のためのお菓子のご用命をいただいた。急遽お願いしたスタッフ6名が工場にかけつけてくれてなんとかご要望にお応えすることができた。翌日私も火事見舞いにお伺いしたが三浦理事長にも逆に感謝された。緊急のアクシデントはいつ起きるかわからないが誠心誠意対応することが大事である。

南法人会の総会がキャッスルホテルで開催され、懇親会の際に福楼のシュウマイが料理のひとつとして提供された。藤井会長の計らいで、宴会の際に私から福楼のPRをさせていただいた。まだご存じなかった経営者の方もいて、「美味しいので今度買いに行きたい。場所はどこ?」といったお声かけをいただいた。もっと積極的に宣伝していけばまだまだお客様は増やせそうだ。23日24日はトピコでまた福楼の催事販売をおこなった。給料日前の月曜火曜日にあえて挑戦したわけだが、待っていたお客様も多く行列ができて人気があった。今回はあんまんと冷凍の豚まんも販売した。

秋田県菓子工業組合と秋田支部の総会・懇親会をホテルメトロポリタン秋田で開催した。コロナ禍で菓子業界もおおきなダメージを受けているが、お互い情報交換しながら行政の力も借りて、需要を喚起していきたい。

次女の娘の孫がハーフバースデイを迎えた。いろいろな動きをしたりまだ意味不明ではあるが声をだして話したり笑ったり表情が豊かになってきた。おすわりもできるようになり、赤ちゃんの成長スピードには驚いている。

保戸野地区の大運動会が保戸野小学校で開催され、娘の夫が参加したいということで私も行ってみた。実行委員に知人がいたため私も急遽、ビン釣り競争に出場した。ひさしぶりの運動会、なかなか楽しいものである!

                             社長 小国輝也

カテゴリー:お菓子
2022年6月14日 火曜日 | 輝進VOL315 はコメントを受け付けていません

今年の秋田の桜の開花は昨年よりは遅れたものの例年より早く20日には千秋公園の桜も満開になった。制限付きながらも3年ぶりに観桜会も開催され週末はたくさんの人出で賑わっていた。今年の桜はより美しく感じる。散歩している皆さんも笑顔である。桜はひとを喜ばせる力がある。

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桜咲くさくらゼリー、さくらサブレ、さくら蒸しどら焼きも好評で、花見だんご、柏餅も店頭で人気である。季節感のある菓子でおいしい豊かなひとときを楽しんでいただきたいと思う。

大嶽部屋・王鵬関への化粧まわし贈呈セレモニーを秋田キャッスルホテルで開催した。昨年末、王鵬の新入幕が決まったころから、「大鵬の孫を応援する会」で寄付を募り、目標額を超える金額が集まり、この度2カ月かけてなまはげをデザインした化粧まわしが完成した。デザインはアートシステム、制作は大嶽部屋と縁がある、福岡の小川屋さんにお願いした。黄色い背景に赤い👹なまはげが躍動している迫力あるデザインである。房の色は銀色で王鵬の字体は祖父・大鵬が好きだった紫色である。

当日は大嶽親方と王鵬が来秋し、秋田県知事、秋田市長、秋田商工会議所会頭、魁新報を表敬訪問した。途中、千秋公園に立ち寄り、昔大鵬部屋が夏合宿をしていた際に土俵があった場所を案内した。大嶽親方は現役時代力士(しこ名・大竜)として毎年のように秋田合宿にきていて、激しい稽古で地獄の千秋公園だったと思い出を話していた。

キャッスルホテルでのセレモニーには寄付いただいた方を中心に55名の皆さんが参集した。大鵬の孫を応援する会の石井資就会長の挨拶、男鹿市の菅原市長の挨拶に続き、司会の私から化粧まわしの説明をおこない、商工会議所女性部会長の西村さんと金萬の大内社長から花束を贈呈してもらった。大嶽親方と王鵬の御礼挨拶に続き、大鵬親方とも交流が深かった鈴木茂夫さんから乾杯の音頭をとっていただいた。写真撮影をしたり王鵬関を囲んで大変盛り上がり楽しいセレモニー宴となった。県相撲連盟会長の鈴木潟上市長や元プロ野球選手の石井浩郎参議院議員からも激励のスピーチがあった。中締めをしていただいた秋田商工会議所の三浦会頭から提案があり、このあと王鵬関の秋田の後援会をつくって応援していくことになった。マスコミも大勢きていてさまざまなメディアで報道された。王鵬もかっこいい化粧まわしを気に入ったようで夏場所は初日から5日目までこの化粧まわしで土俵入りするとのこと。さらに稽古に励んでうえをめざして頑張ってほしい。栄太楼本社工場にも立ち寄ってもらいみんなで記念撮影をした。王鵬どら焼きも人気がでそうだ。活躍を期待したい!いろいろな事務作業や受付を総務の木元さんが仕切ってくれた。ありがとう。
応援する会の石井会長と反省会を山王のたけちゃんで行い、今後の活動の方向性などについてさまざな話をした。皆さんに喜んで応援していただきうれしい限りである。

竿燈まつり実行委員会総会がキャッスルホテルで開催され、今年は3年ぶりに竿燈大通りで竿燈まつりが開催されることに決定した。もちろん感染症対策に万全をきして行うので、十字路の席は設けず例年の8割くらいの観覧席数になる。竿燈市民パレードや終了後のふれあいの時間は実施しない。これ以上コロナ感染がひどくなった時には中止もありうるが、妙技会は必ず行い町内や企業ごとの竿燈はそれぞれの地域で行うことになる。ねぶり流しの伝統行事、五穀豊穣を願い疾病退散の祈りをこめた竿燈は必ずや秋田県民を勇気づけることになるだろう。江戸時代から280年近くつづく「ねぶり流しの伝統」と竿燈の技を次世代に繋いでいくことはとても大事なことである。
私も3年ぶりの竿燈司会に思いを新たにして臨みたい。竿燈をあげてコロナを退散させ、明るく元気に秋田のまちを活性化させていきましょう!

秋田ノーザンハピネッツ、チャンピオンシップ進出にむけて熾烈な戦いを続けている。西地区三河にホームで連敗し、千葉、宇都宮にも負けてしまった。残り一枠に入れるか、最後まであきらめずに頑張ってほしい。
三河戦では昨年まで秋田に在籍して人気があった細谷選手が活躍した。おなじポイントガードの長谷川選手とのマッチアップは見応えがあった。細谷選手とは今も交流があり、久々に会うことができた。秋田での試合が彼のBリーグ出場300試合目だった。そのあと第一子の赤ちゃんも誕生した。おめでとうマーシー!


3回目のワクチン接種、川原婦人科で川原先生に打ってもらった。彼とは中学時代からの友人である。モデルナだったが、今回も副反応はなかった。川原先生の腕がいいのか私が鈍いのかどちらかである。
秋田高校同窓会の新年度一回目の企画委員会が開催された。今年度事業の打ち合わせといよいよ来年にせまった秋田高校150周年事業の検討をおこなった。私は引き続き企画委員会の副委員長である。そういえば榮太楼も140周年を迎える。しっかり準備していきたい。

元ハイランドホテル山荘社長の森さんと久ぶりにお会いし大町ビルで会食をした。私も旅館を経営しているときは旅行会社のさまざま会合やキャラバンでご一緒したので昔の思い出話や今後の観光業界のことについて話が弾んだ。
秋田食品衛生協会の三役会が「お多福」で開催された。今年度事業について協議した後、会食した。佐藤宇兵衛会長は新政の会長であり、当日は新政の美味しいお酒を持参してふるまって下さった。ナンバー6も飲んだが、純米の高品質な酒は素晴らしい。お客様がほんとに買いたくなる商品開発が大事である。酒と菓子はジャンルが違うが新政さんの戦略はとても参考になった。お多福さんの料理も美味しかった。特にガッコと焼き魚が最高である。

いとく男鹿なまはげモールが21日オープンした。榮太楼も銘店コーナーに販売スペースを設けてもらった。木屋さんが頑張ってくれた。東北最大級の無印良品が一緒になっており、かなり広くて品揃えもインパクトがある。オープンにかけつけていとくの伊藤会長、塚本社長に挨拶することができた。菓子バイヤーの阿部さんとも話をしたが、彼女は高校時代に榮太楼の工場でアルバイトしたことがあるそうである。なまはげモールは男鹿半島や大潟村に向かう途中にあるので地元のみならず広域集客が見込めそうである。

福楼もトピコ1階の催事場で2カ月ぶりに豚まんとシュウマイの販売を3日間行った。初日は少し気温が高かったが、お客様が切れ目なしに来店いただき連日3時過ぎには予定数を完売して、あいかわらず人気があった。通販用に開発した冷凍セットも用意してお客様の反応を見るため実験販売をした。やはり駅はインパクトがある。美大の元教授の官能先生がボランティアで手伝ってくださった。

元役員で親戚の故佐々木俊一さんの100日法要と納骨を満福寺で執り行った。増田の皆さんにもしばらくぶりにお会いしていろいろ話をすることができた。

今月は秋田キャッスルホテルから3名の方々が弊社に短期出向して、それぞれ工場、南通り、トピコで勤務してくれた。弊社スタッフも刺激になったことと思う。来月はまた2名、工場と南通りにあらたなメンバーをお迎えする。キャッスルホテルは秋田ナンバーワンホテルであるので、人事交流を通じてさらに絆を強くしていきたい。
社長 小国輝也

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